OBS配信の待機画面をアニメーションで盛り上げる!設定方法も解説

Index
OBS Studioで配信する際、待機中の視聴者を飽きさせたくないと考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、OBS配信の待機画面をアニメーションで盛り上げる設定方法について解説します。
OBS配信の待機画面とは?
OBS配信における待機画面とは、YouTubeなどでのライブ配信開始直前や配信者の離席中に表示される画面を指します。待機画面を設定することで、視聴者に配信開始の予告や一時的な中断を明確に伝えられます。
待機画面が設定されることで、視聴者は状況を理解しやすくなり、離脱しにくくなる効果が期待できるでしょう。待機画面は視聴者の興味を維持し、配信をプロフェッショナルに魅せる重要な要素であるといえます。
OBS配信の待機画面にアニメーションを入れる3つのメリット
OBS配信の待機画面にアニメーションを入れると、さまざまなメリットが得られます。ここでは、アニメーションによって得られる3つのメリットについて解説します。
視覚的なインパクトで視聴者を惹きつけられる
アニメーションにより視覚的なインパクトが増し、視聴者の注意を引きつけやすくなります。
動きのあるデザインは、静止画に比べて魅力的でプロフェッショナルな印象を与えます。特に新規視聴者に対して、配信者のこだわりや品質の高さを感じさせる効果が期待できるでしょう。
その結果、視聴者の興味を惹き、配信への期待感を高められます。
ブランドイメージが向上する
アニメーションを取り入れることで、ブランドイメージの向上につながります。
配信テーマや配信者の個性に合ったアニメーションを導入することで、視聴者に強い印象を与えられるでしょう。特に、配信者をイメージしたロゴやカウントダウンなどのカスタム要素を組み込むと、視聴者の記憶に残りやすくなります。
その結果、配信者としてのブランディングに大いに役立ちます。
視聴者の離脱を防ぎ、エンゲージメントを高められる
アニメーションを加えることで、視聴者の離脱を防ぎ、エンゲージメントを高められます。
待機時間中に動きのある要素があると、視聴者は退屈さを感じにくくなり、配信開始までの時間を楽しく過ごしてもらえるでしょう。特にカウントダウンタイマーは、配信開始への期待感を高める効果もあります。
その結果、視聴者の興味を維持し、配信への参加意欲向上が期待できます。
OBS配信の待機画面にアニメーションを入れる3つのデメリット
OBS配信の待機画面にアニメーションを入れるメリットがある一方で、デメリットも存在します。ここでは、アニメーションを入れる3つのデメリットについて解説します。デメリットをあらかじめ把握し、適切に対応しましょう。
作成や設定に時間とコストがかかる
アニメーションの作成や設定に時間とコストがかかる点は無視できません。
アニメーションの作成には専用ツールやデザインスキルが必要で、必要スキルを習得するには時間がかかります。また、外部のデザイナーに依頼する場合、制作費用が発生します。さらに、OBSへの設定には適切なシーンの追加やソースの設定など、技術的な知識も求められるでしょう。
これらの要因を考慮すると、アニメーションの導入は費用対効果を踏まえて慎重に検討する必要があります。
PCへの負荷が増加する可能性あり
アニメーションを導入すると、PCへの負荷増加の懸念があります。
動画やアニメーションはCPUやGPUに高い処理能力を要求し、特に高解像度・高フレームレートの素材を使用すると、その傾向が顕著です。これにより、配信中に映像がカクついたり、配信が途切れるなどの不安定さが生じることもあります。
待機画面にアニメーションを使用する際は、PCの性能や負荷状況を考慮した適切な設定が重要です。
過剰な演出が逆効果になることもある
アニメーションを取り入れる際、過剰な演出が逆効果になることもあるので注意が必要です。
アニメーションが派手すぎる場合や配信のテーマと合わない場合、視聴者に混乱や違和感を与える可能性があります。その結果、視聴者の集中力が低下し、配信内容への興味がなくなることも考えられます。
待機画面のアニメーションは、配信の主旨に沿ったバランスのよい演出を心掛けることが重要です。
OBS配信の待機画面へアニメーションを設定する簡単3STEP
OBS配信の待機画面にアニメーションを設定する手順について解説します。簡単に設定できるため、以下の手順を参考に、アニメーション設定にチャレンジしてください。
STEP1:待機画面用のシーンを設定する
待機画面を利用するには、配信画面から切り替える先の待機画面を作成する必要があります。まずは、以下の手順で待機画面用のシーンを追加しましょう。
1.OBSを立ち上げる
2.シーン左下にある「+」をクリックする

