VTuberアバター作り方ガイド|Live2Dと3Dを無料で制作するには【初心者向け】

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「VTuberを始めたいけど、アバターってどうやって作るの?」「Live2D?3D?なにが違うの?」

そんな初心者の方に向けて、VTuberアバターの作り方をゼロからわかりやすく解説します。

本記事では、Live2Dと3Dの特徴や無料ツールの使い方、簡単な制作手順、モデルを動かす方法までを一通り紹介しています。

絵が描けない方や、パソコンが得意でない方でも安心して始められるよう、実例も交えて丁寧に解説しています。

VTuberアバターとは?|Live2Dと3Dの違いも解説

VTuberの活動に欠かせないのが、自分の姿を表現する“アバター”です。

大きく分けて「Live2Dアバター」と「3Dアバター」の2種類があり、それぞれ制作方法や動き方、見た目の印象が異なります。まずはこの2つの違いを押さえ、自分に合ったスタイルを見つけましょう。

Live2Dアバターとは?

Live2Dアバターは、イラストをパーツごとに分けて動かす2D形式のアバターです。アニメのような雰囲気を保ったまま、表情や動きをつけることができ、VTuber界でも広く使われています。

見た目は平面的ですが、顔の向きや瞬き、口パクなどはとても自然で、比較的軽いパソコンでもスムーズに動かせるのが特徴です。

必要なのはパーツ分けされたイラストと、モデリング用のツール(Live2D Cubismなど)。絵が描ける人は自作も可能ですが、既存の素材やテンプレートを使って始めることもできます。

3Dアバターとは?

3Dアバターは、立体的なキャラクターとして空間的に動くことができるタイプのアバターです。左右を向いたり、ダンスやアクションなどの全身表現にも向いており、メタバースやVR空間との相性も良好です。

初心者でも、VRoid Studioといった無料ソフトを使えば、3Dモデルをベースに髪型・衣装・表情などを自由にカスタマイズしてアバターを作れます。

一方で、3DモデルはLive2DよりもPCへの負荷が大きくなりがちなので、配信に使う場合はそれなりのスペックを求められるケースもあります。

Live2Dアバターの作り方

Live2Dは、アニメ風の見た目をそのままに自然な表情や動きを表現できる2Dアバターです。必要なソフトや素材をそろえれば、無料でも自作することが可能です。

この章では、Live2Dアバターを作るために必要な準備や手順を、初心者向けにわかりやすく解説します。「絵が描けなくてもできる?」「どこまで無料でいけるの?」という疑問にも答えながら進めていくので、ぜひ自分に合ったやり方を見つけてください。

Live2Dアバター制作で必要なソフト&機材

Live2Dアバター制作には、主に以下のものが必要です。

  • パーツ分けされたキャラクターイラスト(PSD形式)
  • モデリングソフト:Live2D Cubism(無料版あり)
  • PC(Windows/Mac、ミドルスペック程度)
  • 表情トラッキング用のカメラ(Webカメラまたはスマホ)

絵が描ける人は、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopなどでキャラを自作し、髪・目・口・体などをレイヤーに分けて保存します。絵が描けない場合は、無料で配布されているPSDテンプレートやパーツを活用することもできます。

Live2D Cubismは公式が提供するモデリング用ソフトで、無料版でも基本的なモデル作成が可能です。ただし、パーツ数やテクスチャの制限があるため、複雑なモデルを作りたい場合は有料プラン(PRO版)を検討してもよいでしょう。

Live2D Cubism制作ステップ(イラスト準備からモデル出力まで)

