八幡平市、VTuberと協力した地域活性化プロジェクトを始動

岩手県八幡平市が若者に人気のVTuberを活用し、同市の魅力を広く発信する「まちスパチャプロジェクト」を開始します。これは、東京都渋谷区に本社を構える 株式会社uyet が進める地域活性化の施策の一つであり、同プロジェクトは2023年12月に第1弾が行われ、今回は第2弾として2025年2月19日から始動します。
地元企業とのコラボ商品開発
今回のプロジェクトでは、八幡平市にある自家焙煎珈琲店「高原の珈琲工房 NELCAFE」とVTuberが共同開発したコラボ商品が販売されます。商品はVTuberと地元の観光地が描かれたパッケージで販売され、2月24日から3月23日まで「道の駅にしね」で取り扱われます。また、この商品は「まちスパチャプロジェクト」の寄付受付サイトでも八幡平市の返礼品として提供されます。
コンテンツを通じた地域の魅力発信
プロジェクトの一環で、人気VTuber「甘酢えよ」が登場するオリジナル漫画も公開されます。この漫画では「八幡平ドラゴンアイ」などの地元の観光名所が紹介される予定です。漫画は3月16日から「まちスパチャプロジェクト」の公式サイトと公式Xアカウントで公開されます。
また、プロジェクトではVTuberによる生配信も行われ、八幡平市の観光地の紹介が3月1日、2日にわたってYouTube公式チャンネルで配信されます。これを通じて、地元の特産品と観光地が全国に向けて発信され、観光客の誘致につながることを目指します。
市長の期待とプロジェクトの未来
佐々木市長は、VTuberとのコラボレーションにより八幡平市の魅力をより多くの人に届けることができたとし、「まだまだ八幡平市には魅力的なスポットや特産品が多い」と述べています。市長は今回の取り組みが「八幡平市を応援したいと思う関係人口を拡大するきっかけとなる」と語っています。
感想と展望
このプロジェクトを通じて、デジタルメディアと地元産業がどのように連携して地域活性化を達成できるかが示されています。特に、若者にアピールするコンテンツを巧みに利用することで、八幡平市の隠れた魅力を広く紹介することが期待されます。今後もこのような試みが他の地域でも展開されることによって、地域活性化の新たなモデルとなる可能性を秘めています。
出典元:PR TIMES