VTuber「こんな感じテスト」の作り方は?初心者向けに手順をわかりやすく解説!

SNSのタイムラインで見かける「VTuberこんな感じテスト」動画。テンポよく自分の魅力をアピールするあのショート動画、「自分も作ってみたい!」と思ったことはありませんか?

ただ、いざ挑戦しようとすると「音源はどこで手に入れるの?」「動画編集ってどうやるの?」と疑問が出てきて、なかなか一歩を踏み出せないもの。

そこでこの記事では、VTuber「こんな感じテスト」動画の音源入手から編集・各SNSへの投稿まで、初めてでも迷わず完成させられる手順をわかりやすく解説します。

PR

VTuber「こんな感じテスト」とは?流行った理由も解説

まずは「こんな感じテスト」がどんな動画なのか、基本を押さえておきましょう。

「こんな感じテスト」動画のフォーマットと目的

「こんな感じテスト」は、VTuberが短い音楽に合わせて自分のキャラクターを紹介するショート動画のフォーマットです。「上半身はこんな感じ、声はこんな感じ!」とテンポよく見せていき、視聴者に一目で自分の魅力を伝えるのが目的。新人VTuberのデビュー直後の自己PRとして定番の企画になっています。

この動画で使われる楽曲は、HappyPizzaBreadさんが作曲したオリジナル曲。本家動画はVTuberのリミさん(V-LUP所属)が音源の歌声を担当し、自身のチャンネルで投稿したのが始まりです。

ここからVTuber界隈に一気に広まり、多くのクリエイターが同じ音源を使った動画を投稿するようになりました。

流行った理由は「参加しやすさ」と「拡散しやすさ」

このフォーマットがここまで広まった理由は大きく2つ。

1つ目は参加のしやすさ。音源が無料で配布されており、動画の構成もシンプルなので、Live2Dモデルさえあれば誰でもすぐに挑戦できます。

2つ目は拡散のしやすさ。30秒〜1分程度のショート動画は最後まで見てもらいやすく、「#こんな感じテスト」「#新人VTuber」などのハッシュタグでまとめて検索されるため、フォロワーが少ない新人でも多くの人の目に触れるチャンスがあります。

ここからは、実際にこの動画を作るために必要なものを見ていきましょう。

「こんな感じテスト」動画の制作に必要なもの一覧

動画制作に取りかかる前に、必要なツールと素材を確認しておきましょう。すべて無料で揃えられるので、コストの心配はいりません。

Live2Dモデルとトラッキングソフト

まず欠かせないのが、自分のアバターとなるLive2Dモデルです。自作、またはイラストレーターやモデラーに依頼して用意しましょう。

モデルを動かすにはトラッキングソフトが必要です。定番はVTube Studioで、PCのWebカメラやスマホのカメラを使って表情や動きをリアルタイムに反映できます。無料で使えるうえ動作も安定しているため、多くのVTuberが愛用しているソフトです。

Live2Dモデルの作り方やトラッキングソフトについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
>>VTuberアバター作り方ガイド|Live2Dと3Dを無料で制作するには【初心者向け】

録画ソフトとマイク

Live2Dモデルの動きを動画ファイルとして残すために、OBS Studioなどの録画ソフトを使います。OBSならVTube Studioの映像をゲームキャプチャで取り込み、背景を透過させた状態で録画が可能。音声も同時に収録できるので、セリフも一緒に録れます。

OBS Studioの使い方については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
>>OBS Studioの使い方超入門ガイド!初心者向けに基本操作から配信・録画方法まで解説!

声を入れる場合は、聞き取りやすい音質を確保するためにUSBコンデンサーマイクなどを用意するのがおすすめ。ノイズ除去の設定もあわせて行っておくと安心です。

OBS Studioでのマイク設定の方法については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
>>【OBS Studio】マイク設定を完璧に!初心者でも高音質にできる解説ガイド

動画編集ソフト

録画した素材を加工して1本の動画に仕上げるために、編集ソフトを用意しましょう。おすすめは次の2つ。

  • CapCut:スマホでもPCでも使える無料アプリ。テンプレートが豊富で、直感的に操作できるのが魅力
  • DaVinci Resolve:プロも使う本格的な無料ソフト。カラー補正や音声編集の機能が充実しており、こだわりたい人に最適

どちらも無料で十分な機能が使えるので、自分に合ったほうを選んでみてください。

音源のダウンロード方法とクレジット表記のルール

「こんな感じテスト」の音源や映像素材は、リミさんのYouTubeチャンネルに投稿されている動画の概要欄から無料でダウンロードできます。原本音源やインスト音源に加えて、映像プロジェクトファイルやグリーンスクリーン素材まで配布されているので、編集にそのまま活用可能です。

