VTuberの待機画面の作り方!無料ツールでの自作方法や魅力的にするコツも解説

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配信前のわくわく感を高め、視聴者さんの心を掴む待機画面は、VTuber活動において重要な役割を果たします。
本記事では、これからVTuberデビューを考えている方、あるいは既に活動中で待機画面をもっと魅力的にしたい方向けにCanvaなどの無料ツールを使った簡単な待機画面の作り方から、デザインのコツ、OBSでの設定方法、さらにはクオリティアップのためのテクニックまで、網羅的に解説します。
VTuberの配信待機画面とは?その重要性
VTuberの配信において、待機画面は視聴者にとって最初の接点となる重要な要素です。単なる待ち時間をつなぐ画面ではなく、VTuberの世界観を表現し、視聴者へ様々な情報を伝える場として活用されています。その重要性は、主に以下の2つの側面から説明できます。
視聴者維持とブランディング
魅力的な待機画面は、配信開始までの待ち時間を有意義なものに変え、視聴者の離脱を防ぎます。視覚的に楽しめるデザインや、配信開始時間、SNSアカウント情報などを掲載することで、視聴者の期待感を高め、配信開始まで視聴者を繋ぎとめる効果が期待できます。また、待機画面を通してVTuberの世界観や個性を表現することで、視聴者へ強い印象を与え、ブランディングにも貢献します。
効果 | 説明 |
---|---|
視聴者維持 | 視聴者の離脱を防ぎ、配信開始まで繋ぎとめる |
ブランディング | VTuberの世界観や個性を表現し、視聴者へ強い印象を与える |
配信開始への期待感向上
待機画面は、配信内容の予告やBGM、動画などを用いることで、視聴者の配信開始への期待感を高めることができます。例えば、配信内容に関連するイラストや動画を流すことで、視聴者は配信への興味を深め、積極的にコメントなどで参加する意欲を高めます。さらに、待機画面で配信開始までのカウントダウンを表示するなど、工夫次第で視聴者の期待感を最大限に引き出すことができます。
配信待機画面の種類と用途
VTuberの配信待機画面は、主に以下の3つの種類と用途があります。それぞれの待機画面で役割が異なるため、効果的な活用が重要です。
配信開始前の待機画面
配信開始前の待機画面は、視聴者が配信開始を待つ間の退屈を軽減し、期待感を高める役割を果たします。
- 開始時刻のカウントダウン表示
- BGMの再生状況表示
- 配信内容の予告
- 視聴者同士の交流促進
上記のような工夫を盛り込むことで、視聴者の離脱を防ぎ、配信開始時の視聴者数を最大化することに繋がります。
休憩中の待機画面
休憩中の待機画面は、配信が一時中断していることを視聴者に明示し、休憩時間や再開時間の目安を伝える役割を担います。
- 休憩中のアナウンス
- 再開時間の目安
- ちょっとしたミニゲーム
- 視聴者参加型企画
休憩中の待機画面を活用することで、視聴者の離脱を防ぎつつ、配信再開時にスムーズに視聴者を呼び戻すことが期待できます。
配信終了後の待機画面
配信終了後の待機画面は、配信終了を明確に伝え、視聴者へのお礼や次回配信の告知を行う場となります。
- 配信終了のアナウンス
- 視聴者へのお礼
- 次回配信の予告
- 関連動画やSNSへの誘導
配信終了後も視聴者との繋がりを維持し、次回配信への期待感を高めることで、チャンネル登録者数の増加や視聴者維持に繋がります。
種類 | 用途 | 画面構成例 |
---|---|---|
配信開始前 | 視聴者の待機 | カウントダウン、BGM、配信内容予告 |
休憩中 | 休憩時間と再開時間の明示 | 休憩アナウンス、再開時間、ミニゲーム |
配信終了後 | 終了と次回配信の告知 | 終了アナウンス、次回予告、関連動画 |
上記のように、待機画面を効果的に活用することで、配信全体をより魅力的で視聴者にとって快適なものにできます。
Canvaを使った配信時の待機画面の作り方
Canvaは、初心者の方でも簡単にデザインを作成できるツールです。テンプレートも豊富なので、デザインに自信がない方でもクオリティの高い待機画面を作成できます。ここでは、Canvaを使って静止画と動画の待機画面を作成する方法を解説します。
Canvaを使った静止画素材の作成手順
VTuberの配信待機画面に使える静止画素材はCanvaで簡単に作成できます。ここではCanvaでの静止画素材の作成手順を解説します。
Canvaで静止画素材を作成するには、まずCanvaのアカウントを作成します。アカウント作成は無料で、GoogleアカウントやFacebookアカウントと連携させることも可能です。
静止画素材作成の手順は以下の通りです。
1.Canvaのアカウント作成とテンプレート選択
Canvaのサイトにアクセスし、アカウントを作成します。アカウント作成後、Canvaのトップページから「静止画」もしくは「待機画面」等で検索し、希望のテンプレートを選択します。もちろん、テンプレートを使わずに白紙の状態から作成することも可能です。

