VTuberのキャラ設定の決め方は?初心者向けの作り方5ステップ

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VTuberとして活動してみたい。でも「キャラ設定って、どこまで考えればいいんだろう?」 そんなふうに手が止まっていませんか?

名前や見た目を決めるだけでは物足りないし、かといってファンタジー設定をガチガチに作るのも大変そう。 自分らしさを出しつつ、ちょっとだけ物語のあるキャラにできたらいいのに…。そう思う人、きっといらっしゃるはずです。

実は、キャラ設定って“完璧じゃなくてOK”。むしろ、肩の力を抜いて考えた設定のほうが、長く続けやすかったりします。 この記事では、はじめてVTuberになる人向けに「キャラ設定の決め方」をやさしくガイド。

必要な設定項目、考え方のステップ、よくある失敗の回避法まで、全部まとめました。

なぜVTuberにキャラ設定が必要なの?設定する3つのメリット

「キャラ設定って、本当に必要?」

そう感じる方もいるかもしれません。ですが、実のところVTuber活動をスムーズに、継続的に進めるうえで大きな助けになります。ここでは、設定を持つことで得られる代表的なメリットを3つ取り上げてみましょう。

1. 自分らしさを伝える“旗印”になる

今や、配信プラットフォームには数えきれないほどのVTuberが存在します。その中で初見の視聴者に振り向いてもらうには、第一印象のインパクトが欠かせません。

キャラ設定があると、世界観や方向性がひと目で伝わります。肩書き・話し方・見た目が一貫していれば、記憶に残る確率もぐっと高まるはず。

2. 配信の軸や企画が定まりやすくなる

設定は、配信内容を考えるうえでの“地図”のような役割を持ちます。

「このキャラなら、どんな話をしそうか」「どんな企画が似合うか」そんな視点があるだけで、テーマに迷いにくくなります。

たとえば「図書館司書のVTuber」なら、朗読や本の紹介といったコンテンツが想起されやすくなりますし、「宇宙人」という設定であれば、地球の文化に対する雑談やリアクションが生きてくるでしょう。

3. ファンとの関係性が築きやすくなる

物語性や個性があるキャラには、自然と“感情移入”が起きやすいもの。

世界観やファンネームが用意されていれば、配信に参加するたびに「仲間感」が育っていきます。

また、明確なキャラクター像は、ファンアートや二次創作のきっかけにもなります。応援したいと思わせる「素材」がしっかり用意されていることで、活動が広がるチャンスも増えていくはずです。

VTuberのキャラ設定は“どこまで”決めればいい?ライトと濃い設定の違い

いざキャラを考えようとすると、「どのくらい作り込めばいいのか」が気になって、なかなか手が動かなくなることもあります。

設定はシンプルでもいいのか、それとも世界観まで作り込むべきか。ここでは、代表的な2つのスタイルを紹介します。

ライトなキャラ設定とは? 等身大+αの作りやすさが魅力

現実の自分と大きく変わらない、いわば“素に近いキャラ”。

たとえば「大学生のゲーム好き」「元気系のおしゃべりVTuber」など、日常にいそうな設定が中心です。

このタイプは無理なく続けやすく、演じる負担も少なめ。雑談やゲーム実況との相性も良く、キャラ崩れを気にせず配信に集中できます。

あくまで“自分らしさ”を軸にしたい人にとって、はじめやすいスタイルといえるでしょう。

濃いキャラ設定とは? 世界観で魅せてファンを引き込むスタイル

一方で、“非現実”や“物語性”を取り入れたキャラも人気があります。

たとえば「魔界からやってきた王子」「未来から来たAI型VTuber」など、明確なバックボーンや架空の世界観を持たせるパターンです。

しっかり作り込むぶん、初見へのインパクトは強め。ファンアートや二次創作も盛んになりやすく、独自性も高まります。

ただし、演じ切る難しさや設定との矛盾には注意が必要です。長く続けるには、少しだけ“素の自分”も混ぜておくと安心です。

どちらのキャラ設定がいいの?自分に合った深さの選び方

どちらが正解か、というルールはありません。

大切なのは、「自分が楽しめるかどうか」と「続けられそうかどうか」。設定がシンプルでも、視聴者と自然にやり取りができていれば、それが魅力になります。

逆に、しっかりとした世界観を武器にしたいなら、ある程度の演技や設定管理も視野に入れておきましょう。

まずは、“無理なく演じられる深さ”を意識するところから始めてみてください。

キャラ設定で決めるべき10の基本項目!抜け漏れ防止リスト

キャラ設定を考えるうえで、「まず何を決めればいいのか分からない」と手が止まることもよくあるかと思います。

そこで、ここではVTuberとしての活動を始める前に押さえておきたい“10の基本項目”をご紹介します。

すべてを完璧に埋める必要はありません。無理のない範囲で、自分のスタイルに合うものから取り入れてみてください。

1. 名前(キャラクター名)

