アイ・ペアーズが3Dバーチャルライブ制作サービスを7月2日開始 最大10名同時出演・ヤマハ連携の循環型ワークフローも開発中

アイ・ペアーズ株式会社は、3Dキャラクターモデルを使用した映像投影型ライブイベントの制作・技術サポートに特化した「次世代型バーチャルライブ制作サービス」を2026年7月2日より提供開始しました。光学式モーションキャプチャーと自社開発技術を基盤に、映像制作からステージ設営、本番オペレーションまでをワンストップで支援するサービスです。

この記事の要点

  • サービス開始日:2026年7月2日より提供開始
  • 対象ユーザー:バーチャルライブイベントを企画・開催したい企業・クリエイター
  • 主な特長:光学式モーキャプ「OptiTrack」+自社リターゲット技術で最大10名同時出演に対応
  • ヤマハ連携:「GPAP」との連携で演出統合・再公演を可能にする循環型制作ワークフローを開発中
  • 提供企業:アイ・ペアーズ株式会社(ヤマハ持分法適用グループ会社)

サービスの概要と技術基盤

本サービスは、光学式モーションキャプチャーシステム「OptiTrack」と、アイ・ペアーズが自社開発したリターゲティング技術「n-Links Retarget」を基盤としています。光学式モーションキャプチャーで取得したモーションデータを3Dキャラクターモデルにリアルタイムで反映(骨格最適化)し、1名から最大10名までの同時出演に対応したライブ制作が可能です。

さらに、バーチャルプロダクション技術を活用し、CGキャラクターの映像と実写背景をリアルタイムで合成できます。スイッチャーを用いた映像統合により、CGキャラクターと実写の人物が共演するライブ映像のリアルタイム合成・配信にも対応しています。

提供サービスの内容

「次世代型バーチャルライブ制作サービス」では、以下のような幅広い制作・運営をサポートしています。

映像制作や音声・BGM制作、3Dキャラクターモデル制作といった素材面に加え、モーションキャプチャーを利用した3Dキャラクターのモーション制作やリアルタイム配信支援にも対応しています。バーチャルライブイベントにおいては、ステージ設営から映像・音声オペレーション、光学式「OptiTrack」と慣性式「Xsens」の混在環境による多人数同時リターゲット、透過スクリーン設置やバンド編成・出演者手配まで、幅広いサポートを提供しています。

料金体系は依頼内容やサポート範囲に応じた個別見積もり方式で、必要なサービスだけを選んで利用することも可能です。

ヤマハ「GPAP」連携による今後の展開

アイ・ペアーズは、ヤマハ株式会社の「GPAP」との連携により、モーション・音声・照明・レーザーをDAW上で一括管理する技術を開発中です。この技術が実現すれば、本公演後に衣装やモーションを柔軟に修正・変更して国内外での再公演が可能になります。

後編集や再収録を必要としない「循環型制作ワークフロー」の実現を目指しており、バーチャルライブの制作効率と展開力を大きく向上させる取り組みとして注目されます。

アイ・ペアーズについて

アイ・ペアーズは「デジタルコンテンツ特化型クリエイティブカンパニー」として、音楽・音声・映像制作やバーチャルプロダクション・3DCGなど多様なコンテンツ制作に対応しています。自社開発ソフト「n-Links」をはじめとする独自技術によりライブ制作の効率化と安定化を実現しており、ヤマハ株式会社の持分法適用グループ会社です。

感想と展望

3Dバーチャルライブの制作は、モーションキャプチャーや映像合成など高度な技術を要するため、個人や中小規模の事業者にとってはハードルが高い領域でした。アイ・ペアーズのサービスは、こうした技術面のハードルを包括的にカバーする点で実用性が高いといえます。特にヤマハとの連携で開発中の循環型制作ワークフローは、一度のライブ制作を複数回の公演に展開できる可能性を持ち、VTuberやバーチャルアーティストのライブ活動の効率化に大きく貢献しそうです。今後の技術完成と実際の導入事例に注目です。

出典元:PR TIMES

この記事を書いた人

ストマガ編集部

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