VTuberの身バレ・本人バレを防ぐには?理由から対策方法まで解説!

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VTuberとして顔を出さずに活動していても、身バレや本人バレのリスクはゼロではありません。実は、身バレや本人バレのリスクは、思っているよりずっと身近にあるんです。
顔は出していなくても、ちょっとした発言や設定ミスから、本名や住んでいる場所が特定されてしまうことも。せっかくの活動が台無しになるなんて、避けたいところです。
この記事では、よくある身バレの原因や、防ぐための対策をわかりやすく紹介します。
なぜVTuberでも身バレするの?原因とリスクを整理しよう

VTuberは顔を出さないぶん安全そうに見えますが、実際には思わぬところから中の人がバレてしまうケースも少なくありません。しかもその多くは、本人が気づかないうっかりミスや、過去に残ったネット上の痕跡によるもの。
ここでは、よくある身バレの原因を3つの視点から整理してみます。自分もやってしまいそうと感じたら、今すぐ対策しておきましょう。
配信中の事故や設定ミスで起こるうっかりバレ
配信中のトラブルは、身バレの引き金になりやすいポイント。
たとえば、ゲーム実況中にデスクトップ全体をキャプチャしていて、通知ポップアップに本名が出てしまった…なんてこと、ありがちです。
ほかにも、ウィンドウ切り替えのタイミングでブラウザのブックマークや、フォルダ名にうっかり個人情報が映り込むこともあります。OBSなどの配信ソフトのシーン設定が適当なままだと、こうした事故が起きやすくなります。
また、VTube StudioやFacerigといったツールでは、設定ミスによってソフトのカメラ設定画面やデスクトップが映り込んでしまうことがあります。とくに、仮想カメラ設定がオフのまま配信画面を切り替えたときなどは注意が必要です。
ちょっと触っただけでカメラがオンになっていた…ほんの一瞬でも、画面に映った情報は消せません。準備不足や確認不足が原因のミスは、誰にでも起こり得るからこそ怖いんです。
SNSや過去アカウントからの特定リスク
活動用に新しいアカウントを作っても、過去のSNSやゲームIDが残っていれば、そこからつながってしまうことがあります。
たとえば学生時代に使っていたTwitter(X)やニコ動の名前が、今のVTuber名と似ていた場合。熱心な視聴者が検索すれば、すぐに辿り着けてしまう可能性があります。
さらに、投稿内容からも情報は読み取られてしまいます。
「今日も△△駅の近くのカフェで作業してた、地元の花火大会、今年も行ってきた!」
といった何気ない一言の積み重ねが、地元や生活圏の特定につながることも。
実際に「最寄り駅が映った写真」や「地元の方言」がヒントとなり、住所や身元が特定されてしまった配信者もいます。
一度見つかると、名前・顔写真・通っていた学校や職場まで芋づる式に明らかになってしまうケースもあります。過去のネット履歴は、意外と掘られやすいので、思い当たる人はしっかり見直しておくのが安心です。
通販・グッズ販売・広告からのオフラインバレ事例
オンライン上の発言や設定だけでなく、現実世界でのやり取りから身バレにつながるケースもあります。
たとえば、Amazonのほしい物リスト。設定によっては、第三者販売業者経由で商品が発送された際に、購入者に対して送り先の都道府県や名前が表示される場合があります。
住所そのものが完全に見えるわけではないとはいえ、地名や本名の一部でも個人特定につながるヒントになることも。また、グッズを自分で発送している場合、送り状に記載された情報から住んでいるエリアや本名が知られてしまうこともあります。
さらに注意したいのがYouTubeの広告機能。出稿時に本名で登録していると、このチャンネルの広告主として名前が表示されてしまうことがあります。バーチャルの活動だから大丈夫と思っていても、リアルの情報とつながる場面は意外と多いんです。
特に、収益化を意識し始めると出てくるお金や配送まわりは、事前に対策しておきたいポイントのひとつです。
今すぐできる!配信前に見直したい基本設定

身バレのリスクを減らすには、配信を始める前のちょっとした見直しがとても大事です。どれも難しいことではありませんが、意外と見落としがちなポイントばかり。