ここでは、Live2Dアバターをゼロから作成する手順を簡単に紹介します。

  1. パーツ分けイラストの準備顔・髪・目・口・服など、動かしたいパーツごとにレイヤーを分けてPSD形式で保存します。
  2. Live2D CubismでPSDを読み込みソフトにイラストを読み込み、各パーツに「メッシュ」を張って動かせるようにします。
  3. パラメータと動きの設定瞬き、口パク、顔の向きなどの動きを「パラメータ」として登録していきます。
  4. 物理演算や表情切り替えの設定髪の揺れや笑顔・ウィンクなどの表情も細かく設定できます。
  5. モデルの書き出し(.moc3ファイルなど)動かせるLive2Dモデルとして保存し、次の工程でトラッキングソフトに読み込める状態にします。

初心者は、まず顔周りだけ動く「簡易モデル」から始めるのがおすすめです。慣れてきたら全身モデルや豊かな表情差分にチャレンジしてみましょう。

Live2Dモデルを動かす&配信まで(VTube Studio→OBS)

Live2Dモデルを動かす定番ソフトが「VTube Studio」です。Steam版は基本無料でインストールできますが、無料版ではカメラトラッキング中に右上へ透かし(ウォーターマーク)が表示されます。配信で透かしを消したい場合は、DLC「Remove Watermark」(買い切り)を購入すれば非表示にできます。

手順

  1. VTube Studioをインストール・起動Live2Dモデルファイル(.moc3 / .model3.json など)をドラッグ&ドロップで読み込みます。
  2. WebカメラまたはiPhoneを接続PCカメラで自動トラッキングが開始。iPhone版アプリとWi‑Fi/USB連携すれば、Face IDセンサーの高精度データで表情がさらに滑らかになります。
  3. 動き・表情パラメータを調整口パク感度、瞬き速度、髪やアクセサリの物理演算などを好みに合わせて設定。
  4. OBSで映像を取り込むOBSの「ゲームキャプチャ」でVTube Studioを選択し、「キャプチャ時に透過」を有効にすると背景がそのまま透明で取り込めます。透過が難しい場合は背景色をグリーンに設定してクロマキーで抜いてもOKです。

セットアップが完了したら、OBSの配信設定でYouTubeやTwitchのストリームキーを入力し、配信を開始するだけでLive2Dアバターが画面に登場します。

素材・テンプレ活用/外注の選択肢

無料・有料素材を使う

  • BOOTH:無料〜数千円でLive2Dテンプレや完成モデルが入手可能。
  • nizima(Live2D公式):クリエイター出品が豊富。商用可否や改変可否を必ず確認。
  • SKIMA/ココナラ:PSD素材やモデルを個人間取引で購入・依頼できる。

利用時は商用利用の可否やクレジット表記義務など、各規約をチェックしましょう。

外注という選択

「完全オリジナルの高クオリティモデルがほしい」「手間を省きたい」場合は、イラストレーターやLive2Dモデラーに依頼する方法があります。

依頼範囲 おおよその相場(個人向け) 備考
イラストのみ(PSDパーツ分け) 5,000〜30,000円 絵柄人気・差分量で変動
モデリングのみ 20,000〜50,000円 パーツ数・物理演算の複雑度で増減
イラスト+モデル一式 50,000〜300,000円以上 高名クリエイター・企業案件では100万円超も

円安や高クオリティ需要により上限は上振れることもあります。またリギング難易度や表情数で追加料金が発生します。依頼時はポートフォリオを確認し、商用利用範囲・納期・修正回数・著作権の帰属を契約書またはメッセージで明確化しておくと安心でしょう。

初心者のうちは無料/低価格モデルで配信を始め、ファンが増えたり収益が見込めるタイミングで外注アップグレードする流れもおすすめです。

Live2Dが難しい人はPNG Tuberという代替策もあり

「Live2Dでパーツ分けするのが難しい」「イラストはあるけど動かすのが大変」

そんな方におすすめなのが、PNG Tuber(ピングチューバー)というシンプルな方法です。

PNG Tuberは、表情違いのイラストを数枚用意するだけで、喋ったときに画像が切り替わるタイプのアバターです。Live2Dのような滑らかな動きはありませんが、導入が簡単で、必要な機材も少なく済むのが魅力です。

用意するもの(最低限)

