VTuber配信ソフトのおすすめは?無料ソフトから便利ツール・目的別の選び方も紹介!
Index
VTuberとして配信を始めてみたいけれど、「配信ソフトって何を使えばいいの?」と迷っていませんか。
調べてみるとソフトの種類が多く、どれが自分に合うのか分からなくなりがちですよね。VTuber配信では、自分の表情をアバターに反映させる「トラッキングソフト」と、映像を視聴者に届ける「配信ソフト」の2つを組み合わせて使うのが基本です。本記事では、初心者でも選びやすいように主要ソフトを比較表つきで紹介し、目的別のおすすめまで解説します。
VTuber配信に必要なソフトとは?おすすめソフト比較表

まずは、VTuber配信で使うソフトの種類と役割を整理しておきましょう。
トラッキングソフトと配信ソフトの違い
VTuber配信には、大きく分けて2種類のソフトが必要です。
1つ目は「トラッキングソフト」。Webカメラやスマホで読み取った自分の表情を、Live2Dモデルに反映させるソフトで、VTube StudioやAnimazeなどが代表的。
2つ目は「配信ソフト」。トラッキングソフトで動かしたアバター映像にゲーム画面やBGMを重ねて、YouTubeやTwitchに届けるためのソフトです。OBS Studioがこの役割を担います。
つまり、トラッキングソフトで「アバターを動かす」→ 配信ソフトで「視聴者に届ける」という流れ。この2つを組み合わせることで、VTuber配信が成り立っています。
主要ソフトの機能比較表
初心者が候補に挙げやすい主要ソフト4つの特徴をまとめました。
| ソフト名 | 種類 | Live2D対応 | 料金 | 対応OS |
|---|---|---|---|---|
| VTube Studio | トラッキング | ◎ | 無料(透かし除去 ¥1,520買い切り) | Win / Mac / iOS / Android |
| nizima LIVE | トラッキング | ◎ | 無料(有料版 月額¥550〜) | Win / Mac / iOS |
| Animaze | トラッキング | ◎(3Dも対応) | 無料(Plus版 ¥3,900買い切り) | Win |
| OBS Studio | 配信 | −(トラッキング機能なし) | 完全無料 | Win / Mac / Linux |
それぞれのソフトについて、次のセクションから1つずつ詳しく紹介していきます。
VTube Studio|無料で使える初心者向けLive2D定番ソフト

VTuber配信ソフトの中で、最も多くのユーザーに選ばれているのがVTube Studioです。ここでは、その特徴や料金を詳しく見ていきましょう。
VTube Studioの特徴と対応環境
VTube Studioは、Live2Dモデル専用のトラッキングソフトです。Webカメラで読み取った自分の表情をリアルタイムでアバターに反映でき、多くの個人VTuberが愛用しています。
対応OSはWindows・macOSに加え、スマホ版(iOS / Android)も用意されているのが特徴。SteamからダウンロードしてすぐにLive2Dモデルを読み込めるので、導入のハードルが低い点も初心者にうれしいポイントです。
トラッキング精度(Webカメラ・iPhone ARKit対応)
Webカメラだけでもまばたきや口の動きを十分に追従してくれますが、さらに精度を上げたい場合はiPhoneとの連携がおすすめ。iPhoneのTrueDepthカメラ(ARKit)を活用すると、片目ウィンクや頬の膨らみなど、Webカメラでは難しい細かな表情まで反映できるようになります。
iPhoneを持っていなくても配信は問題なく始められるので、「まずはWebカメラで試して、もっとこだわりたくなったらiPhoneを使う」という段階的なステップアップが可能です。
料金プラン(無料版と有料版の違い)
VTube Studioは無料版でもすべての機能が使えます。唯一の違いは、画面に小さな透かしロゴが表示されるかどうかだけ。透かしを消したい場合は、Steamで¥1,520の「透かし除去DLC」を購入すれば、一度きりの支払いで永久に解除されます。
月額課金が不要なので、長く使ってもコストがかさまない点が大きな魅力です。
VTube Studioのメリット・デメリット
メリット:
- 無料版でも機能制限がなく、すぐに本格的な配信を始められる
- ユーザー数が圧倒的に多く、使い方の解説記事や動画が豊富
- プラグインが充実しており、Twitch連携や視聴者参加型の演出も可能
- 日本語対応済みで、操作に迷いにくい
デメリット:
- Live2D専用のため、3Dモデルには対応していない
- 設定項目が多く、最初の調整にやや時間がかかることがある
- Webカメラのみでは、iPhone連携に比べて表情の細かさに限界がある
初心者にまずおすすめしたいソフトの筆頭です。次は、Live2D公式が手がけるnizima LIVEを見ていきましょう。
nizima LIVE|Live2D公式が開発した高精度トラッキングソフト