まずは、視聴者が覚えやすく、呼びやすい名前を。

読み方が難しい名前や、他のVTuberと被りやすいものは避けておくと安心です。

名前の付け方に関してはこちらの「VTuberの名前の決め方完全ガイド」で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

2. 年齢・性別

“見た目年齢”でも“設定上の年齢”でもOK。性別も中性的にするか、明確にするかは自由です。

「見た目は10代、実年齢は100歳」なんてギャップを楽しむのもアリ。

3. モチーフ・配色

キャラクターを象徴するモチーフ(例:猫、星、歯車など)や、テーマカラーを決めておくとデザインがまとまりやすくなります。

ファンアートやグッズ展開でも統一感が出てきます。

4. 職業や肩書き

キャラの立ち位置を一言で表すとしたら?という観点で考えてみてください。

たとえば「旅人」「魔法学校の生徒」「カフェ店員」など、肩書きがあると世界観も作りやすくなります。

5. 一人称・口調・語尾

「ぼく」「わたし」「拙者」などの一人称や、丁寧語・タメ口の使い分けも個性のひとつ。

語尾にクセをつけると覚えてもらいやすくなりますが、毎回言うのがつらくならないように調整を。

6. 好きなこと・趣味

ゲーム、歌、読書、筋トレなど、配信で扱いたいテーマに絡めて考えてみましょう。

キャラ設定と自分の興味がリンクしていると、自然体で話しやすくなります。

7. 苦手なこと・NG設定

あえて「苦手」を設定しておくと、トークのネタになったり、キャラの幅が広がったりします。

また、炎上を防ぐために“触れないテーマ”を先に自分の中で決めておくのもおすすめです。

8. ファンの呼び方・あいさつ

ファンネームや配信開始・終了のあいさつを決めておくと、活動に一体感が出てきます。

「おはよう」「おつかれさま」も、キャラっぽくアレンジしてみると印象に残りやすくなります。

9. 夢や目標

キャラクターとして「何を目指しているのか」をひとつ持っておくと、活動に軸ができます。

配信の中でも、夢を語ったり、進捗をシェアしたりすれば、応援されやすくなるはずです。

10. 隠し設定・裏エピソード(任意)