ここでは、今すぐ確認しておきたい基本設定を3つの視点から紹介します。
PCユーザー名・通知設定・キャプチャ範囲を要チェック
まずは、配信に使うPCの基本情報から見直しておきましょう。たとえばWindowsでは、スタートメニューやファイルパスにユーザー名が表示されます。このユーザー名に本名を設定したままだと、配信中にうっかり画面に映ってしまう可能性があります。OBSなどでデスクトップ画面を共有する場合は特に要注意です。
次に見ておきたいのが通知設定。LINE、Discord、メール、スケジュール管理アプリなど、さまざまな通知が画面の隅にひょこっと現れることがあります。そこに友人の本名やプライベートなやりとりが表示されたら、見ている人にすぐ気づかれてしまいます。
また、キャプチャ方法にも工夫を。基本は画面全体ではなく、特定のウィンドウのみを選ぶのが安全です。これだけでも、配信に不要なアプリやデスクトップのアイコンが映り込むリスクが大きく減ります。
Discord・Steamなど連携サービスも注意が必要
VTuber活動に欠かせないのが、DiscordやSteam、X(旧Twitter)などの外部サービス。これらのアカウント名や連携設定にも、思わぬ落とし穴があります。
たとえば、Discordのプロフィール欄に個人名が残っていたり、Steamのアカウント名が昔のハンドルネームのままだったり。そこからSNSの過去ログをたどられて、個人情報につながってしまうケースもあります。
また、配信ツールとの連携設定でフレンドリストや現在プレイ中のゲームが表示されることも。その内容次第では、知人に気づかれるヒントを与えてしまうかもしれません。できれば、配信用に別のアカウントを作っておくのがおすすめ。そうでない場合でも、表示名やプロフィール、公開設定をしっかり確認しておきましょう。
音声・映像トラブルを避けるシーン構成とリハーサル方法
どれだけ事前に設定を整えていても、本番中に予想外のことが起きるのがライブ配信。だからこそ、配信ソフト(たとえばOBS)でのシーン構成が重要になってきます。
たとえば、雑談用、ゲーム実況用、配信終了用など、あらかじめ複数のシーンを作っておきましょう。場面に応じて切り替えることで、誤ってカメラが起動したり、不要なウィンドウが映ったりするリスクを減らせます。
あとは、配信前のミニリハーサルもおすすめです。自分だけで非公開のテスト配信をして、通知・音声・映像のチェックを済ませておくと安心感が全然違います。
確認すべき点が多いように思えるかもしれませんが、一度整えてしまえばあとは楽。活動を続けていくうえで重要な身バレ防止対策になります。
声や話し方でバレる?中の人感を消す工夫

顔も出していないし、配信設定も万全。それでも、「もしかしてこの人…?」とバレてしまうことがあるのが、声や話し方の特徴です。
自分では意識していなくても、地元の方言が出たり、独特な言い回しがあったり。知人が聞けば、なんとなく察してしまうこともあります。
ここでは、声まわりで気をつけておきたいポイントと、できる工夫を紹介していきます。
声だけで特定されないための対策と演じ分け方
まず大前提として、自分の声に自信がなくても大丈夫。
VTuberは声優じゃないので、プロの演技力が求められるわけではありません。ただし、地声そのままだと知人に気づかれる可能性は高くなります。
一番手軽な方法は、話し方を少し変えること。普段より高めの声で話してみるとか、ゆっくり丁寧な口調を意識するだけでも印象は変わります。演技というより配信用の自分を作るイメージです。
慣れてきたら、一人称を変えたり、キャラクターらしいフレーズを取り入れたりするのもおすすめ。聞いた人がこれは別人だなと思えるような距離感を作っておくと安心です。
方言・地域ネタ・プライベート話の避け方
実は声そのものより、話す内容でバレるケースのほうが多いかもしれません。
特に注意したいのが方言やイントネーション。たとえば、語尾に特徴がある話し方や、ご当地ネタ、地元のイベントの話題などは、思った以上にヒントになります。
「今、めっちゃ雷鳴ってる」
「最寄りの◯◯駅、また混んでた」
こうした言葉の端々から、視聴者に地域を絞り込まれることも。
あとはプライベートな話題にも注意が必要です。友人や家族の話、過去のバイト経験など、ちょっとした会話から身元がつながってしまうことがあります。
