VライバーとVTuberの違いは?初心者向けに5つの軸で比較して解説!
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「VライバーとVTuberって、何が違うの?」と感じている配信初心者の方は多いのではないでしょうか。呼び方は似ていても、主な活動場所や配信スタイル、始めやすさまで実はかなり異なります。
本記事では、主な活動場所・配信スタイル・始めやすさ・収益化・名乗り方の5つの軸で、VライバーとVTuberの違いをやさしく整理していきます。
VライバーとVTuberの違いを一覧表でまず整理

まずは全体像をつかめるよう、VライバーとVTuberの違いを一覧表で見比べてみましょう。ここで大まかな違いを押さえておくと、以降の章も読みやすくなります。なお、下の表は主な傾向を整理したもので、実際には両方の性質をあわせ持つ活動者もいます。
| 比較項目 | Vライバー | VTuber |
|---|---|---|
| 呼び方の意味 | バーチャルな姿でライブ配信を中心に活動する人 | バーチャルな姿で動画投稿やライブ配信などを行う人 |
| 主な活動場所 | IRIAM・REALITY・17LIVEなどのライブ配信アプリが中心 | YouTube・Twitchなどの動画・配信プラットフォームが中心 |
| 配信スタイル | ライブ配信が中心 | 動画投稿やライブ配信など、活動の幅が広い |
| 始めやすさ | スマホで始めやすいサービスが多い | やりたい表現によって準備が増えやすい |
| 必要な準備 | イラストやアバター、配信アプリなど | アバターやモデル、配信ソフト、配信環境など |
| 主な収益化 | ギフト、投げ銭、イベント報酬など | 広告収益、メンバーシップ、ギフトなど |
| 向いている人 | リスナーとの交流を重視して始めたい人 | 配信や動画を組み合わせて活動の幅を広げたい人 |
一言でまとめると、Vライバーはライブ配信アプリを中心に、リアルタイムでの交流を楽しみやすい活動スタイルです。一方、VTuberは動画投稿やライブ配信などを組み合わせながら、活動の幅を広げやすいスタイルといえます。
とはいえ、境界はきっぱり分かれているわけではありません。活動する場所や使う呼び方によって、VライバーとVTuberの両方の特徴を持つケースもあります。
どちらが自分に合うか迷っている方は、この表を頭に置きながら、次の章で違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
VTuberとは?キズナアイの登場で広く知られた呼び名

ここからは、VTuberという呼び方の意味と、今の活動スタイルを整理していきます。
VTuberの意味と語源
VTuberは、一般にVirtual YouTuberの略として使われる呼び方です。2Dや3Dのアバターなど、バーチャルな姿で動画投稿やライブ配信を行う活動者を指すことが多く、この呼び方が広く知られるきっかけのひとつがキズナアイでした。キズナアイ公式サイトでも、2016年12月に活動を開始した世界初のバーチャルYouTuberと紹介されています。
語源はYouTubeにありますが、今ではYouTubeだけに限った言葉ではありません。TwitchにもVTubersの公式カテゴリがあり、VTuberという呼び方は動画投稿だけでなく、ライブ配信を含む幅広い活動にも広がっています。
VTuberの主な活動場所とコンテンツの傾向
VTuberの主な活動場所としてよく挙がるのは、YouTubeやTwitchなどの動画・配信プラットフォームです。活動内容も幅広く、ゲーム実況や雑談のライブ配信に加えて、企画動画、歌の活動、リアル会場でのライブなどへ広がっています。ホロライブプロダクション公式でも、所属タレントがゲーム実況や雑談のライブ配信から、リアル会場を使ったライブ活動まで行うことが案内されています。
そのため、VTuberはYouTubeだけで活動する存在と決めつけるより、バーチャルな姿でさまざまな形の発信を行う活動者と捉えるほうが、今の実態に近いでしょう。
代表的なVTuberと事務所
有名な事務所の例としては、ホロライブプロダクションやにじさんじが挙げられます。ホロライブプロダクション公式は自社をVTuber事務所と案内しており、にじさんじを運営するANYCOLORの公式発表では、にじさんじをVTuber / バーチャルライバーグループと表記しています。呼び方が一つに固定されていないことも、ここから見えてきます。
このように、VTuberという言葉はキズナアイをきっかけに広く知られるようになり、今では動画投稿、ライブ配信、音楽活動、イベント出演まで含む幅広い活動に使われています。
Vライバーとは?ライブ配信アプリを中心に広がった呼び方

