VTuberの配信方法は?初心者向けにやり方・準備・手順をわかりやすく解説!

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「VTuberをやってみたいけど、何から始めればいいのかわからない……」 そんなあなたのために、本記事では配信スタイルの選び方から機材・ソフトの準備、実際の配信方法、よくあるトラブルの対処法まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
Live2D、3Dモデル、スマホ配信などの違いや、YouTubeやTwitchといった配信先の特徴、低予算で始める方法も徹底紹介。
また、「モデルが動かない」「音が出ない」といった初心者がつまずきがちなポイントも、Q&A形式でカバーしています。
この記事を読めば、あなたにぴったりのVTuber配信スタイルが見つかり、今日からでも一歩踏み出せる準備が整います。
VTuber配信はどんな方法があるの?スタイル別にわかりやすく比較

VTuberになる方法はひとつではありません。大きく分けて、Live2Dモデルを使う方法、3Dモデルで全身を動かす方法、そしてスマホアプリやPNG画像を使った簡易的な方法の3つがあります。それぞれに必要な機材や予算、できることが異なるため、自分の目的や環境に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
ここでは、VTuber配信の代表的な3つのスタイルについて、それぞれの特徴や始め方、メリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
Live2Dモデル配信
Live2Dは、1枚のイラストを立体的に動かす技術で、表情や口の動きに合わせてキャラクターが自然に動くのが特徴です。VTuberといえばこの形式を思い浮かべる人も多い、もっとも王道のスタイルといえるでしょう。
必要なのは、Live2D形式のアバター(自作または依頼)、Webカメラ、そしてトラッキングと連携する配信ソフト(例:VTube Studio)です。また、Live2Dモデルを自作する場合には、Live2D Cubismという専用ソフト(体験版あり)でのモデリング作業も必要になります。
リアルタイムで表情を反映できるため、雑談や歌配信とも相性がよく、見た目の完成度も高いです。ただし、イラストの準備やパソコンの処理負荷はある程度かかるため、まったくの初心者がゼロから始めるには少し準備が必要です。
アバターの作り方については、以下の記事で解説しています。
VTuberアバター作り方ガイド|Live2Dと3Dを無料で制作するには【初心者向け】
PNGアバター/スマホ配信
「とにかく今すぐ配信したい」「パソコンも機材も持っていない」という人には、PNGアバターやスマホアプリを使ったスタイルがおすすめです。
PNG配信とは、表情差分のある2枚の画像をOBSなどの配信ソフトで切り替えて表示する方法で、パソコンとマイクがあれば簡単に導入できます。
さらにスマホ1台でできるVTuberアプリも充実しており、たとえばIRIAMは声の大きさに応じてキャラクターが動く音声トラッキング型(カメラ不要)、REALITYはスマホのカメラで表情を読み取るフェイストラッキング型(カメラ必須)といった違いがあります。
どちらもアプリを起動して配信ボタンを押すだけで始められる手軽さが魅力ですが、カスタマイズや演出の自由度には制限があります。
3Dモデル配信
全身の動きや奥行きのある映像を重視したい場合は、3Dモデルを使った配信スタイルがおすすめです。VRoid Studioで3Dアバターを作成し、VSeeFaceなどのトラッキングソフトと連携して配信するのが一般的な流れです。
このスタイルでは、体や手の動き、ポーズ、さらにはダンスなどもリアルに再現できるため、ライブ配信やゲーム実況、3D空間でのコラボ配信にも向いています。
必要なものは、3Dモデル作成ツール、Webカメラ、そしてある程度のPCスペック(特にグラフィック性能)です。VSeeFaceはWindows専用のため、Macを使用している人は3tene Proなどの代替ソフトの検討も必要です。
本格的な配信を目指す人にはぴったりですが、初期費用や機材の準備は3つの中で最も多くなります。
3Dモデルの費用や制作の流れが気になる方は次の記事も参考にしてください。
VTuberの3Dモデル費用はいくらかかる?相場の比較や制作の流れ・安く作る方法は?
配信スタイル比較まとめ|あなたに合うのはどれ?
