【完全版】OBS Studioのアップデート(更新)方法!不具合の対処法も

OBS Studioのアップデートは必要だと感じつつも、「更新方法がわからない」「どのタイミングでバージョンアップすべき?」と悩んでいる方は少なくないでしょう。

結論から言うと、OBS Studioを最新バージョンへアップデートする際の更新方法は、以下の2つです。

  • 方法1:手動でアップデート
  • 方法2:更新通知画面からアップデート

本記事では、上記の内容を解説するのとともに、アップデート前に確認すべきポイント、不具合が起きた場合の具体的な対処法まで丁寧に解説します。

この記事を読めば、配信クオリティを落とすことなく、安全に最新版へアップデートできるようになるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

OBS Studioのアップデート情報は?更新前にすべきこと

OBS Studioの最新アップデート情報によると、2025年3月29日にバージョン31.0.3が公開されました。

最新バージョンはWindows 10および11対応の安定版とされており、多くのバグ修正と軽微な機能改善が含まれています。

OBSのアップデートを行う前には、最新版で発生している不具合がないかを事前にチェックしておくことをおすすめします。

とくにライブ配信を控えている場合は、配信直前のアップデートは避けるのが基本です。

安定動作を優先し、必要に応じて旧バージョンを利用するのも1つの方法です。

【OBS Studio】最新バージョンへのアップデート(更新)方法

OBS Studioを最新バージョンへアップデートする際の更新方法として、以下の2つが挙げられます。

  • 方法1:手動でアップデート
  • 方法2:更新通知画面からアップデート

それぞれ見ていきましょう。

方法1:手動でアップデート

OBS Studioのアップデートは、ソフト内から簡単に手動で実行できます。とくに「配信の安定性を保ちたい」「自分のタイミングで更新したい」という方には、手動更新が最適です。

以下の手順で進めましょう。

1.OBS Studioを起動する

1.OBS Studioを起動する

2.上部メニューの「OBS」をクリックし、「更新の確認」を選択

「更新の確認」を選択
  • アップデートがない場合:「更新はありません」と表示。
  • アップデートがある場合:「新しい更新が利用可能」と表示されます。

3.「今すぐ更新」をクリック

4.アップデートが自動で始まるので完了まで待機

5.「Update complete.」と表示されたら、「Launch OBS」で再起動

以上でOBSのアップデートの手動更新は完了です。更新内容を事前に確認した上で、落ち着いたタイミングで実施すると安心して利用できます。

方法2:更新通知画面からアップデート

OBS Studioでは、ソフト起動時に自動でアップデート通知が表示されることがあります。

更新がある場合は手間なく最新版に切り替えられるため、初心者にもおすすめの方法です。

通知が表示されたら、以下の手順で進めましょう。

1.OBS Studioを起動する

OBS Studioを起動する

2.「新しいバージョンが利用可能です」というポップアップ通知が表示される

3.「今すぐ更新」をクリック

4.自動でアップデートが始まるので、そのまま待つ

5.「Update complete.」と表示されたら、「Launch OBS」をクリックして再起動

この方法は最も手軽なOBSアップデート方法です。定期的にOBSを起動していれば、自然に通知を受け取れるため、アップデートの見逃しも防げます。

OBS Studioのバージョンアップ後にすべきこと

OBS Studioのバージョンアップ後は、すぐに本番配信や録画に入らず、いくつかの確認作業を行うことが重要です。

予期せぬ不具合や設定リセットによるトラブルを防ぐため、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 設定項目や動作状態を確認する
  • ライブ配信・録画をテストする

それぞれ見ていきます。

設定項目や動作状態を確認する

OBSのアップデートによって、一部の設定が初期化されたり意図せず変更されていたりするケースがあります。

とくに「音声ミキサー」「シーン設定」「出力解像度」「エンコーダー」などは、ライブ配信や録画に直接影響を及ぼす重要な項目です。

配信前には必ず設定内容と動作状況を確認し、異常がないかチェックしておきましょう。

普段と同じ設定画面であっても、数値やオプションの初期値が変わっている可能性があります。

ライブ配信・録画をテストする

設定確認が終わったら、テスト配信やテスト録画を行うのがおすすめです。アップデートによって、音ズレや映像のカクつき、エンコーダーエラーなどが発生する可能性もあるため、本番前に動作を確認しておけば安心です。

