Vライバーは稼げない?収入の仕組みと原因の見つけ方・見直し方

Vライバーを始めてみたものの、思ったほど収入につながらず、「Vライバーは稼げないのでは」と感じている方もいるでしょう。

Vライバーの収入については平均月収などさまざまな数字がありますが、活動歴や配信スタイル、収入として集計する範囲などによって見え方は変わります。そのため、平均額だけでは自分がなぜ稼げていないのかまでは分かりません。

大切なのは、収益化の条件や視聴、再訪、支援などを確認し、自分がどこで止まっているのかを整理すること。

本記事では、Vライバーの収入の仕組みを押さえながら、稼げない原因の見つけ方や、活動を見直すときのポイントを初心者向けに解説します。

編集部員 すとらら
編集部員 すとらら
私の配信者としての経験も記事の途中でお話しするので、参考にしていただけたらなと思います!

Vライバーは稼げない?まず知っておきたい収入の現実

Vライバーの収入を考えるとき、平均月収だけで「稼げる・稼げない」を判断するのは難しいものです。活動歴や配信スタイルなどによって状況は異なるため、まずは収入に関する数字を見るときのポイントから整理していきましょう。

Vライバーの平均月収は参考程度に考えよう

Vライバーの収入について調べると、平均月収を目安として紹介している情報もあります。ただし、平均額を見るときは、その数字がどのような条件で算出されたものなのかもあわせて確認することが大切です。

理由は主に3つあります。

1つめは、調査によって対象となる人や人数、集計方法が異なることです。活動を始めたばかりの人と長く続けている人、個人で活動している人と事務所に所属している人などでは状況が異なるため、同じ平均額でも自分と単純には比べられません。

2つめは、何を「収入」として数えているかによって金額が変わること。視聴者が支払った金額と、実際にライバーが受け取る金額は同じとは限りません。詳しい仕組みについては、次の章で解説します。

3つめは、平均値が一部の高い数字に影響されやすいことです。一部に収入の高い人がいると平均額も上がるため、平均だけでは活動者それぞれの状況までは分かりません。

参考になるデータの一つとして、MoguLiveが2022年6月に公開した「VTuber職業意識調査」があります。回答した67名のうち50.7%が「VTuber活動で収益を得ていない」と回答し、月10万円以上を得ている人は13.5%でした。

ただし、これはVTuberを対象とした67名へのアンケートであり、Vライバー全体の収入を示す統計ではありません。Vライバーの平均収入を判断する数字としてではなく、VTuberを対象に行われた一つの調査例として参考程度に見ておきましょう。

「稼げない」を3つの状態に分けて考える

ひとくちに「稼げない」といっても、その状態は人によって異なります。本記事では、次の3つに分けて考えます。

  • まだ収益化できていない:報酬を受け取る仕組みが有効になっていない状態
  • 収益は出ているが少ない:収益は発生しているものの、少額のまま伸びていない状態
  • 収益はあるが安定しない:月によって金額が大きく上下する状態

まずは、自分がどの状態に当てはまるのかを確認してみましょう。

まだ収益化できていない場合は、収益化の条件や配信を見に来てくれる人の状況を確認することが先です。すでに収益が発生している場合は、また来てくれるリスナーや実際に支援してくれる人、収入の偏りなどを見ることで、原因を絞り込みやすくなります。

平均額と自分を比べるだけではなく、まずは現在の状態を整理すること。それが、Vライバーとして収入を見直す第一歩です。

Vライバーの収入はどう決まる?報酬の仕組みを知ろう

Vライバーの収入には、配信アプリ内で得られる報酬のほか、活動が広がれば月額支援やデジタル商品、グッズなどから得られるものもあります。

まず押さえておきたいのが、配信アプリ内の報酬です。ギフトの金額がそのままライバーの受取額になるとは限らず、どのように報酬へ反映されるかはサービスによって異なります。ここではIRIAMを例にしながら、その仕組みを見ていきましょう。