投稿する際は、YouTube Shortsでは「Remix」機能、TikTokでは「サウンド使用」機能を使うのが推奨されています。出典(クレジット)の記載は必須で、無断で音源を別名義で登録する行為は禁止されているので注意してください。

準備が整ったら、いよいよ動画制作に入っていきましょう。

「こんな感じテスト」動画の作り方【5ステップ】

必要なものが揃ったら、さっそく動画を作っていきましょう。5つのステップに沿って進めれば、初めてでも迷わず完成まで辿り着けます。

STEP1|音源を聴いて構成を決める

まずはダウンロードした音源を何度か聴いて、曲の流れを把握します。そのうえで「どのタイミングで何を見せるか」を決めましょう。

たとえば「顔のアップ→全身→声→決めポーズ」のように、見せる順番をメモしておくとスムーズ。曲のサビや転換ポイントに合わせて見せ場を配置すると、テンポの良い動画に仕上がります。

STEP2|Live2Dモデルの動きを録画する

構成が決まったら、OBS Studioを使ってLive2Dモデルの動きを録画します。VTube Studio側で背景を透過設定にし、OBSのゲームキャプチャで取り込めば準備完了。

表情差分やポーズの切り替えがあるモデルなら、VTube Studioのホットキーに登録しておくと撮影がスムーズです。1回で完璧に撮る必要はないので、何テイクか録って良い部分を後で繋げましょう。

STEP3|編集ソフトで音源と映像を合わせる

録画した映像と音源を編集ソフトに取り込み、タイムライン上で合わせていきます。ここでのポイントは音ハメ。BGMのビートや歌詞の切れ目に合わせて映像をカットすると、見ていて気持ちいいリズム感が生まれます。

波形を表示させればビートの位置が目視で分かるので、そこにカットポイントを置くのがコツです。

STEP4|テロップ・エフェクトを追加する

映像と音源が合ったら、テロップや演出を追加して動画を仕上げます。「上半身はこんな感じ!」のようなセリフを字幕として載せると、音声なしで再生された場合にも内容が伝わります。

場面転換のタイミングでトランジション効果を入れたり、強調したいシーンにズームをかけたりすると、さらに見応えのある動画に。ただし、やりすぎると逆に見づらくなるので、シンプルさを心がけましょう。

STEP5|書き出し設定と完成チェック

編集が終わったら、ショート動画に適した設定で書き出します。解像度は1080×1920(縦型フルHD)、フレームレートは30fpsが基本。ファイル形式はmp4が無難です。

書き出した動画はスマホに転送して実際に再生してみてください。文字が読めるか、音声が聞き取れるか、テンポに違和感がないかを最終確認。問題なければ、いよいよ投稿の準備に移ります。

動画のクオリティを上げる5つのコツ

基本の作り方が分かったら、次はクオリティアップを目指しましょう。少しの工夫で動画の印象がガラッと変わります。

冒頭2秒で目を引く演出を入れる

ショート動画では最初の2秒が勝負。ここで興味を持ってもらえなければ、そのままスワイプされてしまいます。いきなりモデルのアップから始めたり、インパクトのあるセリフを冒頭に持ってきたりして、「何だろう?」と思わせる演出を意識してみてください。

Live2Dモデルはアップ→全身→決めポーズの順で見せる

画面にずっと同じ構図が映っていると、どうしても単調になりがち。顔のアップからスタートして、全身を見せ、最後に決めポーズで締める、という流れを作ると飽きさせない構成になります。ウインクやびっくり顔など表情差分があるなら、ここぞという場面で切り替えると効果的です。

BGMのビートに合わせてカットを切る

曲のリズムと映像のカットがぴったり合っていると、見ていて心地よい動画になります。編集ソフトで音源の波形を表示させ、ビートが強く出ている位置にカットポイントを置くのがコツ。最初は手間に感じるかもしれませんが、この「音ハメ」ができるだけで一気にプロっぽい仕上がりになります。

テロップは太く大きく、安全エリア内に配置する

字幕テロップは見やすさが命。フォントは太めのゴシック体を選び、背景色や縁取りをつけて読みやすくしましょう。

配置場所も重要なポイント。画面の上下端ギリギリに置くと、TikTokやYouTube Shortsのボタン類と被って読めなくなることがあります。上下に余白を残し、中心寄りに配置するのが安全です。

