初心者向け!OBSでYouTubeゲーム配信するための設定方法と配信手順を解説

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OBSでYouTubeゲーム配信するための事前準備をしよう
必要な機材をそろえる
これからYouTubeでゲーム配信を始めよう!と思った時、どんな機材を揃えればいいのか悩みますよね。もちろんスマホだけでも配信は可能ですが、PCゲームを配信したい、自分だけのイケボを届けたい、自分のプレイスタイルを視聴者に見てもらいたいなど、より質の高い配信を目指すなら、いくつか用意しておきたい機材があります。
機材 | 概要 | 補足 |
---|---|---|
パソコン | 配信ソフトを動かすために必要となります。 | スペックが高いほうが、ゲームをしながらの配信でも画質や処理速度が安定しやすくなります。 |
配信ソフト(OBS) | パソコンの画面や音声をYouTubeに配信するためのソフトです。 | 無料で利用でき、多くの配信者に利用されているので、使い方の情報も多いのが特徴です。 |
マイク | あなたの熱い実況や、落ち着いた解説を視聴者にクリアに届けるためのものです。 | イヤホンマイク、ヘッドセットマイク、コンデンサーマイクなど様々な種類があります。 |
カメラ | あなたの姿を視聴者に届けることで、より視聴者との距離が縮まります。 | パソコンに内蔵されているものでも配信は可能ですが、画質にこだわるなら外付けのWebカメラがあると良いでしょう。 |
ゲームキャプチャーボード | PS5等のゲーム機でプレイするゲームを配信する場合に必要となります。 | パソコンに内蔵されているHDMI端子は入力専用であることが多く、ゲーム機と直接接続して配信することはできません。 |
その他 | 配信環境に合わせて必要に応じて用意しましょう。 | 例えば、照明があると配信画面の見栄えがよくなります。また、背景を隠したい場合はグリーンバックがあると便利です。 |
これらの機材は必須ではありませんが、揃えることでより視聴者が快適に楽しめる、質の高い配信を行うことができます。
配信するためのYouTubeチャンネルの開設とライブ配信設定準備
YouTubeでゲーム配信を行うには、まずチャンネルを開設し、配信設定を行う必要があります。
チャンネルを持っていない方は、以下の手順でチャンネルを作成しましょう。
①YouTubeにログインします。
②画面右上のアカウントアイコンをクリックし、「チャンネルを作成」を選択します。
③個人用チャンネルまたはブランドアカウントのどちらでチャンネルを作成するかを選択します。
④チャンネル名とアイコンを設定し、「作成」をクリックします。
チャンネル開設後、または既にチャンネルを持っている方は、以下の手順でライブ配信設定を有効化してください。
①YouTube Studioにログインします。
②左側のメニューから「コンテンツ」を選択し、「ライブ配信」タブを開きます。
③初めてライブ配信を行う場合は、「始める」をクリックして、電話番号によるアカウント認証を完了させます。
④認証が完了すると、ライブ配信設定画面が表示されます。
⑤配信のタイトル、説明、サムネイル画像などを設定します。

⑥公開範囲や収益化設定など、配信に関する詳細設定を行います。

⑦設定が完了したら、「配信開始」ボタンをクリックして、ライブ配信を開始できます。
GoogleアカウントとOBSの連携をしよう
OBSの設定画面を開き、配信設定の項目でサービスを「YouTube – RTMPS」に設定します。
次に、OBSと配信に使用するYouTubeアカウントとの連携を行います。
具体的な手順は以下の通りです。
①OBSを起動し「設定」をクリック
②左列の上から2番目にある「配信」をクリック
③「サービス」をクリックし「YouTube – RTMPS」を選択
④「アカウント接続」をクリック
⑤Googleアカウントのログイン画面が表示されるので、OBSと連携したいアカウントを選択し、ログイン

OBSでYouTube Live配信に合わせた画質・音声の設定をしよう
OBS Studioを起動したら、まずはじめにYouTube Live配信に適した画質と音声の設定を行いましょう。OBS Studioでは、配信サービス、解像度、ビットレート、エンコーダー、フレームレート、音声入力など、さまざまな設定項目があります。
配信設定
OBS Studioの「設定」画面を開き、「配信」を選択します。
- 配信サービスの選択
- 「サービス」の項目で「YouTube / YouTube Gaming」を選択します。
- ストリームキーの入力
YouTube Studioの配信ダッシュボードからストリームキーを取得し、OBS Studioの「ストリームキー」の欄に入力します。

