【簡単 2STEP】OBSでYouTubeに縦型配信する手順!おすすめの配信先も

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OBSで縦型配信をしたいと思ったものの、「そもそも縦型配信って、どう設定するの?」「スマホ向けに配信したいけど、うまくできない。」と悩んでいる配信者の方はいませんか?
結論、OBSでYouTubeに縦型配信するには、「基本解像度」と「出力解像度」を「1,080×1,920」に設定し、縦型に合わせてレイアウトを整えるだけで完了します。
プラグインを使えば、横型配信と縦型ショート動画の同時配信も可能です。
本記事では、OBSで縦型配信を行うための具体的な手順を解説します。
YouTube・TikTok・Twitchなどの配信先や、縦横同時配信の方法、よくあるトラブルの対処法についても紹介します。
この記事を読めば、OBSで縦型配信をすぐに始められ、YouTube ShortsやTikTokでも視聴者に届く動画が作れるようになるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
OBSを使った縦型配信が流行っている理由
まずは、OBSを使った縦型配信が流行っている理由について解説します。
- スマホでの視聴が主流化し、縦画面配信の需要が高まっているから
- YouTubeショートの表示枠に入りやすく、視聴されやすいから
それぞれ見ていきましょう。
スマホでの視聴が主流化し、縦画面配信の需要が高まっているから
現在、YouTubeやTikTok、Instagramなど、動画視聴の多くはスマートフォン経由で行われています。
縦画面での視聴が基本となるスマホでは、横型の動画よりも縦型の方が見やすく、ユーザーにとって自然な表示形式です。
そのため、配信者側にも縦型コンテンツのニーズが高まっており、OBSを活用してスマホ向けに最適化された配信を行う流れが広がっています。
特にOBSは画面のサイズや向きを自由に変えられるので、縦型配信も手軽にできるのが人気のポイントです。
YouTubeショートの表示枠に入りやすく、視聴されやすいから
YouTubeでは「ショート」と呼ばれる60秒以内の縦型動画が急速に人気を集めており、専用のショートフィードにも表示される仕組みが整っています。
縦型配信はショート枠に収まりやすく、アルゴリズム上も有利に働くため、自然と再生数が伸びやすいというメリットがあります。
OBSであらかじめ縦型に設定しておくことで、ショート動画としての活用もしやすくなり、新しい視聴者層へのアプローチにも効果的です。
【簡単 2STEP】OBSでYouTubeに縦型配信する手順・やり方
OBSでYouTubeに縦型配信するやり方は非常にシンプルで、2ステップで完了します。
STEP1|縦型の解像度に設定する

まずは、配信画面の縦横比を「9:16」に変更します。
- OBS右下の「設定」をクリック
- 左メニューから「映像」を選択
- 「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」を両方「1,080×1,920」に変更
- アスペクト比が「9:16」になっていることを確認
迷ったときは、現在の横型設定(例:1,920×1,080)の縦横を逆にするだけで問題ありません。
STEP2|縦型レイアウトを整える
解像度の変更後は、配信画面の中身も縦向きに調整します。
- カメラ映像やテキストを縦長の画面に合わせて配置し直す
- スマホ視聴に備えて「セーフエリア」を表示しておくと安心
- 見切れを防ぐため、重要な情報はセーフエリア内に収める
これで、スマホ視聴者にも見やすい縦型配信の準備が整います。
なお、OBSを使ってYouTubeで配信する方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
OBSを使ってYouTubeで配信する方法は?最適な設定も解説
OBSでYouTubeに縦型配信するメリット
OBSを使って、YouTubeに縦型配信をすることで得られるメリットを3つ紹介します。
- ショートフィードに掲載されやすく、新規視聴者にリーチしやすい
- 配信者が大きく映るため、視聴者との親近感が生まれやすい
- 縦長の画面を3つに分けて、情報をすっきり表示できる
それぞれ見ていきましょう。
ショートフィードに掲載されやすく、新規視聴者にリーチしやすい
YouTubeでは、縦型かつ60秒以内の動画が「ショート」として認識され、専用のショートフィードに表示されやすくなります。
縦型で配信することで、フィードに載る可能性が高まり、従来の横型配信では届きにくかったスマホユーザーや新規視聴者にまでアプローチできるのが大きな強みです。
アルゴリズムの後押しもあり、縦型配信は今や再生回数やチャンネル登録を伸ばす上で欠かせない手法となっています。