ここからは、Vライバーという呼び方の意味と、どのような場面で使われているのかを見ていきましょう。
Vライバーの意味と使われ方
Vライバーは、一般にバーチャルライバーを短くした呼び方として使われています。2Dや3Dのアバターなど、バーチャルな姿でライブ配信を行う活動者を指すことが多く、ライブ配信と結びつきやすい言葉です。
17LIVE公式でも「バーチャル配信(Vライバー)」というカテゴリを設けてライブ配信を案内しており、Vライバーという呼び方はサービス内でも実際に使われています。
代表的なライブ配信アプリ
Vライバーという呼び方が広がった背景には、バーチャルな姿で配信できるライブ配信アプリの存在があります。代表的なアプリとしては、IRIAM、REALITY、17LIVEなどが挙げられます。
たとえばIRIAMは、1枚のイラストからキャラクターを動かせる配信アプリです。REALITYは、スマホ1台でアバターの姿になり、顔出しなしでライブ配信ができるアプリ。17LIVEでは「Vクリエイトモード」などのバーチャル配信機能に加えて、PCでのOBS配信ガイドも公式に用意されています。
このように、スマホで始めやすいサービスが多いため、Vライバーにはスマホ配信のイメージを持たれやすい面があります。ただし、17LIVEのようにPC配信やOBS配信に対応しているサービスもあるため、「Vライバー=スマホだけで活動する人」と決めつけなくても大丈夫です。
バーチャルライバーを公式呼称に使うグループもある
Vライバー、またはバーチャルライバーという呼び方は、配信アプリだけで使われている言葉ではありません。たとえば、にじさんじを運営するANYCOLOR公式発表では、にじさんじを「VTuber / バーチャルライバーグループ」と表記しています。
このように、事務所やグループによっては「バーチャルライバー」を公式呼称として採用しているケースもあります。VライバーはVTuberと対立する概念というより、活動する場や所属先によって選ばれる呼び方のひとつ。こう捉えておくと、VTuberとの違いも理解しやすくなるでしょう。
VライバーとVTuberの違いを5つの軸で比較

ここからは、VライバーとVTuberの違いを5つの軸に分けて見ていきます。活動場所、配信スタイル、始めやすさ、収益化、ファンとの距離感を順番に整理していきましょう。
① 主な活動場所の違い
Vライバーは、17LIVE・IRIAM・REALITYなどのライブ配信アプリを中心に活動するケースが多いです。一方、VTuberはYouTubeやTwitchなどの動画・配信プラットフォームを主な活動場所にするケースがよく見られます。
ただし、この違いはきれいに二分できるものではありません。TwitchにはVTubersの公式カテゴリがあり、にじさんじのように複数のプラットフォームで活動する例もあります。活動場所は、はっきりした線引きというより、主な傾向の違いとして捉えておくと実態に近いでしょう。
② 配信スタイルの違い
Vライバーはライブ配信を中心に、リスナーとのリアルタイムなやり取りを楽しみやすいスタイルです。コメントを拾いながら会話したり、ギフトへの反応を返したりと、その場の空気を一緒につくっていく楽しさがあります。
一方のVTuberは、ライブ配信に加えて、企画動画、切り抜き、歌の活動などにも広げやすいスタイルです。配信アーカイブや動画コンテンツを後から楽しめる点も、VTuber活動の魅力のひとつといえるでしょう。
③ 始めやすさと必要な準備の違い
Vライバーの場合は、1枚のイラストやアバター作成機能を備えた配信アプリを使えば、スマホ1台で始められるケースがあります。IRIAMやREALITYは、その代表例です。
VTuberは、やりたい表現によって準備のボリュームが変わります。シンプルに始める方法もありますが、活動の見せ方にこだわる場合は、3Dモデル、配信用PC、配信ソフトなどを用意するケースもあります。その分、準備や学習にかかる時間は人によって差が出やすいでしょう。
VTuber活動に必要な配信機材については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>VTuberになるために必要な配信機材は?初心者向けにおすすめ機材も紹介
④ 主な収益化の仕組みの違い
Vライバーの主な収益源は、リスナーからのギフトやアプリ内のイベント報酬です。REALITYではギフトをもとに算出されるLIVEポイントの仕組みがあり、17LIVEも初配信からギフトを受け取れる仕組みを公式に案内しています。
VTuberの場合は、YouTubeの広告収益、チャンネルメンバーシップ、Super Chatなど、動画・配信プラットフォーム上の収益化機能を活用しやすい点が特徴です。さらに活動が広がると、グッズ販売などの物販に展開する活動者もいます。
⑤ ファンとの距離感の違い
Vライバーはライブ配信中のリアルタイム交流が中心になりやすく、コメントやギフトを通じて、その場でリスナーとやり取りできる点が特徴です。毎回の配信で顔なじみのリスナーと話すような、近い距離感をつくりやすいのも魅力でしょう。
VTuberは配信中の交流に加えて、動画のコメント欄、SNS、イベントなど、ファンとの接点が複数のチャネルに広がりやすい傾向があります。リアルタイムの配信だけでなく、投稿した動画やアーカイブ、企画コンテンツを通じて、時間をかけてファンとの関係を育てていく形もあります。
このように5つの軸で見ると、VライバーとVTuberは活動場所、スタイル、準備、収益化、ファン接点の各面で少しずつ方向性が異なります。どちらが合うか迷ったときは、自分がどんな場所で活動したいのか、どんな形でリスナーやファンと関わりたいのかを基準に考えてみると整理しやすいでしょう。
自分に向いているのはどっち?タイプ別にチェック

