【初心者向け】VTuberコラボ配信のやり方とOBS設定方法・誘い方も解説!

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「そろそろ誰かとコラボしてみたい…でも、どうやって声をかければいいの?」「OBSで相手のアバターを映すには何をすればいいの?」

そんなお悩みを抱えるVtuber初心者〜中級者のあなたへ、本記事ではコラボ配信の始め方からOBS設定、よくあるトラブルの対策までを、まるっとわかりやすく解説します。

実は、コラボは「声のかけ方」と「配信準備」さえ押さえれば、誰でも挑戦できる楽しいコンテンツ。

事前の準備とちょっとした工夫で、配信の幅が一気に広がり、視聴者にも新たな魅力を届けることができます。

この記事では、

  • コラボの誘い方
  • OBSを使った相手のアバター表示方法(Windows / Mac両対応)
  • Discord通話・音声取り込み・音ズレ対策の設定方法
  • コラボ当日の流れと配信後のお礼までの一連の流れ

を丁寧に解説します。初めてのコラボでも安心して挑戦できるよう、配信者目線でお届けします。

VTuberのコラボってどうやるの?基本のパターンやスタイルを解説

「コラボ配信って、何から始めればいいの?」という疑問を持つ方は多いと思います。

ここでは、初心者VTuberでもイメージしやすいように、コラボ配信の基本的な種類を紹介します。

コラボの主な形式は3パターン

VTuber同士のコラボには、いくつかの形式があります。自分のやりたいことや配信スタイルに合わせて選びましょう。

  • 片方だけが配信するパターン 一方のVTuberのチャンネルでのみ配信を行う形式です。設定や準備の負担が片方に集まるため、初心者同士のコラボに向いています。ホスト側がOBSなどの設定を担当し、ゲストは通話に参加するだけでもOKな場合が多いです。
  • 両方が同時に配信するパターン 双方がそれぞれのチャンネルで同じ時間に配信を行う形式です。ゲーム実況などで「自分視点・相手視点」をそれぞれ楽しんでもらえるのが特徴です。ただし、設定はそれぞれ行う必要があるため、やや中級者向けです。
  • 録画・編集コラボ(収録型) ライブ配信ではなく、あらかじめ収録した内容を動画としてアップロードする形式です。生配信に比べて編集時間がかかるものの、トラブルを避けやすく、最初の一歩としては取り組みやすい方法です。

初心者におすすめのコラボスタイル

もし「生配信が初めて」「配信ツールの扱いにまだ自信がない」という場合は、以下のようなスタイルがおすすめです。

  • 雑談コラボ テーマを決めておしゃべりを楽しむ配信です。ゲームや複雑な準備が不要なため、OBSやPCの負荷も少なくて済みます。
  • 質問コーナー形式 お互いに事前に質問を用意して、それを投げ合う形の配信。会話が途切れにくく、視聴者にも二人の関係性が伝わりやすいです。
  • 簡単なゲーム実況コラボ マイクラやおえかきの森、スイカゲームなど、軽めのゲームを一緒にプレイする形式も人気です。会話が自然に生まれやすく、盛り上がりやすいのが特徴です。

まずは「緊張せずにおしゃべりできるかどうか」を重視して、無理のないスタイルから始めてみると良いでしょう。

コラボ相手の探し方と声のかけ方

コラボ配信を始めたいと思っても、「誰に声をかければいいの?」「いきなりDMしても大丈夫?」と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。

ここでは、コラボ相手の見つけ方から、失礼にならない声のかけ方、実際に使えるDMの例文もご紹介します。

相手の見つけ方|おすすめの3つの方法

まずは、コラボ相手となるVTuberをどう探すかから見ていきましょう。

  1. X(旧Twitter)で交流する 普段からXで活動しているVTuberであれば、いいねやリプライ、引用ポストなどを通じて、少しずつ関係を築いていくのが自然です。いきなり「コラボしませんか?」と声をかけるよりも、事前にやりとりがある方が成功率も高くなります。

  2. 「#コラボ募集」タグを使う X上では「#コラボ募集」「#Vtuber募集」などのタグで、コラボ相手を探しているVTuberが定期的に投稿しています。自分から募集する側としてこのタグを使うのも一つの手です。