配信アプリ内ではギフトや活動実績などが報酬につながる

配信アプリでは、リスナーが使用するギフトや投げ銭などがライバーの報酬につながることがあります。ただし、何をもとに報酬を計算するかはサービスによって同じではありません。

ギフトなどから生じた収益を一定の割合で分配するサービスもあれば、ギフト以外の活動実績や配信時間などを含めて報酬を決めるサービスもあります。

そのため、まずは自分が利用しているサービスで「何が報酬につながるのか」「どのように金額が決まるのか」を確認することが大切です。

ギフト額と実際の受取額は同じとは限らない

リスナーがギフトや投げ銭に使った金額と、ライバーが実際に受け取る金額は同じとは限りません。

たとえばYouTubeでは、Super ChatとSuper Stickersについて、地方消費税やiOSのApp Store手数料などを差し引いた後の収益をもとに、70%がクリエイターへ支払われます。

一方で、ギフト額に一定の割合を掛けるだけでは受取額を求められないサービスもあります。「ギフトを1万円分もらったから、自分の収入も1万円」と考えるのではなく、利用するサービスの報酬の仕組みを確認しておきましょう。

IRIAMでは応援ダイヤ・時間ダイヤが報酬になる

VライブコミュニケーションアプリのIRIAMでは、活動実績などに応じて「ダイヤ」が付与されます。収益化が承認されると、1ダイヤ=1円としてポイントへの交換や換金が可能です。

ダイヤには「応援ダイヤ」と「時間ダイヤ」の2種類があります。

応援ダイヤは、リスナーが使用したギフトだけで決まるものではありません。ギフト、スター、コメントを含む活動実績と、IRIAMが独自に定める評価基準にもとづいて獲得数が決まります。

時間ダイヤは、コミュニティランクと1日の配信時間によって獲得できる量が変わる仕組みです。

コミュニティランクとは、IRIAMでの配信活動に使われる指標のこと。Dから始まり、C1〜C5、B1〜B3、A1〜A3、S1〜S3という全15段階に分かれていて、毎日集計されるデイリーランクスコアの合計によって上下します。

コミュニティランクの仕組みや上げ方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>IRIAMのランクの上げ方を完全攻略!デイリーランクスコアの仕組みも解説

公式FAQでは、時間ダイヤの対象となる配信時間に1日2時間・1か月40時間の上限が設けられています。C5以下のコミュニティランクは、時間ダイヤの獲得対象外とされています。

つまりIRIAMでは、「ギフト額×一定の割合」で報酬が決まるわけではありません。また、配信時間を長くすれば、その分だけ時間ダイヤが増え続ける仕組みでもない点を押さえておきましょう。

報酬の仕組みや条件は変更される可能性があるため、実際に利用する際はIRIAMの公式FAQで最新情報を確認してください。

受取額だけでなく活動にかかった費用も確認する

Vライバーとして収入を考えるときは、受け取った金額だけでなく、活動にどのくらい費用を使っているかも確認しておきましょう。

たとえば、立ち絵やモデルの制作、機材、配信に使う素材などに費用がかかる場合があります。月に1万円を受け取っていても、そのために活動費がかかっていれば、活動全体のお金の状況は受取額だけを見た場合とは変わります。

そのため、「いくら受け取ったか」と「活動にいくら使ったか」を分けて記録しておくのがおすすめです。

なお、ここでいう活動費と、税務上の必要経費は同じ意味ではありません。どの費用を必要経費として扱えるかは、用途や活動状況によって異なります。確定申告が必要かどうかもあわせて、判断に迷う場合は税務署や税理士に確認しておくと安心です。

私もイベントに出るたびに新規のイラストを発注したりグッズを作ったりしていたので、受け取った金額だけを見れば増えていても、実際はトントンくらいでした。

報酬がどのように決まり、実際にいくら受け取れているのかを整理できたら、次は「なぜ収入が伸びていないのか」を具体的に確認していきましょう。

Vライバーが稼げない原因を5つのポイントで切り分ける

「稼げない」と感じたとき、まず配信時間を増やそうと考える方もいるでしょう。ただ、収入が伸びない理由は人によって異なります。時間を増やす前に、どこに改善の余地がありそうかを整理してみることが大切です。

