VTuberにおすすめのパソコンスペックは?配信スタイル・価格帯別に選び方を網羅

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「VTuberを始めたいけれど、どんなパソコンを用意すればいいのかわからない」「最低限どのくらいのスペックが必要なのかが不安…」などの不安を感じている方は少なくないでしょう。PCの知識が十分でないと、何を基準に選べばよいか迷ってしまうものです。

VTuberに必要なパソコンスペックは、配信スタイルによって異なります。雑談・歌配信ならCore i5+RTX 4060以上、ゲーム実況ならCore i7+RTX 4060以上、3D配信ならCore i7+RTX 4070以上がVTuberのPCスペックの目安です。

本記事では大手VTuberが実際に使っているスペック、パーツ別の選び方、おすすめPCモデルまで網羅しています。自分に合った1台を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。

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VTuber配信に必要なパソコンスペックとは?全体像を把握しよう

VTuberの配信スタイルによって、パソコンに求められるスペックは大きく変わります。配信ソフトとVTuberモデルを同時に動かす関係上、一般的なPCよりも高い性能が求められる点が特徴です。

ここでは雑談・歌配信、ゲーム実況、3D配信の3パターンに分けて、必要なスペックの方向性を解説します。

雑談・歌配信|比較的低スペックでも対応可能

雑談・歌配信はゲーム処理が不要なため、PCへの負荷が最も軽い配信スタイルです。目安となるスペックは以下のとおりです。

パーツ推奨スペック
CPUCore i5-13400F / Ryzen 7 5700X 以上
GPURTX 4060 / RTX 5060 以上
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB 以上

VTuber配信ではOBS(配信ソフト)とVTube Studio(アバター表示ソフト)、ブラウザなど複数のソフトを同時に起動するため、メモリ消費が大きくなりがちです。16GBでも配信は可能ですが、メモリ不足になることがあります。安定した配信環境を求める場合は、32GBを搭載しておくと安心でしょう。

この構成であれば、動作が軽めのゲームなら配信しながらプレイすることも可能です。将来的にゲーム配信へ活動を広げやすい点もメリットといえます。

ゲーム実況配信|GPUとメモリに余裕が必要

ゲーム実況はゲーム処理+エンコード(映像や音声をデータに変換する処理)+VTuberモデル描画の3重負荷がかかる配信スタイルです。

ゲームが遊べるスペックを備えたうえで、配信を行う余力が必要になるため、一般的なゲーマーのパソコンよりも一段上のスペックが求められます。

パーツ推奨スペック
CPUCore i7-14700F / Ryzen 7 9700X 以上
GPURTX 5060 16GB / RTX 5070 以上
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB 以上(2TB推奨)

NVIDIA製GPU(RTXシリーズ)に搭載されているNVENC(ハードウェアエンコーダー)を活用すると、エンコード処理をGPU側に委ねることでCPU負荷を大幅に低減できます。VTuberのゲーム配信ではCPUへの負担が集中しやすいため、NVENCの恩恵は大きいでしょう。

3Dモデル配信|ハイエンドGPUとメモリ32GB以上が前提

3D配信はモーションキャプチャー処理+3Dレンダリング+配信エンコードの同時処理が求められる、最も負荷の高い配信スタイルです。リアルタイムレンダリングとエンコードを同時進行するため、ハイエンド構成が前提になります。

パーツ推奨スペック
CPUCore i7-14700F以上 / Core Ultra 7 265K / Ryzen 9 7900X
GPURTX 4070 Ti SUPER / RTX 5070 Ti 以上
メモリ32GB〜64GB
ストレージSSD 2TB 以上

VRChatやUnityベースの3Dワールドを扱う場合は、VRAM(GPUに搭載された専用メモリ)16GB以上のGPUを選ぶとより快適に動作します。

3D配信ではPC本体に加えて、VRヘッドセットやモーションキャプチャー機器といったトラッキング機材も必要になります。配信機材について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

