ライブ配信者に多い悩みといえば、「今なにをやっているのかが伝わりにくい」というものがあります。

企画の途中で入った視聴者は、状況の把握に数十秒〜数分かかることも。その間に「よく分からないし、いいか…」と離脱してしまうケースは珍しくありません。

なぜライブ配信にテロップが必要なのか？メリットまとめ

配信を続けていると、こんな悩みにぶつかりがちです。

• 途中参加の視聴者が今の状況を理解しづらい
• 初見が「何枠かわからない」まま離脱しやすい
• ゲーム・雑談・歌など、話題がコロコロ変わると視聴者が置いていかれる
• OBSのテキスト設定が複雑で、更新が手間

こうした “配信者あるある” を、テロップはまとめて解決してくれます。

① 企画・状況がひと目で伝わる（途中参加にも親切）

配信を開いた瞬間に「いま何の枠なのか」が分かるのは、視聴者にとって大きな安心ポイント。

「ボス戦チャレンジ中」「◯◯縛りプレイ」「雑談：〇〇の話題」など、テロップで一行添えるだけで、途中参加の視聴者もすぐ状況を理解できます。

長時間配信やゲームの進行が複雑な場合でも、テロップが“現在地”を示してくれるため、離脱防止にもつながります。

② 初見の視聴者もコメントしやすい（話題への参加ハードルが下がる）

初見でコメントをためらう大きな理由は、「いま何の話をしているかわからない」こと。
状況が分かると“入口”ができるため、視聴者は安心して話題に参加できます。
さらに、「感想ください！」「好きなことを教えて！」など“コメントしてほしいこと”をテロップに書くことで、コメントのきっかけを自然につくることも可能です。

• 初見さんお気軽にコメントどうぞ！
• 今日のテーマ：〇〇。あなたの意見は？
• 次なにする？アンケート中！
  

こうした“軽い誘導”を画面上で表示できるため、雑談の活性化にもつながります。

③ 雑談や長時間配信でも話題が整理される

雑談枠では話題が移り変わりやすく、視聴者によっては「いま何の話してるんだっけ？」と迷子になりがち。

そこで、「今のトークテーマ」や「次の話題」 をテロップで示しておくと、視聴者が配信の流れを把握しやすくなります。

長時間配信でも、途中から来た視聴者が雰囲気をつかみやすく、配信の一体感が保たれやすい のが大きな強みです。

Alive Studioならテロップ設定が簡単

通常のOBSテキストソースだけでテロップを運用すると、毎回文字編集が面倒だったり、配信中に更新しづらい、位置調整に時間がかかるという“沼ポイント”があります。

それがAlive Studioだと、配信画面に直接組み込める“テロップ機能”があり、設定も数クリックで完了。

デザインの知識がなくても“それっぽいテロップ”が簡単に作れます。

テロップの設定手順

Alive Studioの登録

まず、Alive Studioをまだ使っていない場合は、アカウント登録（無料）後、下記の手順で準備をしましょう。

１．専用スクリプトをダウンロード
２．OBSに登録
　　OBSを立ち上げて、「ツール」 > 「スクリプト」をクリックします。
　　「＋」ボタンを押して、ダウンロードしたスクリプトを選択します。
　　『Alive Studio』を追加したいシーンを選んで、「追加」ボタンを押します。

３．カスタムブラウザドックの追加
　　OBSのメニューから「ドック」＞「カスタムブラウザドック」をクリックします。
　　以下のURLを入力し「適用」をクリックします。

ドッグ名	URL
Alive Studio（任意）	https://studio.alive-project.com/

一度設定すると、OBS上にAlive Studioの画面が表示されるようになります。

テロップの設定

１．Alive Studioで「装置」＞「テロップ」をクリック。

２．テロップの歯車マークから、テロップに入れたい内容を入力し、「シーンに反映」をクリック。

色や透明度、流れるテキストのオンオフも変更できます。

テロップで使える「定型文」テンプレ

Alive StudioのテロップはOBSから直接操作できるため、「今この一言を出したい！」というタイミングでも、配信を止めずにすぐ書き換えられます。

よく使うフレーズを事前にまとめておけば、配信中はコピペするだけ。

配信の流れを止めずに、視聴者への案内やコメント誘導ができるようになります。

ここからは、どんな枠でも使いやすいテロップの定型文例を、シーン別に紹介していきます。

雑談配信

雑談は「いまどんな話題なのか」が分かりにくく、初見だと入りにくい枠。
話題の見出し・次の話題・コメントしてほしい内容を表示すると、視聴者が参加しやすくなり滞在率が上がります。

