【初心者向け】VTuberの3Dモデルの作り方を徹底解説!おすすめソフトも紹介

【初心者向け】VTuberの3Dモデルの作り方を徹底解説!おすすめソフトも紹介

VTuberとして活動するなら外せない3Dモデル。しかし、いざ作ろうと思っても、どこから手をつければいいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

この記事では、3Dモデル制作の基礎から応用、そして活動開始までを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

Vtuberで3Dモデルを使うメリットは?2Dとの違いも解説

VTuberとして活動するにあたり、3Dモデルにはどのようなメリットがあるのでしょうか?2Dモデルと比較しながら解説していきます。

3Dモデルの最大のメリットは、2Dモデルと比べて自由度の高い表現ができる点にあります。

体全体を使ったダイナミックな動きや、細かい表情の変化を表現することができるため、視聴者は、より生き生きとしたあなたの姿に惹き込まれるでしょう。

項目3Dモデル2Dモデル
表現力
費用
自由度

上記は3Dモデルと2Dモデルの違いを簡単にまとめたものです。

VTuberとして、視聴者に強烈なインパクトを与えたい、より深い表現に挑戦したいと考えるなら、3Dモデルの導入は非常に有効な手段となるでしょう。

3Dモデルを作るやり方は2種類!自作か依頼して制作してもらうか

VTuberの3Dモデルを手に入れる方法は、大きく分けて以下の2つです。

方法メリットデメリット
自作費用を抑えられる、自分の理想とするモデルを自分のペースで作れる3DCG制作の専門知識や技術が必要、制作に時間がかかる
依頼して制作してもらうクオリティの高いモデルを制作してもらえる、制作期間を短縮できる制作費用がかかる、自分の理想通りのモデルにならない場合がある

どちらの方法が良いかは、予算、3DCG制作のスキル、制作にかけられる時間などを考慮して決める必要があります。

例えば、3DCG制作の経験があり、時間をかけて自分の理想のモデルを作りたいという方は、自作がおすすめです。

一方、3DCG制作の経験がない方や、クオリティの高いモデルを短期間で制作したいという方は、依頼して制作してもらう方がおすすめです。

依頼する場合は、信頼できる制作会社や個人に依頼することが重要です。

後述する、3Dモデル制作に必要なソフトや制作費用、制作期間などを参考にして、自分に合った方法で3Dモデル制作に臨みましょう。

3Dモデルを作るには何が必要?準備するもの

VTuberとして活動するために魅力的な3Dモデルを作るには、いくつかの準備が必要です。予算や制作期間はもちろんですが、それ以前に必要な機材やソフト、そして3Dモデル制作に関する知識など、事前に確認しておきたいポイントを押さえていきましょう。

分類内容
機材パソコン(3D処理に耐えうるスペック)、Webカメラ、マイク、モーションキャプチャ機材(任意)
ソフトウェア3Dモデリングソフト、テクスチャ作成ソフト、ボーン設定ソフトなど
知識3Dモデリング、テクスチャ、ボーン設定、ウェイト調整などに関する基礎知識

まず、3Dモデル制作には高性能なパソコンが必須です。3Dモデルはデータ量が大きく、処理が重いため、快適に作業するためにはある程度のスペックを満たしたパソコンを用意する必要があります。具体的には、CPUやメモリ、グラフィックボードの性能が重要になります。

そして、3Dモデルを動かすためには、Webカメラやマイクといった配信機材も必要です。さらに、体の動きを反映させて、よりリアルな表現を追求したい場合は、モーションキャプチャ機材も検討しましょう。

ソフトウェア面では、3Dモデルを作るためのモデリングソフトは欠かせません。モデリングソフトには、UnityやBlenderなどの無料のものから、より高度な機能を持つ有料のものまで、様々な種類があります。その他にも、3Dモデルに質感を追加するテクスチャ作成ソフトや、モデルに骨組みを埋め込んで動きの基礎を作るボーン設定ソフトなど、様々なソフトを用途に合わせて揃える必要があります。

これらの機材やソフトウェアを扱うには、ある程度の専門知識も必要です。3Dモデリングの基礎知識はもちろん、テクスチャやボーン設定、ウェイト調整など、専門用語や技術を学ぶ必要があります。

もちろん、これらの準備は一朝一夕にできるものではありません。3Dモデル制作は、時間と労力を要する作業です。

3Dモデルを作る際の予算や制作期間はどれくらい?