>>VTuberになるために必要な配信機材は?初心者向けにおすすめ機材も紹介

大手VTuberが実際に使っているパソコンスペック一覧

大手事務所所属VTuberの多くは、Core i9+RTX 3070以上のハイスペックPCを使用しています。

ここではホロライブ・にじさんじ・ぶいすぽっ!の3事務所に所属するVTuberが実際に使っているPCスペックを紹介します。自分が目指す配信スタイルに近いVTuberのスペックを参考にすると、PC選びの判断材料になるはずです。

ホロライブ所属VTuberのPCスペック

VTuber名YouTubeチャンネル登録者数主な配信ジャンルCPUGPUメモリ
宝鐘マリン約432万人歌枠・雑談・お絵描きRyzen 9 9950XRTX 4090
星街すいせい約284万人音楽・ゲーム(リズムゲー)Ryzen 7 5800XRTX 3070
兎田ぺこら約276万人ゲーム実況(RPG・サバイバル)Ryzen 9 9950X3DRTX 5090128GB
白上フブキ約265万人ゲーム実況(FPS・雑談)Core i9-13900FRTX 408064GB
さくらみこ約243万人ゲーム実況(GTA・マイクラ等)Ryzen 9 7950XRTX 409064GB

※2026年3月時点の情報です。現在は変更されている可能性があります。

GPUを見ると、TOP5中3名がRTX 4090〜5090クラスの最上位GPUを採用しています。一方で星街すいせいさんのようにRTX 3070で活動を続けているケースもあり、音楽・歌枠中心であれば必ずしもハイエンドGPUは必須でないことがわかります。

にじさんじ所属VTuberのPCスペック

VTuber名登録者数主な配信ジャンルCPUGPUメモリ
葛葉約215万人FPS(VALORANT・APEX)・ゲーム全般Core i9-13900KRTX 4090 ※1
約157万人FPS・ゲーム全般・コラボ雑談Ryzen 9 5950XRTX 309064GB
月ノ美兎約148万人企画系・雑談・ゲーム実況Ryzen 9 5950XRTX 3090
剣持刀也約121万人雑談・歌枠・ゲーム実況Core i9-9900KRTX 2080 Ti32GB
星川サラ約119万人ゲーム実況・雑談・コラボRyzen 9 5900XRTX 309064GB

※2026年3月時点の情報です。現在は変更されている可能性があります。

ホロライブと比較すると、RTX 3090帯が中心でやや世代が古い構成が目立ちます。これは、にじさんじではライバー自身がPCを選定・購入するケースが多く、導入時期がスペックに直結しやすいためと考えられます。

ぶいすぽっ!所属VTuberのPCスペック

VTuber名登録者数主な配信ジャンルCPUGPUメモリ
橘ひなの約97.6万人FPS(VALORANT・APEX)Core i9-12900K ※1RTX 307032GB
胡桃のあ約78.2万人FPS(APEX・VALORANT)Core i9-12900KRTX 307032GB
一ノ瀬うるは約74.7万人FPS(APEX)・ゲーム実況Ryzen 9 5900XRTX 3080
花芽すみれ約73.4万人FPS(VALORANT・APEX)Core i9-12900KRTX 307032GB

※2026年3月時点の情報です。現在は変更されている可能性があります。

注目すべきはGPUがRTX 3070〜3080に集中している点で、FPSタイトルでは「画質よりフレームレート優先」で設定を落とすため、最上位GPUが必須ではないことがわかります。

一方でCPUはCore i9-12900Kが多く、エンコード・配信の並列処理に対してはしっかりと投資しています。

VTuberパソコンの最低限スペックと推奨スペック|パーツ別の選び方

VTuber配信にはCPU・GPU・メモリ・ストレージの4パーツのバランスが必要です。どれか1つだけ高性能でも、他のパーツがボトルネックになると全体のパフォーマンスが落ちてしまいます。

ここでは各パーツの役割と、最低限〜推奨〜本格の3段階で選び方を解説します。

CPU|Core i5以上、ゲーム配信ならCore i7以上を選ぶ

CPUはPC全体の処理速度を司る”脳”にあたるパーツで、配信ソフトやゲームの同時処理に直結します。最低限のラインはCore i5-13400F/Ryzen 5 5600以上で、雑談配信であれば十分に対応できるクラスです。

