一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）が主催する「日本ゲーム大賞2024」の結果が発表され、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』（任天堂株式会社）が栄えある大賞を受賞しました。このほか、同作はベストセールス賞と優秀賞も受賞し、トリプル受賞を達成しました。

ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダムの栄光

大人気シリーズ「ゼルダの伝説」の最新作である『ティアーズ オブ ザ キングダム』は、淡い水彩画のようなタッチで描かれた広大なフィールドと、一新された主人公リンクの能力が評価されました。空と地底をシームレスに探索できる自由度の高さや、時間と共に変化する風景、仲間との再会など多くのドラマがユーザーの心を掴んでいます。

ベストセールス賞受賞理由：
2023年5月12日の発売以来、全世界累計販売本数は2080万本、国内累計販売数は375万本を記録し、対象期間中の最多販売本数を記録しました。広大なフィールドと一新されたリンクの能力が、多くのゼルダファンを魅了し続けています。

ストリートファイター6の特別賞・優秀賞受賞

一方で、株式会社カプコンの『ストリートファイター6』も特別賞と優秀賞のダブル受賞を果たしました。本作は視覚障碍者と健常者が対等に対戦できる「サウンドアクセシビリティ機能」や、深い駆け引きを楽しめる「ドライブゲージ」といった新機能が評価されました。

その他の話題作

2024年度の優秀賞には、以下の作品が選ばれました：

• 『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』（株式会社フロム・ソフトウェア）
• 『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』（任天堂株式会社）
• 『ドラゴンズドグマ 2』（株式会社カプコン）
• 『ファイナルファンタジーXVI』（株式会社スクウェア・エニックス）
• 『ファイナルファンタジーVII リバース』（株式会社スクウェア・エニックス）
• 『ペルソナ３ リロード』（株式会社アトラス）
• 『ユニコーンオーバーロード』（株式会社アトラス）
• 『龍が如く８』（株式会社セガ）
• 『龍が如く7外伝 名を消した男』（株式会社セガ）

新設賞の受賞者

本年から新設されたブレイクスルー賞には、『8番出口』（KOTAKE CREATE）が受賞しました。一方、ムーブメント賞は『スイカゲーム』が受賞しました。『スイカゲーム』はNintendo Switch DL版の発売後に急激に人気を博し、一大ムーブメントを巻き起こしました。

感想と展望

2024年度の日本ゲーム大賞は、多くの話題作が受賞を果たし、ゲーム業界の多様性と進化がうかがえる結果となりました。特に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のトリプル受賞は、シリーズファンだけでなく、新規ユーザーも魅了する作品として、その完成度の高さを証明しました。また、アクセシビリティに優れた『ストリートファイター6』の受賞も、ゲームの可能性を引き出す新たな方向性を示しています。今後も様々なジャンルで新しい挑戦が続くことを期待しています。

出典元：PR TIMES