配信・編集・ゲームを、これ1台で。「Alienware Aurora ACT1250」+「AW3225QF」の実力とは?
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配信をしていて、こんなふうに思ったことはありませんか?
- 長時間配信していると、ゲームがカクつく
- アバターを動かしながらBGMを流したりエフェクトを表示したりすると、動作が重くなる
- 配信の切り抜き動画を作成したいけど、動画の書き出しが遅い
そんなPCスペックに関する悩みを減らしてくれるのが、Dellの「Alienware Aurora ACT1250」です。
この記事では「Alienware Aurora ACT1250」と、4K QD-OLEDモニター「AW3225QF」を、VTuber兼ライブストリーマーの視点から検証しました。
ベンチマークの数字を並べるだけのレビューではなく、「配信中にカクつかないか」「アバターを動かしながら他の作業ができるか」「動画編集が遅くてイライラしないか」といった、配信者が本当に気にするポイントを実際に検証して評価していきます。
配信・動画編集・ゲームを1台で完結させたい人にとって、この構成はかなり気になるところですよね。実際に毎日使う配信者目線で、どこまでやれるのか一緒に見ていきましょう。


※画像はDELL Technologies公式サイトより引用
この記事の要点
- 配信・VTuber・動画編集を1台で完結できるハイエンド構成です
- 長時間配信に強く、熱が出ても性能が落ちません
- 4K QD-OLEDモニターはアバターの「映え」を一段引き上げてくれます
- 唯一の不安は「サイズ」と「価格」。軽い用途にはオーバースペックです
はじめに

※画像はDELL Technologies公式サイトより引用
Alienware Aurora ACT1250はRTX 5070とCore Ultra 7 265KF、32GBメモリを積んだハイエンド構成。用途を選ばず、配信から動画編集、ゲームまで1台でまかなえるよう設計された一台です。
この構成が、配信・動画編集・ゲームのそれぞれで本当に通用するのか。ここから実際の配信環境に近い形で検証していきます。
テスト条件|この記事の検証は以下の環境で実施しています
メインPC:Alienware Aurora ACT1250(RTX 5070 / Core Ultra 7 265KF / メモリ32GB)
モニター:AW3225QF(4K QD-OLED)
OS:Windows 11 Pro
計測ツール:MSI Afterburner(使用率・温度のOSD表示+ログ記録)+ RivaTuner Statistics Server
スクリーンショット:ShareX
バックグラウンドアプリを閉じ、スクリーンスリープを無効化した状態で実施
※本記事の評価は当チームの検証環境での結果であり、設置環境や設定によって結果は変動する可能性があります。
配信スタイル別 適性早見表
Alienware Aurora ACT1250が自分の配信に合うかどうかは、スタイルによって変わります。
代表的な配信スタイルごとの適性を一覧にしたので、まずは自分に近いものを探してみてください。
| 配信スタイル | 適性 | コメント |
|---|---|---|
| 雑談Live2D配信 | ◎ | アバター+OBSでもCPUに3割の余裕 |
| FPS(Apex / Valorant)配信 | ◎ | 240Hzモニターが活きる |
| 重量級ゲーム配信(原神 / モンハン) | ◎ | 4K最高設定でも余裕 |
| 3D配信(VRChatなど) | ◎ | メモリ32GBで足りる |
| UE5など最重量級+配信 | △ | 動くがカクつく。メモリ64GBへの増設推奨 |
配信あるあるでAlienware Aurora ACT1250の性能を解説!
ベンチマークの数値だけだと「で、結局どうなの?」となりがちです。
そこで、この記事では配信者がよく不安に思うポイントから性能を見ていきましょう。
💭「長時間配信していると、後半でカクついてくる…」
→ 熱が出ても性能が落ちない!
CPUの性能テスト(Cinebench 2026)を3回連続で回したところ、スコアは7,201 → 7,265 → 7,441ptsと、むしろ上がっていきました。これは熱で性能が落ちるサーマルスロットリングが起きていない証拠です。CPUのピーク温度は93℃まで上がりましたが、性能は一切落ちませんでした。

