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面倒なサムネイルを簡単作成！「Vサムネ」の使い方を徹底解説
YouTubeや配信サイトで多くの視聴者を集めるためには、視聴者がクリックしたくなる魅力的なサムネイルが欠かせませんが、作り方がわからなかったり、難しいというイメージを持っている方も多いかもしれません。そこで便利なのが、誰でも手軽にサムネイルを制作できるツール「Vサムネ」です。
本記事では、Vサムネの特徴や使い方を詳しく解説し、効果的なサムネイル制作のポイントを紹介します。
Vサムネとは？
VTuberに特化したサムネイルをWeb上で制作できる、会員登録不要のサムネイル制作ツールです。個人・法人問わず、商用でも利用できます。
一般的に、プロのデザイナーにサムネイルを依頼すると時間も費用もかかりますが、Vサムネを使えば誰でも無料で、手軽に高クオリティなサムネイルを制作可能です。特に、VTuberにとって簡単に使えるツールとして注目されています。
Vサムネの特徴
VTuberは、配信や動画投稿などさまざまな作業をひとりで行っていることも多いため、よく行う作業のひとつである“サムネイル制作”を効率的に行えるよう、Vサムネには以下のような特徴があります。
豊富なテンプレート
VTuberに特化した雑談配信やゲーム配信、切り抜き動画風のサムネイルテンプレートなどが多数用意されており、自分のスタイルに合ったものを選べます。また、テンプレートを利用することによりサムネイル制作の時間短縮やクオリティを上げることができます。
デザインが苦手な方やシンプルに済ませたい方、テンプレートをベースにオリジナルのサムネイルを作りたい方などにおすすめです。
直感的な操作
初心者でも簡単に扱えるシンプルな画面になっています。ドラッグ＆ドロップで画像やテキストを配置できるため、特別なデザインスキルがなくても利用できます。直感的な操作で、短時間で理想的なサムネイルが仕上がります。
充実したエフェクト
テキストや画像に影や縁取りなどのエフェクトを簡単に適用することができます。複数のエフェクトを組み合わせることで、より個性的なデザインを作ることも可能です。
完全無料・会員登録・クレジット表記不要
すべての機能を無料で利用でき、クレジット表記の必要もありません。面倒くさい登録手続きや個人情報の入力が不要で、手軽に利用を開始できます。ブラウザから直接利用できるため、特別なソフトのインストールも不要です。
有料のデザインソフトを使わなくても、手軽にクオリティの高いサムネイルを作ることができます。
プロジェクトファイルの保存が可能
プロジェクトファイルを共有することで、誰でもWeb上で制作できるため、重ねるだけのテンプレート配布やデザインの再利用もできます。
動画や配信のサムネイルに限らず、SNSに投稿する画像（おはようV・おやすみV・イベント告知など）など、VTuber活動に必要な画像制作にも活用可能です。
Vサムネの使い方
テンプレート選択
Vサムネのサイトから「いますぐ始める」をクリックすると、さまざまなデザインテンプレートが表示されます。自分の動画や配信に合ったテンプレートを選びましょう。
テンプレートを選ぶ際には、動画のジャンルや雰囲気に合ったものを選ぶと、統一感のあるデザインになります。
編集画面の構成
実際にサムネイルなどの画像を制作するときに使用する画面では、マウス操作を基本にテキストや画像などのオブジェクトを追加して、数値入力やスライダーで細かい設定を行うようになっています。
※オブジェクト追加バーが表示されていない時「ツールバー」のアイコンをクリックすることで表示されます
それぞれの画面は下図のようになっています。
| 画面名 | 説明 |
|---|---|
| キャンバス | オブジェクトを配置するエリア（マウス操作で配置や大きさの変更が可能） サムネイルの配置エリアは白枠内ですが、枠外ではマウスホイールでの拡大・縮小や、クリックでサムネイルエリアの移動ができます。 |
| オブジェクト追加バー | テキスト、画像、図形、ブラシなどのオブジェクトを追加ができるバー |
| パラメーターバー | キャンバス上で選択したオブジェクトの設定を細かく変更できるバー |