後から明かしてもいい「秘密」や「過去の話」があると、物語の広がりに使えます。

大型企画やグッズ展開に向けて、伏線を仕込んでおくのもひとつの手です。

初心者でも迷わない!キャラ設定の決め方5ステップ

「何を決めればいいかはわかったけど、具体的にどうやって決めていけばいいの?」

そんな声に応えるべく、ここでは初心者でも取り組みやすいキャラ設定づくりの流れを5つのステップに分けて紹介します。

迷ったときの地図として、ぜひ役立ててみてください。

STEP1:自分の“好き”と“得意”を棚卸しする

まずは、現実の自分と向き合うところから。

どんなジャンルの話が好きか、何にテンションが上がるか、何なら自然に話せるか、そういった“内側の素材”をキャラに活かすと、長く無理なく続けやすくなります。

紙でもスマホメモでもOK。思いついた要素を、とにかく書き出してみましょう。

STEP2:ターゲットと活動ジャンルを意識して方向性を絞る

どんな人に見てもらいたいか、どんなジャンルで活動したいかを考えると、キャラの方向性がグッと定まりやすくなります。

たとえば、癒やし系を目指すなら柔らかい雰囲気や語尾に寄せてもいいし、ゲーマー層を狙うなら実況しやすいテンションや口調を意識すると◎。

“どんな配信をしたいか”と“誰に届けたいか”が重なるポイントを見つけてみてください。

STEP3:10項目に当てはめてキャラを言語化する

前の章で紹介した基本項目リスト(名前、年齢、口調、趣味など)に、これまで整理した内容を当てはめてみましょう。

書いてみて違和感があるところは、遠慮なく調整してOK。

最初から完璧を目指す必要はありません。組み立てながら、自然にフィットしていく感覚を大事にしてみてください。

STEP4:設定と見た目がチグハグにならないよう調整する

キャラ設定とデザインが食い違うと、視聴者に違和感を与えてしまうことも。

たとえば、「おっとり系のキャラなのに、鋭い目つきのビジュアル」だと、第一印象でイメージがぶれてしまうかもしれません。

見た目に反映させたい要素(色・モチーフ・衣装の雰囲気など)をメモしながら、設定との一貫性を意識して微調整してみましょう。

STEP5:余白を残して“育てる前提”で考える

設定は“完成させてから配信するもの”と思いがちですが、最初からガチガチに固める必要はありません。

むしろ、実際に配信してみて「こういうキャラが合うかも」と感じてから、後付けで深めていくスタイルもアリです。

世界観の伏線を軽く散りばめておいたり、“まだ話していない過去”を設定しておいたり。あとから展開できる“余白”を持っておくと、企画の幅も広がります。

他のVTuberとキャラが被らないための差別化アイデア7選

VTuberの世界には、すでに数えきれないほどの先輩たちが活動しています。

だからこそ、「せっかくデビューするなら、他と似たようなキャラにはなりたくない」と思うのは自然なこと。

とはいえ、“誰ともかぶらない完璧なアイデア”をいきなり出すのは難しいもの。

そこでここでは、ちょっとした工夫でキャラの個性を引き立てる差別化のヒントを7つご紹介します。

1. モチーフを掛け合わせてみる

「猫耳」「魔法使い」など単体で人気のあるモチーフでも、組み合わせ次第で新鮮さが生まれます。

たとえば「魔法使い×レトロ喫茶」「ケモノ×理系研究者」など、ジャンルをまたいだ意外性に注目。

“ありそうでなかった”組み合わせを探す感覚で、イメージを膨らませてみてください。

2. 配色にひとクセ入れる

キャラの第一印象は色で決まることが多いもの。

よく使われる王道カラー(赤・青・ピンク・白など)から少し外したトーンを選ぶと、それだけでも個性が際立ちます。

たとえば、くすみカラー・ネオンカラー・和色(萌葱・江戸紫など)といったニュアンスカラーもおすすめです。

3. ギャップ要素を取り入れる

見た目はほんわか系なのに、語り口はサバサバ。

クールなビジュアルなのに、ド天然発言が飛び出す。そんな“ギャップ”があると、視聴者の印象にも残りやすくなります。

キャラの中にあえてちょっとした矛盾を仕込むことで、面白みがぐっと増してくるはずです。

4. 方言や一人称で個性を出す

使う言葉のリズムや語尾には、意外とキャラの色がにじみ出ます。

標準語だけでなく、あえて関西弁・東北弁などの方言を取り入れるのも効果的。もちろん、自分が自然に話せる範囲で構いません。

一人称を変えるだけでも印象が変わります。「ぼく」「あたし」「わたくし」など、キャラに合うものを選んでみてください。

5. 「〇〇好きVTuber」路線で専門性を打ち出す

何かひとつでも“こだわりのあるジャンル”をキャラに反映させると、記憶に残る強みになります。

例を挙げるなら、「廃墟好きVTuber」「昭和歌謡VTuber」「微生物オタクVTuber」など。

ニッチなテーマでも、しっかり伝えられれば逆に深いファン層を引き寄せる武器になります。

6. 呼び名・ファンネーム・あいさつを工夫する

キャラ設定そのものではなくても、リスナーとの関係性を演出する言葉のセンスは個性のひとつ。

たとえば、「朝のあいさつは“おはメタル!”」「ファンを“研究員”と呼ぶ」など、キャラの世界観にちょっとした“遊び”を足してみましょう。

一度聞いたら忘れないワードがあると、SNSでの拡散力にもつながっていきます。

7. あえて「地味」な方向を突き詰める

派手さや尖りではなく、“等身大”“ナチュラル”をあえて貫くのもひとつの差別化。

無理に奇抜さを追わず、「近所にいそうな人感」「親しみやすさ」を武器にするスタイルも根強い人気があります。

トレンドに逆らってみることも、個性づくりのきっかけになるかもしれません。

差別化とは、奇抜さではなく“自分らしさの深堀り”。

他と違う部分を探すというより、「自分の好きなものをどう面白く伝えるか」に目を向けてみてください。

設定を元にキャラデザインを発注・作成する際の注意点

キャラ設定がある程度まとまったら、次に気になるのがビジュアルの準備。

Live2Dや立ち絵を作る際、自分で描くのか、それとも外注するのか。どちらがいいのか迷う方も多いはずです。

ここでは、自作・依頼それぞれの選び方と、発注時の注意点をまとめました。

自作と外注、どちらが向いている?

