OBS×Twitchの配信方法!接続~配信開始までの完全版!

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Twitch(ツイッチ)での配信をスムーズに始めるためには、OBSでの適切な設定が欠かせません。設定次第で映像や音声のクオリティに違いが生まれるため、事前に接続から配信方法まで熟知することが大切です。
この記事では、Twitchのアカウントを既に作成し、OBSをインストール済みの方を対象に、接続方法から実際の配信準備までを解説します。
ライブ配信のやり方や、PCゲームの配信方法が気になる方は、この記事を参考に配信準備を進めていきましょう。
記事の最後に動画による解説も入れてありますので、動画の方が見やすい方はそちらをご覧ください。
OBS×Twitchの配信方法①アカウント接続
まずはOBSとTwitchを連携するために、OBSを立ち上げます。続いて、以下の手順に沿って連携を進めましょう。

1.画面の右下にある「設定」ボタンをクリック
2.左側のメニューから「配信」を選択
3.「サービス」の項目で「Twitch」を選択
4.「アカウント接続」もしくは「ストリームキーを使用」をクリックし、連携する
OBSが推奨する連携方法は「アカウント接続」ですが、もし「ストリームキー」で連携したい場合は以下の手順で進めましょう。
1.Twitchの公式サイト(https://www.twitch.tv/)にアクセスし、ログイン
2.画面右上のプロフィールアイコンから「クリエイターダッシュボード」を開く
3.左側のメニューから「設定」→「ストリーム」をクリック
4.表示された「ストリームキー」をコピーして、OBSの「ストリームキーを使用」の項目に貼り付ける
アカウント連携が完了したら、OBS側でサーバーの設定を確認しておきましょう。

デフォルトでは「自動(推奨)」となっていますが、安定性を重視するなら「Asia: Tokyo, Japan」を選ぶのがおすすめです。
以上でOBSとTwitchのアカウント接続は完了です。一度設定すれば、次回以降は改めて設定する必要がありません。次のステップに進み、配信の準備を進めましょう。
「OBSの使い方をもう少し知りたい…」という方は、こちらの記事もチェックしましょう。
OBS Studioの使い方超入門ガイド!初心者向けに基本操作から配信・録画方法まで解説!
OBS×Twitchの配信方法②画質設定
画質設定は、視聴者にストレスなく配信を楽しんでもらうために欠かせない大事なステップです。
ここでは、映像エンコーダ・ビットレート・解像度という3つの重要ポイントに焦点を当て、OBSとTwitchに最適な設定方法を解説します。
さらに、Twitch公式の推奨値を参考にした「おすすめの設定値」も紹介するので、一つずつ配信設定を進めていきましょう。
映像エンコーダ
映像エンコーダとは、配信映像をリアルタイムで圧縮し、視聴者に届けるための仕組みです。
正しく設定しないと、画質が落ちたり、PCの負荷が増えすぎて配信が途切れたりする原因になります。
以下の手順で設定を進めましょう。

1.OBSを起動し、右下の「設定」をクリック
2.左メニューから「出力」を選択
3.「出力モード」を「詳細」に切り替え、「配信」タブを開く
「映像エンコーダ」は2種類あるため、特徴を踏まえた上で設定を変更しましょう。
エンコーダ | 特徴 |
---|---|
x264(CPU処理) | 安定性は高いが、PCのCPUに高負荷がかかる。 |
NVIDIA NVENC(GPU処理) | CPUの負担を軽減できる。高画質を維持しつつ、ゲーム配信などにも適している。 |
ビットレート
ビットレートは、配信のデータ量を決める重要な項目です。高すぎる設定にすると配信が途切れやすくなり、低すぎると画質が粗くなってしまいます。
ここでは、Twitch公式推奨値を参考に、具体的な設定手順を解説します。