nizima LIVEは、Live2Dの開発元である株式会社Live2Dが手がけるトラッキングソフトです。公式ならではの強みを確認していきましょう。
nizima LIVEの特徴と対応環境
最大の特徴は、Live2D公式が開発しているという安心感。Live2D Cubismで作成したモデルのパラメータを余すところなく再現でき、モデラーが意図した動きを忠実に反映できます。
対応OSはWindowsとmacOS。スマホ版はiOS(iPhone)のみで、Android版は提供されていません。iPhoneアプリ「nizima LIVE Tracker」を使えば、VTube Studioと同様にARKitによる高精度トラッキングも利用可能です。
トラッキング精度とLive2Dモデルの互換性
トラッキングにはLive2D社が独自開発したAIエンジンを採用しており、Webカメラでも安定した表情追従が可能。iPhoneとの連携時には、片目ウィンクや舌の検出にも対応しています。
モデルとの互換性は全ソフト中トップクラス。物理演算の挙動やカスタムパラメータなど、他のソフトでは反映されにくい細かな設定も正確に再現してくれます。自作モデルやオーダーメイドモデルの表現力を最大限に引き出したい方に向いているソフトです。
料金プラン(無料版と有料版の違い)
無料版でも基本的なトラッキングと配信連携は利用できますが、いくつか制限があります。カメラの連続使用が40分まで、コラボ機能が5分までといった時間制限や、画面に透かしロゴが表示される点がおもな違い。
有料版は「for indie」プランで月額¥550、年額なら¥5,280(月あたり¥440)で利用可能。透かしの除去やカメラ時間の無制限化に加え、最大8人までのコラボ配信機能もフル活用できるようになります。
nizima LIVEのメリット・デメリット
メリット:
- Live2D公式ソフトならではのモデル互換性の高さ
- UIがシンプルで分かりやすく、初心者でも直感的に操作できる
- コラボ配信機能が標準搭載されている
- nizimaマーケットで購入したモデルをスムーズに読み込める
デメリット:
- Android版がなく、スマホトラッキングはiPhoneのみ対応
- プラグインやコミュニティの規模はVTube Studioに比べると小さい
- 有料版は月額課金制で、長期的にはVTube Studioよりコストがかかる
モデルの表現力を最優先にしたい方はぜひチェックしてみてください。続いて、2Dと3Dの両方に対応するAnimazeを紹介します。
Animaze|Live2Dと3Dモデルの両方に対応するオールラウンダー