映像と音声が問題なく出力されるか、実際の環境で数分間チェックしておくと、不具合の早期発見につながります。

とくに、新機能が追加された場合は、設定項目が自動で変わることがあるため注意が必要です。

なお、OBS録画で映像がカクカクするときの原因と対処法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

今すぐできる!OBS録画でカクカクするときの原因と対処法を徹底解説

OBS Studioを最新バージョンにアップデートした後に不具合が起きた場合の対処法

OBS Studioを最新バージョンにアップデートしたあと、設定のリセット・配信エラー・プラグインの動作不良などが発生することがあります。

ここでは、そうした不具合が起きた場合の対処法を、以下の流れに沿って紹介します。

  • STEP1:設定の確認とバックアップの復元
  • STEP2:旧バージョンへのダウングレード(GitHub利用)
  • STEP3:Steam版OBS Studioのダウングレード

それぞれ見ていきましょう。

STEP1:設定の確認とバックアップの復元

まずは、アップデートによってOBSの設定内容が意図せず変わっていないかをチェックしましょう。とくに音声・映像・出力形式など、配信や録画に関わる項目は優先的に確認が必要です。

もし事前にプロファイルやシーンコレクションのバックアップデータを保存していた場合は、それらをインポートすることで、以前の環境を取り戻せる可能性があります。

設定がうまく反映されていない・確認できない場合は、以下の手順を試してみましょう。

・メニュー上部の「プロファイル」→「インポート」をクリック

メニュー上部の「プロファイル」→「インポート」をクリック

・メニュー上部の「シーンコレクション」→「インポート」をクリック

メニュー上部の「シーンコレクション」→「インポート」をクリック

アップデートによる設定崩れが原因であれば、これだけで正常に戻るケースも少なくありません。

それでも設定が確認できない・不具合が続く場合は、次のステップとしてダウングレードを検討しましょう。

なお、OBSのバックアップ手順について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

OBSのバックアップ手順を徹底解説!復元や便利なプラグインも紹介

STEP2:旧バージョンへのダウングレード(GitHub利用)

最新バージョンで不具合が発生した場合は、以前の安定版に戻す「ダウングレード」という選択肢があります。

以下の手順で進めてみましょう。

  1. OBS Studioを終了(タスクトレイ含む)
  2. OBS公式GitHubページを開く
  3. 「beta」「rc」が付いていないバージョンを選ぶ(安定版)
  4. 「Full-Installer-x64.exe」(Windows)などOSに合ったものをダウンロード
  5. ダウンロードしたファイルを開いてインストール
  6. OBS Studioを起動し、バージョンが戻っているか確認

設定は基本的に引き継がれますが、プラグインの互換性に注意し、必要に応じて削除や再インストールを行いましょう。

STEP3:Steam版OBS Studioのダウングレード

Steam経由でOBS Studioを利用している場合は、Steamの設定メニューから旧バージョンへの切り替えが可能です。

以下の手順で進めましょう。

  1. Steamクライアントを起動し、「ライブラリ」タブを開く
  2. 「OBS Studio」を右クリックして「プロパティ」を選択
  3. 左メニューから「ベータ」をクリック
  4. 「参加希望のベータを選択してください」のプルダウンを開く
  5. 希望するバージョンを選択
  6. 選択後、自動でそのバージョンがダウンロード・インストールされる
  7. インストール完了後、「起動」ボタンでOBS Studioを立ち上げ、バージョンを確認

選択できるバージョンは限られており、すべての旧版が常に表示されるわけではありません。

希望するバージョンがリストにない場合は、「なし(None)」を選ぶことで最新の安定版が自動でインストールされます。

OBS Studioのアップデートが確認できない?更新が止まる・進まない場合の対処法

OBS Studioのアップデートが進まなかったり、確認自体ができないといったトラブルは、意外とよく起こります。

しかし、焦らず状況に応じた対処をすれば、多くの場合は解消できます。

以下に、OBSの更新が止まる・進まない場合の対処法をまとめました。

状況対処法補足説明
進捗バーが止まっているすぐには操作せず、10〜20分程度待つ裏で処理が進んでいる場合があるため、フリーズと判断するのは早い
しばらく待っても進展しないアップデートをキャンセルし、OBS公式サイトから手動で最新版を再インストール設定は基本的に保持されるので安心
手動再インストールでも改善しない不要なアプリやセキュリティソフトを一時停止してから、もう一度アップデートを試す特にウイルス対策ソフトがアップデートをブロックしていることがある
それでも不具合が解消しないOBSをアンインストールし、設定・プラグインを削除後に再インストール最後の手段。設定やシーン情報も削除されるため、事前にバックアップしておくのが望ましい

