【無料】OBS配信でエコーをかける方法を紹介!音声フィルタ設定も

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「配信中の音質がいまひとつで視聴者の反応が薄い」「歌枠でエコーを使って臨場感を出したい」などの悩みを持っている方もいるでしょう。
OBSを使えば、特別な機材を用意せずに無料でエコーを追加し、配信の音響を手軽に改善できます。
本記事では、初心者でも取り組みやすいOBSでのエコー設定方法やおすすめのツールを解説します。
この記事を読めば、視聴者を引き込む音響演出がすぐに実現でき、配信の魅力をぐっと高められるでしょう。
音響演出にこだわりたい方は必見です。
OBS配信でエコーを使うメリット
OBSを使ったライブ配信でエコーを取り入れると、歌声に広がりや深みが生まれ、臨場感あふれる音響を提供できます。
エコー効果は、視聴者にスタジオやライブ会場のような音響環境を体感させるために重要な役割を果たします。
特に歌枠配信では、シンプルなアカペラやバラードであっても、エコーが音の余韻を引き立て、楽曲全体を一層魅力的に演出してくれるでしょう。
【無料】OBS配信でエコーをかける方法は3つ
OBS配信でエコーをかけるのは、無料でできます。ここでは、手軽に試せるエコーのかけ方を3つ紹介します。
- VSTプラグインを使用する方法
- ボイスチェンジャーソフトを使用する方法
- ボイスエフェクターを使用する方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
なお、OBSのゲーム配信のやり方や設定手順がわからない方は以下の記事を参考にしてみましょう。
初心者向け!OBS Studioのゲーム配信のやり方・設定手順を画像付きでわかりやすく解説
VSTプラグインを使用する方法
OBS配信でエコーをかけるには、VSTプラグインを活用するのが効果的です。VSTプラグインは、音響効果を細かく調整できるソフトウェアで、無料で利用できるものも数多くあります。
ここでは、以下のおすすめプラグイン3つを使ったエコー設定の手順を解説します。
- Oril River
- SANFORD REVERB
- Valhalla Super Massive
それぞれ見ていきましょう。
Oril River
Oril Riverは、高品質なリバーブ効果を無料で提供するプラグインです。多彩な設定が可能で、音声を本格的に加工したい方に適しています。
Oril Riverを使ったエコーの設定手順は以下のとおりです。
- 1.ダウンロード
公式サイトからプラグインをダウンロードします。

- 2.ファイルを開く
ダウンロードしたフォルダを開きましょう。
- 3.ファイルコピー
解凍フォルダ内の「OrilRiver.dll」をコピーします。
- 4.VSTフォルダ作成
PCのCドライブに「Program Files」フォルダ内で「VstPlugins」という新しいフォルダを作成し、「OrilRiver.dll」を貼り付けましょう。
- 5.OBS設定
OBS Studioを起動し、マイクのメニューから「フィルタ」を選択します。
- 6.プラグイン追加
フィルタ画面で「+」をクリックし「VST 2.x プラグイン」を追加しましょう。
- 7.プラグイン選択
追加したプラグインで「OrilRiver」を選択し「プラグインインターフェイスを開く」をクリックします。
- 8.設定
音声を再生しながら、リバーブ効果を調整すれば完了です。
リバーブだけでなく、多彩なマイク設定が可能で、本格的なオーディオインターフェイスのように使えます。細かい調整にこだわりたい方には、Oril Riverがおすすめです。
SANFORD REVERB
SANFORD REVERBは、シンプルで扱いやすい無料のリバーブプラグインです。導入が簡単で、初めてプラグインを使う方にもおすすめできます。
SANFORD REVERBを使ったエコーの設定手順は以下のとおりです。
- 1.ダウンロード
公式サイトからプラグインをダウンロードしましょう。

- 2.ファイルを開く
ダウンロードフォルダを開き「SanfordReverb.dll」をコピーします。
- 3.VSTフォルダ作成
Cドライブの「Program Files」内に「VstPlugins」フォルダを作成し、コピーしたファイルを貼り付けましょう。
- 4.OBS設定
OBS Studioを起動し、マイクメニューから「フィルタ」を選択します。
- 5.プラグイン追加
フィルタ画面の「+」ボタンをクリックして「VST 2.x プラグイン」を追加しましょう。
- 6.プラグイン選択
追加したプラグインで「SanfordReverb」を選択し「プラグインインターフェイスを開く」をクリックします。
- 7.設定
リバーブの強さや深さを調整し、理想の音響効果を設定します。
「プラグインインターフェイスを閉じる」ボタンで正しく終了しないと、再び開くにはフィルタ設定画面を一度閉じる必要があります。十分注意しましょう。
Valhalla Super Massive
Valhalla Super Massiveは、多彩なプリセットとユニークなサウンドを備えたプラグインです。
初心者でも手軽に使えるプリセットが豊富で、エフェクトの幅も広い点が特徴です。
Valhalla Super Massiveを使ったエコーの設定は、以下の手順に沿って行いましょう。
- 1.ダウンロード
公式サイトから無料版をダウンロードします。