  3. Discordサーバーやコラボ掲示板を活用する VTuber向けのDiscordサーバーには、自己紹介やコラボ募集チャンネルが設けられていることがあります。また、Web上の掲示板やコラボ募集用のサービスもあります。配信初心者や同時期にデビューした仲間を見つけやすい環境です。

声をかけるときのポイントとマナー

相手が見つかったら、次は実際に声をかけてみましょう。とはいえ、「いきなりDMしても失礼じゃないかな…」と不安になりますよね。

以下の3つのポイントを押さえておくと、相手にも安心してもらいやすくなります。

  • 相手の配信や活動に興味を持っていることを伝える 「配信、いつも楽しく拝見しています」「〇〇のコラボ配信、印象的でした」など、相手にリスペクトが伝わる一言を添えると、好印象です。
  • 日時や内容など、依頼の詳細を具体的に伝える 「ざっくりいつか」ではなく、「〇月〇日ごろに〇〇の企画で、1時間ほどを想定しています」など、具体的なイメージを持ってもらえると、相手も検討しやすくなります。
  • 返信しやすい雰囲気をつくる 「もしご都合が合えば、ぜひお願いします」「ご無理なければで構いません」といった、丁寧でやわらかい言い回しがあると、断りやすさも含めて安心感を与えられます。初めてでも安心!コラボ依頼のDM例文

コラボ前にやっておきたい配信準備と打ち合わせ

コラボ配信が決まったら、いよいよ本番に向けての準備が始まります。

ここでしっかり打ち合わせや素材のやりとりをしておくことで、当日の配信がぐっとスムーズになり、トラブルのリスクも減らせます。

特に初めてコラボする相手とは、お互いのことを少しでも知っておくことが大切です。

おすすめの事前打ち合わせ内容

配信前に確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • 配信の日時と開始時間 候補日が複数ある場合は、早めに調整を。コラボ相手のタイムゾーンが異なる場合は要注意です。
  • 配信チャンネル(誰のチャンネルで配信するか) 通常、声をかけた側がホストとなり、自分のチャンネルで配信するケースが多いです。ただし、ゲーム実況などで視点を分けたい場合は、双方で同時配信をするのもアリです。
  • コラボの内容と配信の流れ 雑談中心なのか、企画やゲームありなのかなど、お互いの役割や進行についてざっくり共有しておくと安心です。
  • 話してはいけない話題・NG事項の共有 自分や相手の設定、世界観、話したくないこと(例:リアル情報やセンシティブな話題)は、あらかじめ伝えておくとトラブルを防げます。

共有しておくと便利なもの

お互いにやりとりしておくと便利な素材類は、主に次のようなものです。

  • 立ち絵・アバターの画像(透過PNGが理想) OBS上でレイアウトする際に使ったり、配信サムネイルに使用できます。
  • サムネイルや告知画像 告知ツイートのタイミングをそろえると効果的です。Canvaなどの無料ツールを使えば、テンプレートを共有して一緒に作るのも簡単です。
  • BGMや効果音(使用許諾が必要なもの) もし配信で使うBGMを決めている場合は、音量や使用箇所も共有しておくとスムーズです。

共有にはDiscordの専用サーバーや、Google Drive、Dropboxなどを使うと便利です。

「#配信準備」などのチャンネルを作っておけば、連絡も整理しやすくなります。

告知はいつ・どんなふうに出せばいい?

告知のタイミングや内容も、事前に話し合っておきましょう。

  • 投稿タイミングの目安
    少なくとも2〜3日前、できれば1週間前くらいから告知を始めておくと効果的です。リマインドとして、前日・当日の再告知もおすすめです。
  • 告知ツイートの例文
    【お知らせ】〇月〇日(〇)21:00〜VTuberの〇〇さんとコラボ配信します✨

    テーマは「〇〇についての雑談」!
    たっぷりお話しながら、わいわい盛り上がります〜!