Animazeは、かつて人気を博した「FaceRig」の後継として開発されたソフトです。Live2Dと3Dの両方を扱える唯一のトラッキングソフトとして、独自のポジションを持っています。
Animazeの特徴と対応環境
最大の特徴は、1つのソフトでLive2Dモデルと3Dモデルの両方を動かせること。普段はLive2Dで配信しつつ、特別な企画では3Dモデルに切り替えるといった柔軟な使い方ができます。
対応OSはWindowsのみで、macOSやスマホ版はありません。数十種類のプリセットアバターが内蔵されているので、自分のモデルがなくてもインストール直後からVTuber体験を始められる手軽さも魅力です。
トラッキング精度と2D/3D対応
トラッキングはWebカメラベースで、独自のAIエンジンによるリアルタイム追従に対応しています。口パクやまばたきの動きは滑らかですが、iPhoneのARKitには非対応。VTube Studioやnizima LIVEと比べると、Live2Dの細かな表情検出ではやや劣る印象です。
一方で、3Dモデル(VRM形式など)のインポートにも対応しており、表情のリップシンクや簡単な上半身の動きも再現可能。将来的にLive2Dから3Dへの移行を考えている方には、ソフトを乗り換える手間が省けるメリットがあります。
料金プラン(無料版とPlus版の違い)
無料の「Basic」プランでは、カスタムアバターの読み込みや基本的なトラッキング機能が利用可能。ただし、配信映像に透かしロゴが入り、フレームレートも30fpsまでに制限されます。
有料の「Plus」ライセンスはSteamで¥3,900の買い切り。透かしの除去や60fps出力、専用のクリーン出力ウィンドウなどが使えるようになります。以前は月額課金制でしたが、現在は買い切りに移行済みです。
Animazeのメリット・デメリット
メリット:
- Live2Dと3Dモデルの両方を1つのソフトで扱える
- プリセットアバターが豊富で、自分のモデルがなくてもすぐ始められる
- AI背景除去機能が内蔵されており、グリーンバック不要
- バーチャルカメラ出力でZoomなどのビデオ会議にも使える
デメリット:
- Windows専用で、macOSやスマホには非対応
- iPhone ARKit非対応のため、表情トラッキングの精度はVTube Studioやnizima LIVEに劣る
- 日本語の情報がやや少なく、英語中心のUIに戸惑うことがある
- 動作がやや重く、GTX1060以上のGPUが推奨されている
「今はLive2Dだけど、いずれ3Dも試してみたい」という方に向いたソフトです。次は、VTuber配信に欠かせないOBS Studioを紹介します。
OBS Studio|VTuber配信に欠かせない無料の配信ソフト

トラッキングソフトでアバターを動かしたら、次に必要なのが配信ソフトです。OBS Studioは、VTuber配信の定番として多くの配信者に使われています。
OBS Studioの役割とできること
OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、完全無料で使えるオープンソースの配信ソフト。VTube Studioなどで動かしたアバター映像と、ゲーム画面やBGM、コメント欄のウィジェットなどを1つの画面にまとめ、YouTubeやTwitchに配信する役割を担います。
シーンの切り替え、音声ミキサーでの音量調整、画面レイアウトの自由な編集など、配信に必要な機能が一通りそろっているのが強み。対応OSはWindows・macOS・Linuxと幅広く、プラグインによる拡張性も高いソフトです。
トラッキングソフトとの連携方法(Spout2・仮想カメラ)
OBSとトラッキングソフトをつなぐ方法は、おもに2つあります。
1つ目は「Spout2」を使う方法。OBSにSpout2プラグインを導入し、VTube Studio側でSpout2出力を有効にすると、高画質・低遅延でアバター映像を取り込めます。画質にこだわるならこちらがおすすめ。
2つ目は「仮想カメラ」を使う方法。トラッキングソフト側で仮想カメラ出力をオンにし、OBSの「映像キャプチャデバイス」で受け取るシンプルなやり方です。設定が簡単なので、まずはこちらから試してみるのがよいでしょう。
OBSの使い方に関しては解説記事や動画が豊富にあるので、困ったときは検索すればすぐ情報が見つかるのも心強いポイントです。
OBSの使い方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>OBS Studioの使い方超入門ガイド!初心者向けに基本操作から配信・録画方法まで解説!
VTuber配信が快適になるおすすめ便利ツール