1.設定画面を開く
OBSを起動し、右下にある「設定」をクリックする。
2.出力モードを詳細に変更
左側メニューから「出力」を選び、「出力モード」を「詳細」に切り替える。
3.ビットレートを入力
「ビットレート」の項目に6,000kbpsと入力。この値はTwitch公式が推奨しており、映像の滑らかさと安定性のバランスが良い設定。
4.レート制御を設定「レート制御」の項目をCBR(固定ビットレート)に設定
レート制御の各方式については、以下を参考にしましょう。
方式 | 特徴 | おすすめの用途 |
---|---|---|
CBR(固定ビットレート) | ビットレートを一定に保つため、安定性が高い。ライブ配信に適している。 | 配信の安定性を優先したい場合 |
VBR(可変ビットレート) | 映像の状況に応じてビットレートを変動させる。高画質だが、ネット回線が不安定だと問題が起こる可能性がある。 | 映像美を追求したい場合 |
CRF(一定画質) | 映像の品質を最優先し、必要に応じてデータ量を増やす。回線状況が良い場合に有効。 | 動画の録画や編集をする場合 |
設定が完了したら、画面右下の「適用」をクリックして保存しましょう。
解像度
解像度は配信画面全体の見え方を左右する大切な要素です。初期設定ではモニターの解像度に合わせて自動的に適用されているため、多くの場合は変更の必要がありません。
ただし、視聴者の回線状況や配信の安定性を考慮して、出力解像度を調整するのもおすすめです。

1.OBSを起動し、右下の「設定」をクリック
2.左側メニューから「映像」を選択
3.基本(キャンバス)解像度を確認
「基本(キャンバス)解像度」がモニターの解像度と一致していることを確認しましょう(例:1,920×1,080px)。
4.出力(スケーリング)解像度を選ぶ
視聴者の回線状況を考慮して1,280x720pxを選択するのがおすすめです。
OBS×Twitchの配信方法③音声設定
音声の設定は、配信の品質に直結します。ゲーム音やマイク音声がクリアに届けば、視聴者もより楽しめるでしょう。

1.画面右下にある「設定」をクリック
2.左側メニューから「音声」を選択
3.「デスクトップ音声」と「マイク音声」の設定項目に進む
各項目の設定内容は、以下を参考にしましょう。
項目 | 設定内容 | 備考 |
---|---|---|
デスクトップ音声 | 既定 | 初心者の場合、この設定で問題ありません。 |
マイク音声 | 使用しているマイク名 | 複数のマイクが接続されている場合は、使用するマイクを明確に指定しましょう。 |
OBS×Twitchの配信方法④配信画面の作り方
Twitchでの配信をスタートするなら、視聴者にとって魅力的な配信画面を整えることが欠かせません。画面の見え方一つで、視聴者からの印象や配信の楽しさが大きく変わります。
また、配信枠の設定やテスト配信をきちんと行うことで、トラブルを防ぎつつ配信の質を高めることが可能です。
ここでは、初心者でも迷わずに取り組めるよう、配信枠の設定方法やテスト配信の仕方を紹介します。
配信枠の設定
配信枠の設定は、Twitchの「クリエイターダッシュボード」かOBSの「配信情報」で設定できます。