スタイル | 特徴 | 必要機材 | 費用目安 | 難易度 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Live2Dモデル | イラストが自然に動く | Webカメラ、VTube Studio、Live2Dモデル | 中〜高 | 中 | 見た目にこだわりたい人 |
PNG/スマホ配信 | 最速・最安で配信できる | スマホ or PC+OBS | 低 | 低 | 今すぐ始めたい初心者 |
3Dモデル | 立体的な動きや拡張性がある | ゲーミングPC、VSeeFace等 | 高 | 高 | 動きやリアル感を大事にしたい人 |
それぞれのスタイルには向き不向きがあります。あなたの予算、環境、やってみたい配信内容に合わせて、自分にぴったりの方法を見つけてみてください。
配信までに準備するもの一覧!機材・アプリ・環境チェックリスト

VTuber配信を始めるためには、最低限の準備が必要です。スタイルによって必要なものは多少異なりますが、基本となるのは「パソコンやスマホなどの配信環境」「アバターを動かすためのソフト」「音声を届けるマイク」の3点です。
このセクションでは、初心者がスムーズに配信を始めるために、必要なものを段階的に整理して紹介します。なるべく費用を抑えながら、無理なくスタートできる構成になっています。
PC かスマホどちらで始める?必要なスペックと選び方
まず最初に考えるべきなのが、どのデバイスで配信を行うかです。大きく分けて、パソコンで配信するスタイルと、スマホだけで完結するスタイルがあります。
パソコン配信の場合、配信用ソフトやアバターソフトを複数同時に動かすことになるため、ある程度の性能が求められます。最低でもメモリ8GB以上、CPUはCore i5以上が推奨されます。ゲーム実況や3Dモデルを使う場合は、グラフィックボード(GPU)を搭載したゲーミングPCが必要になることもあります。
一方、スマホ配信は、1台のスマホにすべてを任せる手軽な方法です。IRIAMやREALITYなどのアプリであれば、最新機種でなくても動作可能ですが、長時間配信には発熱対策やバッテリー残量の管理が重要になります。
【最低限そろえたい3点セット】マイク・カメラ・アバター
配信で視聴者に届けるのは、あなたの「声」「見た目(アバター)」「動き」です。それらを構成するために、最低限以下の3つを揃えておきましょう。
- マイク スマホ付属のマイクでも配信可能ですが、音質にこだわるならUSB接続のコンデンサーマイクが定番です。雑音が入りにくく、聞き取りやすい声を届けやすくなります。3000円〜5000円台でも十分実用的な製品があります。
- カメラ(フェイストラッキング用) Live2Dモデルや3Dモデルを動かす場合は、表情や顔の動きを読み取るためにWebカメラが必要です。60fps対応のものを選ぶと、より滑らかな動きになります。スマホアプリでの配信では、スマホ内蔵カメラがその役割を果たします。
- アバター(キャラクターモデル) 自作する場合はVRoid Studio(3D)やLive2D Cubism(2D)で作成します。自作が難しい場合は、無料配布モデルを使ったり、ココナラなどで依頼することも可能です。最近では、テンプレートから作れるカスタム系アプリも増えています。
無料で使えるおすすめソフト&アプリ
配信を始めるうえで欠かせないのが、映像を整えたり、アバターを動かすためのソフトです。初心者でも使いやすく、無料で導入できる代表的なツールを紹介します。
- OBS Studio(配信用ソフト) 定番のライブ配信ソフト。YouTubeやTwitchとの連携も簡単で、配信画面のレイアウトやシーンの切り替えが自由にできます。
- VTube Studio(Live2Dモデル用) Live2DモデルをWebカメラでトラッキングし、OBSなどに映すためのソフト。iPhoneをカメラ代わりにする高精度トラッキング機能もあります。
- VSeeFace(3Dモデル用) VRoidなどで作成した3Dモデルを使って、体や顔を動かすためのWindows向けソフト。顔の表情や視線をリアルに反映できます。
- VRoid Studio(3Dアバター作成) 無料で使える3Dアバター作成ツール。服や髪型、顔のパーツなどをカスタムでき、初心者でも直感的に操作できます。