    🔗配信URL:<https://~~>
    ぜひ遊びに来てね!#Vtuber #コラボ配信
  • ハッシュタグやリンクの確認
    使用するハッシュタグや、配信URLの正しさもダブルチェックしておくと安心です。

OBSでコラボ配信する方法(Windows / Mac 両対応)

コラボ相手が決まり、打ち合わせや告知も済んだら、いよいよ配信の準備です。

OBSを使ってコラボ相手のアバターを配信画面に表示し、通話音声をきちんと取り込む方法を紹介します。

Windows・Mac両方のやり方に触れつつ、トラブルが起きやすい部分にも注意を添えています。

※注意: OBS Studioや関連ツールは頻繁にアップデートされるため、この記事で説明している画面の表示や項目名が、お使いのバージョンと若干異なる場合があります。最新の情報は各ツールの公式サイトなどもご確認ください。

音声を正しく取り込む設定(Windows / Mac対応)

まずは、自分と相手の音声をOBSに取り込む設定から始めましょう。

Windowsの場合

  1. OBSの「設定」→「音声」タブを開きます。
  2. マイク音声(またはマイク/補助音声): 使用しているマイクデバイスを設定します。これで自分の声がOBSに入力されます。
  3. デスクトップ音声:
    • 方法1: 「デスクトップ音声」を「既定」または使用中の出力デバイスに設定します。これにより、PCから出力されるすべての音声(Discordの通話音声、ゲーム音、BGMなど)がOBSに入力されます。ただし、OSの通知音なども拾ってしまう可能性があります。
    • 方法2 (OBS v28以降): よりクリーンな音声管理のため、「ソース」の「+」ボタンから「アプリケーション音声キャプチャ」ソースを追加し、Discordなど通話に使用しているアプリを選択することをお勧めします。これにより、指定したアプリの音声だけを取り込めるため、不要な通知音などが配信に入るのを防げます。デスクトップ音声設定は「無効」にしておくと良いでしょう。

ポイント
相手の声が小さいと感じる場合は、Discord上でその人の音量を個別に上げるか、OBS側の該当する音声ソース(「デスクトップ音声」または「アプリケーション音声キャプチャ」)の音量ミキサーで音量を調整しましょう。

Macの場合

Macで特定のアプリケーション音声(例: Discordの通話音声)をOBSに取り込む方法は、主に3つのアプローチがあります。お使いのmacOSやOBSのバージョン、そして「音声だけを取り込みたいか」「映像とセットで取り込みたいか」といった目的に合わせて最適なものを選びましょう。

方法1:仮想オーディオデバイスを使う (従来からの確実な方法)

長年にわたり使われてきた、比較的安定している方法です。macOSやOBSのバージョンに依存しにくいですが、設定は少し手間がかかります。

  1. 無料の「BlackHole」などをインストールします。(Homebrew等でインストール可能)
  2. Macの「Audio MIDI設定」アプリを開き、「+」ボタンから「複数出力装置を作成」を選びます。
  3. 作成した複数出力装置で、「BlackHole」と普段使用しているスピーカーやイヤホン(内蔵出力など)の両方にチェックを入れます。「BlackHole」を(またはドリフト補正のマスターデバイス)に設定するのが一般的です。
  4. Macの「システム設定」→「サウンド」で、出力先を先ほど作成した「複数出力装置」に設定します。これでPCの音がBlackHoleとイヤホン両方に出力されます。
  5. OBSの「設定」→「音声」で、「デスクトップ音声」に「BlackHole」を選択します。(デスクトップ音声2など空いているチャンネルでも可)
  6. 「マイク音声」は使用しているマイクデバイスを選択します。

方法2:macOS Screen Capture で音声も取り込む (OBS v29.1以降)

特定のアプリケーションの画面(映像)と音声の両方を同時にキャプチャしたい場合に便利な方法です。

  1. OBSの「ソース」で「+」ボタンを押し、「macOS Screen Capture」を選択します。
  2. プロパティで「Capture Method」を「Application Capture」などに設定し、対象アプリ(例: Discord)を選択します。
  3. 同じプロパティ内にある「Share audio」(または類似の音声共有オプション)にチェックを入れます。
  4. これで、選択したアプリの映像とその音声が、このソースを通じてOBSに取り込まれます。OBS設定内の「デスクトップ音声」は「無効」推奨です。

方法3:macOS音声キャプチャ ソースを使う (OBS v30.0以降 / ベータ版)

特定のアプリケーションやオーディオデバイスの音声だけを独立して取り込みたい場合に最適な方法です。

  1. OBSの「ソース」で「+」ボタンを押し、「Audio Capture (macOS)」(macOS音声キャプチャ)を選択します。
  2. プロパティで、音声を取り込みたいアプリケーション(例: Discord)またはオーディオデバイスを選択します。
  3. これで、指定したアプリやデバイスの音声が、独立した音声ソースとしてOBSに取り込まれます。OBS設定内の「デスクトップ音声」は「無効」推奨です。