📘 用語メモ|GPU(グラフィックス処理装置)
映像の描画やゲーム・3D・動画の処理を担当するパーツです。配信画面やアバター、ゲームのなめらかさに直結します。
📘 用語メモ|サーマルスロットリング
CPUやGPUが熱くなりすぎたときに、自分を守るために性能をわざと落とす仕組みのことです。配信中に起きると、映像のカクつきの原因になります。
また、GPUに高い負荷をかけ続ける負荷テスト(FurMark)を30分連続で回したところ、ピーク67℃、消費電力は250Wでした。電気代に換算すると1時間あたり約7〜8円ほど。ファンの音がうるさくなりにくい温度帯に収まっており、長時間配信に向いています。

📘 用語メモ|CPU(中央処理装置)
PC全体の処理をさばく頭脳にあたるパーツです。配信ソフトやフェイストラッキング、複数アプリの同時動作の余裕に効きます。
スコアが下がるどころか上がっていくのは、それだけ熱に余裕があるということです。配信が長丁場になる人ほど、ここは安心材料になりますよ。
💭「録画をONにするとゲームが重くなる…」
→ 録画してもFPSはほぼ落ちない!
配信でよく使う録画設定を3パターン用意して、それぞれ10分ずつ録画してみました。
| 設定 | CPU温度 | GPU温度 | 10分のファイルサイズ |
|---|---|---|---|
| 1080p60 / H.264 | 66℃ | 37℃ | 約729MB |
| 1080p60 / H.265 | 66℃ | 35℃ | 約730MB |
| 4K30 / H.264 | 66℃ | 35℃ | 約640MB |
結果は、3つとも温度がほぼ同じ。これは録画設定を変えてもPCにかかる負担はほとんど変わらないということで、「録画をONにしたらゲームがカクついた」が起きにくい構成であるといえます。録画をNVENCに任せているため、CPUやGPU本体に負荷をかけず安定した録画が可能です。
📘 用語メモ|NVENC(エヌブイエンク)
NVIDIA製GPUに内蔵された録画・配信専用のエンコード回路です。録画をGPU本体ではなく専用回路に任せるため、ゲームの動作(FPS)を食わずに録画できます。
💭「アバターを動かすと他の作業ができない…」
→ 色々起動してもCPUに余裕アリ
VSeeFace(3Dモデルを動かすトラッキングソフト)でアバターを動かしながら、OBSで1080p60録画をしたときの最大負荷は次のとおりです。
- CPU使用率:68%(およそ3割の余裕)
- GPU使用率:30%
- メモリ:4.4GB

CPUに3割の余裕があるということは、Discord通話・ブラウザでのコメント確認・YouTubeでの音楽再生くらいは同時にこなせる計算になります。
VSeeFaceに限らず、VTube StudioやAnimazeなどのフェイストラッキングソフトはどれもCPUを使うため、動作が重くなりがちです。しかしAlienware Aurora ACT1250ではCore Ultra 7(CPU)がたくさんの作業を同時にさばいてくれるので、複数の処理を並行してもしっかり余裕を残してくれます。
💭「動画の書き出しが遅い…」
→ 5分の4K動画が48秒で書き出せる!
DaVinci Resolveで4K動画(5分尺)を書き出した時間は次のとおりです。
- H.264:48秒(GPU使用率100%)
- H.265:1分3秒(GPU使用率64%)

一般的なPCでは、4K動画の書き出しに動画の長さと同じか、それ以上の時間がかかることも珍しくありません。それが48秒で終わるので、配信の切り抜き動画を量産したい人にはかなり嬉しいポイントです。
書き出しのたびに離席してコーヒーを淹れる…そんな待ち時間が要らなくなる速さです。
ストレージ速度(NVMe SSD)も読み込み6,065MB/s・書き込み5,251MB/sと高速で、素材ファイルが重くてもプレビューがもたつきません。

