Link Music、福祉×VTuberの育成・就労支援プロジェクト「Link Ally」始動 9月1日から10月1日まで3分野・9エリアで募集
Link Music株式会社が、就労継続支援B型事業所と連携したVTuber特化の育成・就労支援プロジェクト「Link Ally(リンク・アライ)」を始動しました。VTuber候補生・クリエイター・運営スタッフの3分野で、2026年9月1日(火)から10月1日(木)まで第一期プロジェクトメンバーを募集します。
この記事の要点
- 募集期間:2026年9月1日(火)〜10月1日(木)
- 募集分野:VTuber候補生/クリエイター/運営・スタッフの3分野(経験・スキル不問)
- 募集エリア:札幌北・札幌中央・静岡葵・富士・名古屋西・岐阜駅前・各務原鵜沼・高知・徳島の9エリア
- 参加条件:障害福祉サービスの利用要件を満たし、市区町村から支給決定を受けること
- 応募方法:Link Ally特設ページ内の応募フォームからエントリー
「Link Ally」とは?福祉とVTuber活動をつなぐ育成プロジェクト

Link Allyは、病気や障がいなどの事情によって一般就労に不安や難しさを感じながらも、VTuberやクリエイティブの世界に興味を持つ人が、自分のペースで挑戦するためのプロジェクトです。提携する就労継続支援B型事業所において、VTuber活動やイラスト、動画、音楽、イベント、グッズ制作、マネジメントなどを訓練・生産活動として実践していきます。
対象となる生産活動では工賃を受け取りながら、学んだことを実際の活動や制作につなげていく仕組みです。「Ally」には「味方」「支える人」「仲間」という意味が込められており、一人では踏み出しにくい一歩を、誰かと一緒に踏み出せる場所を目指すとしています。
なお運営元は、Link Allyがいわゆるオーディションではない点を明言しています。合否を競う場ではなく、経験やスキルを問わず「やってみたい」という気持ちを起点に学びと実践を重ねていくプロジェクトという位置づけです。社会的な事情を抱える人の活動をVTuber事務所が後押しする取り組みとしては、過去にはひきこもり経験者を応援するVTuber事務所AMATERASUの新プロジェクトなども報じられています。
VTuberになる・つくる・支える。3つの分野から挑戦できる

募集分野は3つに分かれています。「VTuber候補生」は配信、歌、ゲーム実況、動画、SNS、イベント出演などVTuberとしての活動に挑戦する枠です。「クリエイター」はイラスト、動画、Live2D、楽曲制作、MIX・レコーディングなどコンテンツ制作を担当します。「運営・スタッフ」はVTuberマネジメント、イベント企画・運営、SNS、グッズ企画・制作など、活動を支える仕事に携わります。
カリキュラムは、現役VTuberやクリエイターが制作するVTuber特化の独自内容です。動画を視聴して終わりではなく、「学ぶ→効果測定→MISSION→フィードバック→クリア」という流れを取り入れ、知識を実践につなげる設計になっています。業界や活動環境の変化、新しいツールにも対応しながら、今後も順次追加・拡張していく予定です。
VTuber事務所「Link Studio-V」の現場ノウハウを活用

Link Allyを運営するLink Music株式会社は、VTuber事務所「Link Studio-V」を運営しています。所属VTuberのマネジメントや活動サポートに加え、オリジナル楽曲・MVの制作、ライブ・イベント、グッズ展開、企業や自治体との取り組みなどを展開してきました。所属には天空いあさん、天使セウさん、天結ひいろさんらが名を連ねています。
Link Allyでは、こうした事務所運営を通じて蓄積してきた現場の知識や経験を、カリキュラムや活動支援に活かしていくとのことです。PCやLive2Dモデルの貸与、制作物へのフィードバック、配信・活動サポート、イベント出演サポートなど、初めて挑戦する人を支える環境づくりも進めていきます。
今後の展開──参加者とともに新しいVTuberブランドの立ち上げも視野
Link Allyでは将来的に、VTuber・クリエイター・運営スタッフといった異なる役割を持つ参加者が集まり、新しいVTuberブランドを一緒につくり育てていくことも目指すとしています。第一期の参加者は、そのブランドの「最初のメンバー」になる可能性があります。
また、活動状況や適性、本人の希望に応じて、新ブランドでの活動や、Link Studio-Vへのステップアップといった道も想定されています。ただし運営元は、プロジェクトへの参加がLink MusicやLink Studio-Vへの所属、VTuberデビュー、収益化などを保証するものではないと注記しています。応募はLink Ally特設ページ内のフォームから受け付けており、締切は10月1日(木)です。
感想と展望
VTuber業界では育成プロジェクトやオーディションが数多く立ち上がっていますが、就労継続支援B型事業所と連携し、工賃を受け取りながら訓練・生産活動として取り組む設計は珍しい試みです。表舞台に立つ配信者だけでなく、イラストやLive2D、マネジメントといった裏方まで含めて3分野を用意している点も、VTuber業界が多様な職能の集合体であることを踏まえた現実的な入口だと感じます。募集エリアが提携事業所のある9エリアに限られるなど制約はありますが、この形が定着すれば、体調や生活上の事情で活動を諦めてきた人にとって新しい選択肢になり得ます。第一期の運営実績と、構想されている新VTuberブランドの行方に注目したいところです。
出典元:PR TIMES
