VTuberになるには2つのやり方がある

1つは、自分でキャラクターを作り個人で動画作成・配信・運営をする方法です。

もう1つは、オーディションを受けて事務所に所属する方法です。 それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の状況や目標に合わせて選択する必要があります。

①自分でキャラクターを作り、個人で動画作成・配信・運営をする

この方法は自分のペースで活動でき、自由度が高いのが魅力です。自分の好きなようにキャラクターを作り、動画の内容も自由に決められます。 また、事務所に所属するよりも初期費用を抑えられます。 一方で、動画作成や配信、運営など全てを自分で行う必要があるため、時間と労力を要します。 さらに、収益化やファン獲得にも独自の戦略が必要となります。

②オーディションに応募して事務所に所属する

事務所のサポートを受けながら活動できる点が大きなメリットです。事務所が動画制作や配信、運営などをサポートしてくれるため、個人で活動するよりもスムーズに活動を始められます。 また、事務所が持つネットワークを活用することで、ファン獲得や収益化を促進することも可能です。 ただし、事務所に所属するにはオーディションに合格する必要があり、事務所の規約に従う必要があります。

個人勢VTuberになるための6つの手順

VTuberとして活動していくためには、以下の6つの手順を踏む必要があります。

1. どんなVTuberになりたいのか、チャンネルの方向性や企画を決める

例えば、ゲーム実況、歌ってみた、雑談配信など、どのような内容で視聴者を魅了するか明確なビジョンを持つことが重要です。ターゲットとする視聴者層や、配信するコンテンツのテーマを決めてチャンネルのコンセプトを固めましょう。 また、定期的な配信スケジュールや、視聴者とのコミュニケーション方法なども事前に検討しておく必要があります。

2. 必要な機材を用意する

VTuberとして活動するには、配信に必要な機材を揃える必要があります。 最低限、パソコン、ウェブカメラ、マイク、イヤホン・ヘッドセットは用意しましょう。 配信ソフトやアバター作成ソフトも必要となります。 これらの機材は、予算や用途に合わせて選ぶことができます。

3. アバター・モデルを作成または用意する

VTuberの顔となるアバター・モデルは、自作するか、既存のモデルを使用するか、どちらかを選択する必要があります。自作する場合は、VRoid Studioなどの3Dモデル作成ソフトを使用します。 既存のモデルを使用する場合は、フリー素材や有料素材サイトから探すことができます。 アバター・モデルは、自分のキャラクターや世界観を表現する重要な要素なので、慎重に選びましょう。

3Dモデルの作り方が気になる方は次の記事を参考にしてください。

【初心者向け】VTuberの3Dモデルの作り方を徹底解説！おすすめソフトも紹介

4. 動画を撮影する

動画撮影は、OBSなどの配信ソフトを使って、アバターを動かして動画を撮影しましょう。 撮影の際には、配信画面の配置や音響にも気を配り、視聴者に見やすく聞きやすい動画を制作しましょう。 また、動画の内容は事前にしっかりと企画を立てておくことが重要です。

5. 動画の編集をする

動画編集ソフトを使って、撮影した動画を編集します。 動画編集ソフトは、DaVinci Resolveなどの無料ソフト、Adobe Premiere Proなどの有料ソフトがあります。 編集ソフトの使い方を学ぶには、動画サイトなどでチュートリアルを参考にすると良いでしょう。 動画編集では、カットや繋ぎ合わせ、字幕や効果音の追加などを行い、視聴者に分かりやすく飽きさせない動画に仕上げることが重要です。

6. チャンネル開設・動画の投稿をする

動画編集が完了したら、いよいよチャンネルを開設し、動画を投稿しましょう。YouTubeなどの動画サイトにチャンネルを作成し、作成した動画をアップロードします。 動画のタイトルや説明文は、視聴者の興味を引くような内容にしましょう。 また、サムネイル画像も重要な要素なので、魅力的な画像を作成し、動画の内容が伝わるように工夫しましょう。

個人勢VTuberになるために必要な基本機材とソフトウェア・ツール

VTuberとして活動するには、最低限必要な機材とソフトウェア・ツールがあります。これらの機材は、動画撮影や配信、編集など、VTuber活動のあらゆる場面で活躍します。 具体的な機材やソフトウェア・ツールは以下です。

パソコン

VTuber活動には、動画編集や配信などの様々な作業を行うために、高性能なパソコンが必要です。動画編集ソフトや配信ソフトをスムーズに動作させるためには、CPUやメモリなどのスペックが高いパソコンを選びましょう。

ウェブカメラ

アバターの動きをリアルタイムでトラッキングするためには高性能なウェブカメラが必要です。高画質で、動きが滑らかに映るウェブカメラを選びましょう。特に顔の表情を正確に捉えることが重要なので、配信用途に特化したウェブカメラがおすすめです。ただし、低価格帯のウェブカメラでも十分な性能を持つものがあるため、予算に応じて選ぶことができます。