ゲーム配信で安定した動作を求めるなら、推奨はCore i7-14700F/Ryzen 7 9700X以上です。コア数・スレッド数に余裕があり、ゲーム+配信+VTuberモデル表示を同時にこなしても処理落ちしにくくなります。3D配信や重量級ゲームをプレイする場合は、Core i9-13900K/Ryzen 9 7900X以上を検討しましょう。

Intel/AMDどちらを選ぶかで迷った場合、ゲーム配信の安定性を重視するならIntel Core iシリーズ、コストパフォーマンスを優先するならAMD Ryzenシリーズが候補になります。

GPU|RTX 4060以上でゲーム実況も安定

GPU(グラフィックボード)は、ゲーム画面の描画やVTuberモデルの表示、配信映像のエンコードを担うパーツです。最低限は2D配信のみであればGTX 1660 Superで対応可能ですが、今後の活動を見据えるとRTX 40シリーズ以上を選んでおくのがおすすめです。

フルHD配信で安定した品質を確保するなら、推奨はRTX 4060 Ti/RTX 5060以上になります。3D配信やWQHD以上の解像度にも対応したい場合は、RTX 4070 Ti SUPER/RTX 5070 Ti以上が目安です。

NVIDIA RTXシリーズに搭載されているNVENC(ハードウェアエンコーダー)を使えば、OBSの配信エンコード処理をGPUに任せられます。

VTuber配信ではNVIDIA GeForce RTXシリーズが安定性・互換性の面でも推奨されています。

メモリ|16GBが最低ライン、32GB以上を推奨

メモリはPCが処理中のデータを一時保管する作業スペースで、同時に起動するソフトが多いほど消費量が増えます。VTuber配信ではOBS、VTube Studio、ブラウザ(コメント表示用)、Discord、ゲームなど複数ソフトを同時起動するケースがほとんどのため、メモリ消費は通常のPC利用より格段に大きくなります。

最低ラインは16GBですが、ゲーム配信を見据えるなら32GBがおすすめです。16GBだと配信中にメモリ不足で動作が不安定になるリスクがあります。

メモリは後から増設しやすいパーツなので、予算が厳しい場合は16GBスタートでも問題ありません。ただし配信中のカクつきやフリーズを経験してから増設するより、最初から32GBを選んだほうがストレスは少ないでしょう。

ストレージ|SSD 1TB以上で録画にも余裕を持つ

ストレージはOS・ソフト・ゲーム・録画データなどを保存する領域で、VTuber配信ではSSD(ソリッドステートドライブ)の搭載が必須です。SSDはHDD(ハードディスクドライブ)と比べて読み書き速度が圧倒的に速く、ゲームのロード時間短縮や配信ソフトの起動高速化に直結します。

容量は最低1TB、ゲーム配信がメインなら2TB以上を推奨します。重めのゲームは1タイトルで100GB以上を消費するものもあり、500GBではあっという間に足りなくなるためです。

録画データも1時間で数GBに達するため、余裕を持った容量選びが大切です。NVMe接続のSSDを選ぶと、SATA接続に比べて読み書き速度がさらに速くなります。

VTuberパソコンのスペック早見表|配信スタイル別に一覧で比較

自分の配信スタイルから必要スペックを逆算すると、PC選びで迷いにくくなります。以下の表で、雑談・歌配信/ゲーム実況/3D配信それぞれの推奨スペックを確認してみてください。

パーツ雑談・歌配信(ライト)ゲーム実況(ミドル)3D配信(ヘビー)
CPUCore i5-13400F / Ryzen 7 5700XCore i7-14700F / Ryzen 7 9700XCore i7-14700F / Core Ultra 7 265K / Ryzen 9 7900X
GPURTX 4060 Ti / RTX 5060RTX 4070 / RTX 5070RTX 4070 Ti SUPER / RTX 5070 Ti
メモリ32GB32GB32GB〜64GB
ストレージSSD 1TB以上SSD 1TB以上(2TB推奨)SSD 2TB以上
価格帯目安22〜28万円25〜36万円35万円〜

どの構成を選ぶか迷った場合は、ミドル(ゲーム実況)スペックを選んでおくと幅広い配信に対応できます。雑談・歌配信はもちろん、ほとんどのゲームタイトルも快適にプレイ可能です。

