OBSを管理者として実行する効果とは?メリット・デメリット、やり方も解説

「配信中に映像がカクついてしまう」「一部の機能やプラグインが動作しない」「セキュリティの干渉で思わぬ不具合が出る」と悩む配信者は少なくないでしょう。

結論から言えば、OBSを管理者として実行することで、システム資源の優先利用が可能になり、配信の安定性が大きく向上します。

当記事では、管理者権限で実行する効果を解説するとともに、具体的なメリット・デメリット、Windows版やSteam版での実行方法まで網羅的に解説します。

最後まで読めば、管理者権限の仕組みが理解でき、自分の配信環境に最適な方法を選べるようになるでしょう。

配信を安定させたい方は必見です。

OBSを管理者として実行する効果とは?

OBSを管理者として実行すると、配信ソフトが軽く動作する効果があります。

通常の起動では、セキュリティ機能やバックグラウンド処理が優先され、OBSが必要とするCPUやGPUのリソースが十分に割り当てられないためです。

管理者権限で起動すると、OBSによるシステム資源へのアクセスが優先されるため、映像処理の負荷が下がり、結果として配信中のカクつきや遅延が軽減されます。

管理者としての実行は、安定した配信をおこなう一つの手段として重要な意味を持っています。

とくに長時間配信や複数ソースを扱う環境では、快適さを大きく左右するでしょう。

OBSを管理者として実行するメリット

OBSを管理者として実行する3つのメリットについて解説します。

  • 配信時のカクつきが軽減できる
  • 一部機能の動作が正常になる
  • セキュリティによる干渉を防止できる

配信を安定させたい方に役立つ具体的な効果を詳しく見ていきましょう。

配信時のカクつきが軽減できる

OBSを管理者として実行すると、配信中の映像が滑らかになり、カクつきが起こりにくくなります。

なぜなら、システム資源の利用が優先されて処理が軽くなるからです。

とくに負荷の高いゲーム配信で効果が大きく、原神のような重いタイトルを配信するときにも安定性が増すでしょう。

快適な視聴環境を届けたい配信者にとって有効な方法です。

なお、OBSでカクつきを減らす方法は「今すぐできる!OBS録画でカクカクするときの原因と対処法を徹底解説」で詳しく解説していますので、確認してみましょう。

一部機能の動作が正常になる

OBSを管理者として実行すると、一部の機能やプラグインが正しく動作しやすくなります

管理者権限がない状態では、外部アプリとの連携が不安定になったり、映像キャプチャがうまく動作しなかったりする場合があります。

デスクトップ音声の取得やゲームキャプチャ機能は権限の影響を受けやすく、配信に支障をきたす要因です。

管理者権限で起動することで上記の制限を避けられ、安定した環境で配信や録画をおこなえます。

セキュリティによる干渉を防止できる

OBSを管理者として実行すると、セキュリティ機能による制限や干渉を受けにくくなります

通常の起動では、ウイルス対策ソフトやOSの保護機能が映像キャプチャや音声取得を妨げる場合があります。

ゲーム画面の取り込みや外部アプリとの連携は影響を受けやすく、意図しない不具合の原因となることもあるのです。

管理者権限で起動することで不要な制限を回避でき、安定した環境で配信を継続しやすくなります。

OBSを管理者として実行するデメリット

OBSを管理者として実行する際に注意すべき2つのデメリットを解説します。

  • ドラッグ&ドロップでソースを追加できなくなる
  • 一部連携アプリも管理者としての実行が必要

利便性が制限される場面を事前に把握して、安定運用に役立てましょう。

ドラッグ&ドロップでソースを追加できなくなる

OBSを管理者として実行すると、便利なドラッグ&ドロップ操作が制限されます。

通常は画像や動画ファイルを画面に直接放り込むだけでソースとして追加できますが、管理者権限で起動した場合は操作が反応しなくなります。

原因は管理者権限と通常権限のアプリ間でデータを受け渡す仕組みに制約があるためです。

結果として、ソースを追加するにはメニューから手動で選ぶ必要があり、作業効率が下がる場面も出てきます。

配信準備を素早くおこないたい方にとっては、不便に感じる点といえるでしょう。

一部連携アプリも管理者としての実行が必要

OBSを管理者として実行すると、外部アプリとの連携にも影響が出ます。

たとえば、テキスト表示や通知系のツールをOBSに取り込む場合、管理者権限で動作していると、通常権限で動かすアプリからの情報を受け取れません。

そのため、連携アプリも同じく管理者として起動しないと表示されないことがあります。

便利な拡張機能を使いたい配信者にとっては作業手順が増え、不便さを感じるデメリットとなるでしょう。

OBSを管理者として実行する方法|Windows編