マイク

自分の声をクリアに録音するためには高品質なマイクが必要です。特にコンデンサーマイクは、高音質で繊細な声のニュアンスを捉えることができるため、非常におすすめです。音質が良く、自分の声がはっきりと聞こえるマイクを選びましょう。

イヤホン・ヘッドセット

配信中の自分の声をモニタリングしたり、配信の音声を聞きながら視聴者とのコミュニケーションをとったりするために必要です。特に、ゲーム実況など、ゲームの音声を聞きながら配信する場合には、高音質で、遮音性の高いイヤホン・ヘッドセットを選びましょう。

配信ソフトウェア

配信ソフトウェアは、動画配信を行う際に必須のソフトウェアです。ライブ配信や録画配信など、様々な機能が搭載されています。

OBS Studioなどの無料ソフトウェア

OBS Studioは、オープンソースの無料ソフトウェアで誰でも無料で利用できます。ライブ配信や録画配信、シーン切り替えなど様々な機能が搭載されており、初心者の方でも扱いやすいソフトウェアです。

OBSと連携して利用できるAlive Studioは、配信画面を簡単にデザインすることができます。気になる方はこちらもチェックしてみてください。

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アバター作成ソフトウェア

アバターは、VTuberの顔であり、視聴者との最初の接点となります。魅力的なアバターを作成することで、視聴者の印象を大きく左右します。自分で作成する場合は、VRoid Studioなどの無料ソフトウェアを利用できます。VRoid Studioは3Dモデル作成に特化したソフトウェアで、初心者でも扱いやすい操作性と豊富な機能が魅力です。

VRoid Studioなどの無料ソフトウェア

VRoid Studioは3Dモデル作成に特化したソフトウェアで、初心者でも扱いやすい操作性と豊富な機能が魅力です。 無料ソフトウェアを利用することで、初期費用を抑えながら自分だけのオリジナルアバターを作成することができます。

動画編集ソフトウェア

動画編集ソフトウェアは、撮影した動画を編集するために必要です。動画編集ソフトには無料版と有料版があり、それぞれ機能や使いやすさが異なります。これらのソフトウェアを利用することで、動画に効果音やBGMを追加したり、カットや繋ぎ合わせ、文字入れなどの編集を行うことができます。

DaVinci Resolve

プロ向けの動画編集ソフトウェアとして知られていますが、無料版でも十分な機能が利用できます。豊富な編集機能に加え、カラーグレーディング機能も充実しており、動画の質を高めたいVTuberに最適です。

Adobe Premiere Pro

映像制作のプロが使用する高機能な動画編集ソフトウェアです。豊富な機能と操作性の良さから、多くのVTuberが愛用しています。動画編集初心者でも比較的扱いやすく、チュートリアル動画も豊富なので、安心して使い始めることができます。ただし、有料版は月額制なので、無料版のDaVinci Resolveと比較して初期費用がかかります。

Vtuberになるために必要な機材やおすすめ機材などは、以下の記事でも解説しています。

VTuberになるために必要な配信機材は？初心者向けにおすすめ機材も紹介

個人VTuberになるにはいくら費用がかかる？

個人でVTuber活動を始めようとする場合、初期費用は機材やソフトウェアの購入費用、アバター制作費用などが発生します。これらの費用は、使用する機材やソフトウェア、アバターのクオリティによって大きく異なります。

最低限の機材で始める場合、パソコン、ウェブカメラ、マイク、配信ソフトウェアなどの費用で数万円から十数万円程度で済むこともあります。しかし、より高品質な機材やソフトウェア、オリジナルのアバター制作を依頼する場合には、さらに数十万円程度かかる場合もあります。

また、活動を開始した後も、動画編集ソフトの利用料や宣伝費用など、継続的な費用が発生します。

事務所所属のVTuberになるための手順

事務所所属のVTuberになるには、事務所が主催するオーディションに合格する必要があります。オーディションは、事務所によって開催頻度や応募資格、審査基準などが異なります。

①オーディションを開催している事務所を選定する

まず、自分の活動に合致する事務所を見つけることが重要です。事務所の理念や所属VTuberのタイプ、活動内容などをよく調べて、自分に合った事務所を選びましょう。事務所のウェブサイトやSNSで情報収集したり、実際に所属しているVTuberの配信を見たりして、雰囲気や活動内容を把握することがおすすめです。

②オーディションのための準備をする

事務所によって求められるものが異なるため、事前に募集要項をよく確認し、それに沿って準備を進めることが重要です。自己PR動画やポートフォリオ、オリジナル楽曲などの提出を求められる場合もあります。

③オーディションを受ける

いよいよオーディション本番です。事前に準備した資料や自己PR動画などを提出したり、面接や実技試験を受けたりするなど、事務所によって内容が異なります。落ち着いて自分の魅力をアピールしましょう。緊張するかもしれませんが、事前に練習したことを思い出し、自信を持って臨みましょう。