長時間配信でも性能が落ちず、録画しながらでも、アバターを動かしながらでも余裕があり、編集の書き出しも速い。ここまでの結果を見るかぎり、配信から編集まで「処理の重さで悩む場面」はほとんどなさそうです。
テスト条件|性能テスト
CPU性能維持:Cinebench 2026 マルチコアテストを3回連続実行。スコア推移とCPU温度ピークを記録
GPU最大負荷:FurMark 2.10.2、1920×1080・ウィンドウモード・AAなしで30分連続実行。ピーク温度・最低クロック・スロットリングの有無を確認
ストレージ速度:CrystalDiskMark 9.0.2、Cドライブ(NVMe SSD)を「All」でフルテスト。Seq1M Q8T1の値を採用
OBSエンコード負荷:1080p60 H.264 / 1080p60 H.265 / 4K30 H.264 の3パターンで各10分録画(NVENC使用)
VTuber同時負荷:VSeeFaceでアバターを読み込み、OBS仮想カメラ経由で1080p60 H.264録画しながら5分間、CPU/GPU/メモリのピーク値を記録
動画書き出し:NASA公開素材(4K)を5分尺で配置し、CUDA有効・最高品質でH.264 / H.265の書き出し時間を計測
※OBSテストはエンコード処理そのものの負荷を見る目的で、ゲーム映像ほどGPU負荷の高いソースは流していません。実際のゲーム配信ではゲーム側のGPU使用が加わるため、温度・使用率は本記事の数値より上がります。
モニター AW3225QFでVTuberが見るべきポイント

※画像はDELL Technologies公式サイトより引用
AW3225QFは、32インチ4K QD-OLED・240Hz対応のゲーミングモニターです。ゲームの没入感はもちろん、VTuberの配信画面の”見え方”にも大きく効いてきます。配信者目線で押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
アバターの「映え」が変わる
QD-OLEDの強みを一言でまとめると「黒が真っ黒」だということです。普通の液晶モニターは黒い部分でもうっすら光が漏れて灰色っぽくなりますが、QD-OLEDは完全に消灯するため、アバターの輪郭がくっきり浮かび上がります。
加えて発色も華やかです。原色がギラつくタイプではなく、落ち着いたトーンの中で再現できる色の幅が広い印象で、VTuberの配信画面が「映像作品っぽく」見えてきます。

HDRはオンを推奨
HDRをオフにすると色味が赤みがかり、黒も浅くなってしまいます。オンにした瞬間に映像のキレが別物になるので、AW3225QFを使うならオンで使うのがおすすめです。