- 2.ファイルを開く
ダウンロードしたファイルを開きましょう。
- 3.インストール開始
フォルダ内のインストーラーを起動してインストールします。64-bit VST 2.4 Pluginを選ぶのがおすすめです。
- 4.OBS設定
OBS Studioを起動し、マイクメニューから「フィルタ」を開きます。
- 5.プラグイン追加
フィルタ画面で「+」をクリックし「VST 2.x プラグイン」を追加しましょう。
- 6.プラグイン選択
追加したプラグインから「Valhalla Supermassive_x64」を選択し「プラグインインターフェイスを開く」をクリックします。
- 7.設定
豊富なプリセットからエフェクトを選ぶか、自分でパラメーターを調整します。
Valhalla Super Massiveは、幅広いエフェクトを試したい方や、手軽に設定を済ませたい方におすすめです。
ボイスチェンジャーソフトを使用する方法
ボイスチェンジャーソフト「iMyFone MagicMic」を利用すれば、配信中にリアルタイムでエコーをかけることが可能です。
MagicMicは操作が簡単で、豊富な音声エフェクトを備えており、初心者から経験豊富な配信者まで幅広く活用できます。
ここでは、MagicMicを使ってエコー効果を設定する手順を以下の3ステップで解説します。
- iMyFone MagicMicをインストールする
- エコーの設定を行う
- ソフトをOBSと連携させる
それぞれ見ていきましょう。
iMyFone MagicMicをインストールする
まずは公式サイトからiMyFone MagicMicをダウンロードしてインストールしましょう。

インストールが完了したら、ソフトを起動し、使用するマイクとヘッドフォンを選びます。
デバイスを選ぶことで、OBSでマイクのエコー効果が正確に反映され、配信中の音声がよりクリアに認識されるようになります。
エコーの設定を行う
OBSを起動し「設定」メニュー内の「音声」タブに進みましょう。

Windowsの場合は「マイク(MagicMic Virtual Audio Device)」を、Macの場合は「Blackhole 2ch(※)」を選びます。
この設定で、OBSがMagicMicを経由した加工済みの音声を入力として認識するようになります。
※ Macでは「BlackHole」というツールを入れる必要があります。インストール方法などは下記リンク記事の「Macでデスクトップ音声に「無効」しか出ない場合」の項目を参考にしてください。
OBS配信でDiscordの音声・画面を共有・連携する方法を解説
ソフトをOBSと連携させる
最後に、MagicMicとOBSを接続して連携を完了させましょう。MagicMicの「ボイスボックス」タブを開き、エコー効果を選んで有効にします。
この設定により、配信中にエコー効果が適用され、音声に広がりや深みが加わります。
視聴者に臨場感あふれる音響を届けられるため、ライブ配信の魅力をより一層高められるでしょう。
ボイスエフェクターを使用する方法
ボイスエフェクターを使えば、配信にプロ仕様のエコー効果を加えることが可能です。専用機材を利用するため、音質が安定し、細かな調整もできます。
ここでは、Roland VT-4を例に、エコー設定の手順を以下の3ステップで説明します。
- ボーカルエフェクターを購入し、接続する
- OBSの設定を行う
- エフェクターとOBSの動作を確認する
それぞれ見ていきましょう。
ボーカルエフェクターを購入し、接続する
まず、Roland VT-4のボーカルエフェクターをAmazonなどで購入します。
購入後、同梱の接続ケーブルを使ってPCに接続しましょう。専用機材により高品質なエコー効果を得られます。
OBSの設定を行う
OBSを起動し、「ファイル」メニューから「設定」に進みます。「音声」タブを開き「マイク音声デバイス」で「Roland VT-4」を選びましょう。

エフェクターとOBSの動作を確認する
エフェクター本体のリバーブやエコー調整スライダーを動かし、音声の効果を確認しましょう。OBSで適切に動作しているか確認しながら、好みの強度に調整します。
OBSのエコー(リバーブ)やノイズ除去に使えるおすすめ音声フィルター設定
OBS配信の音質は視聴者の満足度につながります。リスナーが快適に聞けるように、音声ミキサーで音声フィルターを適切に設定するのが大切です。
ときにはエコー除去や、雑音の軽減もクリアな配信音声を実現するために欠かせません。
ここからは、音声フィルターのおすすめ設定を3つ紹介します。
- ゲイン
- ノイズ抑制
- コンプレッサー
それぞれ見ていきましょう。
ゲイン

ゲインは、音声が小さいときに音量を大きくするフィルターです。マイクの声が聞き取りづらい場合に使うと、声がはっきりします。
ただし、ゲインを上げすぎるとノイズが増えることがあるため、ノイズ抑制といっしょに使うのがおすすめです。
設定の目安は8dBですが、環境に合わせて調整します。適切に使えば、視聴者に聞き取りやすい音声を届けられるでしょう。
ノイズ抑制

ノイズ抑制は、配信中の背景音や余計な雑音を減らすためのフィルターです。例えば、キーボードの音やエアコンの音などを抑えられます。
OBSでは「RNNoise」を選ぶとクリアな音声が得られやすいです。
ノイズ抑制を使うことで、視聴者が余計な雑音に邪魔されることなく、クリアな音声に集中できる環境を提供できるでしょう。
コンプレッサー

コンプレッサーは、音の大小を均一にしてくれるフィルターです。
突然の大きな声を抑えたり、静かな声を聞きやすくしたりする効果があります。音量が安定することで、視聴者にとって聞きやすい配信が可能になります。
設定は、比率1.5:1~10:1、アタックタイム3〜6ms、リリースタイム10〜60msが目安です。
コンプレッサーを適切に調整することで、全体的な音質が向上し、プロフェッショナルな配信に近づけられるでしょう。
なお、OBSでマイクの音声が入らない場合は、以下の記事で原因や対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみましょう。
OBSでマイクの音声が入らない?考えられる原因と対処法を解説!
また、本記事で紹介したVSTプラグインやボイスチェンジャーソフトについて更に気になる方は次の記事も参考にしてください。
OBSに導入できる無料おすすめVSTプラグイン7選|入れ方も紹介
OBSのボイスチェンジャー活用術!おすすめソフトと設定方法を簡単解説
OBSでエコーを設定したら、次は?
今回は、OBS配信でエコーをかける方法を詳しく解説しました。適切な設定を行うことで、臨場感のある音響演出が可能になります。
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