  • 表情別の立ち絵画像(例:口閉じ・口開きの2パターン)※透過PNG形式推奨
  • PNG Tuber対応の配信ソフト(例:Veadotube mini、PNGtuber Plus、Streamlabs、OBSなど)

たとえば、喋っていないときは口を閉じた画像を表示し、マイク入力に応じて口を開いた画像に切り替えることで、喋っているような演出ができます。さらに画像を3~4枚(怒り顔・喜び顔など)に増やせば、より感情豊かな配信も可能です。

音声入力による自動切り替えに加えて、ホットキーを使って手動で表情を変えることも可能です。自分の配信スタイルに合わせて、シンプルな運用もカスタマイズも選べます。

初心者に向いている理由

  • モデリング不要。画像を用意するだけ
  • WebカメラやiPhone不要(音声入力 or 手動切り替えで対応)
  • 軽量なので低スペックPCでも問題なし

なお、イラストを他者が描いたものを使う場合は、必ず商用利用の可否や使用ライセンスを確認しておきましょう。とくに素材サイトやイラスト依頼経由の画像では、規約違反とならないよう注意が必要です。

Live2Dに挑戦する前の“お試しVTuber”として、PNG Tuberは非常に有効な選択肢です。

【無料OK】3Dアバターの作り方

3Dアバターは、立体的な見た目と自由なカメラアングル、全身の動きに対応できるのが魅力です。3Dモデリングと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、「VRoid Studio」という無料ソフトを使えば、初心者でも簡単にオリジナルの3Dモデルを作ることができます。

この章では、3Dアバターを無料で作成するための流れを、ツール選びから配信利用まで順番に解説します。

VRoid Studio導入&基本操作

VRoid Studioは、ピクシブが提供している無料の3Dキャラメイクソフトです。髪型や顔立ち、衣装、目の色や表情などをGUIで直感的にカスタマイズできるのが特徴です。

操作はスライダーやプレビュー画面を見ながら進めるだけなので、3Dの専門知識がなくても扱えます。髪型はペンツールで描き足すこともでき、衣装や瞳のデザインも3Dモデル上に直接描き込めるため、自分だけの個性を出すことができます。

完成したモデルは「VRM形式」で書き出すことができ、VSeeFaceなどの3Dトラッキングソフトにそのまま読み込める汎用性もあります。

VRM書き出しからトラッキングソフト読み込み

モデルが完成したら、VRoid StudioからVRM形式で書き出します。書き出す際には、ファイル名や身長・体格、首の回転制限なども設定可能です。

VRMは、VTuber向けに最適化された3Dアバターフォーマットで、対応するトラッキングソフトにそのままインポートできます。具体的には次のようなソフトが対応しています。

  • VSeeFace(3Dフェイストラッキングに対応、無料)
  • 3tene(読み込み対応・VR機器連携も可)
  • VMagicMirror(PC操作と連動するタイプ)

これらのソフトにVRMファイルを読み込めば、カメラや音声入力に応じてモデルが動くようになります。

3Dモデルを動かす&配信まで(VSeeFaceからOBS連携)

3Dモデルを配信で使用するには、トラッキングソフトと配信ソフト(OBS)を連携させます。

VSeeFaceは無料で使える人気の高い3Dトラッキングソフトで、VRMモデルをリアルタイムに動かすことができます。Webカメラを使ったフェイストラッキングや、手や指の動きに対応するオプション(LeapMotionなど)にも対応しています。

設定手順は以下の通りです。

  1. VSeeFaceにVRMモデルを読み込む
  2. カメラを接続し、顔の動きやまばたきをトラッキング
  3. 表情設定や動きの感度を調整
  4. OBSでVSeeFaceのウィンドウを「ゲームキャプチャ」などで取り込む
  5. 必要に応じて背景透過(VSeeFace側の設定で対応可能)