VTuberの3Dモデルを依頼して制作する場合、予算と制作期間は、クオリティや依頼先によって大きく変動します。

予算は、モデルの複雑さや依頼する作業範囲によって大きく変わるため注意が必要です。 例えば、シンプルなデザインで動きの少ないモデルであれば費用を抑えられますが、衣装や装飾が細かく、複雑なモーションを希望する場合は高額になる傾向があります。

依頼先によっても費用は異なり、個人のクリエイターに依頼する場合は比較的安価で済む一方、制作会社に依頼する場合は高品質な仕上がりになることが多いですが、その分費用は高くなります。

依頼先制作期間費用相場メリットデメリット
個人クリエイター1ヶ月〜10万円〜比較的安価制作会社に比べてクオリティが安定しない場合がある
制作会社2ヶ月〜50万円〜高品質なものが期待できる費用が高額になる傾向がある

制作期間も、依頼内容や依頼先の規模によって大きく異なります。 個人のクリエイターであれば、短期間で制作が完了する場合もありますが、制作会社に依頼する場合は、打ち合わせやクオリティチェックなどの工程が多くなるため、数ヶ月かかる場合もあります。

予算や納期に関しては、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

3Dモデルの相場の比較や制作の流れについて気になる方は次の記事も参考にしてください。

VTuberの3Dモデル費用はいくらかかる?相場の比較や制作の流れ・安く作る方法は?

おすすめの3Dモデル制作ソフトの紹介

VTuberの3Dモデルを作るには、専用のソフトが必要です。一口に3Dモデル制作ソフトといっても、無料のものから有料のもの、初心者向けのものからプロ仕様のものまで様々です。

ここでは、初心者の方でも使いやすいおすすめの3Dモデル制作ソフトをいくつかご紹介します。

ソフト名特徴メリットデメリット料金
VRoid Studio・無料で使用できる
・初心者の方でも直感的に操作できる
・アニメ風のモデルが作りやすい
・無料で始められるので、気軽に3Dモデリングに挑戦できる
・操作が簡単なので、初心者の方でもつまづきにくい
・高度なモデリングには向いていない
・表現の幅が限られる
無料
Blender・無料で使用できる
・プロも使用する高度な機能が充実している
・無料で高機能なソフトを使用できる
・様々な表現に挑戦できる
・操作が複雑で習得に時間がかかる無料

上記以外にも、プロが使用する高度なソフトとしてMaya、3ds Maxなどがあります。これらのソフトは、よりリアルで複雑なモデルを作成することができますが、その分操作も複雑で、習得には時間が必要となります。

どのソフトを選ぶかは、予算や求めるクオリティ、そしてあなたのスキルや経験によって異なります。まずは無料のソフトから試してみて、自分に合ったソフトを見つけることをおすすめします。

3Dモデルを作る際の基本的な流れ

この章では、いよいよ3Dモデル制作の具体的な流れについて解説していきます。工程としては、モデリング、テクスチャ、ボーン、ウェイト、エクスポートなどがあります。

工程説明
モデリング3Dモデルの形状を作っていく作業です。粘土をこねて形作るようなイメージで、専用のソフトを使って作りたいキャラクターの姿形を作っていきます。
テクスチャモデリングで作った3Dモデルに色や模様を付けていく作業です。肌の色、髪の色、服の色や柄などを、ペイントソフトを使って描き込んでいきます。
ボーン3Dモデルに骨組みを入れる作業です。骨を入れることで、体を曲げたり、腕を動かしたりといった、自然な動きを表現できるようになります。
ウェイトボーンと3Dモデルの各パーツを紐づける作業です。どの骨がどのパーツに影響を与えるのかを設定することで、よりスムーズで自然な動きを作ることができます。
エクスポート作成した3Dモデルを、VTuberとして活動するためのソフトが読み込める形式に変換する作業です。

これらの工程を順番に進めていくことで、オリジナルの3Dモデルを作成することができます。各工程には、それぞれ専門的な知識や技術が必要となりますが、最近では初心者でも扱いやすい3Dモデリングソフトも登場しています。

VRoid Studioを使って3Dモデルを作ってみよう

VRoid Studioで3Dモデルを作るには、まず完成イメージを具体的に決めることが大切です。身長や体型、顔つき、髪型、服装など、どのようなキャラクターを作りたいのかを明確にしましょう。