雑談は配信の楽しみでもありますが、話すときはキャラ設定の中の話にしておくのが安心です。
ボイスチェンジャー導入のメリット・注意点
「やっぱり声がバレそうで怖い」
そんな方は、ボイスチェンジャーを導入するのもひとつの手です。最近では、無料でも使えるリアルタイム変声ソフトがいろいろあります。ただし、無理に変えすぎると音質が悪くなったり、聞き取りづらくなったりすることも。少しピッチを変えるだけでも印象はガラッと変わるので、やりすぎないのがコツです。
また、配信前には必ずテストをして、ちゃんと変わっているか確認しましょう。設定ミスで地声のまま配信してしまった、というケースも実際にあります。
変声ツールを使うかどうかは好みですが、安心材料のひとつとして検討してみてもいいかもしれません。
ボイスチェンジャーのおすすめソフト等は下記の記事で詳しく解説しています。
OBSのボイスチェンジャー活用術!おすすめソフトと設定方法を簡単解説
SNS・X(旧Twitter)の投稿でバレないために
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VTuber活動をするなら、SNSの活用は欠かせません。とくにX(旧Twitter)は、ファンとの交流や活動告知に便利なツールです。
でもこのSNS、使い方を間違えると一気に身バレにつながる危険も。
日々の何気ない投稿や、うっかりリプライした相手、過去のアカウントとの紐づけなど、落とし穴は意外と多いものです。
ここでは、投稿前に気をつけたいポイントを整理していきます。
過去のアカウントやメールアドレスとのつながりに注意
まず最初にチェックしたいのが、登録時に使ったメールアドレスや電話番号。
過去にリアルな友人とやり取りしていたアカウントと同じ連絡先を使っていると、関連付けられて身バレにつながる可能性があります。Xでは、連絡先から知り合いをレコメンドする機能があるため、本人は隠していても相手におすすめ表示されてしまうケースも。できるだけ配信用に新しく取得したメールアドレスを使いましょう。電話番号の登録も避けたほうが安全です。
さらに、過去に使っていたハンドルネームやアイコンの流用にも注意。検索されればすぐに旧アカウントが見つかってしまうこともあります。
身元を分けたいなら、名前やビジュアルも新しくするのがベターです。
投稿内容・位置情報・画像でのバレに要注意
Xでありがちなのが、日常の何気ない投稿からの特定です。
自宅の近所で撮った風景や、行きつけの飲食店、イベントの話など、個人情報のヒントが含まれていることは少なくありません。
また、スマホで撮った写真をそのまま投稿すると、Exif情報(位置情報など)が画像に残っていることがあります。
SNS側が自動で削除する場合もありますが、必ずしも万全とは限りません。念のため画像の位置情報はオフにしておくと安心です。
さらに、ちょっとしたつぶやきにも注意が必要です。地元ネタ、仕事のグチ、身内ネタなど、リアルとつながるような内容は、意図せず情報を絞り込むヒントになることもあります。
リプライ・いいね・フォローからも情報が漏れる?
投稿だけでなく、他の人とのやり取りから身元が探られることもあります。
たとえば、リアルな知人のアカウントにリプライを送ったり、昔のアカウントと相互フォローのままだったりすると、共通のつながりから正体がバレることも。
いいねやリツイートも、見られているという意識を忘れずに。どんな投稿に反応しているかで、趣味や思考パターンが読み取られる可能性もあります。
できればVTuber活動用のアカウントは完全に別人格として管理し、フォローや反応も分けるようにしましょう。知らず知らずのうちに情報がリンクしてしまわないよう、定期的な見直しもおすすめです。
グッズ販売や広告案件での情報管理も忘れずに

VTuberとして活動を続けていると、いつかはグッズを作ったり、企業から案件をもらったりする日が来るかもしれません。
嬉しいステップアップですが、ここにも思わぬ身バレの落とし穴があることを忘れてはいけません。実は、こうしたオフラインとの接点ができるほど、個人情報の管理は重要になってきます。
活動が広がるほどにリスクも広がる。だからこそ、しっかり備えておきましょう。
通販時の送り主・住所情報はどこまで出る?