ポイント(Mac)
テストは必須: どの方法を選んだ場合でも、設定後は必ずテスト配信や録画を行い、自分と相手の声、BGMなどが意図通りにOBSに入力・出力されているか、音ズレがないかなどを入念に確認しましょう。

  • 使い分けの目安
    映像と音声をセットで取り込みたい:方法2 (macOS Screen Capture + Share audio)
    音声だけを独立して取り込みたい:方法3 (macOS音声キャプチャ)。ただしベータ版のため、不安定な場合は方法1や方法2を試す。
    安定性を最優先したい、または古い環境:方法1 (仮想オーディオデバイス) または 方法2
  • BGM等
    複数の音声を細かく管理したい場合は、仮想ミキサーアプリ(LadioCast、Loopbackなど)の利用も検討しましょう。

相手のアバターを画面に表示する4つの方法

コラボ相手のアバターを配信画面に表示する方法は、主に次の4つです。

環境や使いやすさに合わせて、自分たちに合った方法を選びましょう。

方法①:Discordの画面共有をOBSで取り込む(初心者向け)

一番手軽な方法が、Discordの画面共有機能を使う方法です。

  1. 相手にDiscordで、自分のVTuberモデルウィンドウ(VTube Studioなど)を画面共有してもらう。
  2. 共有された画面をOBSの「ウィンドウキャプチャ」または「画面キャプチャ」で取り込む。
  3. 背景を単色(緑など)にしてもらえれば、OBSの「クロマキー」フィルターで透過できます。

メリット:設定が簡単
デメリット:画質がやや落ちやすい、Discordの接続状況に左右される

OBS配信でDiscordの音声と画面を共有する方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
OBS配信でDiscordの音声・画面を共有・連携する方法を解説

方法②:VDO.Ninja(旧OBS.Ninja)を使う(高画質・中級者向け)

より高画質で映したい場合は、VDO.Ninja(旧OBS.Ninja)という無料Webサービスがおすすめです。

  1. 相手側:OBSの仮想カメラ機能で自分のアバター映像を出力
  2. 相手側:VDO.Ninjaのサイトで「カメラをOBSに追加」を選び、映像をブラウザ経由で共有
  3. 自分側:URLをもらい、OBSの「ブラウザ」ソースで読み込む

メリット:高画質、ラグも少なめ
デメリット:設定にやや慣れが必要、通信環境の影響を受ける

方法③:バーチャルカメラ+Discordビデオ通話

お互いのアバター映像をDiscordのビデオ通話に出して、それをOBSで取り込む方法です。

  • 自分と相手がそれぞれバーチャルカメラをONにしてDiscordに接続
  • 相手の映像を「ウィンドウキャプチャ」でOBSに取り込む
  • クロマキー合成で背景を抜けば、自然に合成できます

メリット:比較的簡単に実現可能
デメリット:解像度・フレームレートはDiscordの仕様に依存

方法④:清楚カメラを使う(高画質・かんたんブラウザ共有)

清楚カメラは、仮想カメラとして出力された映像をOBSに取り込むための、無料のブラウザツールです。

VTube StudioなどのLive2Dモデルはもちろん、VSeeFaceやLuppetなどの3Dモデル、OBSの仮想カメラ出力にも対応しています。

相手側が清楚カメラで映像を配信し、自分がそのURLをOBSに読み込むだけで、背景透過済みの高画質なアバター映像を表示することができます。

手順(相手側):

  1. 清楚カメラのサイトを開く
  2. VTuberソフトやOBSの仮想カメラをONにする
  3. 清楚カメラで「OBS Virtual Camera」など該当のカメラを選択
  4. 表示されたURLをコピーして、ホスト(配信側)に共有

手順(ホスト側):