- IRIAM、REALITY(スマホ配信アプリ) スマホ1台でVTuber配信ができる人気アプリ。アプリ内でキャラ作成〜配信まで完結できるので、PCがなくても始められます。
VTuber配信は、すべてを完璧に揃えなくても始められます。まずは今の環境でできる範囲からスタートし、必要に応じて機材やソフトをアップグレードしていくのがおすすめです。
VTuberになるために必要な配信機材やおすすめ機材などは、以下の記事で詳しく解説しています。
VTuberになるために必要な配信機材は?初心者向けにおすすめ機材も紹介
主な配信プラットフォームの選び方は?YouTube・Twitch・アプリ型を徹底比較

VTuberとして配信する際、どのプラットフォームを使うかによって、配信のスタイルや視聴者との関わり方が大きく変わります。YouTubeやTwitchなどの定番サービスに加え、スマホ向けのVTuber専用アプリも増えてきました。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の目的やスキルに合わせて最適な配信先を選ぶことが大切です。ここでは代表的な配信プラットフォームを紹介しながら、初心者に向けた選び方のポイントを解説します。
YouTube
YouTubeは、最も利用者が多い動画プラットフォームで、VTuberの多くもここで活動しています。ライブ配信だけでなく、切り抜きやショート動画としてアーカイブを活用しやすいのが大きな特徴です。
配信後に自動でアーカイブが残るため、過去の動画を視聴者に見てもらうことで、徐々にファンを増やすことができます。また、サムネイルやタイトル、説明文に工夫を凝らすことで、検索や関連動画からの流入も見込めます。
ただし、収益化の条件はやや高く、チャンネル登録者1000人・総再生時間4000時間が必要です。収益化を目指す場合は、長期的な運用を前提とした戦略が求められます。
Twitch
Twitchは、ゲーム配信に特化したライブ配信サービスで、リアルタイムでの視聴者との交流が活発なことが特徴です。コメントがすぐに反映されるチャット文化があり、視聴者との距離が近い配信スタイルに向いています。
Twitchには、配信者向けの「アフィリエイトプログラム」が用意されており、比較的早い段階から収益化が可能です。視聴者数や配信時間などの基準を満たすと、広告収益やサブスク機能を使えるようになります。
一方で、アーカイブ機能はYouTubeほど強くなく、配信後の動画は一定期間が過ぎると消えることがあります。長期的にコンテンツを残したい人には向かない面もあるため、アーカイブの管理をどうするかを考える必要があります。
スマホアプリ型(IRIAM/REALITYなど)
スマホひとつでVTuberとして配信できるアプリ型プラットフォームも人気が高まっています。特にIRIAMやREALITYといった専用アプリは、配信のハードルが低く、初心者でもすぐに始められるのが魅力です。
IRIAMは、イラストと音声を使ってキャラクターが動く方式で、顔認識用のカメラは不要です(ただし、一部端末ではカメラのアクセス許可を求められることがあります)。一方のREALITYは、スマホのカメラで表情を読み取り、3Dアバターにリアルタイム反映させる方式です。
これらのアプリは、ユーザー層もVTuberを見慣れている人が多く、交流やコメントが活発です。ただし、アバターの自由度や画質、配信の保存性には限界があるため、ある程度ステップアップを見据えた運用が理想です。
目的別!あなたに合う配信先の選び方早見表
目的 | 向いている配信プラットフォーム | 主な特徴 |
---|---|---|
アーカイブを残してじっくり育てたい | YouTube | 切り抜き・動画資産として蓄積できる |
コメント交流を大事にしたい | Twitch | チャット中心で配信者との距離が近い |
とにかく手軽に始めたい | IRIAM/REALITY | スマホ1台ですぐに配信可能、PC不要 |
早めに収益化したい | Twitch/IRIAM(公式イベントなど) | 他のプラットフォームよりも比較的早い段階で収益化を始めやすい |
