VTuberの名前の決め方完全ガイド!被らない・覚えられるためのコツと注意点

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VTuberとして活動を始めようとしたとき、多くの方が最初に悩むのが「名前の決め方」です。 キャラクターのイラストや配信環境の準備が整ってきても、肝心の名前だけが決まらない——そんな状況に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
名前は、視聴者にとって最初に触れる「あなた自身の看板」です。検索のしやすさ、覚えやすさ、呼びやすさ、そして何よりもキャラクターの世界観に合っているかどうか。見た目や声と同じくらい、名前の印象は活動の成否を左右します。
この記事では、VTuberとしての方向性に合った名前をどのように考えればよいのか、具体的な手順やヒントをわかりやすくご紹介します。 まだ名前が決まっていない方も、すでに候補がある方も、ぜひ参考にしてみてください。
VTuberの名前決めに力を入れる重要さとメリット

知ってもらえる・覚えてもらえるきっかけにも
VTuberとして活動を始めるとき、最初に人の記憶に残る要素の一つが「名前」です。アイコンやモデルの魅力も大切ですが、名前が呼びやすく、印象に残るものでなければ、せっかく見つけてもらっても記憶に残りにくいことも。逆に、語感が良くて短い名前なら、SNSの検索欄に数文字打つだけで見つけてもらえる確率がぐんと上がります。ファンにとっても「呼びやすさ」は推しやすさの一部。覚えてもらえる名前は、最初の接点としてとても大きな意味を持ちます。
他のVTuberと差別化できる
数多くのVTuberが存在する今、他の誰かと似た名前では埋もれてしまいます。自分のキャラ設定や雰囲気に合った独自性のある名前を付けることで、視聴者に「この人はほかと違う」という印象を与えることができます。
また、呼び名や略称が自然に生まれるような名前であれば、リスナー同士の会話にも登場しやすくなり、コミュニティの広がりにもつながります。オリジナリティを込めた名前は、ブランディングの土台にもなるでしょう。
グッズ展開やコラボのきっかけにも
活動を続けていくと、ロゴ制作やグッズ展開、他のVTuberや企業とのコラボなど、名前が表に出る機会が増えてきます。
そのとき、視覚的に映える名前や、デザインしやすい文字構成は強い味方になります。たとえば漢字とカタカナのバランス、読みやすさ、ロゴ化しやすい形など。名前自体が「ビジュアル要素」として扱えるようになれば、より多くの展開につながる可能性が広がります。
トラブル回避にも
活動を始めたあとに名前を変えるのは、ファンの混乱を招くだけでなく、ブランディングのやり直しにもなりかねません。既に使われている名前や、商標登録されている名称を避けることで、後からトラブルに発展するリスクを減らすことができます。
また、読みにくい漢字や特殊すぎる記号を避けておくことで、フォントの不具合や表示ミスといった技術的トラブルも防げます。長く活動するつもりなら、最初の段階でリスクを減らす工夫は欠かせません。
名前を決める前に!押さえておくべき4つの準備