本記事では、状況を整理するための目安として、次の5つのポイントを順番に確認していきます。

報酬を受け取れる状態になっているか

最初に確認したいのが、利用している配信サービスで報酬を受け取れる状態になっているかどうかです。

サービスによっては、一定の条件を満たしたうえで収益化を申請し、承認を受ける必要があります。

IRIAMの場合、収益化を申請するには、次の3つの条件をすべて満たす必要があります。

  • 15時間以上配信している
  • 10日以上配信している
  • 累計獲得ポイントが5,000pt以上ある

累計獲得ポイントに加算されるのは、配信内でリスナーが使用したギフトのポイントです。ログインボーナスやチュートリアルミッションなどで獲得したポイントは含まれません。

条件を満たした後に申請し、収益化が承認されるとダイヤを受け取れるようになります。なお、収益化が承認されるまでは、ライバーレポートでダイヤ数を確認することはできません。

IRIAMの収益化の条件や申請の手順については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>IRIAM(イリアム)収益化の条件と申請方法|審査に通らない原因も紹介

YouTubeなどほかのサービスにも収益化機能ごとに参加条件があり、必要な条件はサービスによって異なります。まずは、自分が利用しているサービスの公式情報から確認しておきましょう。

また、収益化できることと、安定した収入を得られることは別です。すでに報酬を受け取れる状態なら、次のポイントへ進みます。

配信を見に来る人が増えているか

収益化していても収入がなかなか伸びない場合は、実際に配信を見に来る人がどう変化しているかを確認します。

ここで、フォロワー数だけを見るのはおすすめしません。フォロワーが増えていても、実際に配信を見に来る人が同じように増えているとは限らないためです。

IRIAMでは、ライバーレポートから日ごと・月ごとの合計視聴人数やコメント数、配信時間などを確認できます。過去1年分までさかのぼれるため、以前の数字と比較するときにも活用できます。

ただし、合計視聴人数だけで判断しないこともポイントです。たとえば先月より配信時間が大幅に増えていれば、それにともなって視聴人数が増えている可能性もあります。配信日数や配信時間もあわせて見てみましょう。

1回ごとの数字は曜日や時間帯などによっても変わります。そこで本記事では、日ごとの上下に振り回されないため、4週間〜1か月程度をひと区切りにして「増えている」「横ばい」「減っている」と変化を見る方法をおすすめします。

見に来る人を増やす具体的な方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>Vライバーの始め方・なり方は?初心者向けに5ステップで解説!

また来てくれるリスナーが増えているか

配信を見に来る人が増えてきたら、その中に何度も来てくれる人がいるかも確認してみましょう。

新しく配信を見つけてもらうことに加えて、再び配信を訪れてくれる人が増えているかを見ることで、リスナーとの関係がどのように変化しているかを把握しやすくなります。

ただし、配信アプリによっては「再訪した人の人数」をそのまま確認できるとは限りません。

その場合は、コメント欄で繰り返し見かけるリスナーを簡単に記録する方法もあります。IRIAMには、ライバーとリスナーが毎月の関係の深さを確認できるファンバッジという仕組みもあり、補助的な目安の一つになります。

ファンバッジの獲得条件や仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>IRIAM(イリアム)のファンバッジとは?獲得条件と取り方を初心者向けに解説

ただし、ファンバッジの人数と再訪者数は同じではありません。正確な再訪者数として扱うのではなく、「継続的に関わってくれる人が増えているか」を見る材料として使いましょう。

支援してくれる人が増えているか

次に確認したいのが、ギフトなどで実際に支援してくれる人の広がりです。

ここでは支援額だけでなく、確認できる範囲で「何人から支援があったか」もあわせて見てみましょう。

たとえば、先月も今月も合計1万円の支援があったとしても、1人からの支援なのか、複数の人からの支援なのかでは状況が異なります。

金額と人数の両方を見ることで、「一部の大きな支援によって金額が増えたのか」「支援してくれる人そのものが広がっているのか」を分けて考えやすくなります。

配信時間を増やすだけで、支援してくれる人まで増えるとは限りません。配信時間だけではなく、見に来る人、また来てくれる人、支援してくれる人にどのような変化があるかも確認してみましょう。