個人でグッズを販売する場合、避けて通れないのが発送作業です。
とくに匿名で活動している人にとって、送り状に記載される名前や住所は大きな懸念になります。
普通に自宅の住所で送ってしまうと、購入者の手元に本名や住所が届いてしまいます。
このリスクを減らすには、匿名配送サービスを活用するのが現実的。たとえば「らくらくメルカリ便」「匿名配送サービス付のBOOTH倉庫」などを使えば、住所や名前を伏せたまま発送できます。
ある程度のコストはかかりますが、プライバシー保護のための経費だと割り切るのが安心です。
案件や収益化で本名バレしないための工夫
企業案件や収益化の場面でも、情報の管理は重要です。たとえば企業とのメールや契約時に、本名や銀行口座情報が必要になることもあります。
このとき、すべての情報が先方に渡ると考えると、慎重になるべきポイントがいくつかあります。
まず、個人名義でやりとりするよりも、可能であれば屋号を取得しておくと便利です。屋号付きの口座や住所を用意すれば、本名の露出を最小限に抑えることができます。
また、やりとりに使うメールアドレスもできれば活動用に分けておきましょう。署名欄にうっかり個人情報が入っている…というのも、意外とありがちなミスです。企業側が守秘義務を明記している場合もありますが、最終的に身を守れるのは自分自身です。
収益化が見えてきたら、事前にどう情報を出すかルールを決めておくと、安心して活動を続けられます。
身バレ・本人バレトラブルが起きたら?対応策

どれだけ気をつけていても、配信やSNSで思わぬトラブルが起きることはあります。
音声ミスで地声が出てしまった、SNSの投稿で居住エリアを疑われた、ファンに深く掘られすぎた…。そんなとき、慌ててしまうのは当然ですが、冷静な初動が被害を最小限に抑えるカギになります。
ここでは、もしものときにやるべき基本的な対処法をまとめました。
配信で事故が起きたらまずアーカイブの非公開を
声や画面に個人情報が映り込んでしまったときは、まず配信のアーカイブをすぐに非公開にしましょう。YouTubeでもTwitchでも、配信直後であれば管理画面から即時に非公開にできます。
もしクリップや切り抜きがすでに拡散されている場合でも、元動画を下げることで拡散速度を抑えることができます。
コメント欄での言及やタイムスタンプにも注意して、必要なら削除や報告もあわせて行いましょう。その後、落ち着いてどこまでの情報が出てしまったのかを整理し、今後の対策を考えるのが大切です。
SNSで特定されそうになったときは投稿の整理と鍵アカ運用を
SNSでの発言や過去の投稿から身元が絞られてきたと感じたら、アカウントを一時的に非公開(鍵付き)にするのが有効です。
過去のツイートを整理したり、画像を見直したりして、手がかりになりそうな投稿は削除しておきましょう。
このとき大事なのは、あまりにも急にアカウントが消えたり投稿がごっそり消えたりすると、逆に注目されるリスクもあるということ。できるだけ自然な流れで情報を整理していくのがベターです。
もしも再出発が必要になった場合は、新しいアカウントを作って完全に切り替えるという判断もあります。
ファン・視聴者との距離感を再確認する
身バレの多くは、熱心なファンとのやりとりがきっかけで起こるケースも少なくありません。
もちろん悪意のない人が大半ですが、距離感が近づきすぎると、ふとした会話の中から情報が漏れることもあります。
トラブルが起きたときは、改めて「どこまでプライベートを出すか」「どんな話題は避けるか」といった線引きを自分の中で見直してみましょう。
また、視聴者からの不安なリプライやメッセージが届いた場合は、あえて過剰に反応せず、必要に応じてミュートやブロック機能も使うことも検討してください。
自分の安全を守るための行動は、何よりも優先されるべきものです。
まとめ
VTuberとして活動していくうえで、身バレのリスクは決して他人事ではありません。
顔を出さないスタイルだからこそ、声やSNSの使い方、そしてオフラインでのやりとりにまで注意が必要です。
とはいえ、最初から完璧にできる人なんていません。
大切なのは、ちょっとした油断が大きなトラブルにつながるかもしれないことを知り、事前にできる対策をひとつずつ積み重ねていくことです。配信前の設定確認、声や話し方の工夫、SNSの使い方、グッズや収益化に関わる情報の整理。
これらを見直すだけでも、身バレのリスクはぐっと下げられます。
そして、もし何かあったときには、落ち着いて冷静に対応を。焦って全部を消すよりも、段階を踏んで整理していく方が、結果的に安全につながります。
VTuberという活動は、自分の分身と一緒に成長していける楽しい世界です。だからこそ、自分を守るルールもあらかじめ用意して、安心して続けていきましょう。
身バレ対策ができたら、次は?
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