PANDORA、AI利用もOKの”オープンIP”「代羽ウカ」「代羽アソラ」二次創作ガイドラインを公開

株式会社PANDORAは、VTuber/XTuberの伴走支援プログラム「人類羽化計画」の看板キャラクター「代羽ウカ」「代羽アソラ」の二次創作ガイドラインを公開しました。ファンアートや動画投稿、コスプレなどの一般的な二次創作活動に加え、AI生成・AI学習・モデル化、独自設定や改変、カラーアレンジに至るまで広く許可する”オープンIP”方針が打ち出されています。

代羽ウカと代羽アソラ
左:代羽ウカ(よはねうか)、右:代羽アソラ(よはねあそら)

AI生成・AI学習・モデル化まで許可する”オープンIP”方針

今回公開された二次創作ガイドラインでは、イラスト・漫画・小説・音楽などのファンアート制作、SNSや動画投稿サイトへの投稿、ゲーム・MAD動画等の個人制作コンテンツ、コスプレ・考察動画・紹介投稿などのファン活動に加え、AI生成、AI学習、モデル化、衣装変更や独自設定を伴う改変表現、公式カラー変更ツールを利用した独自カラー創作までを許可範囲としています。

さらに、YouTube広告収益化やX収益化など、プラットフォーム標準機能による収益化も認められている点が大きな特徴です。VTuberのIPとしてはきわめて踏み込んだ方針で、AI周辺の表現活動に関しても明確に許可している点が、現時点のクリエイター・配信者コミュニティに対する強いメッセージになっています。

一方、有料限定コンテンツ化、継続的なVTuberとしての事業利用、商品化等については個別許諾制とされており、商業ベースでの利用を検討する個人・法人については問い合わせベースで対応する形が取られています。

代羽ウカ/代羽アソラと「人類羽化計画」

人類羽化計画 Project YOHANE キービジュアル
PANDORAが運営する人類羽化計画 Project YOHANEのキービジュアル

「代羽ウカ」「代羽アソラ」は、PANDORAが実施するVTuber/XTuberの伴走支援プログラム「人類羽化計画」にて、共通アバターとして利用されているキャラクターです。プロジェクトは“誰もがVTuberになれる世界”を掲げており、Vライバー活動への参加ハードルを下げることを目的としています。

両キャラクターは、固定化された唯一の設定や表現に閉じないことを前提として設計されており、衣装変更、カラーアレンジ、独自解釈、世界観追加など多様な表現を許容する”オープンIP”として展開されています。PANDORAはこのキャラクターを通じて、企業とファン、クリエイター、配信者が共に文化を育てていく、新しいIPの形を目指しています。

公式カラー変更ツール提供と参加者向けプログラム

本ガイドラインに合わせて、公式によるカラーカスタマイズツールの提供も発表されており、ファンが代羽ウカ/代羽アソラに独自カラーを与えることが公式に認められる仕組みが整いつつあります。改変・カラーアレンジを公式が後押しすることで、コミュニティ側で自然に派生創作が広がる素地を作ろうとする狙いが見て取れます。

また、「人類羽化計画: Project YOHANE」は2026年2月2日より、これまで主にタレント向けに展開してきたプログラムを一般参加者にも開放。18歳以上・性別不問・配信経験不問・顔出し不要で、書類審査とオンライン面接によるオーディションを通過した参加者が、共通Vモデル「代羽ウカ」を軸に支援を受けながらVライバー活動をスタートできる選考制プログラムとして再設計されています。参加費は無料で、定員に達し次第終了となります。

今後の展開

PANDORAは、ガイドラインの運用を通じて、より多くの方が安心して創作活動に参加できる環境づくりを進めていくとしています。今後もクリエイター・ファン・配信者・開発者など多様な参加者と共創できるIP運営を推進する方針で、公式カラー変更ツールの普及やコミュニティ内での派生創作の広がり、Project YOHANE参加者の活動本格化など、本ガイドラインを起点とした動きの広がりが注目されます。

感想と展望

VTuberのIPでAI生成・AI学習・モデル化まで明確に許可するガイドラインは現時点でも珍しく、特に「キャラクターを一企業の所有物として閉じない」という思想を、ガイドラインとカラー変更ツールという形で実装した点が大きなトピックです。ファンメイドのAIモデルやLoRA、独自カラーのオリジナルキャラクターが流通しやすくなる一方で、商業利用は個別許諾とすることで権利保護とのバランスを取る設計も合理的です。ストマガとしても、オープンIP方針が実際にファンコミュニティでどのような派生作品・派生キャラクターを生み出していくのか、ガイドラインの「先例」としての影響に注目していきます。

出典元:PR TIMES

この記事を書いた人

ストマガ編集部

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