2.画像、テキスト、要素の追加と編集
テンプレートを選択したら、画像やテキスト、様々なデザイン要素を追加・編集していきます。左側のメニューから、豊富な素材やフォント、背景などを選択できます。例えば、VTuberのキャラクター画像を追加したり、配信開始時間などのテキストを挿入したり、背景に模様やイラストを追加したりできます。これらの要素は、ドラッグ&ドロップで簡単に配置・調整できます。テキストのフォントや色、サイズなども自由に編集可能です。


3.ダウンロードと保存
作成した待機画面が完成したら、右上の「共有」ボタンをクリックし、「ダウンロード」を選択します。ファイル形式はPNGやJPGなど、用途に合わせて選択できます。高画質で保存したい場合は、有料版のCanva Proで利用できるPNGの透過背景なども検討してみましょう。ダウンロードした画像は、パソコンなどに保存しておき、配信ソフトで設定することで待機画面として使用できます。

このように、Canvaを使えば初心者の方でも簡単に、そして無料で高クオリティな静止画の待機画面を作成できます。
Canvaを使った動画素材の作成手順
Canvaで動画素材を作成する場合、まずCanvaのアカウントを作成し、動画を作成するためのテンプレートを選択します。テンプレートには様々なデザインが用意されているので、好みに合わせて選ぶことができます。
動画テンプレートを選択したら、動画、画像、テキスト、音楽などの素材を追加し編集していきます。
編集項目 | 操作手順 |
---|---|
動画の追加 | 素材タブからアップロードもしくはCanvaが用意している動画を選択 |
画像の追加 | 素材タブからアップロードもしくはCanvaが用意している画像を選択 |
テキストの追加 | テキストタブからテキストボックスを追加し、フォントや文字サイズなどを編集 |
音楽の追加 | アップロードタブからCanvaが用意している音楽を選択 |
アニメーションの追加 | 素材タブから素材にアニメーションを追加 |
これらの素材は、ドラッグ&ドロップで簡単に配置・編集できます。
動画の長さを調整したり、トランジションを追加して動画と動画の切り替わりをスムーズにしたりすることも可能です。また、アニメーションを追加することで、より魅力的な動画を作成できます。
例えば、フェードイン・フェードアウトやスライドイン・スライドアウトなどのアニメーション効果を加えることができます。
動画編集が完了したら、ダウンロードボタンをクリックして動画を保存しましょう。
保存形式は、MP4形式が一般的です。
配信待機画面を魅力的にするデザインのコツ
待機画面は、視聴者が配信開始まで待つ間の退屈を軽減し、期待感を高める重要な役割を果たします。ここでは、待機画面を魅力的にするデザインのコツを紹介します。
VTuberの個性や世界観を反映
VTuberの個性や世界観を反映させることで、視聴者はあなたのオリジナリティに触れ、親近感を持つことができます。例えば、キャラクターのイラストやテーマカラー、配信内容に関連するモチーフなどを効果的に使用しましょう。
テーマカラーやモチーフの活用
テーマカラーやモチーフを効果的に使用することで、待機画面に統一感を持たせ、視覚的な魅力を高めることができます。キャラクターデザインや配信内容に合わせた色使いや、特定のアイテムをモチーフとして取り入れるなど、工夫を凝らしてみましょう。
アニメーションやエフェクトの活用
アニメーションやエフェクトを活用することで、待機画面に動きを加え、視聴者の視覚的な関心を惹きつけます。例えば、シンプルなループアニメーションや、配信開始までのカウントダウンタイマーなどを表示すると、待ち時間を楽しく演出できます。
情報表示(配信開始時間、SNSアカウントなど)
配信開始時間やSNSアカウントなど、視聴者にとって有益な情報を分かりやすく表示することも重要です。ただし、情報を詰め込みすぎると画面が煩雑になるため、シンプルで見やすいデザインを心がけましょう。
視認性とシンプルさの両立
視認性とシンプルさの両立が、効果的な待機画面作成の鍵となります。情報を整理し、重要な要素を強調することで、視聴者が快適に情報を取得できるよう工夫しましょう。例えば、背景色と文字色のコントラストを明確にする、余白を効果的に使うなど、デザインの基本原則を意識することが重要です。
OBSで配信待機画面を設定する方法
ここからは、OBS Studioを使って配信待機画面を設定する方法を説明します。
まず、OBS Studioを開き、画面左下の「シーン」セクションで「+」ボタンをクリックして新しいシーンを追加します。この新しいシーンが待機画面になります。シーンに名前を付けて分かりやすく管理しましょう。例えば、「待機画面」などです。
次に、追加したシーンに待機画面として表示したい画像や動画、テキストなどを追加します。画面中央下の「ソース」セクションで「+」ボタンをクリックし、追加したいソースの種類を選択します。「画像」を選択すれば静止画、「メディアソース」を選択すれば動画や音声、「テキスト」を選択すれば文字情報などを追加できます。