VTuberになるために求められる資質や適性は？

VTuberとして成功するためには、高いコミュニケーション能力とエンターテイメント性が必要です。特に、視聴者との繋がりを築き、楽しませるためのトーク力や企画力は必須と言えるでしょう。

トーク力

視聴者を引き込み、楽しませるための会話術は、VTuberにとって最も重要な要素の一つです。ユーモアを交えながら分かりやすく説明したり、視聴者と共感できるような話題を提供したり、臨機応変に状況に対応するトーク力は、視聴者を飽きさせないための鍵となります。

コミュニケーション能力

視聴者と積極的に交流し良好な関係を築くことは、VTuberにとって非常に重要です。コメントや質問に丁寧に返信したり、視聴者同士のコミュニケーションを促進したりすることで、コミュニティの活性化に繋がります。また、視聴者の意見を参考にしながら企画を練ったり、配信内容を改善したりすることも、コミュニケーション能力が活かされる場面です。

企画力

視聴者を飽きさせない、魅力的なコンテンツを生み出すためには、企画力も不可欠です。視聴者の興味関心を引きつけ、話題性のある企画を立案し、実行することが求められます。ゲーム実況、歌ってみた、雑談など、様々な配信形式に合わせて、オリジナリティあふれる企画を考案していく能力が、VTuberとしての成功を大きく左右するでしょう。

配信に関する知見

配信ソフトの使い方や、視聴者とのコミュニケーション方法、配信環境の構築など、配信に関する様々な知識を身につける必要があります。特に、視聴者を飽きさせないための配信方法や、トラブル発生時の対応方法などを学ぶことは、安定した配信を行うために重要です。

動画編集技術

動画編集ソフトを使いこなし視聴者の目を引く魅力的な動画を作成する能力は、VTuberにとって大きな武器となります。カット編集、テロップ挿入、効果音の追加、BGMの選曲など、動画編集技術を駆使することで、配信内容をより分かりやすく、面白く、見栄え良く仕上げることができます。特に、編集ソフトの機能を熟知し、効率的に作業を進めることが、多くの動画を制作していく上で重要になってきます。

サムネイル画像作成ノウハウ

サムネイル画像は、動画の内容を端的に示し、視聴者の興味関心を惹きつけ、クリック率を高める重要な要素です。目を引くデザイン、分かりやすいタイトル、そして動画の内容が伝わる画像を作成することで、より多くの視聴者に動画を見てもらえるようになります。画像編集ソフトを使いこなし、魅力的なサムネイル画像を作成する技術は、VTuberにとって必須と言えるでしょう。

雑談配信向けのサムネイルの作り方や魅力的に作成するコツは次の記事を参考にしてみてください。

雑談配信向けサムネイルの作り方！魅力的に作成するコツは？

SNS運用ノウハウ

XやInstagram、TikTokなどのSNSを活用し、積極的に情報発信することで、視聴者との繋がりを作り、ファンを獲得することが重要です。 動画の告知や配信スケジュール、日常のつぶやきなど、様々な情報を発信することで、視聴者との距離を縮め、親近感を高めることができます。

VTuberとして成功するためのポイント

視聴者に愛される個性を確立し、継続的なコンテンツ配信を行うことが重要です。 常に新しい企画に挑戦し、視聴者の心を掴む魅力的なコンテンツを制作することで、ファンを増やし、長く愛されるVTuberを目指しましょう。

アバター・モデル作成や機材の費用に投資する

高品質なアバターや配信機材は、視聴者からの印象を大きく左右します。魅力的なアバターを作成したり、高音質のマイクや高画質のカメラを導入したりすることで、配信クオリティを高め、視聴者満足度向上に繋げることができます。

常にトレンドを追いかけて新しい企画を考え続ける

VTuberとして長く活躍していくために重要です。流行りのゲームや話題のテーマを取り入れた企画や、視聴者参加型の企画など、常に新しい試みに挑戦することで、視聴者の興味関心を惹きつけ、飽きさせないコンテンツ作りが実現できます。

SNSを使ってファンとコミュニケーションする

ファンとの繋がりを育むために非常に重要です。XやInstagram、TikTokなどのSNSで、配信告知や日常の出来事などを発信することで、視聴者との距離を縮め、親近感を高めることができます。また、積極的にコメントに返信したり、視聴者からの質問に答えたりすることで、双方向のコミュニケーションを促進し、より深い繋がりを築くことが可能です。

コラボ配信なども行う

新たなファンを獲得したり、視聴者層を広げたりすることができます。他のVTuberとのコラボ配信を通して、新たな視聴者層を獲得したり、お互いのファン層を拡大したりすることが期待できます。また、複数人で企画を練ったり配信を盛り上げたりすることで、より多くの視聴者を惹きつけ配信の質を高めることも可能です。

VTuber活動を始めたら、次は？

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