VTuberになるために必要な配信機材は?初心者向けにおすすめ機材も紹介
Index
VTuberになるために必ず必要な基本機材
VTuberとして活動するには、配信を行うための最低限必要な機材があります。今回は、VTuberになるために必須となる基本機材について解説していきます。
パソコン
おすすめのパソコン
VTuberとして配信を行うには、ゲームや配信ソフトなどを快適に動作させるため、ある程度のスペックを持ったパソコンが必要です。最低でも、CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、ストレージはSSDを搭載しているパソコンを選びましょう。動画編集や配信ソフトの同時起動などを考えて、CPUやメモリは余裕を持ったスペックを選ぶことをおすすめします。
- CPU:Core i7-9700K以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD 512GB以上
- グラフィックボード:RTX 2060 6GB以上
上記はあくまでも目安であり、使用する配信ソフトやゲームによって必要なスペックは異なります。自分の用途に合わせて適切なスペックのパソコンを選びましょう。
ウェブカメラ
おすすめのウェブカメラ
配信では、2Dモデルのフェイストラッキングや表情キャプチャーにウェブカメラが重要です。そのため、画質が良く、顔色が自然に見えるウェブカメラを選びましょう。
おすすめは、LogicoolのC920シリーズや、RazerのKiyo Proなどの高画質で人気のウェブカメラです。これらのカメラは、フルHD解像度に対応し、オートフォーカスや自動露出機能も搭載しているので、初心者でも簡単に高画質の配信を行うことができます。
マイク
おすすめのマイク
音声は視聴者にあなたの個性や魅力を伝える重要な要素です。そのため、クリアで聞き取りやすい音質のマイクを選ぶことが大切です。配信用途に適したマイクとしては、コンデンサーマイクがおすすめです。コンデンサーマイクは、ダイナミックマイクと比べて感度が高く、繊細な音声を拾うことができます。おすすめのコンデンサーマイクは audio-technica のAT2020です。
VTuberの配信内容によって必要になる機材
VTuberの配信内容は多岐にわたりますが、ゲーム配信や歌ってみた配信など、特定のコンテンツを配信する場合には、さらに必要な機材が出てきます。
キャプチャーボード
ゲーム配信を行う場合、ゲーム画面を視聴者に配信するために、キャプチャーボードが必要です。キャプチャーボードは、ゲーム機やパソコンなどの映像信号をデジタル信号に変換し、配信ソフトウェアに送る役割を果たします。
ヘッドセット
イヤホン・ヘッドセットは、配信中の自分の声をモニタリングするために必要です。特に、ゲーム配信など、ゲーム音声を聞きながら喋る場合は、自分の声が聞き取りにくい場合があります。そのため、高音質で遮音性の高いイヤホン・ヘッドセットを選ぶようにしましょう。
トラッキング機材
トラッキング機材は、VRM形式の3Dアバターを使った配信を行う際に必要となる機材です。VRM形式のアバターは、体の動きに合わせてアバターが動くように設計されており、トラッキング機材を使用して自分の体の動きをアバターに反映させることができます。トラッキング機材には、VRヘッドセットやモーションキャプチャーなどが挙げられます。全身の動きを撮るならSONY のモバイルモーションキャプチャー mocopi がおすすめです。
VTuberになるためのソフトウェア・ツール
VTuberとして活動していくためには、配信を行うためのソフトウェアやアバターを作成するためのツールが必要です。これらのソフトウェア・ツールは、無料のものから有料のものまで様々な種類があります。
配信ソフトウェア
OBS Studioなどの無料ソフトウェア
OBS Studioは、無料でありながら高機能な配信ソフトウェアで、多くのVTuberが使用しています。豊富な機能や拡張性を持つため、初心者から上級者まで幅広く利用できます。また、OBS Studioはオープンソースソフトウェアなので、誰でも自由に使用・改変することができます。
アバター作成ソフトウェア