  1. OBSの「ソース」→「ブラウザ」から、相手からもらったURLを貼り付け
  2. 必要に応じてサイズ(例:1280×720)や音声設定を調整
  3. 自分のアバターと並べて画面レイアウトを整える

メリット

  • 高画質・背景透過で取り込みやすい
  • Live2D・3Dどちらでも利用可能

デメリット

  • 清楚カメラ側のアップデートや仕様変更に注意
  • ブラウザベースのため、通信環境に依存する部分もある

清楚カメラは「簡単に高画質で表示したい」というVtuberにとって、非常に心強いツールです。設定も数クリックで完了するため、OBSの操作にまだ慣れていない方にもおすすめできます。

配信レイアウトを整えるコツ

アバターの取り込みができたら、OBSの画面内で配置を整えましょう。

  • お互いの大きさがバランス良くなるように調整
  • 名前のテロップや、トークテーマ用のテキストボックスを入れると見やすい
  • フレームや背景画像を使うと配信画面にまとまりが出る

あらかじめ配信画面の「テンプレート」を作っておけば、次回以降のコラボでも使い回せて便利です。

リハーサルもしっかり!配信当日の流れと注意点

いよいよコラボ配信の本番当日。

「機材はちゃんと動くかな…」「緊張して声が出るか心配…」そんな不安を少しでも減らすためには、事前のリハーサルと確認がカギになります。

このセクションでは、配信当日のスムーズな進行のために、やるべきことと注意点を時系列で解説します。

配信30分前には集合しよう

本番直前の駆け込み準備は、思わぬトラブルを招く原因になります。

慣れないコラボや機材の共有がある場合は、最低でも30分前、できれば1時間前にはDiscord通話で合流して、リハーサルを始めましょう。

もしトラブルが起きても落ち着いて対応できる、精神的なゆとりにもつながります

リハーサルで確認しておきたいポイント

以下のチェックリストを元に、通話しながら一つずつ確認していきましょう。

  • マイクがちゃんと入っているか(お互いに音が聞こえるか)
  • BGM・効果音が流れているか
  • 相手の声がOBSで拾えているか(視聴者にも聞こえるか)
  • アバターが正しく映っているか(クロマキー透過など)
  • 音量バランス(マイク・BGM・通話音)に偏りがないか
  • シーン切り替えや配信開始・終了の動作確認
  • チャット表示やコメント読みの位置(必要な場合)

テスト配信(YouTubeの「限定公開」など)を使って、自分の配信画面や音声を確認するのもおすすめです。

本番中に起こりがちなトラブルと対策

予期せぬトラブルが起きることも想定して、あらかじめ対策を考えておくことが大切です。

  • 映像や音声が止まったとき 「少しトラブル中です!少々お待ちください」などのトークやテキストを準備しておく BGMと待機画面をOBSで事前に用意しておくと安心
  • 緊張して話題が飛んでしまったとき 事前に「話題リスト」や「質問カード」を画面外に用意しておく 配信中でも見返せるメモをデスクトップに開いておくと安心
  • タイムラグや音ズレが起きたとき 画面共有の再接続やOBSの「音声オフセット」設定で応急対応 どうしても直らない場合は、視聴者に事情を説明しつつ配信を継続

視聴者が見やすい配信画面の工夫

コラボ配信では、自分と相手のアバター・会話・コメントなど、情報量が多くなりがちです。

見やすさとテンポの良さを意識して、配信画面を整えておくと視聴者の満足度がアップします。

  • アバターの表示位置やサイズがバランス良く見えるようにする
  • 相手が話しているときに注目が集まるような演出(枠が光る、名前が表示されるなど)があると便利
  • コメント欄を表示する場合は、レイアウトが圧迫されないよう工夫する

初めてのうちは、シンプルで分かりやすいレイアウトを意識するのが成功のコツです。

配信終了後のひとことも大事

配信が無事に終わったら、視聴者に向けて一言お礼を伝えるのも忘れずに。

コラボ相手にもその場で「今日は本当にありがとうございました!」と伝えることで、気持ちよく終われます。

また、配信終了後すぐにOBSの録画やアーカイブの保存設定を確認しておくと、切り抜きなどもスムーズに対応できます。

配信後のフォローとマナー【お礼DM・切り抜き共有】

コラボ配信が終わった後も、相手との関係を大切にすることが、今後の活動につながります。

「やって終わり」ではなく、きちんと感謝の気持ちや気配りを伝えることが、次のコラボにもつながる良いサイクルを生みます。

ここでは、配信後にしておきたい行動やマナーについて紹介します。

コラボ後のお礼メッセージを送ろう

まずは、配信が終わった直後か、遅くともその日のうちに「今日はありがとうございました!」という感謝のメッセージを送りましょう。

もし配信中に少しトラブルがあった場合でも、それを謝るよりも、「一緒に楽しく乗り越えられてよかった」という前向きな言葉にするのがポイントです。

以下のようなメッセージが、丁寧だけど重すぎず、相手にとっても嬉しい印象になります。

【例文】
今日は本当にありがとうございました!
初めてのコラボで緊張しましたが、〇〇さんのおかげでとても楽しく配信できました!
ぜひまた機会があればご一緒させてください〜!