特定の支援者に偏りすぎていないか

最後に確認したいのが、支援の偏りです。

特定の1人や2人からの支援が大きな割合を占めている場合、受取額が高くても月によって変動しやすくなる可能性があります。その人の生活状況や応援のしかたが変われば、支援額も変化するためです。

ただし、IRIAMの応援ダイヤはギフトだけで決まるものではないため、「このリスナーがいなければ受取額は◯円」と正確に逆算することはできません。

確認できる範囲で、ギフトなどの支援が特定の人に集中していないかを振り返ってみましょう。

もし一部の支援者に大きく偏っていると感じる場合は、支援してくれる人を少しずつ増やしたり、後ほど紹介する月額支援やデジタル商品など、収入源そのものを広げたりする方法も検討できます。

ここまでの5項目は、Vライバーの収入状況を整理するための目安です。公式の診断基準ではないため、特定の人数や金額だけで良し悪しを決める必要はありません。

確認すること見るもの確認の目安
報酬を受け取れる状態か収益化の条件・申請・承認状況条件確認中/申請可能/申請中/承認済み
配信を見に来る人視聴人数・配信日数・配信時間増えている/横ばい/減っている
また来てくれる人繰り返し見かけるリスナー・ファンバッジなど増えている/横ばい/減っている
支援してくれる人確認できる範囲での支援者数増えている/横ばい/減っている
支援の偏り支援者ごとの状況分散している/一部に偏っている

まずは上から順に確認してみましょう。

まだ収益化できていない場合は、まず申請・承認に必要な条件を確認します。すでに収益化している場合は、残りの項目から変化が止まっているところを探してみてください。

複数の項目が気になる場合も、すべてを一度に変える必要はありません。改善するポイントを1つ決め、一定期間試して変化を見るほうが、何が影響したのかを整理しやすくなります。

ギフトだけに頼らないVライバーの収入源の広げ方

この章は、すでにギフトなどから収益が発生しているものの、月によって受取額が大きく変わる方に向けた内容です。まだ収益化できていない場合は、前の章で紹介した「報酬を受け取れる状態になっているか」「配信を見に来る人が増えているか」を先に確認してみましょう。

ギフトは毎月同じ金額を受け取れる仕組みではありません。そこで、ギフト以外の収入源も持つことで、1つの方法だけに収入を頼らない形を作りやすくなります。

ただし、収入源を増やせば必ず収入が安定するわけではありません。制作や更新にかかる時間、手数料なども考えながら、自分の活動に合う方法から少しずつ試してみましょう。

月額制の支援を取り入れる

月額制の支援は、単発のギフトと比べて、毎月の収入の見通しを立てやすい場合があります。

利用できる機能はサービスによって異なります。たとえばYouTubeでは、拡充版YouTubeパートナープログラムに参加し、チャンネルメンバーシップの利用条件を満たすと、月額制のメンバーシップを提供できます。

配信アプリ内に月額支援の仕組みがない場合は、外部のファンクラブサービスを利用する方法もあります。

一例としてpixivFANBOXでは、月額100円〜10,000円の範囲で支援プランを設定できます。サービス手数料もかかるため、実際に利用するときは最新の料金や条件を確認しておきましょう。

始めるときに注意したいのが、支援者向けの特典を作り込みすぎないことです。

限定コンテンツを頻繁に制作したり、複数の特典を用意したりすると、その分だけ運営に必要な作業も増えます。配信やほかの活動に使える時間とのバランスを考えながら、無理なく続けられる内容から始めるのがおすすめです。

