【初心者向け】OBSのオーバーレイ設定と素材入手&作り方ガイド

OBSで配信を始めたばかりで「オーバーレイを使ってもっと魅力的な配信にしたいけど、どうすればいいかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。オーバーレイは、配信画面をカスタマイズし、視聴者にオリジナリティや魅力を伝えられる重要な機能です。

この記事では、オーバーレイの設定方法や素材の入手方法、作り方をわかりやすく解説します。さらに、動くオーバーレイの作成や注意点についても触れているので、より詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

この記事を最後まで読めば、初心者でも簡単におしゃれな配信を始められるでしょう。

ライブ配信のオーバーレイとは?

オーバーレイとは、ライブ配信画面を装飾できる要素のことです。配信者の個性を表現したデザインにすることで、視聴者に自身の魅力を最大限に伝えられます。

チャット欄やSNSアカウント、配信タイトルなどのデザインを設定することで、視聴者が見やすく、親しみやすい画面を作ることが可能です。

オーバーレイには静止画素材を使用したものと、アニメーションが追加された動的なものがあります。とくにアニメーションオーバーレイは、配信画面をさらに華やかにできるので、効果的に視聴者の目を引けるでしょう。

ライブ配信でオーバーレイを使用するメリット・デメリット

オーバーレイは、画面映えや視認性の向上といった多くのメリットがあります。一方で、過度な装飾による視認性の低下やPCへの負荷が増えるといったデメリットも存在します。

しかし、配信内容や環境に適したカスタマイズをすれば、メリットを最大限活かしてデメリットを回避できるでしょう。

メリット

オーバーレイで配信画面をカスタマイズすると、華やかで魅力的な配信画面になったり、視聴者が見やすい環境を整えられたりします。具体的なメリットは、以下の通りです。

  • 画面映えする
  • 配信画面が整う
  • 他の配信者との差別化ができる

オーバーレイを使用している配信画面と使用していない配信画面とでは、視聴者からの印象が大きく変わるでしょう。オーバーレイは、視聴者に配信者の個性やブランディングを伝える強力なツールとして活躍する機能です。ぜひ利用を検討してみてください。

また、トーク配信やゲーム配信などのテーマに沿ったデザインを採用すれば、視聴者層にあわせた配信環境を作ることもできます。

デメリット

オーバーレイは便利な機能ですが、使用方法によっては以下のデメリットが起こる可能性があります。

  • 画面が見づらくなる
  • PC負荷が増加する

オーバーレイで過度に装飾すると、配信画面を占有し、ゲーム画面や映像が小さくなってしまいます。それにより、視聴者が重要なシーンを見逃す可能性もあるでしょう。また、動的なオーバーレイや高解像度の素材は、エンコードやPC性能に大きな負担をかけます。

これらのデメリットは、視聴者が配信から離れていく原因になりかねません。

デメリットを回避するには、配信内容に合わせたオーバーレイのデザイン調整が不可欠です。

例えば、ゲーム配信では、必要最低限の情報だけを表示するシンプルなオーバーレイが適しています。PCの負荷が心配な場合は、PCスペックやネット回線速度に応じて負荷を抑える工夫をしましょう。

OBSでオーバーレイを設定するために必要な準備

OBSでオーバーレイを設定するには、オーバーレイ用の画像素材を用意する必要があります。画像素材を用意する方法は、主に以下の2つです。

  • 画像編集ソフトを使って作成する
  • 無料配布されているオーバーレイ画像を利用する

まず、画像編集ソフトを使用する場合でおすすめの無料ソフトは、「Canva」や「GIMP2」です。「Photoshop」のような有料ソフトを使うと、さらに高品質な画像を効率的に作成できるでしょう。

無料配布されているオーバーレイ画像は、ダウンロードするだけで手軽に設定できるため、画像作成に自信がない方や手間を省きたい方におすすめです。

これらの方法を活用して、配信画面を手軽にカスタマイズしてみましょう。

OBSでオーバーレイを設定する方法(YouTube/Twitch/ツイキャスなど)

OBSでオーバーレイを設定する方法は、YouTubeやTwitch、ツイキャスといった主要な配信プラットフォームで共通です。

画像や動画素材を用意してOBSに追加し、画面全体を調整することで、オーバーレイが設定できます。詳しくは、以下の手順に沿って進めてみましょう。

ステップその1:画像サイズを調整してOBSに追加

まずは、使用する画像や動画素材を準備しましょう。素材の準備方法は、以下の3通りです。

  • 自作する:CanvaやPhotoshopなどのツールを使ってデザインする
  • サイトからダウンロード:無料配布サイトで既成のオーバーレイ素材を探す
  • プロに依頼:ココナラやクラウドソーシングを活用して外注する

素材が準備できたら、素材のサイズを配信画面に合わせて調整します。一般的には、1920×1080ピクセルが適しています。

調整後、OBSのソースリスト内「+」ボタンから「画像」を選択し、「参照」ボタンで保存したファイルを追加してください。追加後、画像は設定したサイズで表示されます。

ステップその2:オーバーレイの位置調整

OBSにオーバーレイ素材を追加したら、画面に合わせて位置を調整しましょう。外枠タイプのオーバーレイは、作成段階で配信画面の比率に合わせてデザインされている場合が多いですが、微調整が必要な場合もあるので、注意しましょう。

