カメラ1台でフルトラッキング、配信者向け3Dアバター操演システム「HIROMEIRO」9月17日に正式リリース VRM対応・PC/Android版を用意
クシナダ機巧株式会社は、デバイスを装着せずカメラ1台だけで3Dアバターのフルトラッキング操演ができるシステム「HIROMEIRO(ひろめいろ)」を2026年9月17日に正式リリースしました。VRM形式に対応し、普段着のままでも自宅でフルトラッキング配信が可能になります。
この記事の要点
- 正式リリース日:2026年9月17日(木)
- 必要な機材:カメラ1台のみ(トラッキング用デバイスの装着不要)
- 対応形式:3DアバターのファイルフォーマットVRM
- 提供アプリ:トラッキングアプリ(デスクトップPC版/Android版/開発者向けPython版)、収録・再生アプリ
- 入手方法:HIROMEIRO公式サイトからダウンロード
カメラ1台・普段着でフルトラッキング
HIROMEIROは、3Dアバターの規格として広く使われているVRMに対応したトラッキングシステムです。トラッキングに必要なのはカメラ1台のみで、専用スーツやセンサーを身につける必要はなく、普段着でも動きを認識できます。
配信向けにはグリーンバック表示や、着座姿勢に合わせた上半身のみのトラッキングモードも用意されています。さらにショート動画向けに縦型動画を撮影する機能も備えており、ライブ配信から切り抜き・ショート投稿まで幅広く使える設計です。
身バレ防止機能と処理の分散に対応

PC用トラッキングアプリには、身バレ防止のためにカメラの入力映像を隠す機能が搭載されています。自宅の様子や素顔が映り込むリスクを抑えられるのは、配信者にとってうれしいポイントです。
また、トラッキング処理とアバターの表示部分が分離しているため、別の端末でトラッキングを動かして処理負荷を分散させることも可能です。トラッキングアプリはデスクトップPC版に加え、Android版と開発者向けのPython版が用意されています。
動きを収録・再生できるアプリも用意

トラッキング結果を収録・再生できるアプリケーションも提供されています。保存した動作は等倍速で再生でき、動画よりも軽量なデータ形式で動きを残せるため、モーションの見直しや素材づくりにも活用できそうです。
開発版から正式版へ、今後の展開
HIROMEIROは2023年から開発版として提供されてきたシステムで、同社所属のバーチャルタレント「輪廻ヒロ」さんの配信活動を通じて開発と運用試験が続けられてきました。今回の正式版リリースにより、公式サイトから誰でもダウンロードできるようになっています。
クシナダ機巧は2018年設立で、視覚認識を中心としたロボット技術の研究開発を進めている企業です。自社タレントの配信現場で磨かれてきた技術が、今後どのように機能拡張されていくのかにも注目が集まります。
感想と展望
3Dでのフルトラッキング配信は、これまで専用機材や広いスペースが必要なハードルの高い領域でした。カメラ1台・普段着で始められるHIROMEIROは、2Dモデル中心で活動してきた配信者が3Dに踏み出すきっかけになりえます。自社VTuberの配信で3年近く運用試験を重ねてきた点も信頼材料です。身バレ防止や縦型撮影など配信者目線の機能がそろっているだけに、個人勢のVTuberがどう活用していくのか楽しみです。
出典元:PR TIMES