ソースの種類 | 説明 |
---|---|
画像 | 静止画を表示 |
メディアソース | 動画や音声ファイルを表示 |
テキスト | 文字列を表示 |
ソースを追加したら、配置やサイズなどを調整します。配信画面全体を覆うように設定するのが一般的です。動画を使用する場合は、「メディアソース」のプロパティで「ループ(繰り返し)」にチェックを入れると、ループ再生させることができます。

待機画面の設定が完了したら、配信開始前に待機画面のシーンを選択しておきましょう。配信開始後、必要に応じて待機画面に切り替えるには、OBS Studioのシーンセクションで待機画面のシーンをクリックするだけです。配信画面と待機画面をスムーズに切り替えるには、トランジション機能を使うと便利です。
OBS配信で待機画面を設定する方法などは、以下の記事でも詳しく解説しています。
OBS配信の待機画面をアニメーションで盛り上げる!設定方法も解説
待機画面に使う素材を手に入れるその他の方法
自分で待機画面を作成する時間がない、またはデザインスキルに自信がないという方は、既存の素材を活用する方法もおすすめです。いくつか代表的な入手方法と、それぞれのメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
著作権フリー素材サイト | 無料または安価で入手可能、すぐに利用できる | デザインのオリジナリティが出しにくい、クオリティが低い場合がある |
boothなどのクリエイター向けマーケット | クオリティの高い素材が多い、オリジナリティのあるデザイン | 有料であることが多い、希望のデザインが見つからない場合がある |
外注 | プロのデザイナーに依頼することで高品質なものが手に入る、希望通りのデザインにできる | コストがかかる、制作に時間がかかる場合がある |
著作権フリー素材サイトは、無料で利用できる素材が多く、手軽に利用できるのがメリットです。しかし、他のVTuberと被ってしまう可能性も高く、オリジナリティを出すのが難しい場合もあります。また、クオリティが低い素材も混在しているため、素材選びには注意が必要です。
boothなどのクリエイター向けマーケットでは、プロやアマチュアのクリエイターが制作した高品質でオリジナリティの高い素材が販売されています。有料ですが、クオリティの高い待機画面を作成したい方におすすめです。
外注は、プロのデザイナーに依頼することで、希望通りのデザインで高品質な待機画面を作成できます。費用は高額になりますが、クオリティを重視する方や、オリジナリティの高い待機画面を作成したい方におすすめの方法です。
上記以外にも、配信プラットフォームによっては、あらかじめ用意された待機画面のテンプレートが用意されている場合があります。これらのテンプレートを利用することで、手軽に待機画面を設定できます。
待機画面で視聴者の期待を高めたいなら、「Alive Studio」がおすすめです。カウントダウン演出や告知用パネルも簡単に作成できます!
さらに配信時の待機画面を魅力的にするテクニック
ここでは、さらに配信時の待機画面を魅力的にするテクニックを紹介します。
配信待機画面は、ただ視聴者を待たせるためだけの画面ではありません。工夫次第で、視聴者を楽しませたり、配信への期待感を高めたり、配信者自身をより良くアピールする絶好の機会になります。
例えば、視聴者参加型の企画を実施すると、配信開始前から視聴者の注目を集めることができます。
いくつか例を挙げると、
- 待機画面にクイズを出題し、答えをコメント欄に記入してもらう
- 視聴者から募集したイラストやメッセージを表示する
- これから行う配信内容のアンケートを取る
といった工夫が考えられます。
また、季節に合わせたデザインに変更することで、視聴者に新鮮な印象を与え、季節感を共有することができます。例えば、春には桜、夏には海、秋には紅葉、冬には雪景色といった背景画像やイラストを使用することで、季節感を演出できます。
さらに、コラボ配信を行う際には、コラボ相手と共同でデザインした待機画面を作成することで、コラボ配信への期待感を高めることができます。それぞれのVTuberの個性を反映させたデザインにすることで、より魅力的な待機画面を作成できます。
テクニック | 説明 | 効果 |
---|---|---|
視聴者参加型企画 | 視聴者が参加できる企画を実施する | 配信開始前から視聴者の注目を集める |
季節感を取り入れる | 季節に合わせたデザインに変更する | 視聴者に新鮮な印象を与え、季節感を共有する |
コラボ配信用待機画面作成 | コラボ相手と共同でデザインした待機画面を作成する | コラボ配信への期待感を高める |
これらのテクニックを活用することで、より魅力的な配信待機画面を作成し、視聴者の満足度を高めることができます。
待機画面づくりをもっと簡単にするなら「Alive Studio」
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