VTuberさんのお話を聞いたら、「超主観VTuber採点」の裏側も気になってきた!
ではここからは、「超主観VTuber採点」を企画した株式会社エクシングの小山さんに、このサービスが生まれた背景を伺います!
「超主観VTuber採点」が生まれた秘密
── 「超主観VTuber採点」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
小山さん
きっかけはコロナ禍です。グループでカラオケを楽しむのが難しくなった時期に、ビデオチャット機能をカラオケ機器に組み込むというアイデアが生まれました。カラオケルーム同士のオンライン飲み会やボイストレーニングなど、さまざまな実験的サービスを展開していく中で、接客サービスに使うのはどうかという話になったんです。
小山さん
最初はVTuberではなく、話すのが得意な方にモニター越しで登場してもらっていたのですが、「アバターの方が話しやすい」という発見がありました。そこから、VTuberさんを起用した現在の形につながりました。
── 実際にVTuberさんを起用してみて、手応えはいかがでしたか?
小山さん
すごくありました。リアルタイムで反応が返ってくる体験はお客さまにとって新鮮だったようで、ただ歌って終わりではなく、「次はこの曲を聴いてみたい」と言われた曲を練習して再訪してくれる方も多いんです。
この企画が、VTuberさんとお客さまを結びつけるハブになっていると感じています。
── とてもいいサービスですよね。これって、VTuberを理解していないとできない企画だと思うのですが、社内に詳しい方がいたのでしょうか?
小山さん
実は僕なんです(笑)。だいぶ初期のころからVTuber文化を追っていて、在宅でも活動の場を持てるという点にすごく魅力を感じていました。実際に自分でもやってみようと思って、男の子4人でVTuberグループを作ったこともあるんです。
おしゃべりが得意な方が多いことも知っていたので、VTuberさんと一緒にやったらおもしろいのでは?と社内で提案しました。
── 小山さんの知識や経験が、企画の方向性に大きく影響していたんですね。
機械採点の「対」になるような体験を作りたい
── 「超主観VTuber採点」という名前からしてユニークですが、コンセプトを教えてください。
小山さん
機械に出せない採点を作るというのが、一番のコンセプトです。
JOYSOUNDでは「分析採点AI」という人気サービスがあるんですが、それを否定するわけではなく、むしろその「対」になるような体験を作りたいと思ったんです。
小山さん
AI採点って、どう歌えば高得点になるかを攻略する「ゲーム」のようなおもしろさがありますよね。
その一方で、感情の揺れやその人らしさといった部分は、機械では読み取れないベクトルなんです。
人が点数をつけるのではなく生の言葉で伝える主観こそ、プログラムではたどり着けない領域だと思っていて、それがこのサービスのコンセプトの中心になっています。
── すごく分かります。アーティストのライブバージョンで歌っても評価してくれるっていうのは、新しい軸ですよね。
小山さん
そうですね。思いを込めすぎてもいいし、オリジナルの歌い方にしちゃってもいいです。
安心して始められるサポート体制
── 「超主観VTuber採点」では、VTuberさんご自身の個性や判断に任せる部分も多いように感じます。採用にあたっては、どんな方を求めているのでしょうか?
小山さん
音楽に精通している必要はないです。好きなアーティストや曲、サブカルチャーなど、自分の「好き」を持っている方であれば大歓迎です。お客さまとその「好き」が重なることで、思いがけない盛り上がりが生まれるので、そういった部分を重視しています。
── では、もともとVTuberとして活動していない方でも大丈夫ですか?
小山さん
もちろんです。実際、これをきっかけにVTuberデビューされた方もいらっしゃいます。在宅で仕事がしたい、おしゃべりが好きという理由で始められた方も多いですね。活動経験よりも、初対面の方とも前向きに話せる姿勢を重視しています。
── キャラクターの設定などは自由なのでしょうか?
小山さん
はい。明るいキャラでも、クールなキャラでも、お客さまと一緒に楽しめる設定であれば大丈夫です。
お客さまは事前にどんなVTuberがいるかを確認できる仕組みなので、ギャップが大きすぎなければ自由に表現していただけます。会話のトーンよりも、止まらずに話し続けられるかを大切にしています。
── なるほど。未経験でも挑戦しやすそうですね。研修やサポートはありますか?
小山さん
あります。実際に通話をつないでデモ会話をしたり、先輩VTuberさんのやり取りを録画で見たりといった事前研修を行っているので、初めての方でも安心して参加していただけます。
VTuber文化をもっと身近に
── 今後の展開やビジョンについても教えていただけますか。
小山さん
今は曜日を限定して16時〜21時の時間帯に行っているんですが、今後は昼間や終電あたりの時間など、もう少し幅を広げていきたいと考えています。話したいけど話す相手がいない、そんな時間に寄り添えるようなサービスにしていけたらと思っています。
── 確かに、深夜に誰かと話せるのはうれしいですね。
もう少し大きな視点で言うと、このサービスでエンタメ市場に新しい動きを起こしたいという気持ちも?
小山さん
ありますね。まずは、VTuberを知らない層に、VTuber文化に触れてほしいという思いがありました。
実際、「超主観VTuber採点」で遊んでくださるお客さまの半分以上が、普段はVTuberを見たことがない方なんです。そうした方々が体験をきっかけにファンになってくれるのを見ると、本当に嬉しいですね。VTuber文化を、メジャー層に少しずつ広げていけたらと思っています。
これまでもカラオケは、アニメやボーカロイドといったカルチャーとともに発展してきました。そこに、日本で今熱いVTuberという要素を掛け合わせることで、サブカルチャーを支える新しい土台の一部を担えたらと思います。
── 最後に、この記事を読んで応募を迷っている方へ背中を押すメッセージをお願いします!
小山さん
「超主観VTuber採点」は、お客さまの温かさに支えられているサービスです。初めてでうまく話せなくても、受け止めてくれる方ばかりですし、その初々しさを応援してくださるお客さまも多いです。
無理に楽しませようとするよりも、どう受け止められるかを楽しむ気持ちで飛び込んできてほしいです。
ちょっとでも気になった方は、気軽に応募しちゃってもいいんじゃない?
あなたの「好き」を仕事にしてみませんか?
「超主観VTuber採点」では、サービスを一緒に盛り上げてくれるVTuberさんを募集中です。
インタビュー:坂本 祐介
文:山口 美里
動画:坂本 祐介