追加したオーバーレイをクリックしてドラッグすれば、画面上の位置を自由に変更できます。

角をドラッグしてサイズを調整し、配信コンテンツにフィットさせることもできます。ゲーム画面やチャット欄の枠に合わせて調整すると、見やすい配信画面になるでしょう。

最終的に他の要素とのバランスを確認し、オリジナルの配信画面を完成させてください。

配信用オーバーレイの素材入手方法

オーバーレイ素材は、配布サイトでのダウンロードやプロに外注することで、すぐに入手できます。豊富な選択肢から素材を選んで、簡単に魅力的な配信画面を作成できるので、自作が難しい場合でもオーバーレイを手軽に活用できるでしょう。

以下では、それぞれの入手方法について詳しく解説します。

配布サイトからダウンロード(無料あり)

オーバーレイ素材を手軽に入手するなら、無料または有料の配布サイトを利用するのがおすすめです。おすすめの配布サイトは、以下を参考にしてください。

  • BOOTH
    クリエイターが作成した有料・無料のオーバーレイ素材が豊富。シンプルなデザインから凝ったものまで幅広く選べる。
  • Pngtree
    画像データに特化した配布サイトで、無料素材の選択肢も多く、使いやすい。
  • PIXIV
    大手画像共有サイトで、ゲーム配信やVTuber向けの素材が用意されている。無料で使える素材も多数。

配布サイトからダウンロードする際には、必ずライセンス規約を確認し、配信での使用が許可されているかどうかを確認してください。

ココナラなどでプロに外注する

自作が難しい場合やオリジナルのデザインが欲しい場合は、プロに依頼するのも一つの方法です。プロの依頼できるサービスは、以下の2つがおすすめです。

  • ココナラ
    多くのクリエイターが在籍しており、比較的安価でオーバーレイを依頼できる。サンプルを確認できるから、イメージと合ったクリエイターかどうかを判断しやすい。
  • SKIMA
    VTuber向けのオーバーレイ作成に特化したクリエイターが多く登録している。アバター作成とセットで依頼することも可能。

依頼する場合の大まかな流れは、以下の通りです。

  • サンプル確認
  • 希望デザインや納期の相談
  • 依頼確定と支払い
  • 納品前の進捗確認と修正依頼

希望を具体的に伝えることで、満足のいくオーバーレイを作成してもらえるでしょう。

配信用オーバーレイの作り方

自作した配信用オーバーレイは、よりオリジナリティを表現できるでしょう。初心者には無料で使える「Canva」がおすすめです。Canvaにはテンプレートが豊富に用意されており、配信画面やSNSアカウントを簡単にデザインできます。

以下でCanvaを使用したオーバーレイ作成の簡単な手順を紹介していますので、参考にしてください。

  • Canvaに登録・ログイン
  • 「カスタムサイズ」で1920×1080ピクセルのキャンバスを作成
  • デザインを選択
  • 背景透過でエクスポート

背景透過のエクスポートは有料版のみのため、無料版を使用する場合は背景を透明にするツールを併用してください。

費用を抑えながら手軽に個性溢れるオーバーレイを作りたい方は、ぜひCanvaの利用を検討してみましょう。

動くオーバーレイの作り方

動くオーバーレイを使用すると、配信画面をさらに華やかに演出できます。作成には「Adobe After Effects」や無料ソフトの「GIMP2」が便利です。

また、動画を背景に使用する簡易的な方法もあるので、以下で紹介します。

  • 背景動画を準備
  • 「ソース」→「+」→「メディアソース」の順で動画をOBSに追加
  • 背景動画の上に透過した画像の枠を重ねる

このような手順で動画をOBSに追加することで、配信画面が動いているように見せられます。まずは、手軽な方法で動くオーバーレイを設定したい方は、ぜひ試してみてください。

また、背景動画には、光のエフェクトやキラキラした動画がおすすめです。

オーバーレイを使用する際の注意点

オーバーレイを使用する際には、画面構成やPC負荷への影響を考慮しなければなりません。オーバーレイを使用する際の注意点を知っておかなければ、配信やPCのパフォーマンスが低下してしまう可能性もあります。

そこでここでは、オーバーレイの注意点について詳しく解説します。オーバーレイを利用したい方は、確認しておきましょう。

配布素材のライセンス規約や利用範囲

配布サイトで表示されているオーバーレイ素材は、ライセンス規約や利用範囲が定められている場合が多いです。

ライセンスや利用規約には、「商用利用不可」「編集禁止」「第三者への再配布禁止」などの制限が含まれていることも。これらのルールを守らないと著作権侵害に当たるため、注意してください。

とくに注意すべきなのは、収益化を目的とした配信です。収益化したい場合は、規約をよく確認し、商用利用が許可された素材を選びましょう。

低スペックPCでオーバーレイを使用するのは非推奨

オーバーレイの使用は、PCへの負荷が増加します。そのため、低スペックPCでの使用はあまり推奨されません。

とくに、コメントや時刻表示などの追加機能を増やすと、エンコードやゲームパフォーマンスが低下する可能性があります。過剰な装飾によってゲーム画面が重くなると、快適な視聴環境が損なわれてしまうので、注意してください。

低スペックのPCでオーバーレイを利用する場合は、必要最小限の要素に絞り、配信の快適さを優先しましょう。

OBSでオーバーレイを活用したら、次は?

今回は、OBSでオーバーレイを設定する方法や素材の入手・作成方法を詳しく解説しました。オーバーレイを活用することで、配信画面のクオリティを高め、視聴者により魅力的な印象を与えられます。

さらに、配信画面全体のデザインにこだわりたい方には、配信画面作成サービス「Alive Studio」がおすすめです。

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

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