OBSを管理者として実行する3つの方法を解説します。

  • アイコンから設定して常に実行
  • ショートカットから設定して常に実行
  • 一時的に実行

いつでも管理者として実行できるよう、手順を把握しておきましょう。

アイコンから設定して常に実行

OBSを管理者として常に実行するには、アイコンのプロパティから設定をします。

Windows 11を含む各種環境で手順は共通で、以下の流れで設定可能です。

  1. デスクトップにあるOBSアイコンを右クリックする
  2. 表示されたメニューから「プロパティ」を選択する
OBS 管理者として実行 プロパティ
  1. 「互換性」タブを開く
OBS 管理者として実行 互換性タブ
  1. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「OK」をクリックする
OBS 管理者として実行 管理者として実行

上記の操作により、次回以降は常に管理者権限で起動されます。

また、ショートカットアイコンを右クリック>プロパティからも同じ設定が可能で、任意の場所から管理者権限で起動可能です。

安定した配信を目指す配信者にとって、基本的な準備といえるでしょう。

ショートカットから設定して常に実行

OBSをショートカット経由で管理者として常に実行する別の方法もあります。

手順は簡単で、以下のとおり設定すれば、毎回管理者権限で実行する操作を省略できます。

  1. OBSのショートカットを右クリックする
  2. メニューから「プロパティ」を選択する
OBS 管理者として実行 プロパティ
  1. 「ショートカット」タブを開く
OBS 管理者として実行 ショートカット
  1. 「詳細設定」をクリックする
OBS 管理者として実行 詳細設定
  1. 「管理者として実行」にチェックを入れ、「OK」をクリックする
OBS 管理者として実行 管理者として実行

上記の設定をすると、対象のショートカットから起動した場合のみ常に管理者権限が適用されます。

スタートメニューや別の場所にあるアイコンから起動した場合は反映されないため注意が必要です。

ショートカットの起動先を明確にし、配信準備を効率化したい配信者にとって有効な方法といえるでしょう。

一時的に実行

OBSを一時的に管理者として実行する方法は、常時設定を変更したくない利用者に適しています。

一時的な管理者権限での実行は簡単な手順で、都度切り替えが可能です。

一時的な実行方法は、以下のとおりです。

  1. OBSのアイコンを右クリックする
  2. メニューから「管理者として実行」を選択する
OBS 管理者として実行 管理者として実行

上記の手順は、OBSのショートカットでも同様に可能です。

また、アイコンを選択して「Ctrl+Shift」を押しながらEnterキーを押す方法でも、一時的に管理者権限で実行できます。

上記の操作により起動時のみ管理者権限を付与することで、毎回の起動を管理者にする必要がない場合や、一時的に安定性を確認したい状況で便利です。

常に管理者設定を適用すると一部操作が制限されることもあるため、状況に応じて切り替える使い方がおすすめです。

柔軟な選択肢として知っておくと、配信環境の安定性を高める助けになるでしょう。

OBSを管理者として実行する方法|Steam編

Steam版OBSで管理者として実行する3つの方法について解説します。

  • OBSを設定して常に実行
  • Steam自体を設定して常に実行
  • 一時的に実行

Steam版OBSのショートカットのプロパティには互換性のタブがありません。

そのため、前述の「OBSを管理者として実行する方法|Windows編」と同一の方法では、管理者として実行できないため、注意が必要です。

Steam版の正しい手順を確認しましょう。

OBSを設定して常に実行

Steam版OBSのプロパティから設定を変更することで、管理者として常に実行可能です。

以下の手順で設定をすれば、次回以降の起動で自動的に管理者権限が適用されます。

  1. Steamのライブラリを開き、「OBS Studio」を右クリックする
OBS 管理者として実行 OBSスタジオを選択
  1. メニューから「管理>ローカルファイルを閲覧」を選択し、OBSのローカルフォルダを表示する
OBS 管理者として実行 ローカルファイルを閲覧
  1. 「bin>64bit」の順にクリックし、「obs64.exe」を右クリックして「プロパティ」を選択する
OBS 管理者として実行 プロパティ
  1. 「互換性」タブを開く
OBS 管理者として実行 互換性
  1. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「OK」をクリックする
OBS 管理者として実行 管理者として実行