実際に名前を決める際に事前に準備をしておくと、スムーズに名前を考えやすくなります。ここでは4つの準備方法を解説していきます。
キャラクターの設定を言語化する
まずは、自分がどんなVTuberになりたいのか、方向性を整理することから始めましょう。
「かわいい系? それともダークヒーロー?」、「猫耳で甘えん坊? 無口でクール?」
そういったキャラクター像を、曖昧なイメージのままにせず、言葉でしっかり書き出してみてください。
口調や性格、話し方のテンポ、服装のモチーフや色使いなど、細かい要素ほど名前のヒントになりやすくなります。
最初に世界観や個性を言語化しておくと、名前に必要なトーンが自然と見えてくるはずです。
活動ジャンルや配信スタイルを確認する
次に考えておきたいのが、「どんな配信を中心に活動するのか」という点です。雑談メインなのか、ゲーム実況なのか、それとも歌枠・ASMRなどが得意なのか。
ジャンルによって、合う名前の雰囲気は大きく変わってきます。
たとえば、FPS配信メインでクールな印象を与えたいなら、漢字やアルファベットを活かしたシャープな名前が似合うかもしれません。
一方で、癒し系や日常配信が中心なら、ひらがなや柔らかい音で構成された名前がフィットしやすいです。
「視聴者がどんな配信を期待するか」を想像しながら、名前の方向性を絞っていきましょう。
使いたいキーワードや語感を洗い出す
名前に入れたい言葉や、響きのイメージをリストアップするのも効果的です。
好きな単語やモチーフ、好きな季節や色、自分の本名から連想される音など、ざっくばらんに書き出してみてください。
たとえば「星」「猫」「凛」「みる」「ルナ」など、意味や語感の組み合わせ次第で印象が変わります。
ここでは正解を決める必要はありません。むしろ、直感的に「かわいい」「かっこいい」と感じたものを集めることで、名前の素材が自然と見えてきます。
あとから候補を絞り込むためにも、まずは素材集めからはじめてみましょう。
他人と被らない名前にするための下調べ
ある程度候補が見えてきたら、次は「その名前がすでに使われていないか」を必ず確認しましょう。
VTuber業界はもちろん、一般のクリエイターや企業名まで含めて、重複していないことを確かめておくことが重要です。
検索の際は、Google、YouTube、X(旧Twitter)、TikTokあたりをチェックしておくのが基本です。
すでに似た名前が活動中だった場合、検索結果に埋もれてしまったり、誤認されてしまったりするリスクがあります。
最悪の場合、トラブルの原因になることもあるため、「被ってないか」の確認は忘れずに。
以上が、名前を決める前に押さえておきたい4つの準備です。
次のステップでは、いよいよ名前を“つくる”フェーズに入っていきます。
その前に、ここまでの土台をしっかり固めておくことで、納得のいく名前にたどり着きやすくなります。
VTuber名の作り方!具体的なネーミング手法7選

VTuberの名前には、自分らしさを伝えつつ、視聴者に覚えてもらいやすい工夫が必要です。ここでは、具体的なネーミングの考え方やアイデア出しのヒントを7つの視点からご紹介していきます。
キャラの外見・属性から連想する
まず取り入れやすいのが、見た目からの着想です。髪色や服のデザイン、モチーフにしている動物や小物など、ビジュアル要素にはネーミングのヒントが詰まっています。
たとえば「猫耳のキャラなら“みゃお”」「白髪キャラなら“しらゆき”」など、外見の印象と名前がリンクしていると、視聴者の記憶にも残りやすくなります。
あまりに直訳的だと平凡になりやすいですが、少し言い換えたりアレンジしたりすることで、ほどよくオリジナリティも加えられます。
性格や口調を表す言葉を使う
見た目だけでなく、キャラクターの“中身”を反映するのも効果的です。
おっとり、元気、毒舌、中二病……性格や話し方に合った名前は、配信の雰囲気と自然になじみます。
たとえば、明るくにぎやかな性格ならポジティブな語感のひらがなやカタカナを選ぶのもアリ。
逆にミステリアスなキャラなら、漢字や造語で意味をにじませるのも雰囲気が出ます。
外見と性格、どちらを主軸にするかは自由ですが、両方が噛み合う名前だと一貫性があり、世界観に説得力が生まれます。
和風/洋風など世界観に合わせる
キャラ設定に合わせて「名前のテイスト」を整える方法もあります。
和風、ファンタジー、近未来、学園モノなど、VTuberの世界観は多種多様。名前の響きや表記も、それに沿ったものであると印象がまとまりやすくなります。
たとえば、和装キャラなら「〇〇まる」「〇〇のすけ」のような和風の響きを。未来的なAIキャラであれば、英単語やアルファベットを取り入れた名前がマッチするかもしれません。
視聴者にとっては名前のテイストだけでも、どんな雰囲気のVTuberなのかが自然と伝わるものです。
漢字×カタカナ/ひらがなの使い分けをしてみる
名前を構成する文字の組み合わせも、印象に大きく影響します。
たとえば「漢字+カタカナ」「ひらがな+漢字」など、表記をミックスするだけでもグッと個性が出ます。
「宝鐘マリン」「猫又おかゆ」「常闇トワ」など、実在のVTuberも多くがこのスタイル。
表記が単調すぎると印象に残りにくく、逆に複雑すぎても読みにくい。そのバランスを見ながら、自分のキャラに合った構成を探ってみましょう。
また、ひらがなは柔らかく可愛い印象、カタカナはポップで現代的、漢字は重厚感や神秘性を演出できます。文字そのものが持つ「性格」にも注目してみてください。
略称・呼びやすさを意識する
活動を続けていくと、視聴者やファンが自然と“略して呼ぶ”機会が出てきます。
そのとき、呼びやすく覚えやすい名前であれば、ファン同士の会話にも登場しやすくなります。
たとえば「星街すいせい」は“すいちゃん”、「さくらみこ」は“みこち”。どちらも略しやすく、愛称化されやすい形になっています。
意図的に略称を仕込むのもひとつの方法。あらかじめ「こう呼ばれたい」というイメージがあるなら、最初からその響きで名前を設計するのもおすすめです。
響きやインパクトで名前にオリジナリティを持たせる
他と被らない名前にしたい場合、有効なのが“造語”です。意味や語源にこだわらず、響きの面白さや印象の強さを優先して作るスタイルです。
たとえば「壱百満天原サロメ」や「ラプラス・ダークネス」など、読み方すら初見ではわからない名前でも、唯一無二で記憶には残ります。
造語は検索でも被りにくく、ブランディングの視点でも有利。ただし、発音や略し方など「使いやすさ」が損なわれないよう注意が必要です。
名前候補を比較して選ぶコツ
いくつか候補ができたら、いきなり決定せずに「寝かせて比べる」ことも大切です。
実際に声に出してみる、ロゴにしてみる、SNSのIDとして入力してみる──そうした“現場感覚”でのチェックが、意外な違和感を見つけてくれます。
できれば、友人や第三者に「どれが印象に残るか」「読みやすいか」を聞いてみるのもおすすめです。
主観だけで決めてしまうより、客観的な視点を取り入れたほうが、後悔の少ない名前選びにつながります。
かわいい・かっこいい名前を作るには?印象別ネーミング例