| ツールバー | キャンバス上で選択したオブジェクトの設定を細かく変更できるバー （使用頻度の高い項目のみ表示） |
| 上部バー | プロジェクト全体に関連する機能がついているバー （画像のエクスポートやプロジェクトの保存など） |
| 下部バー | 画像の解像度の変更やレイヤーバーの表示・非表示などのサブ機能が使えるバー ショートカットキーの確認やパラメーターの表示をすることで、各素材をロックすることができます。 |
立ち絵や画像をアップロードする方法
まずは、自身のVTuberキャラや使用したい立ち絵・画像をアップロードしてみましょう。立ち絵の画像にはPNG形式の透過画像を用いると、より綺麗な仕上がりになります。
- オブジェクト追加バーより「画像」アイコンをクリックします。
- 画像のアップロードエリアをクリックして画像を選択するか、ドラッグ＆ドロップで画像を追加します。
- 追加した画像をクリックすることでキャンバスに反映されます。
キャラの画像はサムネイルのインパクトを強めるために、大きく顔のアップを配置するのも効果的です。
また、テンプレートの画像が削除できない場合や、画像の前後の位置を入れ替えたい場合は、「下部バーから「レイヤー」をONにして、ロックを解除したり、ドラッグ＆ドロップで位置を入れ替えたりしましょう。
テキストを編集する方法
既にテキストがある場合は、キャンバスから編集したいテキストをクリックして、画面右のパラメーターバーから変更を行います。
フォントやフォントサイズの変更、スタイルの変更、文字の間隔など直感的な操作で変更が可能です。
新しくテキストを追加したい場合は、下記の手順で追加が可能です。
- オブジェクトバーにあるテキストアイコンをクリックします。
- カラーパターン、テキストスタイル、ベースカラーなどを選びます。
（ここで選んだ内容は後から変更が可能です） - フォントデザインをクリックするとキャンバスに追加されます。
タイトルや配信内容に合わせて、サムネイルに表示するテキストを編集します。フォントやサイズ、色を自由に調整できます。
効果的なテキスト編集のポイント
- 視認性を高めるために、太めのフォントを使用する
- 文字の色を背景とのコントラストが出るように調整する
- 必要に応じて、影や縁取りを追加して読みやすくする
- 視聴者の興味を引くような文を使う
- 文字数は少なめでも直感的に内容が伝わるようにする
エフェクトの追加
各オブジェクトにエフェクトを加えることで、サムネイルの視認性を向上させることができます。エフェクトはテキストにも画像にも追加が可能です。特に、以下のエフェクトを適用すると、より目を引くデザインになります。
おすすめのエフェクト
- 縁取り
テキストや画像の輪郭に色をつけることで、背景と対象物との境界がはっきりし、視認性が大きく向上します。特に、明るい背景に暗い縁取りを施すことで、文字がくっきりと際立ちます。 - 影
テキストや画像に立体感を与えるエフェクトです。影をつけることで、奥行きや重なりが表現でき、自然な見た目とともに目を引く効果が得られます。
エフェクトの追加方法
エフェクトの追加は、対象のオブジェクトをクリックして、右のパラメーターバーから行います。
- パラメーターバーを下にスクロールして「エフェクトを追加する」ボタンをクリックします。
- 追加したいエフェクト名をクリックします。
エフェクトが適用され、パラメーターバーに適用したエフェクトの詳細設定が表示されるので、カラー等の細かい変更も可能です。
その他のエフェクト
その他のエフェクトの説明と期待できる効果については、下図を参考にしてみてください。
| エフェクト | 説明 |
|---|---|
| ストライプ | 縞模様を重ねることで、動きやリズム感を演出できます。 |
| 波 | 画像や文字に波打つような変形を加えることで、ユニークで躍動感のあるデザインになります。 |
| ぼかし | 背景などを柔らかくぼかすことで、主役の要素をより際立たせる効果があります。 |
| モザイク | 一部をモザイク処理することで、情報の隠蔽や強調ができます。伏せたい内容を隠したり、注目を集めたい部分を強調したりするのに使えます。 |