配信者が大きく映るため、視聴者との親近感が生まれやすい
縦型画面は、人物が画面の中心に大きく映る構成になりやすいため、視聴者にとって「顔がよく見える」「表情が伝わりやすい」といった利点があります。
特に雑談配信やリアクションを楽しむ配信では、画面越しの距離感を縮める効果があり、初見の視聴者にも親しみやすさを与えられます。
OBSならカメラ映像のサイズや位置も自由に調整できるため、自分らしい見せ方がしやすいのも魅力です。
縦長の画面を3つに分けて、情報をすっきり表示できる
縦型レイアウトでは、上下のスペースを活かして画面を「3分割」しやすくなります。
例えば、上部に配信者の映像、中央にコメント欄、下部に画像やスライド資料などを配置することで、視聴者にとっても内容が整理されて見やすい画面を作れるのです。
OBSでは各要素を自由に配置できるため、配信の内容に応じて柔軟に画面設計を工夫でき、情報がわかりやすいスマートな配信を実現できます。
OBSでYouTubeに縦型配信するデメリット
YouTubeでの縦型配信には多くのメリットがありますが、一方でいくつか注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、代表的な3つのデメリットを紹介します。
- ライト層には届きやすいが、長期的なファン化にはつながりにくい
- PC視聴では画面が小さく見づらい
- スケジュール配信だとショートフィードに載らない
それぞれ見ていきましょう。
ライト層には届きやすいが、長期的なファン化にはつながりにくい
縦型配信は拡散性に優れており、特にYouTubeショートではスマホのスクロール中に表示されやすく、新規の視聴者に届きやすい点が魅力です。
ただし、動画が短く内容の深掘りが難しいため、印象に残りにくく、視聴後すぐに離脱されやすい傾向があります。
その結果、チャンネル登録やファンの定着にはつながりにくいことも。
チャンネル登録やリピーターの獲得を目指すなら、ショート動画とあわせて長尺のコンテンツを活用するのが効果的です。
PC視聴では画面が小さく見づらい
縦型の映像はスマートフォンとの相性が非常に良い一方で、PCやタブレットといった横長画面では大きなデメリットが発生します。
映像が中央に縦長で表示され、左右に大きな余白ができてしまうため、視覚的に物足りなさを感じる視聴者もいます。
特に資料を見せたい配信や、テキストを多用する場面では、情報が詰まって見えたり、逆に見づらくなったりする場合もあります。
視聴者のデバイス環境によって、縦型配信の見え方が大きく変わる点は注意が必要です。
スケジュール配信だとショートフィードに載らない
YouTubeのショート動画として認識されるには、「縦型(9:16)」かつ「60秒以内」であることに加え、「その場でアップロード」されることが重要です。
予約投稿(スケジュール配信)を設定した動画は、たとえ条件を満たしていてもショートフィードに反映されない場合があります。
その結果、視聴回数や拡散力が想定より伸びないケースもあります。
投稿のタイミングを事前に調整しておきたい方にとっては、この仕様がやや不便に感じられるでしょう。
拡散を狙う場合は「即時投稿」が基本だと覚えておく必要があります。
【YouTube以外】OBSの縦型配信でおすすめの配信先は?
OBSを使った縦型配信はYouTubeだけではありません。
スマホユーザーを意識した縦型映像に対応したプラットフォームは他にもあります。
ここでは、YouTube以外で縦型配信に向いているおすすめの配信先を2つ紹介します。
- Twitch
- TikTok LIVE
それぞれ見ていきましょう。
Twitch
Twitchは、ゲーミングを中心にしたライブ配信サービスですが、雑談(Just Chatting)やIRL配信など、縦型配信とも相性の良いカテゴリも人気を集めています。
OBSで解像度を「9:16」(例:1,080×1,920)に設定すれば、スマホ視聴に最適な縦型配信が可能です。
Twitchでは、エンコード設定・ビットレート・解像度に関するガイドラインも充実しており、配信の安定性を重視する構成が推奨されています。
特に、GPUを活用したエンコード(NVIDIA NVENC)を使えば、ゲームパフォーマンスを損なわずに高画質な配信が行えます。
TikTok LIVE
TikTokは縦型動画を前提としたプラットフォームで、ライブ配信も縦画面が基本です。
OBSで「9:16」の解像度に設定することで、スマホ視聴に最適なレイアウトで配信できます。
TikTok LIVEでは、配信者はエフェクトやマルチゲスト配信、コメント管理、LIVEギフトなどの機能を使って、視聴者とリアルタイムで交流可能です。
ただし、TikTokでLIVE配信を行うには18歳以上であることとフォロワーが1,000人以上いることが条件です(※地域により異なる場合あり)。
プラグインを利用すればOBSで縦型配信と横型配信を同時に行える!
