Live2D社、『著作物シンプルライセンスプラン』にVTuber向けトラッキングアプリ「nizima LIVE」を追加

株式会社Live2Dが、2026年4月30日(木)より、中規模以上の事業者がプロモーション目的でLive2D社の著作物を契約なし・無償で利用できる「著作物シンプルライセンスプラン」の対象に、VTuber向けトラッキングアプリ「nizima LIVE」を新たに追加しました。

VTuber市場拡大を背景にプロモーション利用ニーズへ対応

これまで本制度の対象著作物は、Live2D Cubism SDKおよびLive2Dオリジナルキャラクターの2つでした。しかし近年、VTuber市場の拡大に伴い、Live2D公式のnizima LIVEを活用したプロモーション(VTuberイベントでのデモンストレーションや展示会での体験展示など)を希望する事業者が増えていたといいます。

こうしたニーズに応える形で、今回nizima LIVEが本制度の対象著作物に追加されました。VTuberコンテンツの体験訴求が、より広く事業者主導で実施しやすくなる環境整備といえます。

対象は年商1千万円以上、契約料免除でプロモ利用が可能に

本プランは、年間売上1千万円以上の中規模事業者および年間売上1億円以上の大規模事業者が対象です。プロモーションを目的とした「一時的な利用」に限り、Live2D社の著作物の利用と、これに係る契約締結およびその契約料が免除されます。

対象となる一時利用の例としては、短期的なイベント(展示会など)での展示・試遊、単発のメディア(取材など)での露出などが挙げられています。一方で、利用期間が1週間を超えるものや、ベータテスト・体験版などの配布を伴う利用、利用者に直接的な利益が発生するもの、成人向けコンテンツのプロモーションなどは対象外となります。

小規模・個人ユーザーは別ライセンスで対応継続

小規模事業者(年商1千万円未満)や個人・学生・サークル・非営利団体ユーザーは本制度の対象外となりますが、Live2D社が制定済みの使用許諾契約書により、こうしたユーザーについても契約締結および契約料は免除されています。

ただし、nizima LIVEの無料版利用については、個人・小規模事業者であっても「内部的または監修目的」での使用に制限される点に注意が必要です。

申請から審査、利用までの流れと今後の展開

本制度を利用するには、申請フォームから申請を行い、Live2D社による審査を経て採択される必要があります。採択された場合、申請内容(目的・場所・期間など)に限定して利用を許諾する「著作物利用許諾通知書」が交付される仕組みです。

Live2D社はLive2D Cubism、nizimanizima ACTION!!Live2D JUKUなど事業を拡大中で、今後も同社著作物を活用したVTuber/クリエイター向けプロモーション活動の選択肢が増えていきそうです。

感想と展望

VTuberの裾野が広がり、企業がイベントや展示会でnizima LIVEのデモ展示を行うシーンが増えてきた中での今回の対象拡大は、業界の実運用ニーズに合わせた柔軟な制度更新といえます。事業者側が契約面の負担なくプロモーションに踏み切れることで、VTuber体験の認知が一般層にも広がりやすくなり、結果としてLive2Dエコシステム全体の活性化につながっていくことが期待されます。

出典元:PR TIMES

この記事を書いた人

ストマガ編集部

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