ボイスや壁紙などのデジタル商品を販売する

ボイスや壁紙、音声作品などのデジタル商品は、実物の商品と違って在庫を抱えずに販売できます。一度制作した商品を継続して販売しやすい点も特徴です。

一例としてBOOTHでは、ダウンロード商品のサービス利用料が「商品価格×5.6%+45円」とされています(2026年8月時点)。

販売するときは、売上額だけを見るのではなく、手数料を引いた後の受取額や、制作にかけた時間も含めて採算を考えてみましょう。

また、デジタル商品を販売する前に確認しておきたいのが、イラストやキャラクターなどの利用範囲です。

  • 商用利用が認められているか
  • 商品やグッズへの利用が認められているか
  • アプリ内で提供されたアバターや素材を外部でも使用できるか

イラストレーターに依頼した立ち絵も、配信で使う許可を得ているからといって、商品やグッズへの利用まで認められているとは限りません。依頼時の取り決めや利用規約を確認し、必要に応じて権利者へ確認しておきましょう。

グッズや企業案件は活動状況に合わせて検討する

デジタル商品以外にも、グッズ販売や企業案件から収入を得る方法があります。ただし、どちらも始めれば必ず収入につながるわけではないため、活動状況や負担を見ながら検討しましょう。

グッズを制作する場合は、商品の企画や制作、販売方法などを考える必要があります。在庫を抱えることが不安なら、受注生産や予約販売などを検討する方法もあります。

また、立ち絵やキャラクターをグッズに使用する場合は、デジタル商品と同様に利用できる範囲を確認しておきましょう。

イラストには同一性保持権があり、服装や性別を勝手に変えたものを作るのは知らずにやってしまう方も多いので、描いてくれた方に必ず確認を取ってくださいね。

企業案件についても、フォロワー数だけで案件の有無が決まるとは限りません。企業や案件によって確認される条件は異なるため、「フォロワーが○人になれば案件が来る」といった一律の基準で考えないことが大切です。

収入源を広げるときは、一度に複数の方法を始める必要はありません。新しい取り組みを増やせば、制作や更新、販売などに必要な作業も増えます。

まずは1つ試し、どのくらい収入につながったかだけでなく、どのくらい時間や手間がかかったかも確認してみましょう。そのうえで無理なく続けられそうなら、次の方法を検討する流れがおすすめです。

稼げない状態が続いたときの見直し方

ここまで、収入が伸びない原因や、ギフト以外に収入源を広げる方法を見てきました。ここからは、今の活動をこのまま続けるか、やり方を変えるかを判断するときのポイントを整理します。

続けるか、やり方を変えるか、いったん休むか。どれを選ぶかは、受取額だけでは決められません。

活動に使った時間と収支を確認する

見直しの材料として、まず確認したいのが活動に使っている時間と収支です。

配信時間だけを数えると、実際に活動へ使っている時間より少なく見えることがあります。企画を考える時間、SNSの投稿、動画編集、画像作成、商品の制作、事務作業なども含めて、1か月にどのくらい時間を使っているか振り返ってみましょう。

あわせて、実際の受取額と活動に使った費用も整理します。

ここで大切なのは、金額の多い・少ないだけで良し悪しを決めないことです。活動時間から時給のように計算することはできますが、「時給○円を下回ったらやめる」といった共通の基準があるわけではありません。

趣味として楽しみたいのか、副収入を得たいのか、将来的に活動の規模を広げたいのかによっても、納得できる時間と収入のバランスは変わります。

今の時間の使い方に負担を感じているなら、収入を増やすことだけでなく、作業そのものを減らせないか考えてみるのも一つの方法です。

これまでに使った費用と今後の追加費用を整理する

次に、これまで活動に使った費用と、これから追加でかけようとしている費用を分けて考えてみましょう。

立ち絵やモデルの制作費、機材費、素材の購入費など、活動を始めてから使った金額を整理します。

これまでの受取額より使った金額のほうが多くても、それだけで失敗と考える必要はありません。ここで確認したいのは、過去に使った金額を取り戻せているかどうかだけではなく、これから追加の費用をかける必要があるかです。

たとえば、立ち絵からLive2Dモデルへの切り替えを考えているなら、「なぜ変更したいのか」を先に整理してみましょう。

表情や動きの幅を広げたいのか、別の配信スタイルにも挑戦したいのか、今後の活動で必要な機能があるのか。目的がはっきりすれば、追加の費用をかけるべきか判断しやすくなります。