まずは落ち着いて状況を見極め、段階的に対処することが大切です。また、設定やシーン情報が消えるリスクに備えて、定期的にバックアップを取っておく習慣を持つと安心です。

OBS Studioのアップデートをおすすめする理由

OBS Studioのアップデートをおすすめする理由として、主に以下の2つが挙げられます。

  • 不具合やバグが修正される
  • 新機能が利用できる

それぞれ見ていきましょう。

不具合やバグが修正される

OBSのアップデートには、過去に報告されたバグや不具合の修正が含まれており、配信中の予期せぬトラブルを未然に防ぐうえでも重要です。

例えば、音声ミキサーの不調やクラッシュにつながる処理の改善などが挙げられ、長時間配信や複雑なシーン構成でも安心して使えるようになります。

小さな挙動の違和感が積み重なると、作業効率や視聴体験にも影響を及ぼすため、常に最新の安定版を保つことが結果的にトラブルの回避につながります。

新機能が利用できる

OBSでは、アップデートするたびに配信や録画の効率化に貢献する新機能が追加されており、日常的な操作も快適になります。

例えば、プレビュー画面のズーム機能はシーンの細かな調整を容易にし、ソース追加時の自動表示抑制は配信ミスのリスクを下げるのに有効です。

また、NVIDIA GPU対応のぼかしフィルターやUI改善などにより、映像演出の自由度も広がり、制作の幅をさらに広げてくれます。

OBS Studioをアップデートする際に押さえておくべきポイント

OBS Studioのアップデートは便利な反面、タイミングや確認不足によって不具合が発生するリスクもあります。

以下のポイントを押さえておくことで、アップデート後も安定した配信が可能になります。

  • 最新バージョンは安定性を確認してから適用する
  • RC版(プレリリース版)と正式版の違いを理解しておく
  • プラグインの対応状況を事前にチェックする

それぞれ見ていきましょう。

最新バージョンは安定性を確認してから適用する

OBSの最新バージョンが出ても、すぐにアップデートせず安定性を確認することが重要です。

とくに配信や録画の直前は、最新版で予期せぬ不具合が発生するリスクもあるため注意が必要です。

OBS Studioは更新頻度が高く、リリース直後のバージョンには思わぬトラブルが含まれている場合もあります。

公式のリリースノートやSNS、ユーザーのレビューなどから最新の動作報告を確認し、問題がなければ適用するのが安全です。

RC版(プレリリース版)と正式版の違いを理解しておく

最新機能をいち早く試せるRC版(プレリリース版)ですが、アップデート前にその特性を理解しておくことが大切です。

RC版(Release Candidate)は正式リリース直前のテスト版で、新機能を早めに導入できる一方で、安定性や互換性が十分でない場合もあります。

とくに業務やイベントで使用する場合は、最新の正式版を選ぶほうが安全です。RC版の導入を検討する際は、自己責任のうえでアップデートし、事前に設定のバックアップを取っておくと安心です。

プラグインの対応状況を事前にチェックする

OBSをアップデートする前は、使用しているプラグインが対応しているかを必ず確認しましょう。

OBSのバージョンアップによって、一部のプラグインが動作しなくなるケースは珍しくありません。とくに外部連携やUIを拡張するプラグインは、バージョン依存の影響を受けやすい傾向があります。

事前に各プラグインの配布元や公式情報で対応状況をチェックし、必要に応じて代替手段や更新タイミングを検討することが、不具合の回避につながります。

なお、当メディアでは、OBSのおすすめプラグインを紹介しているので、視聴者に感動を与える高品質な配信を実現したい方は、ぜひチェックしてみてください。

【配信者必見】OBSのおすすめプラグイン一覧|目的別に紹介

まとめ

本記事では、OBS Studioのアップデートについて詳しく解説してきました。

OBSのアップデートには、不具合の修正や新機能の追加など、配信環境をより快適に保つ多くのメリットがあります。

ただし、最新版の適用には注意も必要で、安定性の確認やプラグインの互換性チェックを怠ると、思わぬトラブルにつながることもあります。

本記事を参考に、手順やリスクを正しく理解したうえで、あなたの配信環境に最適なタイミングで安全にアップデートを進めてみてください。

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

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