※仕様は変更される場合があります。最新情報は公式ヘルプで確認してください。

今のパソコンでVTuber配信できる?スペック確認方法

新しいPCを購入する前に、まず手持ちPCのスペックを確認して前述の基準と照合してみましょう。Windows標準機能だけでCPU・メモリ・GPUの情報を簡単に確認できるため、特別なソフトは不要です。

以下ではWindowsの設定画面とタスクマネージャーの2つの方法を紹介します。

Windowsの「設定」からCPU・メモリを確認する手順

Windowsの「設定」からCPU・メモリを確認する手順

CPUの型番とメモリ容量は、Windowsの設定画面から確認できます。手順は以下のとおりです。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックして「設定」を開く
  2. 左メニューから「システム」を選択する
  3. ページ下部の「バージョン情報」をクリックする
  4. 「デバイスの仕様」欄で「プロセッサ」(CPU型番)と「実装RAM」(メモリ容量)を確認する

CPU型番の読み方を簡単に補足すると、たとえば「Core i7-14700F」の場合、「i7」がグレード(性能ランク)、「14」が世代を表しています。グレードの数字が大きいほど高性能で、世代が新しいほど処理効率が向上しています。

タスクマネージャーでGPU・VRAM容量を確認する手順

GPU名とVRAM(ビデオメモリ)容量は、タスクマネージャーから確認できます。

  1. キーボードの「Ctrl+Shift+Esc」を同時に押してタスクマネージャーを起動する
  2. 上部または左側メニューから「パフォーマンス」タブをクリックする
  3. 左側リストの「GPU」をクリックすると、GPU名(例:NVIDIA GeForce RTX 4060)と「専用GPUメモリ」(VRAM容量)が右側に表示される

確認したGPU名を前述のスペック早見表と照らし合わせれば、自分のPCがどの配信スタイルに対応できるかがわかります。

GPU使用率が普段から常時90%以上になるようであれば、配信時にスペック不足が生じる可能性が高いため、買い替えや増設を検討しましょう。

確認したスペックが基準を満たさない場合の選択肢

スペック確認の結果、基準を満たさなかった場合は「パーツ増設」か「新規購入」の2択になります。

メモリ不足やストレージ不足であれば、パーツ増設がコスト効率のよい対処法です。メモリの増設(16GB→32GB)は約5,000〜10,000円程度で済み、所定のスロットにはめ込むだけなのでPC初心者でも比較的取り組みやすい作業です。SSDの追加も同様にコストを抑えられます。

一方、CPUやGPUが2世代以上古い場合は、パーツ単体の交換よりも新規購入のほうが合理的です。ノートPCの場合はGPUやCPUの交換が基本的にできないため、スペック不足なら新規購入を検討してください。

PCを含めた初期費用の全体像を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

>>Vtuberの初期費用はいくら?ジャンル別費用や10万以下に抑えるコツも解説!

VTuberパソコンの価格帯別スペック構成と選び方

予算に応じて選べるVTuberパソコンの構成は、大きく3段階に分かれます。2026年はPCパーツ全体の値段が上昇傾向にあるため、以前より予算の上乗せが必要な点は頭に入れておきましょう。

ここではエントリー(10〜15万円)、ミドル(15〜25万円)、ハイスペック(25万円以上)の3つに分けて解説します。

10〜15万円|雑談・歌配信向けのエントリー構成

10〜15万円はVTuber配信をできるだけ安いパソコンで始めたい方向けのエントリー帯です。ただし、2026年はPCパーツ全体の価格が上昇しており、この価格帯で購入できるモデルは限られます。スペックの構成例は以下のとおりです。

パーツ構成例
CPURyzen 5 5600/Ryzen 5 4500
GPURTX 5050
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB〜1TB

この価格帯のパソコンでも、Live2Dモデルを動かしながらの雑談・歌配信は対応可能です。VTube StudioなどのトラッキングソフトとOBS Studioを同時に起動しても、Live2Dアバターの表示だけであればRTX 5050の処理能力で十分対応できます。