以上の操作で、Steam経由でOBSを起動した際にも常に管理者権限が付与されて実行できます。

設定後は毎回の手動操作が不要となり、安定した配信環境を維持しやすくなるでしょう。

Steam自体を設定して常に実行

OBSをSteamから管理者として安定して起動させたい場合は、Steam本体を管理者として常に実行に設定する方法もあります。

Steam自体に権限を与えることで、そこから起動するOBSにも自動的に権限が引き継がれます。

設定手順は、以下のとおりです。

  1. Steamのショートカットアイコンを右クリックする
  2. 表示されたメニューから「プロパティ」を選択する
OBS 管理者として実行 プロパティ
  1. 「互換性」タブを開く
OBS 管理者として実行 互換性
  1. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「OK」をクリックする
OBS 管理者として実行 管理者として実行

以上の設定で、Steam経由で起動する全てのアプリに管理者権限が適用されます。

OBSだけでなく他のアプリにも影響する点は理解しておく必要がありますが、毎回の操作を省けるため効率的です。

配信をスムーズにしたい方にとって、便利な設定といえるでしょう。

一時的に実行

Steam版OBSを一時的に管理者として実行したい場合は、都度権限を付与する方法があります。

以下の手順で実行すれば、管理者権限で実行したい場合にのみ適用可能です。

  1. Steamのアイコンを右クリックする
OBS 管理者として実行 管理者として実行
  1. メニューから「管理者として実行」をクリックする

上記の他に、「steam.exe」を選択し、Ctrl+Shiftを押しながらEnterキーを押す方法でも一時的に管理者として実行できます。

以上の操作により、起動時のみ管理者権限が有効になります。

毎回の起動で管理者権限での実行を固定したくない場合や、一時的に安定性を確認したい配信者に便利です。

配信環境を試しながら調整したい方にも、適した方法といえるでしょう。

OBSを管理者として実行する方法|Mac編

MacではWindowsのようにOBSを管理者として実行する設定はできません

macOSはユーザー権限の仕組みが異なり、アプリを起動する際に管理者権限を付与する機能が備わっていないためです。

Windowsで可能な「常に管理者として実行する」や「一時的に実行する」といった操作はできない仕様になっています。

かわりに、macOSのセキュリティ設定でマイクや画面収録の権限を許可し、OBSが正しく動作するよう調整する必要があります。

Mac環境で配信を安定させるには、権限管理を適切に設定することが重要です。

OBSを管理者として実行する際のポップアップをなくす方法

OBSを管理者として実行すると、毎回「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」という確認ポップアップが表示されます。

頻繁に配信する方はポップアップを消すのも手間に感じるでしょう。

以下の設定をすれば、ポップアップ表示を抑えられます。

  1. Windowsの検索バーで「アカウント制御」と入力し、「ユーザー アカウント制御設定の変更」を開く
OBS 管理者として実行 アカウント制御
  1. スライダーを下から2番目に下げ、「OK」をクリックする
OBS 管理者として実行 スライダーを下げる
  1. 再起動して変更を反映させる

以上の操作により、ポップアップの表示頻度を下げられます。

ただし、完全に無効化するとセキュリティリスクが高まる点に注意が必要です。

利便性を取るか安全性を優先するかによって、バランスを見極めて設定することが重要です。

まとめ

当記事では、OBSを管理者として実行する効果やメリット・デメリット、設定方法を解説しました。

管理者として実行することで、配信のカクつき軽減や機能の安定動作、セキュリティによる干渉回避といったメリットが得られます。

一方で、ドラッグ&ドロップが使えなくなる、連携アプリも管理者として起動が必要になるなどの注意点もあります。

Windowsではアイコンやショートカットなどから管理者として実行の設定が可能ですが、Macでは仕組みの違いから設定はできません。

自身の環境に合わせた方法を理解し、利便性と安定性のバランスを考えながら管理者として実行を活用してみましょう。

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この記事を書いた人

               

ストマガ編集部

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