3.追加するシーンにわかりやすい名前を付け、「OK」をクリックする

以上で、待機画面用のシーン追加は完了です。
STEP2:待機画面に使うアニメーションを設定する
待機画面用のシーンが追加できたら、続いて待機画面に使うアニメーションを設定します。
アニメーションは、ソースの「メディアソース」を使って、以下の手順で設定します。
1.先ほど作成した待機画面用のシーンをクリックする
2.ソースの左下にある「+」をクリックする

3.「メディアソース」をクリックする

4.わかりやすい名前を付け、「OK」をクリックする

5.「参照」をクリックし、アニメーションとして設定したい動画ファイルを選択する

待機画面でアニメーションをループ再生したい場合、「ループ(繰り返し)」にチェックを入れておきましょう。
6.「OK」をクリックする
以上で、待機画面のアニメーション設定は完了です。
STEP3:配信を開始する
待機画面のアニメーション設定が完了したので、最後に配信です。待機画面から配信を開始したい場合には、待機画面として設定したシーンをクリックした状態で「配信開始」をクリックしましょう。

以上の操作で、待機画面のアニメーションが流れた状態で配信がスタートします。
OBS配信の待機画面に使用するアニメーション素材の準備方法
OBS配信の待機画面に使用するアニメーションは、自分で作る以外にもさまざまな方法で入手可能です。ここでは、アニメーション素材に関する3つの準備方法について解説します。
無料素材あり!既製品を購入する
アニメーション素材は、無料・有料の既製品を活用することで、質の高い演出を手軽に実現できます。
たとえば、クリエイターが自身の作品を販売・配布するプラットフォーム「BOOTH」では、多様な待機画面素材が提供されています。無料でダウンロード可能なシンプルな「NOW LOADING」などのアニメーションテロップや、ループ形式の高品質な待機画面など、好みに合わせて選択可能です。
これらの素材を利用することで、デザインスキルがなくてもプロフェッショナルな待機画面を設定でき、視聴者に魅力的な印象を与えられるでしょう。
デザイナーに作成依頼する
アニメーション素材をオリジナルで作成したい場合、デザイナーに依頼する方法があります。クラウドソーシングサービスやSNSを活用すれば、好みのデザイナーを見つけることが可能です。
たとえば、クラウドソーシングサイトの「ココナラ」などでは、多数のクリエイターがサービスを提供しており、予算やデザインスタイルに合わせて選択できます。また、XやInstagramなどのSNSで「#デザイン依頼」などのハッシュタグを検索すると、実績のあるデザイナーを見つけられます。
依頼時には、配信のテーマや希望するデザインの詳細を明確に伝えることで、満足度の高い待機画面を作成してもらえるでしょう。
自分で作成する
アニメーション素材は、自分で作成することも可能です。自作することで、配信のテーマや個性にマッチしたオリジナルの待機画面を作り上げられます。
画像編集ソフトや動画編集ソフトを使用して、独自のデザインやアニメーションを作成できます。手間はかかりますが、自分らしさを追求するならおすすめの方法です。
自作の待機画面は、視聴者に独自性をアピールでき、配信のプロフェッショナルさを高める効果が期待できます。
OBS配信の待機画面アニメーション素材を入手できるおすすめサイト
ここからは、OBSの待機画面に使えるアニメーション素材を入手できる、2つのおすすめサイトを紹介します。各サイトから素材をダウンロードし、OBSへ設定する方法も紹介するので、自身の好みにあったデザインを見つけて設定してみましょう。
BOOTH
BOOTHは、pixivと連携した創作物の総合マーケットプレイスです。クリエイターが自身の作品を簡単に販売できるプラットフォームとして、多種多様な商品が出品されています。
OBS配信の待機画面に使用できるアニメーション素材も豊富に取り揃えられているので、無料・有料の選択肢から好みに合ったものを見つけられるでしょう。
BOOTHを利用することで配信者は手軽に質の高い待機画面を導入でき、視聴者に魅力的な演出を提供できます。
BOOTHからアニメーション素材をダウンロードし、OBSへ反映する手順は以下のとおりです。
1.BOOTH公式サイトへアクセスし、「ログイン」をクリックする

2.「pixivアカウントでログイン」をクリックし、ログインする

pixivアカウントがない場合には、「pixivアカウントを作ってログイン」を選択してアカウントを作成しましょう。
3.検索窓から「待機画面」などの単語で検索する

4.好みの素材を見つけてダウンロードする
ダウンロードしたファイルは、管理しやすいフォルダに置いておきましょう。
5.OBSを立ち上げ、待機画面用シーンのメディアソースにダウンロードファイルを設定する