HDRオンとオフの差は、写真で見るより実物のほうがずっと大きいです。せっかくのQD-OLEDなので、最初にオンへ切り替えておきましょう。
📘 用語メモ|QD-OLED(有機EL)
画面のドット一つひとつが自分で光るタイプのパネルです。黒い部分は完全に消灯できるので、コントラストが高く発色も鮮やか。一方で、同じ映像を長時間映し続けると残像が残る「焼き付き」のリスクがある点が、液晶との違いです。
リフレッシュレートはどこまで必要か
リフレッシュレートは「モニターが1秒間に何回画面を書き換えられるか」、fpsは「ゲーム側が1秒間に何枚の映像を描いているか」を表し、どちらも数字が大きいほど動きがなめらかになります。
AW3225QFで30 / 60 / 120 / 240fpsを切り替えて体感を比べてみました。
| 比べたペア | 体感の違い |
|---|---|
| 30 → 60fps | はっきり違いがわかる |
| 60 → 120fps | ぬるぬる感が出て、慣れると戻れない |
| 120 → 240fps | 注意して見ないとわからない程度 |
FPS勢以外なら120Hz以上で十分に快適です。240Hzはこだわり派向け、という位置づけになります。
QD-OLEDの焼き付きが心配な方へ
QD-OLEDは焼き付きのリスクがあるパネルですが、AW3225QFには次のような対策が用意されています。
- 電源オフ時に自動で画面をリフレッシュ
- 熱による焼き付きを防ぐ冷却ファンを内蔵
- 3年保証(焼き付きも対象)+ 不具合時は代替機を先に送ってくれるサービス
タスクバーの自動非表示、スクリーンセーバーの設定、同じ配信画面を何時間も静止表示し続けない、といった運用ルールを守れば、長期間安心して使えます。
テスト条件|モニター視覚評価
City Sampleを4K・最高設定で起動
SDR状態とHDR有効状態を切り替えて、発色と黒の深みを比較
リフレッシュレートはGeForce ExperienceのFPS制限機能で30 / 60 / 120 / 240fpsを切り替えて体感比較
おまけ:Alienware Aurora ACT1250の限界はどこか試してみた
せっかくなので、Alienware Aurora ACT1250がどこまで耐えられるのか、これ以上ないほど重い使い方も試してみました。
超リアルな映像を作れるゲームエンジン「UE5(Unreal Engine 5)」の中でも、特に処理が重いことで知られるデモ「City Sample」を起動。その状態で、VSeeFace(アバターを動かすソフト)+ Alive Studio(映像を合成するソフト)+ OBS(録画ソフト)をすべて同時に走らせています。
テスト条件|超高負荷シナリオ
City Sample(1080p・最高設定)+ VSeeFace + Alive Studio + OBS(1080p60 / NVENC H.264)をすべて同時起動し、10分間連続稼働
Windows HDRはVSeeFaceアバターの白飛びを避けるためオフ
5分・10分時点でOSDスクショを撮り、CPU/GPU/メモリ使用率・温度・fpsのピーク値、およびクラッシュの有無を記録
結果は、10分間クラッシュなしで完走!各数値は以下のとおりです。
| CPU使用率 | 94〜96% |
| GPU使用率 | 57〜70% |
| メモリ使用量 | 11.5GB |
| フレームレート | 60fps維持 |
| ピーク温度 | GPU 70℃ / CPU 69℃ |

正直な所感としては、60fpsは出ているものの、視覚的にはカクつきがありました。VSeeFaceの瞬きが時間とともに鈍くなり、OBSは録画警告を2回出しています。
ただし、City Sampleは「UE5の限界を見せるためのデモ」で、最適化をあえて捨てて技術の誇示に振った特別な作りになっています。一般的なゲーム配信でこの負荷がかかることは、まずありません。むしろ「ここまでやって完走できた」という事実のほうが驚異的だと言えます。
UE5の制作作業そのものを配信のネタにするような人だけは、メモリ64GBへの増設を考えてもいいかもしれません。
まとめ
こんな人におすすめ
ここまでの検証を踏まえると、「Alienware Aurora ACT1250」や「AW3225QF」がおすすめなのは以下のような方です。
- 配信・動画編集・ゲームを1台で完結したい人
- 長時間配信を高頻度でやる人
- ゲームや配信を高画質でなめらかにみたい人
- 長く使える環境を一度にそろえたい人(モニターは3年保証付き)
逆に、「Live2Dで雑談配信がメイン、月に数回だけ」といった軽い用途には、正直オーバースペックです。その層には、もっと噛み合う選択肢もあるかもしれません。
やりたいことを全部やれる、ハイエンドの一台
Alienware Aurora ACT1250(デスクトップPC)は、ハイエンドの名前どおり「やりたいことを全部やれる」一台でした。長時間配信でも性能が落ちず、配信しながらの並行作業にも余裕があり、動画の書き出しも速い。配信・動画編集・ゲームを、これ1台で完結できます。
AW3225QF(モニター)は、4K QD-OLEDならではの深い黒と鮮やかな発色で、アバターも配信画面も一段“映える”仕上がりに。240Hzのなめらかさはゲームでも効いてきますし、焼き付き対策と3年保証で長く付き合える安心感もあります。
サイズと価格はたしかに大きな投資です。それでも、配信・編集・ゲームをまとめて底上げできることを考えれば、予算に余裕があるなら選択肢の一つに入れる価値のある構成です。
「配信も編集もゲームも、これ1台で完結させたい」という欲張りな願いに、まっすぐ応えてくれました。長く付き合える相棒を探している人は、ぜひ候補に入れてみてください。
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