VRoid Studioなどの無料ソフトウェア
VRoid Studioは、無料で利用できる3Dアバター作成ソフトウェアです。直感的な操作で簡単にオリジナルのアバターを作成することができ、初心者でも扱いやすいのが特徴です。VRoid Studioで作成したアバターはVRM形式で出力することができ、OBS Studioなどの配信ソフトウェアで利用することができます。
VTuber配信をさらに魅力的にするための機材
VTuberとしての配信をより一層盛り上げるためには、配信環境を充実させる機材も検討してみましょう。
StreamDeck
StreamDeckの使い方とおすすめポイント
StreamDeckは、配信画面に表示されるボタンに様々な機能を割り当てることができます。例えば、シーンの切り替え、音声のミュート、エフェクトの切り替え、コメントの表示、ゲームの起動など、配信中に頻繁に使う操作をボタン一つで実行できます。これにより、配信中の操作をスムーズに行うことができ、より自然で洗練された配信を実現できます。また、StreamDeckには様々なプラグインが用意されており、配信をさらに便利にすることができます。
オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスは、マイクやヘッドセットの音声をパソコンに取り込み、またパソコンからの音声を外部に出力するための機器です。これにより、配信や録音時に高音質でクリアな音声を実現できます。特に、複数のマイクを使用する場合や、音量調整やエフェクトを加えたい場合、オーディオインターフェイスがあると非常に便利です。
ミキサー
ミキサーは、複数の音声信号を一つにまとめ、音量調整やエフェクトを施すことができる機器です。配信の際には、マイクの音量バランスを取ったり、BGMを追加したり、音声エフェクトをかけたりすることが可能です。特に複数人での配信や、より本格的な音声編集を行う場合、ミキサーがあると作業がスムーズになります。
おすすめ機材
これらの機能を一台で実現できるのが、YAMAHAのAG03MK2です。AG03MK2はオーディオインターフェイスとミキサーの両方の機能を持ち、配信や録音において高音質を保ちながら、柔軟な音声コントロールが可能です。簡単な操作で音量調整やエフェクト追加ができるため、初めての方から経験者まで幅広くおすすめできます。
特にクリアな音質での配信を求める方や、複数人での配信、音声編集を効率よく行いたい方におすすめです。
VTuberで必要な配信機材の費用総額
VTuberに必要な配信機材の費用は、使用する機材やソフトウェアによって大きく異なります。最低限の機材だけで始める場合は、パソコン、ウェブカメラ、マイク、イヤホン・ヘッドセットなどを購入するだけで、約5万円程度から始めることができます。より高画質・高音質で配信したい場合は、高性能なパソコンや高機能なウェブカメラ、マイクなどを購入する必要があり、費用は10万円を超えることもあります。さらに、配信をより魅力的にするための機材、例えばStreamDeck、オーディオインターフェイス、ミキサーなどを導入すると、費用はさらに高額になります。
必要な機材の総費用
最低限の機材で始める場合は、約5万円から10万円程度で済むことが多いですが、より高画質・高音質で配信したい場合は、高性能なPCや高機能な周辺機器が必要となり、費用は20万円を超える場合もあります。さらに、配信をより魅力的にするための機材を導入すると、費用はさらに高額になります。
おすすめの予算設定
VTuber配信を始める際の予算は、個人の目標や配信内容によって大きく異なります。本格的に活動したい場合は、高性能なPCや高機能な周辺機器への投資も必要になってきますが、まずは手軽に始めてみたいという方は、最低限の機材で始めることをおすすめします。予算を抑えたい場合は、中古品を活用したり、価格を抑えたモデルの機材を選ぶことも可能です。
まとめ
VTuberになるために必要な機材は、配信内容や目標によって大きく異なります。最低限の機材で始めることも可能ですが、より高画質・高音質で配信したい場合は、高価な機材への投資も必要になります。予算に合わせて、自分に最適な機材を選び、楽しく配信を始めましょう!