透過表示を使えば、3Dモデルをゲーム画面や背景と合成して自然な配信映像を作ることができます。

既存モデル購入・外注の相場とチェックポイント

自作が難しい場合は、既成の3Dモデルを購入することも可能です。BOOTHやVRoid Hubでは、完成済みのVRMモデルが無料〜数千円程度で公開されていることもあります。

また、理想のデザインを再現したい場合は、プロの3Dモデラーに外注する方法もあります。相場はピンキリですが、個人依頼でもフルセットで5万円〜20万円以上、企業品質のモデルでは数十万円に及ぶこともあります。

外注・購入時のチェックポイント:

  • 商用利用・配信利用の可否
  • 改変の許可
  • クレジット表記の有無
  • VRM形式で納品されるか

まずは無料ツールで試し、自分の配信スタイルが定まってきた段階でアップグレードを検討するのが無理のない進め方です。

アバターを動かそう!おすすめトラッキングソフト

VTuberアバターは、ただ作っただけでは動きません。顔の動きや表情をリアルタイムで反映させるには、「トラッキングソフト」を使ってアバターと自分の動作を連携させる必要があります。

この章では、Live2Dと3Dそれぞれに対応した代表的なトラッキングツールと、それぞれの特徴や導入方法をわかりやすく解説します。

Live2D向け:VTube Studio

Live2Dモデルを動かす定番ソフトが「VTube Studio」です。無料で利用でき、Windows/Mac/iOS/Androidと幅広いプラットフォームに対応しています。

特徴的なポイント:

  • PCのWebカメラまたはiPhoneのFace IDカメラで顔の動きをリアルタイムに読み取れる
  • 瞬き、口パク、表情の切り替え、髪やアクセサリの揺れなどに対応
  • 表情の切り替えをキーボードやゲームパッドのホットキーに割り当て可能
  • 物理演算や背景透過など、配信向け機能が充実

無料版でも基本的な機能は使えますが、配信時に透かしが表示されます。これを非表示にしたい場合は、DLC「Remove Watermark」の購入が必要です。

iPhoneを使うと、専用アプリを通じてより高精度なトラッキングが可能になります。動きの滑らかさや表情の再現度を求める場合は、スマホ連携も検討してみましょう。

3D向け:VSeeFace/3tene/VMagicMirror

3Dアバターを動かすソフトは複数ありますが、以下の3つがとくに代表的です。

VSeeFace

  • VRMモデルに対応した無料ソフト
  • Webカメラでのフェイストラッキングに加え、手や体の動きも一部対応
  • OBSとの連携や背景透過、表情設定など配信向けの機能が充実
  • 日本語対応あり

3tene(ミテネ)

  • VR機器との連携に強く、体全体の動きまで反映可能
  • 有料版あり(無料版でも基本操作は可能)
  • 配信・収録・動画制作に広く使われている

VMagicMirror

  • キーボードやマウスの操作をアバターの動きに反映させるタイプのソフト
  • 喋らずにリアクションだけしたいときにも便利
  • トラッキング精度は控えめだが、PC操作との相性が良い

それぞれの特徴を踏まえ、必要な動きや配信スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。

スマホ/iPhone連携で高精度フェイストラッキング

より精密な顔の動きや感情表現を反映させたい場合は、スマホを使ったトラッキングが有効です。iPhoneのFace IDに搭載されている「TrueDepthカメラ」は、目や口の微細な動きを読み取るのに最適です。

代表的な連携方法:

  • iPhone × VTube Studio:スマホアプリを起動し、PC版とWi-FiまたはUSBで接続して使用
  • iFacialMocap:Live2Dや3Dソフトと連携できるトラッキングアプリ。精度が高く、VSeeFaceやUnityとも接続可能
  • Waidayo:Androidユーザー向けの無料トラッキングアプリ。VSeeFaceなどに対応