次は、「かわいい系」「かっこいい系」など、印象別の名前例やアイデアをご紹介していきます。
世界観やジャンルに合わせた“らしさ”のヒントを探っていきましょう。
かわいい系の名前例とコツ
やわらかくて親しみやすい名前にしたい場合は、音の響きや見た目に「まるみ」があると印象が伝わりやすくなります。
たとえば、語尾に「〜たん」「〜にゃ」「〜まる」などをつけるだけでも、かわいらしさが自然と感じられるようになります。
また、ひらがなを多めに使うと、視覚的にも柔らかい印象になります。「ねね」「うい」「みゅう」などの短くて母音が多い名前は、発音しやすく覚えやすい点でも効果的です。
名前のモチーフに「花」「動物」「季節」など、優しいイメージのワードを取り入れるのもおすすめです。
例としては「ももはな」「しろねこ」「ゆきの」など。意味を込めすぎず、感覚的に“かわいい”と感じられる名前を目指すのがコツです。
かっこいい系の名前例とコツ
一方で、スタイリッシュでクールな印象を与えたいなら、語感にキレのある名前を意識してみましょう。
アルファベットやカタカナを主体にした構成は、シャープな印象になりやすく、近未来系・ゲーム系のキャラとも相性が良いです。
たとえば「レイ」「クロウ」「ゼロ」など、短く力強い響きは印象に残りやすい傾向があります。
また、漢字を用いる場合は「凛」「翔」「迅」など、スピード感や強さを感じさせる文字を選ぶと、キャラ性と自然につながります。
読みやすさや呼びやすさは意識しつつ、どこかミステリアスさや余白を残すことで、想像を膨らませる余地も生まれます。
あえて意味を明かさない造語や、記号的な名前も“らしさ”を演出する手法のひとつです。
かわいい系も、かっこいい系も、正解はひとつではありません。
キャラクターのイメージと、視聴者にどう伝えたいか。そのバランスを意識しながら、響きと表記を調整していきましょう。
次は、せっかく決めた名前が「他の誰かとかぶってしまう」事態を避けるために、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
名前かぶりが起きないようにするためのチェックポイント