仲良くなれたと思えたら、「コラボ以外でもまたお話できたら嬉しいです!」など、次につながる一言を添えるのも◎です。

切り抜きやアーカイブの使い方についての配慮

配信の録画データや切り抜きをSNSなどで使いたい場合は、事前に相手と取り決めておくのが理想です。
とくに、相手の発言やキャラクターが映っている部分を編集・再投稿する場合には、確認をとるのがマナーです。
もし事前に確認できなかった場合は、以下のように一言添えると丁寧です。

【例文】
配信のアーカイブを使って、切り抜き動画を作っても大丈夫でしょうか?
ご確認いただけたら嬉しいです!

自分が配信者側だった場合は、アーカイブのリンクを相手に共有し、相手も自由に使えるようにしておくと親切です。

SNSでの報告投稿も忘れずに

配信後にSNSで報告投稿をすることで、見逃したフォロワーにもコラボの様子を知ってもらえます。
また、相手のタグやアカウントを入れることで、コラボ相手の紹介にもつながり、相互にメリットがあります。
投稿のタイミングは、配信直後か翌日がおすすめです。内容はシンプルでも大丈夫なので、できるだけ早めに投稿しておきましょう。

【投稿例】
昨日のコラボ配信、来てくださった皆さんありがとうございました〜!
〇〇さんとのトーク、本当に楽しくてあっという間の1時間でした…!
アーカイブはこちらから↓
🔗https://~~
#Vtuber #コラボ配信 #配信ありがとう

タグには「#配信ありがとう」「#切り抜き歓迎」など、視聴者向けのコミュニケーションタグも添えると拡散されやすくなります。

まとめ

初めてのコラボ配信には、不安や疑問がつきものです。
この記事では、そんな初心者〜中級者のVTuberのために、コラボの始め方から配信後のフォローまでを段階的に解説してきました。
ここで、これまでの内容を表形式で振り返ってみましょう。

見出し解説内容(具体的なポイント)
VTuberのコラボってどうやるの?コラボ形式は「片方配信」「同時配信」「収録型」の3パターン。初心者には雑談コラボや簡単なゲーム実況がおすすめ。まずは気軽なスタイルから挑戦してみよう。
コラボ相手の探し方と声のかけ方XのリプライやDiscordのサーバーで関係を築いてから声をかけるのが◎。失礼のないDMテンプレも紹介。コラボの詳細・目的・リスペクトの気持ちをしっかり伝えるのがポイント。
コラボ前にやっておきたい配信準備打ち合わせでは配信日時・チャンネル・NG事項を共有。立ち絵やサムネのやり取りは事前に済ませておくとスムーズ。告知は1週間前からがベストで、リマインド投稿も有効。
OBSでコラボ配信する方法Windows・Macに合わせた音声設定を解説。アバター表示は4つの方法(Discord共有/OBS.Ninja/バーチャルカメラ/清楚カメラ)から選べる。環境に合わせて最適な手段を選ぼう。
配信当日の流れと注意点30分〜1時間前に集合し、音声・映像・レイアウトを事前チェック。予期せぬトラブルには待機画面やトークネタメモで対応。レイアウトは見やすさとテンポの良さがカギ。
配信後のフォローとマナーお礼DMはその日のうちに。切り抜きを共有する場合は確認を取ると安心。SNSではアーカイブの告知と感謝を投稿し、相手タグやハッシュタグも忘れずに使おう。

コラボ配信は、ほんの少しの準備とコミュニケーションで、誰でも実現できる楽しいイベントです。

今回ご紹介した流れを参考にしながら、自分のペースで挑戦してみてください。

コラボ配信の準備ができたら、次は?

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

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