スマホでのトラッキングは、カメラの性能が高いほど再現度が上がります。よりリアルな表情を求める方は、スマホ連携の導入も検討してみてください。

作ったアバターを配信してみよう!OBS配信設定ガイド

Live2Dや3Dで動かしたアバターを実際に視聴者へ届けるには、配信ソフトが欠かせません。ここでは無料で使える定番ソフト OBS Studio を例に、アバター映像を取り込み、背景を透過し、音声やシーンを整えるまでの流れをまとめます。

OBSをインストールして基本設定

  1. 公式サイトから OBS Studio をダウンロードし、インストールする
  2. 初回起動時の自動設定ウィザードで「配信の最適化」を選択すると、解像度やビットレートが自動で推奨値にセットされる
  3. 配信先(YouTube、Twitch など)のストリームキーを入力しておく

アバター映像を取り込む

  1. ソース欄で「+」を押し、ゲームキャプチャ(またはウィンドウキャプチャ)を選択
  2. トラッキングソフト(VTube Studio、VSeeFace など)を指定
  3. アバターがプレビューに表示される位置・サイズを調整

ポイント

  • Windows環境で VTube Studio や VSeeFace をゲームキャプチャする場合は「透明を許可」をチェックすると背景透過が有効
  • Mac 版 OBS はウィンドウキャプチャのみ透過非対応。代わりにクロマキー合成を使う

背景透過の設定

透過対応ソフトをゲームキャプチャした場合はそのまま透明になります。対応していない場合はクロマキーで背景を抜きます。

  1. トラッキングソフトの背景色をグリーンやブルーなど抜きやすい単色に変更
  2. OBS のソースを右クリックし「フィルタ」→「エフェクトフィルタ」→「クロマキー」を追加
  3. 背景色を選択し、類似性スライダーで抜け具合を微調整

これでアバターだけが透明になり、ゲーム画面や静止画背景と自然に合成できます。

音声のルーティング

  1. 設定 > 音声 でマイク入力(オーディオインターフェースやUSBマイク)を有効にする
  2. アバターの口パクをマイク音量で動かしている場合、遅延が発生すると口と声がズレることがあります
    • 解決策:OBS の音声遅延補正(詳細オーディオプロパティで同期オフセットを調整)
  3. BGM やゲーム音を別トラックに分けると、後から編集しやすく便利

シーン切替で配信を演出

  • OBS のシーン機能を使うと「雑談シーン」「ゲームシーン」「エンディング」などをワンクリックで切替可能
  • トランジションをフェードにすると切替が自然
  • 配信前の待機画面や休憩用 BGM シーンも用意しておくと視聴者の離脱防止に役立つ

配信時のよくあるトラブルと対処

症状 原因例 対処
アバターがカクつく PC負荷・カメラFPS不足 トラッキングソフトの解像度/FPSを下げる・カメラ解像度を720pに落とす
透過しない キャプチャ方法が合っていない ゲームキャプチャで「透明を許可」ON、できない環境はクロマキーに変更
口パクが合わない 音声オフセット未調整 詳細オーディオプロパティで数十 ms 単位で同期を合わせる
音が二重に聞こえる デスクトップ音声が重複 余計な音声入力ソースをミュート、またはモニタリング設定を見直す

ここまで設定できれば、アバター映像と音声を適切に組み合わせた本格的なVTuber配信が可能です。次章では、よく寄せられる疑問をまとめた FAQ で、仕上げのチェックポイントを確認していきましょう。

FAQ|アバター作成でよくある疑問を解決

VTuber活動を始める際に、多くの人が抱える疑問や不安に対して、よくある質問形式で答えていきます。「自分にもできるかな?」と感じている方は、ここで最後の不安を解消しておきましょう。

Live2Dと3D、初心者に向くのはどっち?

どちらも初心者でも始められますが、PCスペックや作業の得意・不得意によって向き不向きがあります。

  • Live2Dは、イラストをパーツに分けて動かすため、絵を描くのが好きな人・軽い動作環境を求める人に向いています。
  • 3Dは、GUIで簡単に作れるツールが多く、イラストを描けない人や、全身の動きを重視する人におすすめです。

「まずは動かしてみたい」なら、無料ツールで試せる3D(VRoid Studio)から始める人も多いです。

アバター制作に必要なPCスペックの最低ラインは?