まずは1つのプラットフォームから始め、慣れてきたら複数のサービスを併用して配信の幅を広げていくのもおすすめです。
【PC版】VTuber配信のやり方|配信ツールと操作手順

配信スタイルや必要な機材が揃ったら、いよいよ実際の配信準備に進みます。このセクションでは、Live2Dモデルや3Dモデルを動かすためのツール、OBSを使った配信画面の設定、配信プラットフォームへの接続方法まで、初心者でも迷わず進められるよう順を追って解説します。
「配信って難しそう」と感じていた方も、一度流れをつかめば意外とスムーズにスタートできます。
2Dモデルの動かし方|VTube Studioの使い方
Live2Dモデルを使った配信で主流なのが、VTube Studioというトラッキングソフトです。Webカメラで表情や動きを読み取り、Live2Dモデルにリアルタイムで反映してくれます。
基本的な操作手順は次の通りです。
- VTube Studioをインストール(PC版またはスマホ連携)
- Live2Dモデル(.json形式)を読み込む
- Webカメラのアクセスを許可し、トラッキングを有効にする
- モデルが動作することを確認し、背景やポーズを調整する
- 画面をOBSなどの配信ソフトに取り込む(ウィンドウキャプチャで設定)
VTube Studioには無料版でも十分使える機能があり、背景透過やホットキー設定、まばたき補正なども可能です。
3Dモデルの動かし方|VRoid StudioとVSeeFaceの活用
3Dモデルを使ったVTuber配信を行うには、キャラクターを作成するためのツールと、それを動かすためのトラッキングソフトが必要です。ここでは、無料で使えるVRoid StudioとVSeeFaceを使った基本的な手順を紹介します。
VRoid Studioは、3Dアバターを直感的にカスタマイズできるツールです。髪型や服装、顔のパーツなどを自由に調整でき、作成したアバターは.vrm形式でエクスポートできます。
VSeeFaceは、Webカメラを使って顔の動きを読み取り、VRoid Studioで作ったアバターにリアルタイムで反映するWindows専用のソフトです。まばたきや口パク、首の傾きなどを自然に再現でき、ゲーム実況や雑談配信にも活用されています。
基本的な操作手順は以下のとおりです。
- VRoid Studioで3Dモデルを作成し、.vrm形式で書き出す
- VSeeFaceをインストールし、起動
- VRoidで作成した.vrmファイルを読み込む
- Webカメラを接続し、トラッキングを有効にする
- 表情・姿勢・背景などを調整し、OBSにウィンドウキャプチャで取り込む
VSeeFaceはマウスやキーボード操作でもモデルを動かせる機能があり、表情のショートカットや立ち絵の切り替えなど、細かい演出も可能です。
なお、VSeeFaceはWindows専用ですが、Macユーザーは3tene Proなどの代替ソフトを検討するとよいでしょう。
OBSで配信画面を作る|初心者向け初期設定ガイド
OBS(Open Broadcaster Software)は、配信画面を作成・送信するための定番ツールです。YouTubeやTwitchと簡単に連携でき、複数の映像・音声ソースを自由に配置できます。
最初のセットアップは以下のように行います。
- OBSをインストールして起動
- シーンを新規作成(例:「配信画面」など)
- ソースを追加
- ウィンドウキャプチャ:VTube StudioやVSeeFaceのモデル画面を表示
- 映像キャプチャデバイス:Webカメラ映像を表示
- 画像やテキスト:背景やロゴ、コメント枠などを追加
- マイク音声を確認(メーターが動いているかチェック)
- 「設定」→「出力」で画質やビットレートを調整(配信先の推奨値に合わせる)
配信画面は「シーン」と「ソース」の組み合わせで構成されており、シンプルにまとめるだけでも十分配信可能です。最初は基本だけで問題ありません。
配信スタート!YouTube・Twitchそれぞれの始め方
配信ソフトとモデルの準備が整ったら、いよいよ実際にライブ配信を開始します。ここでは、代表的な2つの配信先であるYouTubeとTwitchでの初回配信の流れを紹介します。
【YouTubeの場合】
- YouTube Studioにログイン