完成イメージが決まったら、それに合った素材を集めます。VRoid Studioにはプリセットが用意されていますが、よりオリジナリティを出したい場合は、BOOTHなどのサイトで無料または有料の素材を入手しましょう。特におすすめなのは、服、靴、目、瞳、肌、髪のテクスチャです。

素材が集まったら、いよいよモデルの作成です。VRoid Studioで新規モデルを作成し、まずはプリセットを使って大まかな体型や顔つきを設定します。

次に、集めた素材を適用していきます。目、眉毛、鼻、口などは、各パーツの「カスタム」→「テクスチャを編集」から読み込むことができます。服のテクスチャは、元の形となるプリセットに合ったものを選ぶように注意しましょう。

素材を適用したら、パラメーター調整を行い、細部を調整していきます。目の位置や顎の形、鼻の高さなど、細かく調整することで、よりイメージに近いモデルに近づけることができます。

項目詳細
完成イメージ身長、体型、顔つき、髪型、服装など
素材集め服、靴、目、瞳、肌、髪のテクスチャなど
モデル作成プリセット設定、素材適用、パラメーター調整

パラメーター調整が終わったら、様々なポーズを試して、モデルの仕上がりを確認しましょう。最後に、VRM形式でエクスポートすれば、3Dモデルの完成です。

3Dモデルを動かしてみよう

ついに完成した3Dモデル。作っただけではただの静止画ですが、トラッキングソフトを使えば、あなたの動きに合わせて生き生きと動かすことができます。ここでは、トラッキングソフトとの連携方法や、おすすめのソフトを紹介します。

トラッキングソフトとの連携方法

3Dモデルを動かすには、トラッキングソフトと呼ばれるソフトが必要です。このソフトは、カメラやセンサーを使ってあなたの動きを読み取り、3Dモデルに反映させる役割を担います。

連携方法はソフトによって異なりますが、多くの場合、ソフト上で使用するカメラやセンサー、読み込む3Dモデルなどを設定する必要があります。

VRM形式に対応しているソフトであれば、設定画面でVRMファイルを読み込むだけで連携が完了する場合がほとんどです。

おすすめのトラッキングソフト

数あるトラッキングソフトの中から、初心者の方でも扱いやすいおすすめのソフトを2つご紹介します。

ソフト名特徴対応OS価格
VSeeFace無料で使えるWindows/Mac無料
3tene3Dキャラクターをリアルタイムに簡単操作できるWindows/Mac無料

VSeeFaceは、無料で利用できるにも関わらず高機能で、多くのVTuberから支持を得ているソフトです。3teneはVRM・Live2Dモデルに対応しており、体の動きをトラッキングできる手軽さが魅力です。

上記以外にも、様々なトラッキングソフトが存在します。自分の環境や好みに合ったソフトを見つけて、3Dモデルを思い通りに動かせるように練習してみましょう。

作成した3Dモデルを公開しよう!活動開始までの流れ

ついに完成した3Dモデル!次は実際にVTuberとして活動してみましょう。ここでは、作ったモデルを動かし、配信を行うために必要なステップを紹介します。

1. トラッキングソフトを導入

作成した3Dモデルを動かすためには、体の動きをデジタルデータに変換する「トラッキングソフト」が必要です。

2. 配信プラットフォームの選択

YouTube、Twitchなど、様々な配信プラットフォームがあります。

3. 配信環境のセットアップ

配信を行うためには、パソコンやマイク、カメラなどの機材が必要です。

VTuberになるために必要な配信機材については、次の記事を参考にしてください。

VTuberになるために必要な配信機材は?初心者向けにおすすめ機材も紹介

4. 配信コンテンツの企画・準備

ゲーム実況、雑談、歌ってみたなど、自分がやりたいこと、得意なことを活かせるコンテンツを企画しましょう。

5. いよいよ配信スタート!

準備が整ったら、いよいよ配信スタートです!視聴者とのコミュニケーションを楽しみながら、自分らしいVTuber活動を展開していきましょう。

最初は慣れないことや戸惑うこともあるかもしれませんが、経験を積むことで、より魅力的な配信ができるようになります。焦らずマイペースに、VTuber活動を楽しんでください。

また、3Dモデルの衣装変更については、以下の記事で解説しています。

【初心者向け】3Dアバター/モデルの衣装変更方法を解説!着せ替えで使うソフトも紹介

3Dモデルが完成したら、次は?

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

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