目安として、以下のスペックがあるとスムーズです。

  • CPU:Intel Core i5 第8世代以上
  • メモリ:8GB以上(推奨16GB)
  • GPU:内蔵GPUでも可能だが、GeForce GTX 1050 以上が望ましい
  • OS:Windows 10/macOS Mojave 以降

Live2DのモデリングやVTube Studioは比較的軽量ですが、3DモデルとOBSを併用する場合はグラフィック性能が重要になります。

完全無料ツールでクオリティはどこまで上げられる?

素材やソフトの選び方によっては、無料でもかなり高品質なモデルを作ることができます。

  • VRoid StudioやVTube Studioなどは無料版でも商用利用が可能
  • フリー素材のPSDモデルを使えばLive2Dも完全無料で動かせる
  • OBSも完全無料かつ多機能

ただし、Live2D Cubismの無料版は一部機能制限があり、凝った動きを作りたい場合はPRO版の導入が必要になることもあります。

有料ソフトや外注に切り替えるベストタイミングは?

以下のようなタイミングで切り替える人が多いです。

  • 継続的に配信をしていて、もっとクオリティを上げたくなったとき
  • 活動に慣れてきて、キャラや演出にもっと力を入れたいと感じたとき
  • ファンが増え、収益化を目指す段階に入ったとき

まずは無料で始めて、活動に合った投資判断をするのが基本です。

アバター制作を外注するときの相場と注意点は?

相場は以下が目安です(個人依頼の場合):

  • イラストのみ:5,000〜30,000円
  • モデリングのみ:20,000〜50,000円
  • イラスト+モデリング一式:50,000〜300,000円以上

注意点:

  • 商用利用の可否・二次配布禁止・改変ルールなど、契約範囲を明確に
  • ポートフォリオを確認して依頼先の技術レベルを見極める
  • 納期や修正回数、著作権の帰属も確認

iPhoneがない場合、表情トラッキングはどうする?

iPhoneがなくても、以下の方法で対応できます。

  • Webカメラでの簡易トラッキング(VTube StudioやVSeeFaceが対応)
  • Android向けアプリ(Waidayo、MeowFaceなど)を使ってPCと連携
  • ホットキーで表情切り替え(PNG TuberやVTube Studioで可能)

精度は多少落ちますが、十分な配信クオリティを出すことは可能です。

収益化までにかかるコストと期間の目安は?

配信の規模や目的によりますが、基本的な配信環境は無料〜数千円で整えられます。収益化には以下のようなステップがあります。

  • YouTube収益化には登録者1,000人+総再生時間4,000時間が必要
  • グッズ販売や投げ銭、企業案件なども含めて収益ルートは多様

配信を週2〜3回以上継続し、SNSでも活動すれば、半年〜1年で収益化を目指すことも十分可能です。

まとめ

VTuberアバターの作り方は、一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、無料で使えるツールが充実している今、初心者でもすぐに始められる環境が整っています。

Live2Dと3Dにはそれぞれ特徴がありますが、どちらも無料からスタートでき、作ったモデルを配信で使うまでの流れも比較的シンプルです。

配信ソフト(OBS)とトラッキングソフトを組み合わせれば、あなただけのキャラクターを画面の中で動かすことができます。

まずは無料のツールを使って、顔だけでも動かせるアバターを作ってみましょう。PNG Tuberやテンプレート素材から始めてもOKです。

やってみて「もっとこうしたい」「オリジナルモデルがほしい」と思ったときに、少しずつ機材やソフトに投資すれば大丈夫です。

配信や動画投稿の一歩は、意外とシンプルです。

シンプルなアバターからでも、あなたのVTuber活動はしっかり始められます。まずは気軽に動かして、楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

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