Live2D公式VTuber用アプリ「nizima LIVE」がAIアシスタント機能・音声入力対応アップデートを実施
株式会社Live2Dは、VTuber向けトラッキングアプリ「nizima LIVE」の最新バージョン2.7をリリースしました。今回のアップデートでは、ChatGPTやGeminiなどのチャットAIと連携する「AIアシスタント機能」や、カメラなしで音声入力のみでモデルを動かせる「音声トラッキング機能」など、6つの新機能が追加されています。VTuber活動の表現の幅を大きく広げるアップデートとなっています。
この記事の要点
- AIアシスタント機能:ChatGPT・Gemini・ローカルLLMと連携し、Live2Dモデルと会話が可能に
- 音声トラッキング:カメラ不要、音声入力のみでモデルの目パチ・口パク・全身の動きを実現
- 読み上げ音声:VOICEVOXシリーズ31キャラクター・全82種類の音声から選択可能
- その他新機能:時間パラメータ機能、macOS全モデルリップシンク対応、マウスクリックショートカット、Googleログイン
AIアシスタント機能でLive2Dモデルと会話
最大の目玉となる「AIアシスタント機能」では、好きなLive2DモデルをChatGPT・Gemini・ローカルLLMなどのチャットAIと連携させて会話できます。読み上げ音声にはVOICEVOXシリーズの31キャラクター・全82種類が用意されており、ずんだもんや四国めたんなどの人気キャラクターの声で応答を読み上げます。読み上げに合わせてモデルの口元や全体が動き、会話内容から推定した感情が表情に反映される仕組みです。さらに、応答を字幕としてOBSに出力できるため、配信画面にAIアシスタントの発言を表示することも可能です。

カメラ不要の音声トラッキング機能
もう一つの注目機能が「音声トラッキング機能」です。カメラによるトラッキングなしで、音声入力のみでモデルの目パチや口パク、顔の上下左右、全身の動きなどを自然に制御できます。実写映像を使わずにモデルを動かしたい場合や、カメラの準備ができない場面で特に有用です。お絵かき配信で下を向いているときなど、カメラトラッキングが難しい状況でも快適にモデルを動かせます。

その他の新機能も充実
バージョン2.7ではこのほかにも多数の機能が追加されています。「時間パラメータ機能」では、現実の時刻に連動してモデルの演出を変化させることが可能に。macOS版ではすべてのモデルでリップシンク機能が利用可能になり、Windows版と同等の環境が整いました。また、表情・モーションのショートカットにマウスクリックを割り当てられるようになったほか、Googleアカウントでのログインにも対応しています。新規エフェクトとして「ミラーボール」「コミック」「ピクセルアート」も追加されました。

今後の展開
Live2D社はAIアシスタント機能について今後も継続的なアップデートを予定しており、雑談配信のおしゃべり相手や配信を盛り上げるキャラクターとしての活用を提案しています。nizima LIVEのダウンロード・アップデートは公式サイトから可能で、iOS向けの「nizima LIVE TRACKER」も配信中です。Live2Dモデルの売買ができるマーケットプレイス「nizima」と合わせて、VTuber活動のエコシステムがさらに充実していく見込みです。
感想と展望
nizima LIVEへのAIアシスタント機能の統合は、VTuberツールの進化の方向性を象徴するアップデートです。Live2D関連書籍の発売など、Live2D技術への注目が高まるなか、チャットAIとの連携によって「一人配信でもキャラクター同士の掛け合いが可能」という新たな配信スタイルが生まれそうです。音声トラッキング機能も、カメラ環境に制約があるクリエイターにとって待望の機能でしょう。初心者からプロまで幅広く使えるnizima LIVEが、VTuber参入のハードルをさらに下げてくれることが期待されます。
出典元:PR TIMES