出力設定
「出力」タブを開き、「出力モード」を「詳細」に設定します。

- エンコーダーの選択
「エンコーダ」の項目では、お持ちのPCのスペックに合わせて適切なエンコーダーを選択します。高性能なグラフィックボードを搭載しているPCの場合は、「NVIDIA NVENC」や「AMD Video Coding Engine」などのハードウェアエンコーダーを選択すると、CPU負荷を抑えつつ高画質な配信が実現できます。
- ビットレートの設定
「ビットレート」は、配信する映像のデータ量を表す数値で、高画質配信には高いビットレートを設定する必要があります。
解像度 | フレームレート | ビットレート(推奨値) |
---|---|---|
1080p | 60fps | 4,500~9,000 Kbps |
720p | 60fps | 2,500~5,000 Kbps |
480p | 30fps | 1,000~3,000 Kbps |
表を参考に、配信する解像度やフレームレートに合わせて適切なビットレートを設定してください。
- 解像度とフレームレートの設定
「出力解像度」は配信画面の解像度、「共通FPS値」は配信する映像の滑らかさを決めるフレームレートを設定します。高画質配信には高い解像度とフレームレートが必要ですが、視聴者の視聴環境やPCスペックに合わせて設定する必要があります。 - 音声設定
「音声」タブでは、マイクやデスクトップ音声の設定を行います。 - マイクの設定
「デスクトップ音声」と「マイク/補助音声」から、配信に使用する音声入力デバイスを選択します。 - デスクトップ音声の設定
ゲーム音などを配信に乗せる場合は、「デスクトップ音声」で適切な音声出力デバイスを選択します。 - 音量の調整
各音声入力デバイスの音量バランスを調整します。
以上の設定を行うことで、OBS StudioでYouTube Liveに適した画質と音声でゲーム配信を行うことができます。
OBSにゲームの配信画面が映るように設定しよう
配信画面はお部屋の印象を決める大切な要素です。視聴者が快適に視聴できる画面を目指しましょう。OBS Studioでは、複数のソース(画面や画像など)を組み合わせて、自由にレイアウトを作成できます。
手順
①「ソース」の下にある「+」ボタンをクリックし、「ゲームキャプチャ」を選択します。

②新規作成を選択し、「OK」をクリックします。

③モードを「特定のウィンドウをキャプチャ」に設定し、配信したいゲームを選択します。

④配信画面にゲーム画面が映っていることを確認し、「OK」をクリックします。
⑤同様に、「+」ボタンから「ビデオキャプチャデバイス」を選択し、カメラの映像を追加します。
⑥画像やテキストを追加したい場合は、「画像」や「テキスト」などを選択し、それぞれ設定を行います。
各ソースは、配信画面上で自由にサイズや配置を変更できます。ドラッグ&ドロップで動かし、枠をドラッグすることでサイズ調整も可能です。
ポイント
- ゲーム画面が配信画面からはみ出したり、縮小しすぎたりしないように、サイズ調整を行いましょう。
- カメラ映像は画面の端に小さく表示したり、ゲーム画面に重ねて表示したりするなど、配信スタイルに合わせて調整しましょう。
- 画像やテキストは、配信のタイトルやチャンネル名、コメントなどを表示するために活用できます。
ゲームキャプチャが映らない場合は、こちらの記事もチェックしましょう。
OBSでゲームキャプチャが映らない時の対処法は?原因別の解決策を徹底解説
YouTube Liveでゲーム配信を開始しよう
配信の準備が整ったら、いよいよYouTube Liveでゲーム配信を開始しましょう。 配信開始前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
- 配信開始前の最終チェック – 配信開始前に、音声、映像、配信画面に問題がないかを確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
音声 | マイクの音量は適切か、ノイズは入っていないかを確認しましょう。 |
映像 | ゲーム画面はスムーズに動いているか、画質は問題ないかを確認しましょう。 |
配信画面 | 配信レイアウトに問題はないか、視聴者に見せたくないものは映っていないかを確認しましょう。 |
問題なければいよいよ配信開始です。
- 配信開始と終了
配信を開始するには、OBSの「配信開始」ボタンをクリックします。 配信を終了する際は、「配信終了」ボタンをクリックします。
配信を終了する際は必ず、OBSから配信を終了しましょう。
- 配信中の注意点
配信中は、視聴者とのコミュニケーションを意識しながら、トラブル発生時にも落ち着いて対応しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
視聴者とのコミュニケーション | コメントを読み上げたり、質問に答えたりして、視聴者との交流を楽しみましょう。 |
トラブル発生時の対応 | 配信が止まったり、音声が途切れたりするトラブルが発生した場合でも、落ち着いて対処しましょう。 |
配信時間の管理 | あらかじめ決めた配信時間内に収まるように、時間配分を考えながら配信しましょう。 |
これらの点に注意しながら、視聴者にとって快適で楽しい配信を目指しましょう。
YouTube Liveでのゲーム配信が終わった後のポイント
配信が終わった後も、いくつかのポイントを押さえておくことで、より良い配信活動につなげることができます。
ポイント | 内容 |
---|---|
アーカイブの確認と管理 | 配信が終了するとアーカイブが自動的に作成されます。 アーカイブが正しく保存されているか、公開範囲は適切かなどを確認しましょう。 |
配信内容の振り返り | 視聴者数やコメント、チャット欄の盛り上がりなどを参考に、良かった点や改善点を見つけ出すことが重要です。 |
今後の配信に向けて | 振り返りを元に、次回配信する際の改善点をまとめたり、配信内容のアイデアを練りましょう。 |
配信の宣伝 | アーカイブはSNSなどで告知し、視聴者を増やすためのツールとして活用しましょう。 |
これらのポイントを意識することで、視聴者満足度の向上やチャンネル登録者数の増加も見込めるでしょう。
まとめ
今回、この記事ではYouTube Liveでのゲーム配信のやり方を紹介しました。
これからYouTubeでゲーム配信を始める方は、必要な機材を揃え、YouTubeチャンネルを開設し、OBS Studioをインストールする準備から始めましょう。OBS Studioでは、画質や音声、ゲーム画面の設定など、配信に必要な設定を行うことができます。
YouTubeでのゲーム配信において、画質や音声の設定などは非常に重要です。
事前にご自身のPCスペックやインターネット環境に合わせて、最適な設定を見つけ出すことが、視聴者の快適な視聴体験につながります。今回の記事の内容を参考にしっかりと準備をしましょう。