| 色調補正 | 画像全体の色味を調整することで、統一感を出したり、雰囲気を変えたりできます。 |
| HSL補正 | 色相・彩度・明度を個別に調整でき、細かい色のコントロールが可能です。 |
| RGB補正 | 赤・緑・青の各色のバランスを調整し、色温度やトーンの微調整に役立ちます。 |
| カラーオーバーレイ | 画像やテキストの上に色を重ねて、印象や雰囲気を変えることができます。 |
| クロマキー | 特定の色を透明にして背景を透過させることができ、合成編集に最適です。 |
| ルミナンスキー | 明るさ（輝度）によって特定の部分を透過するエフェクトで、クロマキーと異なる柔らかい抜き処理が可能です。 |
| 発光 | 文字や画像に光っているような加工をすることで、強い印象や未来的な演出ができます。 |
| 立体 | オブジェクトに厚みや奥行きを与えて、リアルな立体感を演出します。 |
| 走査線 | レトロなテレビ画面のような横線エフェクトで、懐かしさや情報感を演出できます。 |
| ドット | ドット絵風の処理を加えることで、ポップで個性的な印象を与えることができます。 |
配置やサイズの調整
立ち絵やテキストの位置、大きさを調整し、全体のバランスを整えます。
キャンバス上で各オブジェクトを選択して調整をしましょう。調整をする際は、レイヤーを表示した状態だと作業がしやすくなります。レイヤーを表示した状態で、特定のオブジェクトにロックをかけて動かせなくしたり、表示非表示を切り替えたりすることができます。
キャンバスエリアで編集する際、背面に配置されているオブジェクトを編集したい時など、最前面になっている画像をロックすることで選択がしやすくなります。
配置のコツ
見やすくするためには、以下のポイントを意識してみましょう。
- テキストとキャラクターのバランスを考えて、適切な余白を確保する
- 配色を統一し、ごちゃごちゃした印象にならないようにする
- 「キャラクター」「テキスト」「目立つ装飾」の3つを意識して配置する
サムネイルのダウンロード
編集が完了したら、画面右上の「サムネイルをダウンロードする」ボタンからダウンロードできます。
ファイル形式はpngが既定値となっていますが、透過pngやjpgを選択することができます。変更したい場合は、ダウンロードの前に変更してから、「サムネイルをダウンロードする」ボタンをクリックしましょう。
なお、雑談配信向けのサムネイルの作り方や魅力的に作成するコツについては、下記の記事でも解説しています。
その他の便利な機能
プロジェクトの保存
サムネイルはプロジェクトとして保存され、プロジェクトタブに自身が作成したプロジェクトが表示されます。
ブラウザ上で保存もされますが、プロジェクトファイルをダウンロードすることで共有をすることも可能です。
プロジェクトファイルを保存したい際は、「プロジェクトをダウンロードする」ボタンの左横から「.vsamune」を選択してダウンロードしましょう。上部バーの左上でプロジェクト名を設定することもできます。
プロジェクトファイル（.vsamune）は、「プロジェクトをインポート」をクリックすると開くことができます。
既に作成しているプロジェクトを使って新たにサムネイルを作りたい時に活用しましょう。
Xへの投稿
せっかく作ったサムネイルは、SNSでもシェアしたくなりますよね。Vサムネでは、作成したサムネイルをそのままXへ投稿できる機能もあります。
- 「サムネイルをダウンロードする」ボタン横の「X」のアイコンをクリックします
- 「画像をクリップボードにコピー」をクリックします
- ポストする内容を編集する画面で、Xへの投稿内容を記載します
- 「Xで画像をポストする」をクリックします
- Xの投稿画面になるので、右クリックで「貼り付け」をするかキーボードで「Ctrl + V」で先ほどコピーしたサムネイルを添付します
- Xで「ポストする」をクリックすると投稿完了です
フォントの種類の追加
Vサムネでは、デフォルトでいくつかのフォントが用意されていますが、より自由なデザイン表現をしたい場合は、WEBで配布されているフォントや購入したフォントファイル（.ttf、.otf）をアップロードすることで、利用できるフォントの種類を増やすことが可能です。
好きなフォントを追加する手順（カスタムフォント）