声とBGMの音量バランスを整える

せっかくの声がBGMにかき消されてしまうのはもったいない話。目安として、声を-6dB程度、BGMを-20dB程度に設定すると、声がしっかり通るバランスに仕上がります。

編集ソフトのオーディオメーターで確認しながら微調整し、最後にスマホのスピーカーでも聞き取れるかチェックしてみてください。ヘッドホンだけで確認すると、スマホ再生時に印象が変わることがあります。

YouTube・TikTok・Xへの投稿で押さえるべきポイント

動画が完成したら、各SNSに投稿して多くの人に見てもらいましょう。プラットフォームごとに押さえておきたいポイントが異なるので、それぞれ確認していきます。

YouTube Shorts

YouTube Shortsに投稿する場合、縦型(9:16)で3分以内の動画がショート扱いになります。おすすめの尺は30〜60秒程度。タイトルや説明欄に「#こんな感じテスト」「#VTuber」「#新人VTuber」などのハッシュタグを入れておくと、検索や関連動画から見つけてもらいやすくなります。

音源の使い方は、本家が推奨している「Remix」機能を使うのがベスト。他のプラットフォーム用に作った動画を転載する場合、TikTokの透かし(ウォーターマーク)が入ったままだとアルゴリズム上不利になるため、必ず元の動画ファイルからアップしましょう。

TikTok

TikTokでは15〜30秒程度の短い動画が特に好まれる傾向にあります。本家が推奨している「サウンド使用」機能で音源を取り込むと、同じ音源を使った他の動画と一緒にまとめて表示されるため、バズのチャンスが広がります。

投稿直後の反応が拡散に大きく影響するプラットフォームなので、公開のタイミングも大切。フォロワーがアクティブな時間帯を狙い、投稿後はXなどで告知して初動の再生を後押ししましょう。

X(旧Twitter)

Xに動画を投稿する場合は、動画ファイルを直接アップロードするのがおすすめ。YouTubeリンクだけを貼ると、プレビューが表示されずタイムライン上でスルーされやすくなります。

Xのタイムラインでは音声ミュートの状態で自動再生されるケースが多いため、字幕付きの動画が有利。投稿文には「#こんな感じテスト」のハッシュタグと、視聴者の興味を引くひと言を添えましょう。余力があれば固定ポストに設定して、プロフィール訪問者にもアピールするのが効果的です。

初心者がやりがちな失敗3選と対策

最後に、初めて動画を作るときに陥りやすいミスをまとめました。事前に知っておけば回避できるものばかりなので、投稿前にチェックしておきましょう。

BGMが大きすぎて声が聞こえない

初心者が最もやりがちなミス。BGMの音量をそのまま使うと、自分の声がかき消されてしまいます。編集ソフトでBGMのボリュームを下げ、声がはっきり聞こえるバランスに調整してください。完成したらスマホのスピーカーとイヤホンの両方で確認するのが確実です。

TikTokの透かし入り動画をYouTubeに転載してしまう

TikTokに投稿した自分のこんな感じテスト動画を保存し、そのままYouTube Shortsにもアップしようとするケースもあります。

しかし、TikTokからダウンロードした動画にはTikTokロゴの透かし(ウォーターマーク)が自動で入るため、そのまま転載すると他プラットフォームからの流用とみなされてアルゴリズム上不利に。YouTubeにも投稿したい場合は、TikTokから保存した動画ではなく、編集ソフトから書き出した透かしのない元の動画ファイルを使いましょう。

字幕がスマホUIに被って読めない

編集画面ではきれいに見えていても、実際にスマホで再生するとTikTokやYouTube ShortsのUIボタンと字幕が重なってしまうケースがよくあります。特に画面下部はいいねボタンやコメント欄が表示されるエリアなので要注意。字幕は画面中央寄りに配置し、投稿前にスマホ実機で確認する習慣をつけておくと安心です。

まとめ

VTuber「こんな感じテスト」動画は、音源が無料で配布されていて構成もシンプルなので、動画制作が初めての人でも挑戦しやすいフォーマットです。

音ハメやテロップの配置を意識するだけで完成度はグッと上がるので、「まずは1本作って投稿してみよう!」という気持ちでぜひ挑戦してみてください。この記事があなたの動画制作の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

ストマガ編集部

「ストリーマーマガジン」は、VTuberや配信クリエイターに興味がある方、ご自身でも活動されている方、そしてこれから配信をはじめてみたい方を応援するWebメディアです。 配信初心者さんからベテランさんまで、幅広く楽しめる情報をお届けします。

Share