ここまでの違いを踏まえて、自分はVライバーとVTuberのどちらから始めやすいのかを整理していきましょう。性格や使える機材、活動で大切にしたいことなどを基準に、チェックしてみてください。
Vライバーが向いている人
Vライバーは、次のような方と相性がよいでしょう。
- まずはスマホや手軽な環境で配信を始めてみたい方
- リスナーとのリアルタイムな会話や、その場の交流を楽しみたい方
- 動画編集や大がかりな機材準備よりも、まずは配信そのものを楽しみたい方
IRIAMやREALITYのように、イラスト1枚やスマホ1台から始められるサービスもあります。そのため、初期のハードルを抑えながら、バーチャルな姿での配信にチャレンジしやすい点が特徴です。
VTuberが向いている人
VTuberは、次のような活動をしたい方と相性がよいでしょう。
- YouTubeやTwitchなどで、幅広いコンテンツを発信したい方
- ライブ配信だけでなく、企画動画や歌ってみた、切り抜きなどにも活動を広げたい方
- 時間をかけて動画やコンテンツを積み上げていきたい方
VTuberは、やりたい表現によって準備の内容が変わります。シンプルに始める方法もありますが、モデルや配信環境にこだわる場合は、準備や学習に時間がかかることもあります。その分、活動の見せ方やコンテンツの広げ方を選びやすい点は魅力です。
VTuberの始め方や配信の流れについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>VTuberの配信方法は?初心者向けにやり方・準備・手順をわかりやすく解説!
迷ったら「Vライバーから始めてVTuberへ広げる」方法もある
どちらがいいか迷う場合は、まずVライバーとして配信アプリで活動を始め、そこからVTuberとしてYouTubeやTwitchへ広げていく方法もあります。スマホで配信に慣れてから、必要に応じて少しずつ機材を揃えていけば、段階的に活動を広げやすくなります。
にじさんじのように「VTuber / バーチャルライバー」と併記する事務所もあるため、両者の呼び方は固定されたものではありません。まずは、自分が続けやすい活動場所や配信スタイルから選んでみてください。
VTuberデビューに向けて準備しておきたいことはこちらの記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
>>VTuberの準備中は何をする?デビュー成功のためにやることを解説!
自分は何と名乗る?プロフィールと告知で迷わない使い分け

VライバーとVTuberの違いがわかってきたら、次に気になるのが「自分は何と名乗ればいいのか」という実務的な疑問です。場面ごとに使い分けのヒントを押さえておくと、プロフィールや配信告知でも迷いにくくなります。
YouTubeやSNS中心で伝えるなら「VTuber」表記が説明しやすい
YouTube・Twitchなどの配信プラットフォームや、XなどのSNSで広く活動内容を伝えたい場合は、「VTuber」と名乗るほうが説明しやすいでしょう。動画投稿やライブ配信を含む広い活動を表す言葉としても使われています。
たとえばプロフィールに「ゲーム実況と歌の活動をするVTuberです」と書けば、どんな発信をしているかをコンパクトに示せます。
配信アプリ内や所属先の公式呼称が「Vライバー」ならそちらに合わせる
17LIVEのようにサービス内でVライバーという呼び方が使われている場合や、所属先がバーチャルライバーを公式呼称に使っている場合は、その表記に合わせると自然です。
にじさんじのようにANYCOLOR公式が「VTuber / バーチャルライバー」と併記する例もあります。所属先の表記があれば、それに合わせるのが無難です。サービス内での募集やイベント告知でも、呼び方を揃えることで表記のブレを抑えられます。
境界が曖昧なら「活動場所を添えて説明する」
「ライブ配信中心で活動しているけれど、YouTubeにも動画をアップしている」のように、VライバーともVTuberとも言いきれないケースもあります。そんなときは、呼び方に活動場所を添えてみてください。
- ライブ配信中心のVTuber
- 配信アプリ中心で活動するVライバー
- 17LIVEとYouTubeで活動するバーチャル配信者
このように一言加えるだけで、読み手は活動内容をイメージしやすくなります。無理にどちらかへ寄せる必要はありません。自分の活動実態に合う表現を組み合わせることが、プロフィールや告知で迷わないためのポイントです。
まとめ
VライバーとVTuberは、対立する別々の呼び方というより、主な活動場所や配信スタイルの違いで選ばれる言葉です。ライブ配信アプリ中心ならVライバー、YouTubeやTwitchなど動画・配信プラットフォームが主ならVTuberと、活動場所に応じて選ぶイメージでよいでしょう。
どちらから始めるか迷ったときは、自分が続けやすい場所と発信スタイルを基準に考えてみてください。呼び方も活動の幅も、始めてから少しずつ広げていけます。まずは一歩踏み出し、自分に合うバーチャル配信のスタイルを見つけていきましょう。