15〜25万円|ゲーム実況も快適なミドルクラス構成

15〜25万円帯はゲームもこなしたいVTuberに最適なミドルクラスです。多くのVTuberにとってバランスが良く、コストパフォーマンスの高い価格帯と言えます。スペック構成例は以下のとおりです。

パーツ構成例
CPUCore i7-14700F/Ryzen 7 9700X
GPURTX 5060 Ti/RTX 5060
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB

フルHD解像度でほとんどのゲームを快適にプレイしながら、VTuberアバターを同時表示して配信できるパソコンのスペックです。RTX 5060 Tiであれば、WQHD(2,560×1,440)解像度でも多くのタイトルを高画質設定で遊べるため、配信映えする画面作りがしやすくなります。

25万円以上|3D配信・高画質ゲームも余裕のハイスペック構成

25万円以上の予算があれば、VTuberの3D配信や重量級ゲームの4K配信も視野に入るハイスペックパソコンを選べます。

3Dモデルのリアルタイムレンダリングはパソコンへの負荷が非常に高いため、本格的に3D配信を行いたい場合はこの価格帯が現実的なスタートラインになります。

パーツ構成例
CPURyzen 7 9800X3D/Core Ultra 9 285K
GPURTX 5070 Ti/RTX 5080
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB~2TB

RTX 5070 Ti以上のGPUを搭載すれば、3Dモデルを高品質に描画しつつ、ゲームの4K配信やWQHD高フレームレート配信にも対応できます。

ストレージは1TB〜2TBのSSDを推奨していますが、4K素材やゲームの録画データは容量を大きく消費するため、必要に応じて追加のSSDやHDDを増設できる構成を選んでおくと安心です。

VTuberパソコンのおすすめモデル5選【2026年版】

配信スタイルと予算から選べるおすすめゲーミングPCを5台厳選しました。エントリー・ミドル・ハイスペック・コスパ重視・ノートPCの5カテゴリーから1台ずつ選定しています。いずれもBTOショップで購入可能な2026年現行モデルです。

エントリー向け|雑談・歌配信に十分な1台

エントリー向けのおすすめはドスパラの「THIRDWAVE AD-R7X56A-01B」です。

項目スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 5060 8GB
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB(NVMe)
価格159,980円(税込)

RTX 5060搭載でフルHD環境の配信に対応でき、8コア16スレッドのRyzen 7 5700Xは配信ソフトとの同時使用でも安定した処理が可能です。

できるだけ低予算でVTuber活動を始めたい人に適したモデルですが、最重量級ゲームの配信ではカクつきが出る場合もあるでしょう。標準構成ではメモリ16GB・SSD 500GBのため、購入時にメモリ32GBへの増設とSSD 1TBへの変更を推奨します。

ミドル向け|ゲーム実況を快適にこなせる1台

ミドル向けのおすすめはマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7G6T」です。

項目スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURTX 5060 Ti 16GB
メモリ16GB
ストレージSSD 1TB(NVMe)
価格229,900円(税込)

FPSゲームをフルHD&144fps前後で配信でき、水冷CPUクーラー搭載で配信中の発熱にも対応しています。配信ソフトとゲームを同時に動かしても余裕があり、ほとんどのタイトルを快適にプレイ配信できる構成です。メモリが16GB標準のため、購入時に32GBへの増設を推奨します。

ハイスペック向け|3D配信も余裕の1台

ハイスペック向けのおすすめはドスパラの「GALLERIA XDR7A-R57T-GD」です。

項目スペック
CPURyzen 7 9800X3D
GPURTX 5070 Ti 16GB
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB(NVMe)
価格509,980円(税込)

企業所属VTuberが使用するPCと遜色ない高性能を備えたモデルです。最新ゲームもWQHD環境や高フレームレートで配信できます。

3D配信やVRChatも快適に動作するため、長期間スペック不足に悩まされる心配はないでしょう。ストレージを2TBにカスタマイズしておくと、録画データやゲームの容量にも余裕が持てます。

コスパ重視向け|予算を抑えつつ性能を確保する1台

コスパ重視ならFRONTIERの「FRGHLB550/9060」がおすすめです。

項目スペック
CPURyzen 7 5700X
GPURadeon RX 9060 XT 16GB
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
価格244,800円(税込)