▼ 使えるテロップ例

• 状況・テーマ表示
  • ただいま雑談タイム中！コメントは気軽にどうぞ。初見さんも大歓迎です！
  • 今の話題：〇〇についてお話ししています。聞き専の方もごゆっくり！
  • 次の話題：〇〇について語る予定です！
    
• コメント誘導
  • 話題募集中！“〇〇どう思う？”など気軽に振ってください！
  • みんなの意見聞かせて！あなたの体験談もコメントでどうぞ♪
  • 初見さんも一言どうぞ！挨拶だけでも嬉しいです。
    
• 長時間配信の案内
  • 休憩中：少しだけお水を飲んでいます。戻るまでゆったりお待ちください！
    

ゲーム配信

ゲーム枠では「今なにをしているの？」が最重要。クエスト名・縛り内容・進行状況を載せると、視聴者が途中参加でも迷わず観られます。
また、武器や攻略の意見をもらうコメント誘導も効果的。

▼ 使えるテロップ例

• 状況・進行中内容
  • 現在〇〇プレイ中🎮️／目標：今日中に〇〇をクリア！
  • 今のクエスト：〇〇／挑戦内容：◯◯縛り中
  • このステージは初見です！温かく見守ってね！
    
• ボス戦・盛り上がりポイント
  • ボス戦チャレンジ中！応援コメント大歓迎！
  • ギミック研究中！経験者さんいたらヒント教えて！
    
• コメント誘導（攻略・方針）
  • コメント募集！おすすめの武器教えて！！
  • この先どっち行くべき？意見求む〜！
    
• 周回・育成系
  • ただいま素材周回中！雑談しながら回してます。
  • 育成方針：〇〇を優先して強化予定！
    

歌枠

歌枠は「今歌っている曲」「次に歌う曲」「リクエスト受付中か」の案内があると視聴者が離脱しにくくなります。
休憩の理由などもテロップに入れると親切。

▼ 使えるテロップ例

• 曲案内
  • 歌枠配信中！次に歌う予定の曲：〇〇（リクエスト受付中）
  • リクエスト募集中！歌える曲リストは概要欄にあります♪
    

• 進行・準備案内
  • 次の曲準備中！数分だけお待ちください！
  • 喉休憩中です。少し雑談しながら休ませてください〜

コラボ配信

コラボは情報量が増えるため、誰とコラボしているか、企画の進行状況、コメント対応についての注意を載せると視聴者が混乱しません。

▼ 使えるテロップ例

• 状況案
  • 本日は〇〇さんとのコラボ配信です！
  • ただいま企画進行中のため、反応が遅れる場合があります。後ほどまとめて読み上げます。
    

• コメント誘導
  • 質問募集中！拾える範囲で読みます！
  • コメントたくさん嬉しいです！順番に確認しますね。

視聴者参加の“ヒント”としても使える

さらに、テロップは「情報表示」だけでなく、演出のきっかけとしても活用が可能。

Alive Studioのプレミアムプランには、視聴者のコメントで画面上にエフェクトを出せる機能があります。

YouTubeコメントやスパチャと連動してエフェクトを出せるようにしました！💬💖

視聴者にエフェクトの発動条件をテロップでさりげなく案内しておくなど、ヒントを出す仕掛けとして使うことで、コメント参加のハードルをぐっと下げられます。

まとめ：テロップは視聴者に優しい“おもてなし”

テロップは、配信の状況を分かりやすく整理し、初見でも迷わず楽しめる“ガイド”の役割を果たします。
「今なにをしているか」「次に何が起きるか」「コメントでどう参加すればいいか」を伝えるだけで、視聴者のストレスが減り、配信の盛り上がりも自然と生まれます。

Alive Studioを使えば、テロップの作成・更新が驚くほど簡単に。
配信中でもスムーズに書き換えられるため、テンポよく視聴体験をコントロールできます。テロップは、視聴者への“やさしさ”であり、配信を見やすくするための大事な工夫。
初心者でも今日から取り入れられるので、まずは一行から、あなたの配信にも加えてみてくださいね。