OBSへの設定手順に関する詳細は、「OBS配信の待機画面へアニメーションを設定する簡単3STEP」をご確認ください。
以上でBOOTHから入手した動画のOBS設定は完了です。
スコラボ
スコラボは、配信者向けに配信画面や待機画面のデザインを提供するサービスです。オリジナルデザインのカスタマイズに対応し、配信者のブランディングやテーマに合わせた素材を制作します。
アニメーション付きの待機画面やカウントダウンタイマーなど、プロ仕様のデザインが揃い、質の高い配信演出が実現可能です。初心者でも安心して利用できるよう、導入や設定方法に関するサポートも充実しています。
スコラボからアニメーション素材をダウンロードし、OBSへ反映する手順は以下のとおりです。
1.スコラボ公式サイトへアクセスし、「ログイン」をクリックする

アカウントがない場合には、「新規登録」からアカウント登録してください。
2.素材を追加するため、画面右上の「+アイテムを追加する」をクリックする

3.素材を探すため、「スコマド」をクリックする

4.検索窓から「待機画面」などと検索し、好みの素材をスコラボに追加する
5.スコマドから追加した素材が追加されているため、使用したい素材をクリックする

6.使用したいアニメーションができたら「配信ソフトと接続する」をクリックする

7.「OBSの設定」より、URLをコピーする

8.OBSを立ち上げ、待機画面用のソースを「ブラウザ」にする

9.先ほどコピーしたURLを貼り付け、幅・高さを1920・1080に設定し「OK」をクリックする

以上でスコラボを活用した待機画面のアニメーション設定は完了です。
OBS配信の待機画面アニメーションを自作したい方向けおすすめサイト
待機画面のアニメーションは作り方さえわかれば、自作も可能です。ここでは、待機画面のアニメーションを自作したい方向けに、5つのおすすめサイトを紹介します。自身にあったサイトを見つけ、オリジナルアニメーションを制作してみましょう。
Canva
Canvaは、初心者でも簡単にデザインやアニメーションを作成できるオンラインツールです。豊富なテンプレートや素材が揃っており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、オリジナルの待機画面アニメーションを制作できます。
無料プランでも多くの機能を利用できるため、コストを抑えつつ高品質なデザインを実現したい配信者におすすめです。
FlexClip
FlexClipは、初心者でも簡単に動画編集ができるオンラインツールです。ブラウザ上で動作し、ソフトのインストールが不要なため、手軽に利用できます。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、クリップの追加やテキストの挿入、音楽の選択などが可能です。
無料版でも多くの機能を利用できますが、高度な編集や高解像度での出力を希望する場合は、有料版の利用がおすすめです。
Renderforest
Renderforestは、初心者でも簡単にアニメーションや動画を作成できるオンラインツールです。豊富なテンプレートと直感的な操作性により、オリジナルの待機画面アニメーションを短時間で制作可能です。
Animaker
Animakerは、初心者からプロまで幅広く利用されるアニメーション動画制作ツールです。1,000種類以上のテンプレートや豊富な写真・動画素材を活用し、オリジナルの待機画面アニメーションを簡単に作成できます。無料プランでも多くの機能を利用可能です。
Kapwing
Kapwingは、初心者からプロまで幅広く利用できる動画編集ツールです。ブラウザ上で動作し、手軽に利用できます。ドラッグ&ドロップの操作で、動画のカットやテキストの追加、字幕の生成などが可能です。
AIを活用した機能により、作業効率を向上させられます。無料プランでも多くの機能を利用できますが、高度な編集やチームでのコラボレーションを希望する場合は、有料プランの利用がおすすめです。
VTuberの待機画面の作り方は、以下の記事でも解説しています。
VTuberの待機画面の作り方!無料ツールでの自作方法や魅力的にするコツも解説
OBSで待機画面をアニメーション化したら、次は?
今回は、OBSで待機画面にアニメーションを追加する方法を解説しました。待機時間を演出することで、視聴者の離脱を防ぎ、より魅力的な配信を作ることができます。
待機画面を整えたら、次は配信全体のデザインにもこだわってみませんか?
配信画面作成サービス「Alive Studio」を使えば、手軽に見やすい配信画面を作ることができます。
- VTuber向け素材制作チーム「うさねこメモリー」提供の背景・小物素材が1,000種類以上使い放題!
- 音楽素材サイト「魔王魂」提供のBGMが100曲以上使い放題!
- お題ルーレット・カウンター機能搭載!
- 全機能使えて、月額980円(税込)!
「待機画面を整えたら、次は配信のトータルデザインにもこだわりたい!」
そんな方は 「Alive Studio」 を活用して、より完成度の高い配信を目指しましょう!
\ まずは無料お試し7日間!あなたの配信をワンランクアップ! /