自作はコストを抑えられるのが最大の魅力。自分のペースで調整できるので、こだわり派の方には相性が良い方法です。

ただし、Live2Dやイラスト制作のスキルが必要になるため、完全な初心者には少しハードルが高いかもしれません。

一方で外注は、クオリティやデザインの幅広さに期待できる反面、費用がかかります。

表情差分やパーツ分けの有無など、希望する仕様によって価格が大きく変わるため、予算に応じて取捨選択が必要になります。

「本格的に活動したいけど、イラストは苦手…」という方には、まずは立ち絵だけ外注し、モデリングは後から、という進め方もおすすめです。

設定とビジュアルのズレを防ぐコツ

キャラの設定と見た目がちぐはぐになってしまうと、視聴者に違和感を与えることがあります。

たとえば、「ほんわか癒やし系」と紹介しているのに、鋭い目つきや鋭利なシルエットの衣装だったりすると、イメージの食い違いが生じやすくなります。

そうならないためにも、設定とデザインの“つながり”を意識することが大切です。

・性格に合った色や形

・口調と雰囲気がマッチする表情

・世界観に沿った小物や背景

こうしたポイントを事前に整理しておくと、完成イメージのズレが起きにくくなります。

モデラー・イラストレーターに伝えるべき情報とは?

依頼をスムーズに進めるには、必要な情報をきちんと整理して共有することが重要です。

最低限、以下のような内容はあらかじめ用意しておきましょう。

  • キャラの名前、年齢、性格
  • 一人称・口調の雰囲気
  • 使ってほしい色・モチーフ
  • 髪型や服装の方向性
  • 配信ジャンル(ゲーム中心、雑談中心など)
  • イメージに近い参考画像(他のVTuberやイラスト例など)

加えて、「NG要素(絶対に避けてほしい色や表現)」も伝えておくと安心です。

伝え方は、箇条書き+口頭補足くらいがバランスよく、相手にも伝わりやすくなります。

初心者がやりがちな設定づくりの失敗とその回避法

キャラ設定を作るとき、気合が入りすぎて「やってはいけない落とし穴」にハマってしまうことがあります。

はじめてのVTuber活動なら、なおさら無理もありません。

ここでは、よくあるつまずきポイントと、その対策を4つご紹介します。

事前に知っておくだけで、ぐっと進めやすくなるはずです。

1. 設定を盛り込みすぎて収拾がつかなくなる

「せっかく作るなら、誰も見たことがないすごい設定を!」と意気込みすぎると、内容が複雑になりすぎて、自分でも覚えきれなくなることがあります。

設定資料は立派なのに、配信でその内容を生かせず終わってしまう…というのはよくある失敗例です。

対策:

一言で説明できる設定にまとめることを意識してみましょう。

複数の要素を取り入れる場合でも、メインの軸はひとつに絞り、そのほかの要素は“味付け”程度にとどめておくのがおすすめです。

2. 他のVTuberと被ってしまう

気づかずに「量産型」と呼ばれるキャラデザインや設定に寄ってしまい、「どこかで見たことあるかも…」と感じられてしまうケースもあります。

似たジャンルの先行キャラが多い場合、差別化が難しくなることも。

対策:

事前にX(旧Twitter)やYouTubeなどで似たようなVTuberがいないかチェックしておきましょう。

完全なオリジナリティを目指さなくても、モチーフの掛け合わせや配色、口調などで個性を出すことは十分可能です。

3. 無理して演じようとしてしまう

設定に合わせてキャラを作ったものの、いざ配信を始めてみたら「この口調、ずっと続けるのしんどい…」と感じることも。

背伸びしすぎた設定やキャラ性は、続けるほど負担になっていきます。

対策:

自分の性格や話し方に、ある程度寄せた設定にしておくと安心です。

“演じる”というより、“ちょっと盛った自分”くらいの感覚で作ると、自然体で配信ができます。

4. 設定に縛られて話題が広げられない

作り込んだ設定を守ろうとするあまり、「キャラ的にこの話はNGかな…」と雑談の幅が狭くなってしまうことがあります。

トークや企画がしづらくなり、活動自体が息苦しくなることも。

対策:

最初から完璧なロールプレイを貫こうとせず、むしろ“緩く崩してもOK”というスタンスでいるのがちょうどいいかもしれません。

多少キャラ設定とズレる発言があっても、それをネタにできるくらいの余裕があると、むしろ人間味が出て魅力的になります。

設定はあくまで“活動の土台”であって、“制約”ではありません。

無理のない範囲で、自分が楽しめるキャラづくりを心がけてみてください。

参考になるキャラ設定事例3選|ライト/濃い設定の比較付き

キャラ設定を考えるうえで、「他のVTuberはどれくらい作り込んでいるの?」と気になることもあるはずです。

ここでは、実際に人気を集めているVTuberの中から、設定の“深さ”という視点で3名をピックアップ。

ライト寄り/世界観重視/中間型、それぞれの代表例として紹介します。

設定に正解はありませんが、成功している例を知っておくと、自分に合った方向性が見えやすくなります。

1. ライト設定で人気を集める|大空スバル(ホロライブ)

大空スバルさんの公式プロフィールは、「総合格闘技部とe-sports部のマネージャーをしている」女の子として、現実にいそうな“等身大”のキャラで、特別なファンタジー要素や複雑なバックストーリーはありません。

配信内容は雑談・ゲーム・企画系など幅広く、キャラの設定に縛られずに自由なトークが展開されています。

このように、設定を“最低限のキャラ付け”にとどめたことで、自然体のまま長く続けられるスタイルを確立しています。

親しみやすさを武器にしたい方や、あまりロールプレイに自信がない方にはぴったりの参考例です。

2. 濃い設定でファンを魅了する|壱百満天原サロメ(にじさんじ)

“お嬢様VTuber”として鮮烈なデビューを飾った壱百満天原サロメさん。

「ですわ口調」や上品すぎるセリフ回しなど、徹底したキャラ作りや設定を全配信に通底させ、世界観を崩さず演じきっている点など、キャラクター設定を考える上でとても参考になるでしょう。

この一貫した演技とインパクトの強さが話題を呼び、デビューからわずか2週間で登録者数100万人を突破するという異例の記録を打ち立てました。

濃い設定は扱いが難しいぶん、ハマれば爆発的な伸びにつながることもあります。

3. ファンタジー設定がありつつも柔軟なスタイル|葛葉(にじさんじ)

キャラクター設定は「人間社会に溶け込むニートの吸血鬼」というファンタジックなキャラながら、配信スタイルはきわめて自然体な葛葉さん。
雑談やゲーム実況では過度に設定を押し出さず、自分のペースで軽妙なトークを展開しています。

“設定を忘れているわけではないけれど、必要以上に守りすぎない”──そのバランスが、彼の魅力のひとつになっています。

はじめから世界観を作り込みすぎず、活動の中でキャラの見せ方やトーンを育てていく。
そんな「ライトと濃い設定のいいとこ取り」も、長く愛されるVTuberを目指す上で十分な選択肢といえるでしょう。

それぞれの成功スタイルを比較すると、設定の深さは人それぞれであることがわかります。自分に合ったバランスを見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

キャラ設定は、配信者として名刺代わりになる“入口”であり、活動を伸ばす“武器”にもなります。

  • ライト路線で自然体のトークを楽しむ
  • 世界観を作り込んで物語で魅せる

どちらを選んでも構いません。大切なのは、自分が続けやすい深さかどうか。設定が負担になってしまうと、本来いちばん楽しいはずの配信が息苦しくなってしまいます。

ぜひまずは、棚卸しした“好き”や“得意”を軸に、10 項目チェックリストへ当てはめてみてください。

抜けが見つかったら微調整、しっくり来なければ差し替え、そのくらいの軽さで OK。設定は配信を重ねるうちに育ちますので、まずは設定を考え、楽しんでみるところから気軽に始めてみましょう。

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

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