OBSで縦型配信と横型配信を同時に行うには、専用プラグインの活用が効果的です。
ここではおすすめのプラグインと、プラグインを利用した同時配信方法を紹介します。
なお、OBSを使ったTwitchとYouTubeの同時配信について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
OBSを利用してTwitchとYouTubeの同時配信を行う手順
おすすめのプラグイン
縦型と横型の映像を同時に扱うなら、「Aitum Vertical」が定番です。
OBSに追加できる無料プラグインで、「9:16」の縦画面と「16:9」の横画面をそれぞれ個別のシーンとして管理できるのが特徴です。
YouTubeやTwitchで横型配信を行いながら、同時にTikTokやInstagram向けの縦型動画を録画・配信することも可能になります。
縦型のキャンバスを別画面として管理できるため、編集作業や切り抜き動画の作成にも便利です。
プラグインを利用した同時配信方法
「Aitum Vertical」を使った縦型・横型の同時配信は、以下の手順で簡単に始められます。
- 公式ページまたはGitHubから「Aitum Vertical」をダウンロードし、ZIP形式で展開してインストール
- OBSを再起動すると、新たに「Vertical」という名称のドックが追加される
- 「Verticalシーン」と「Verticalソース」で縦型用のレイアウトを作成(横型とは別に構成可)
- 通常のOBSのシーンは横型に設定し、縦型は縦画面に適した配置に調整
- 横型はそのまま配信しつつ、縦型の映像は録画ボタンから別途保存可能
配信中の本編映像と並行して、スマホ向けのショート動画素材をその場で収録できるのが最大の魅力です。さらに、録画した縦型映像をあとから再編集せずにそのまま使えるため、切り抜き運用にも最適です。
なお、OBSで利用可能なプラグインをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
OBSに導入できる無料おすすめVSTプラグイン7選|入れ方も紹介
OBSの縦型配信でよくある質問
最後に、OBSの縦型配信でよくある質問に回答します。
- 縦型配信に切り替える方法は?
- 縦画面にできない場合の対処法は?
- YouTubeの縦型配信に条件はある?
それぞれ見ていきましょう。
縦型配信に切り替える方法は?
OBSで縦型配信に切り替えるには、以下の手順で解像度設定を変更しましょう。
- 「設定」→「映像」タブを開く
- 「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」の両方を変更
- 数値は「1,080×1,920」や「720×1,280」など、「9:16」の縦長比率を入力
- プレビュー画面が縦長になっていれば設定完了
この設定を行うことで、スマホ視聴に最適な縦型配信が可能になります。
縦画面にできない場合の対処法は?
縦型にできない場合は、まず、「設定」→「出力」→「配信」タブを開き、「出力をリスケールする」がオフ(無効)になっているか確認してください。有効になっていると、別の解像度に上書きされてしまうことがあります。
また、ソースに「スケーリング/アスペクト比」フィルターが追加されている場合、それを削除することで正常に縦型表示されるケースもあります。
YouTubeの縦型配信に条件はある?
YouTubeでスマートフォンから縦型ライブ配信を行うには、チャンネル登録者数が50人以上必要です。
また、縦型配信をYouTubeショートのフィードに表示させるには、「スケジュール配信」ではなく、「エンコーダ配信(OBSなどを使ったライブ配信)」を選ぶ必要があります。
表示形式やアルゴリズムに対応するためにも、配信方法には注意が必要です。
まとめ
本記事では、OBSで縦型配信を行う手順について詳しく解説してきました。
縦型配信は、スマホで見やすく、多くの方に動画を届けやすいのが特徴です。特にYouTube ShortsやTikTokなど、縦型動画が主流のプラットフォームとの相性が抜群です。
ただし、PCでは映像が小さく見づらくなったり、スケジュール配信ではショートフィードに表示されなかったりといった注意点もあります。
配信の幅を広げたい方は、ぜひ本記事を参考にOBSでの縦型配信に挑戦してみてください。
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