1.画面右側にある「配信情報」のタブをクリック
2.配信タイトルを入力
視聴者が一目で内容を把握できるタイトルを設定しましょう。「〇〇ゲーム実況#1」など、わかりやすさを重視すると良いです。
3.ライブ開始通知を記入
フォロワーに届く通知メッセージを作成します。短くても興味を引く内容を心がけましょう。例:「新作ゲーム挑戦中!ぜひ見に来てください!」
4.カテゴリーを選択
配信内容に合ったカテゴリーを選びます。例えば、ゲーム実況ならゲーム名を入力、雑談なら「Just Chatting」を選びましょう。
5.タグを入力
視聴者が配信を見つけやすくなるよう、関連するキーワードを設定します。例:「初心者歓迎」「実況プレイ」など
6.言語設定を確認
言語が「日本語」になっているかを確認しましょう。デフォルトでは日本語に設定されていますが、念のためチェックを。
7.成人向けコンテンツの設定
該当する場合は、成人向けコンテンツのチェックボックスに必ずチェックを入れましょう。
テスト配信
配信設定が整ったら、いきなり本番を始めるのではなくテストをしましょう。
事前に映像や音声の状態を確認することで、視聴者にストレスを与えない配信が行えます。ここでは、テストの手順を解説します。
1.OBSで「録画開始」をクリック
実際の配信と同じ形で録画がスタートしますが、視聴者に見られる心配はありません。
2.配信テストを行う
ゲーム画面やBGMの再生、マイクチェックを行います。
3.OBSで「録画終了」をクリック
録画が完了し「ビデオ」に保存されます。
4.音声バランスを確認
別デバイスから配信の音声を再生し、マイク音量やゲーム音のバランスが取れているかを確認します。マイクを使っている場合は、音声がループしないように一時的にミュートに設定するのがポイントです。
5.映像の滑らかさや音声バランスを確認
マイク音量やゲーム音のバランスが取れているかを確認します。
気づいた不具合や気になる点は、その都度設定を見直して修正していきましょう。
OBSでの配信方法をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしましょう。
初心者向け!OBS Studioのゲーム配信のやり方・設定手順を画像付きでわかりやすく解説
OBS×Twitchの配信方法⑤設定内容の保存
配信を効率良く進めるためにも、ここまで設定した内容を保存しておきましょう。
毎回同じ設定をやり直す手間を省けるだけでなく、プラットフォームに応じて簡単に切り替えられます。
1.プロファイルメニューを開く
OBS上部メニューから「プロファイル」→「新規」を選択します。
2.名前を入力
プロファイル名を入力しましょう。
例:「Twitch配信用」「YouTube配信用」など、用途に応じた名前を付けると管理がしやすくなります。
3.自動構成ウィザードの設定
「自動構成ウィザードを表示する」のチェックを外しましょう。チェックを入れたままだと自動設定が適用されてしまい、意図しない変更が加わる可能性があります。
4.保存を完了
「OK」をクリックして保存しましょう。
OBSとTwitchを使った配信方法でよくある質問
Twitchで配信を始める際には、設定や機材に関する疑問がいくつも浮かんでくるものです。
「どんな機材が必要?」「マイク設定はどうすれば良い?」といった基本的な疑問から、「配信情報が消えてしまったときの対処法」といった具体的な問題まで、初心者が直面しがちな質問と回答をまとめました。
Twitch配信に必要なものは?
Twitchで配信を始めるには、最低限以下の準備が必要です。
1.Twitchアカウント
配信をするためには、Twitchのアカウント登録が必要です。公式サイトから無料で作成できます。
2.配信するゲームやコンテンツ
PCゲーム、家庭用ゲーム機、雑談など、配信する内容を決めておきましょう。
3.配信ソフト(OBS)
Twitchと連携できる無料ソフトウェア。ダウンロードと基本設定を忘れずに。
4.コメント読み上げソフト(例:棒読みちゃん)
視聴者のコメントをリアルタイムで確認したい場合に役立ちます。
Twitch配信に最適なマイクの設定方法は?
配信で視聴者にクリアな音声を届けるには、マイクの設定が欠かせません。雑音や音量のばらつきを防ぎ、声をしっかり届けるための設定をしましょう。
1.画面右下の「設定」ボタンをクリック
2.左側のメニューから「音声」を選択
3.「グローバル音声デバイス」の「マイク音声」欄から、使用するマイクを選択
4.画面右下の「適用」をクリックし、設定を保存
複数のマイクを使う場合、「マイク音声2」「マイク音声3」に追加で設定が可能です。複数人で配信する場合や、別用途のマイクを使い分けたい場合に役立ちます。
マイク設定が整ったら、配信前にはテストを行い、音量や雑音が気にならないか確認しましょう。
Twitchの配信情報が消えたときの対処法は?
OBSのアップデート後に「配信情報」が表示されなくなることがあります。設定や一部ファイルの問題で起こることが多いですが、手順を踏めば解決できます。
1.OBSを終了する
必ずOBSを完全に閉じてから作業を開始しましょう。
2.ファイルを削除する
Windowsの場合、以下の手順で不要なファイルを削除できます。
エクスプローラーを開き、アドレスバーに「%appdata%\obs-studio\plugin_config\obs-browser」と入力後、フォルダ内にある「obs_profile_cookies」というファイルを削除しましょう。
3.OBSを再起動し、「設定」→「配信」からTwitchアカウントを再接続
4.配信情報のドックが表示されているか確認
正常に動作していれば完了です。
OBSとTwitchの配信設定を終えたら、次は?
今回は、OBSとTwitchを使った配信のやり方について解説しました。適切な設定を行うことで、スムーズで快適なライブ配信が可能になります。
本記事の解説動画もご覧ください。
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