トラッキングソフトとOBSがそろえば配信はスタートできますが、便利なツールを加えると配信のクオリティがぐっと上がります。ここでは、多くのVTuberが活用している4つのツールを紹介します。
Alive Studio(配信画面を簡単にデザインできるサービス)
Alive Studioは、OBSと連携して配信画面をデザインできるWebサービスです。フレームや背景、アイコンなどの素材を選ぶだけで、おしゃれな配信レイアウトが完成します。
無料プランでも400点以上の素材が使えるので、はじめての画面づくりには十分。プレミアムプラン(月額¥980)なら1,700点以上の素材が使い放題になり、より個性的な画面に仕上げられます。デザインの知識がなくても直感的に操作できるのがうれしいポイント。
Alive Studioについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>>「素材探し」「設定の手間」もなし!OBSで“簡単&無料”配信画面を作るならAlive Studio
わんコメ(コメントの表示・管理ができるアプリ)
わんコメは、YouTubeやTwitch、ニコニコ生放送など複数の配信サイトのコメントをまとめて取得・表示できるアプリ。対応OSはWindowsとmacOSです。
OBSにコメント欄を表示するテンプレートも豊富で、設定も簡単。コメントの読み上げやワードフィルタなど、配信中のコメント管理に必要な機能がそろっています。基本無料で使えるのも大きな魅力です。
VOICEVOX(コメント読み上げに使える音声合成ソフト)
VOICEVOXは、テキストを自然な音声に変換してくれる無料の音声合成ソフト。40人以上のキャラクターボイスが収録されており、配信の雰囲気に合った声を選べます。
わんコメと連携すれば、視聴者のコメントを自動で読み上げる仕組みも構築可能。ゲーム中に画面から目を離さずコメントを確認できるので、配信のテンポがよくなります。
VDO.NINJA(コラボ配信に便利な無料ツール)
VDO.NINJAは、ブラウザだけでコラボ相手の映像と音声を受け取れる無料ツール。インストール不要で、共有リンクを送るだけですぐにコラボ配信を始められます。
OBSの「ブラウザソース」に取り込めば、配信画面にコラボ相手のアバターをそのまま表示可能。Discordなどの通話アプリよりも高画質・低遅延で映像をやり取りできるため、VTuberのコラボ配信で広く使われている定番ツールです。
ここまで紹介したソフトやツールの中から、自分に合うものを選ぶのが大切。次のセクションでは、目的別におすすめの組み合わせを紹介します。
VDO.NINJAについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>OBS Ninja(現VDO.Ninja)の使い方完全ガイド!高画質配信のポイントも紹介
【目的別】VTuber配信ソフトのおすすめの選び方

ここまで紹介してきたソフトの中から「結局どれを選べばいいの?」と迷っている方に向けて、目的別のおすすめを整理しました。
とにかく無料でVTuber配信を始めたい人
迷ったらVTube Studio+OBS Studioの組み合わせが鉄板です。VTube Studioは無料版でもすべての機能が使え、OBS Studioも完全無料。透かしロゴが気にならなければ、初期費用ゼロで本格的なVTuber配信をスタートできます。
ユーザー数が多いぶん解説記事や動画も豊富なので、設定で迷ったときも安心。まずはこの組み合わせで始めて、必要に応じてツールを追加していくのがおすすめの流れです。
Vtube StudioをOBSで使用する際の設定についてはこちらの記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
>>Vtube Studio×OBSの設定方法や映らない時の対処法!
表情のトラッキング精度にこだわりたい人
Live2Dモデルの表現力を最大限に引き出したいなら、nizima LIVEが第一候補。Live2D公式が開発しているだけあり、モデルのパラメータ再現度は全ソフト中トップクラスです。
さらに精度を高めたい場合は、iPhoneのARKit連携がおすすめ。VTube Studioやnizima LIVEでTrueDepthカメラを使えば、Webカメラだけでは難しい細かな表情まで反映できるようになります。
将来的に3Dモデルも使いたい人
今はLive2Dだけど、いずれ3Dモデルにも挑戦してみたいという方にはAnimazeが向いています。1つのソフトでLive2Dと3Dの両方を扱えるため、モデルを切り替えるたびにソフトを乗り換える手間がかかりません。
ただし、Live2D単体のトラッキング精度ではVTube Studioやnizima LIVEに劣る点は覚えておきましょう。Live2Dメインの期間が長くなりそうなら、まずはVTube Studioで始めて、3D移行時にAnimazeを導入する選択肢もあります。
PCスペックに不安がある人
スペックが控えめなPCを使っている場合は、VTube Studio+OBS Studioの組み合わせが最も軽量で安定しやすい選択肢。AnimazeはGPU負荷がやや高く、推奨スペックが高めに設定されているため注意が必要です。
それでも動作が重いと感じたら、OBSの出力解像度を720pに下げたり、フレームレートを30fpsに制限したりすることで改善できる場合が多いので、まずは設定を見直してみてください。
まとめ
本記事では、VTuber配信に必要なトラッキングソフト3つ(VTube Studio・nizima LIVE・Animaze)と配信ソフトのOBS Studio、さらに配信を快適にする便利ツールを紹介しました。
初めてのVTuber配信なら、まずはVTube Studio+OBS Studioの組み合わせがおすすめ。どちらも無料で使えて、解説情報も豊富なので、つまずいても解決しやすい環境が整っています。
ソフト選びに正解は1つではありません。気になるソフトをまずはインストールして、実際に触ってみるところから始めてみてください。