- テキストオブジェクトを選択して、フォント選択の一番下にある「フォントを追加する」をクリックします。
- カスタムフォントの管理画面が表示されるので、画面右上の「フォントファイルをアップロードする」ボタンから、用意したファイル（
.ttfまたは.otf形式）を選択します。
- フォントがアップロードされると一覧に表示され、テキストオブジェクトのフォント選択からアップロードしたフォントを選択できるようになります。
カスタムフォント使用時の注意点
- アップロードできるフォントファイルのサイズは15MB以下です。
- 既ににアップロードされているフォントと同じ名前のフォントを再度アップロードしようとした場合、アップロードエラーになります。必要に応じて、ファイル名や内容を確認してください。
- フォントのライセンスによっては、WEBサービスへのアップロードが禁止されている場合があります。フォント制作者の利用規約を必ず確認し、正しい利用範囲でご使用ください。
違反してしまうと、知らず知らずのうちに著作権侵害になる可能性がありますのでご注意ください。
特に以下の点には注意が必要です。- 個人利用・法人利用の区別
- 商用利用の可否
- 再配布の禁止などの条項
- カスタムフォントはプロジェクトファイルに含まれないため、他のユーザーにプロジェクトを共有・配布する場合には、共有先のユーザーも同じフォントを事前にアップロードしておく必要があります。（フォントが未アップロードの場合は、自動的にデフォルトフォントに置き換えられます）
ショートカットキー
Vサムネでは、キーボードショートカットの使用が可能です。使用できるショートカットの一覧は、下部バーの「ショートカットキー」をクリックすることで確認ができます。
クリップボードからの貼り付けについて
オブジェクトやテキスト、画像をキーボードショートカット（Ctrl + V）でキャンバスに貼り付けることも可能ですが、その挙動は貼り付ける内容の種類によって異なります。
Vサムネ内でコピーしたオブジェクト（画像・テキスト・図形など）は、Vサムネのアプリケーション内で完結しており、特別な権限がなくてもコピー＆ペーストが可能です。
クリップボードから貼り付けができない場合
PC上でコピーした画像やテキストをVサムネに貼り付けるには、ブラウザ側の「クリップボードへのアクセス権限」の許可が必要になります。
初めてクリップボードからテキストや画像を貼り付けようとすると、ブラウザが次のような権限確認のダイアログを表示します。ここで「許可」を選択することで、PCのクリップボードからのデータ貼り付けが有効になります。
💡 セキュリティ上のご注意
クリップボードの内容にはパスワードや個人情報が含まれることがあるため、権限の許可はご自身で内容をよくご確認のうえ、慎重にご判断ください。
ブラウザ設定での権限変更方法（Chromeの場合）
初回の権限確認ダイアログで「許可しない」を選んでしまった場合でも、あとからアクセス権限を変更することが可能です。
- Chromeのアドレスバー（URL欄）の左にある鍵マークまたは設定アイコンをクリック
- 表示された「サイトの設定」を選択
- 「クリップボード」の項目を探し、「許可」に切り替える（スイッチをオンにする）
※「Edge」「Firefox」などの他のブラウザを使用している場合でも類似の設定項目があります。「（ブラウザ名） クリップボード アクセス権限」などで検索して設定をご確認ください。
まとめ
Vサムネは、VTuberや配信者にとって非常に便利なツールです。VTuberに特化した制作ツールではありますが、VTuberに限らず利用ができます。
特に「簡単に」「無料で」作りたい方に最適です。テンプレートを活用し、視聴者の目を引く魅力的なサムネイルを作成しましょう！
サムネイルが作れたら、次は？
今回は、VTuber向けの魅力的なサムネイルを誰でも簡単に作成できる無料ツール「Vサムネ」の使い方と、効果的なサムネイル制作のポイントを解説しました。
Vサムネで魅力的なサムネイルが作成できたら、次は配信全体のデザインにもこだわってみませんか？
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