メモリ32GB・SSD 1TBが標準搭載されており、追加のカスタマイズ費用がかからない点がコスパの高さの理由です。雑談・歌配信はもちろん、中程度の負荷のゲーム配信にも十分対応できます。

ただしFRONTIER製品は受注生産のため、注文から届くまで2週間程度かかる点に注意してください。

ノートPC向け|持ち運びたい人に適した1台

ノートPCで配信環境を整えたいVTuberにはマウスコンピューターの「G-TUNE H6-A9G70BK-C」がおすすめです。

項目スペック
CPURyzen 9 8945HX
GPURTX 5070 Laptop GPU(GDDR7 8GB)
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
ディスプレイ16インチ / 300Hz / WQXGA
重量約2.30kg
価格369,800円(税込)

デスクトップ版RTX 4070に近い性能を持ち、VTuberのパソコンとしてゲームを高画質・高fpsでプレイ可能なスペックを備えています。重量約2.30kgで持ち運びもでき、出先でのコラボ配信やイベント参加にも対応できるでしょう。

ただし、ノートPCはパーツの拡張性や放熱性でデスクトップに劣ります。メインの配信環境にはデスクトップPCを推奨しますが、サブ機や外出先での利用にはノートPCが活躍する場面も多いはずです。

※価格は2026年3月時点の各メーカー公式サイト情報です。セール等により変動する場合があります。

将来の3D化やスペックアップを見据えたVTuberパソコンの選び方

最初から拡張性のあるPC構成を選んでおけば、配信スタイルの変化に合わせてパーツ交換だけで対応でき、長期間使い続けられます。ここでは拡張性を意識したPC選びのポイントと、3D化を見据えた準備について解説します。

拡張しやすいデスクトップPC構成を選ぶ

デスクトップPCの最大のメリットは拡張性の高さです。配信を続けるうちにスペック不足を感じた場合でも、パーツ単位でアップグレードできます。

拡張性を確保するうえで、以下の3点を押さえておきましょう。

  • メモリスロットの空き(将来32GB→64GBに増設可能)
  • 電源ユニットの容量に余裕がある構成(750W以上で将来的な高性能GPU換装に対応)
  • M.2 SSDスロットが複数あるマザーボード(ストレージ増設に対応)

ATXサイズのケースを選ぶと内部スペースに余裕があるため、パーツ交換時の作業性も上がります。BTOショップなら購入時に将来の拡張を見据えたカスタマイズが可能なので、注文時に電源容量やスロット数を確認しておきましょう。

3D配信に必要な追加機材を段階的に揃える

3D配信ではPC本体に加えて、VRヘッドセットやVIVEトラッカーなど追加機材の費用も発生します。リアルタイムレンダリングとエンコードを同時進行するため、ハイエンドPC構成が前提になる点も含め、いきなり全てを揃えるのはハードルが高いでしょう。

最初はLive2D(2D配信)から始め、視聴者が増えてきた段階で3D化を検討するVTuberが多いのが実情です。段階的に機材を揃えていけば初期費用を分散できるため、無理のないペースでステップアップしていきましょう。

3D配信時にOBSが重くなった場合は、設定の最適化で改善できるケースもあります。以下の記事も参考にしてください。

>>OBSが重い・ラグい・カクつく時の原因・対処法をわかりやすく解説

まとめ

この記事では、VTuberに必要なパソコンスペックについて、配信スタイル別の推奨構成からパーツの選び方、おすすめPCモデルまで解説しました。

VTuber活動は通常のゲーム用途よりも高いスペックが求められるため、ゲーム配信を視野に入れる場合は20万円以上の予算を見込んでおくと安心です。雑談・歌配信のみであれば15万円程度から始められる可能性がありますが、2026年はPCパーツの価格上昇により選択肢が限られます。

まずは自分の配信スタイルを決め、予算に合ったPCを選ぶことが成功への第一歩になるでしょう。既にPCを持っている方は、スペック確認方法の章を参考に基準と照合してみてください。

配信ソフトOBSの必要スペックについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしましょう。

>>OBSの必要スペックまとめ!推奨PCからグラボなし運用まで解説!

この記事を書いた人

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

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