名前がある程度決まってきたら、いよいよ最終確認のフェーズです。ここでは、後からトラブルにならないためにチェックしておきたいポイントをまとめました。
Google・YouTube・X(Twitter)での検索方法
まず確認しておきたいのは、既に同じ名前で活動しているVTuberやクリエイターがいないかどうか。
候補ができた段階で「名前+VTuber」「名前+チャンネル」などのキーワードで、GoogleやYouTube、X(旧Twitter)を検索してみましょう。
似たような名前がヒットする場合、視聴者が混同してしまうリスクがあります。特にすでにファンのいる名前とかぶってしまうと、炎上や誤解の原因になることも。
検索して「自分だけがヒットするかどうか」を確かめることは、意外と大切な作業です。
商標やフォント表示の落とし穴
次に確認しておきたいのが、商標とフォントの問題です。
名前に使いたい言葉が企業や既存キャラクターの名称と重なっていると、後々トラブルになる可能性があります。
特に商品名・アニメ作品・ゲームキャラ名と酷似している場合は、念のため商標検索サイト(J-PlatPatなど)で確認しておくと安心です。
また、名前に使う漢字が一般的でない場合、配信画面やロゴに使いたいフォントで正しく表示できるかもチェックしておきましょう。
一部のフォントでは特殊な漢字や記号が文字化けしたり、そもそも表示されないこともあります。せっかく考えた名前が使いにくくならないよう、あらかじめ確認しておくのが安全です。
これらのチェックを怠ると、後から改名せざるを得ない事態に発展することもあります。
デビュー後に名前を変えるのは、ファンにとっても混乱のもと。少し手間に感じるかもしれませんが、安心して長く活動を続けるための“最後のひと手間”として、丁寧に確認しておきましょう。
次は、どうしても名前が思いつかないときに役立つ「アイデアの広げ方」についてご紹介します。自力で決まらないときのための選択肢も、いくつか持っておくと安心です。
名前が思いつかないときのアイデア発想法

候補を考えてみたものの、どうしてもピンとこない。そんなときは、視点を少し変えてみると意外な突破口が見つかることもあります。ここでは、アイデアに行き詰まったときに試してみたいネーミング支援の方法をご紹介します。
ネーミングジェネレーターを活用する
自分だけで考え続けてもアイデアに限界を感じる、そんなときに役立つのがネーミングジェネレーターです。
いくつかキーワードを入力するだけで、VTuber風の名前候補を自動で生成してくれるツールがいくつも存在します。
たとえば「ナマエメーカー」や「診断メーカー」では、和風・洋風・かわいい系など、雰囲気に合った名前を一度に複数提案してくれるものも。
そのまま使うというよりは、「この響きいいかも」と感じる要素を拾い、自分なりにアレンジする使い方がおすすめです。
ファンや友人にアイデアをもらう
第三者の視点が意外な発想につながることもあります。信頼できる友人やSNSのフォロワーに「名前候補を考えてほしい」と相談してみると、思いもよらない案が出てくるかもしれません。
すでに活動アカウントがある場合は、プレデビュー企画として「名前案募集」や「どれがいいと思う?」というアンケート形式にしても面白いでしょう。
名前に“参加してもらう”ことで、リスナーとの距離が一歩縮まるという効果も期待できます。
外注するという選択肢も
どうしても時間がない、センスに自信がない……そんなときは、プロに相談するのもひとつの方法です。
「ココナラ」や「SKIMA」などのクリエイター系サービスでは、VTuber名の考案を請け負っているライターや占い師も多く存在します。
依頼する際には、自分のキャラ設定や好きなテイスト、使いたい文字や意味などを事前に整理しておくと、より満足のいく提案が得られやすくなります。
予算に合わせて依頼形式を選べる点も、個人VTuberにとっては大きな魅力です。
「考えつかない」と感じたときは、自分だけで抱え込まず、あえて外部から刺激をもらうのがコツです。
アイデアはどこから生まれるかわかりません。ツールや他者の力も借りながら、自分らしい名前にたどりつける道を探していきましょう。
名前が決まったらロゴも一緒に作ろう

名前が決まったあとは、それをどう見せていくかも大切なポイントです。
特に、YouTubeのチャンネルアートや配信画面、Xのヘッダーなどでは「名前ロゴ」があるだけで、視認性や印象が大きく変わります。
自作することもできますし、デザイナーに依頼する方法もあります。
ロゴづくりの具体的な流れについては、こちらの「初心者向け!VTuberロゴの作り方ガイド」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
活動初期の段階でロゴまで準備しておくと、今後の展開がぐっとスムーズになります。ぜひこの機会に、名前と一緒にビジュアル面も整えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
VTuberとして活動をはじめるうえで、「名前」は単なるラベルではなく、自分自身を形づくる大事な要素です。 覚えてもらえる・呼ばれやすい・被らない──そんな名前には、ファンとの接点を生み出す力があります。
今回ご紹介した準備やネーミングの考え方、チェックリストや発想法を活用すれば、自分らしく、長く付き合っていける名前にきっと出会えるはずです。
ぜひこの記事を参考に素敵なVTuber名をつけてみてくださいね。
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