過去に費用をかけたからといって、さらに投資しなければならないわけではありません。これから何を改善したいのかを基準に考えてみましょう。

課題と改善策を1つ決めて一定期間試す

活動を見直すときは、前の章で確認した5つのポイントから、気になる課題を1つ選びます。そのうえで、試すことも1つに絞ってみましょう。

たとえば「また来てくれるリスナーが増えていない」と感じた場合、固定企画を試す、次回の配信予定を伝えるなど、課題に合った改善策を決めます。

固定企画のアイデアについては、こちらの記事で目的別に紹介していますので、参考にしてみてください。
>>Vライバーの企画ネタ一覧!初心者でも試せる配信アイデアを目的別に紹介

配信時間、曜日、配信内容、告知方法などを一度に変えると、どの変更が影響したのか分かりにくくなります。本記事では、変化を追いやすくするためにも、一度に試すことを増やしすぎない方法をおすすめします。

また、始める前に「何を見るか」と「いつ振り返るか」を決めておくと比較しやすくなります。

何週間で結果が出ると一律に決められるものではありません。期間そのものを成功基準にするのではなく、一定期間試したあとに、視聴者数や再訪、支援者など目的に合った数字がどう変わったかを確認しましょう。

改善を試しても変化が乏しければ活動方法を見直す

改善策を試しても思ったような変化が見られない場合は、別の方法を試したり、活動の形そのものを見直したりすることも選択肢です。

たとえば、配信する時間帯や配信内容、企画の進め方などを変える方法があります。利用している配信アプリが自分の活動スタイルに合っているかを改めて確認してみてもよいでしょう。

ただし、アプリを変えれば収入が増えるとは限りません。

アプリを移る前に、今感じている課題がサービスの機能やユーザー層などによるものなのか、それとも配信内容や再訪、支援の広がりなど活動方法にも関わるものなのかを整理してみましょう。

サービスごとの特徴や選び方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
>>Vライバーおすすめアプリ・配信サービス9選|目的別の選び方と注意点を解説

なお、見直した結果は収入額だけで判断する必要はありません。収入が大きく変わらなくても、活動に使う時間を減らせた、無理なく続けられるようになったといった変化も、見直しの成果の一つです。

負担が大きいなら休む・頻度を落とす選択肢も持つ

見直しの選択肢は、続けるか辞めるかの2つだけではありません。

数字が伸びないときに、配信時間や活動量を増やそうと考えることもあるでしょう。ただ、それによって負担が大きくなると、活動そのものが続けにくくなる場合もあります。

配信の頻度を落とす、しばらく休む、1回あたりの配信時間を短くするなど、活動量を調整する方法もあります。

また、あらかじめ休む日を決めておけば、その日の数字や気分に左右されず休みを取りやすくなります。

お休みするときは、配信を待ってくれているリスナーさんに失礼のないよう、事前にきちんと予告しておくのがおすすめです。

こうした方法も、Vライバー活動との付き合い方を見直す選択肢です。

Vライバーとしての収入は、時間をかけた分だけ増えるとは限りません。受取額だけではなく、活動に使う時間や費用、負担も含めて、自分が続けやすい形を探していきましょう。

まとめ

Vライバーが稼げるかどうかは、平均月収だけでは判断しにくいものです。ギフトの金額がそのまま受取額になるとは限らず、報酬の決まり方も利用するサービスによって異なります。

収入が思うように伸びないときは、まず報酬を受け取れる状態か、見に来る人・また来る人・支援してくれる人がどう変化しているかを整理してみましょう。支援が特定の人に偏っていないかを見ることも大切です。

課題が見つかったら、一度にすべてを変えるのではなく、改善することを1つ決めて一定期間試してみます。すでにギフトなどから収益がある場合は、月額支援やデジタル商品など、収入源を広げる方法も選択肢です。

受取額だけでなく、活動に使っている時間や費用、負担もあわせて確認しながら、自分が続けやすい活動の形を探していきましょう。

この記事を書いた人

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

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