- 画面右上の「作成」→「ライブ配信を開始」を選択
- タイトル・説明文・公開範囲を設定
- ストリームキーをコピーし、OBSの「設定」→「配信」に貼り付け
- OBSの「配信開始」をクリックすれば配信スタート
初回はライブ配信機能が有効になるまで24時間ほどかかることがあるので、余裕を持って準備しておきましょう。
OBSを使ってYouTubeで配信する方法は、以下の記事で解説しています。
OBSを使ってYouTubeで配信する方法は?最適な設定も解説
【Twitchの場合】
- Twitchにログインし、ダッシュボードを開く
- 「配信マネージャー」からタイトルやカテゴリを設定
- OBSの「配信」→「Twitch」を選択し、アカウントを連携またはストリームキーを入力
- OBSの「配信開始」をクリック
Twitchは配信に特化した構成になっており、ライブを始めるまでの手順が比較的スムーズです。
VTuber配信の準備は、最初は項目が多く見えるかもしれませんが、一度設定してしまえば次回からは簡単に再開できます。わからないことがあっても焦らず一つずつ進めていけば、誰でも配信デビューが可能です。
OBSを使ってTwitchで配信する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
OBS×Twitchの配信方法!接続~配信開始までの完全版!
【スマホ版】VTuber配信のやり方と手順

VTuber配信というと「高性能なパソコンが必要」「機材が高そう」というイメージを持たれがちですが、実はスマホだけでも手軽に始められる方法があります。最近は、VTuber専用の配信アプリが充実しており、キャラ作成から配信までをアプリ内で完結できるようになっています。
このセクションでは、スマホだけで配信を始めたい初心者に向けて、代表的なアプリの特徴や使い方、注意点を紹介します。
IRIAM/REALITYで配信する方法と注意点
代表的なスマホVTuber配信アプリとして人気があるのが、IRIAMとREALITYです。どちらもスマホ1台で始められ、アバターの準備から配信まですべてアプリ内で完結できます。
【IRIAM】の配信手順と特徴
IRIAMは、静止画イラストをもとに、声の大きさや高さに応じてキャラクターが動く音声トラッキング型の配信アプリです。顔認識用のカメラは不要で、基本はマイク入力のみで配信が可能ですが、一部端末ではカメラ権限を求められる場合があります。
配信までの基本的な手順は以下の通りです。
- アプリをインストールし、アカウント登録(Twitter連携またはメール)
- 自分のイラストを用意(PNG形式、背景透過、縦長推奨)
- ホーム画面の「配信する」ボタンをタップ
- イラストをアップロードし、トリミングと配置を調整
- 配信タイトルやカテゴリ、タグを設定
- 「配信スタート」を押すとライブが始まる
イラストは自作でも依頼でもかまいませんが、IRIAMのガイドラインに沿った形式である必要があります。アプリ内のテンプレートや作例を参考にすると安心です。
【REALITY】の配信手順と特徴
REALITYは、スマホのカメラで顔の動きをリアルタイムにトラッキングし、アプリ内で作成した3Dアバターを動かす配信アプリです。用意されたパーツを組み合わせるだけでオリジナルキャラを作成できます。
配信までの基本的な手順は以下の通りです。
- アプリをインストールし、アカウント作成(Twitter/Apple/Google連携など)
- 「マイページ」からアバターを作成(髪型・目・服などを選択)
- ホーム画面中央の「ライブ配信」ボタンをタップ
- 配信タイトルとカテゴリ(雑談・ゲームなど)を入力
- フェイストラッキングの準備(カメラへのアクセス許可)
- 「配信開始」をタップしてライブスタート
配信中はコメントがリアルタイムで流れ、視聴者との交流もスムーズに行えます。表情やまばたきが自然に反映されるため、トーク配信やライブ感のある配信に向いています。
スマホ配信の限界と注意点!長時間配信の発熱対策
スマホ配信は手軽ですが、いくつかの制限や注意点もあります。特に気をつけたいのが、長時間配信による発熱やバッテリー消耗です。
スマホの処理能力はパソコンに比べて限られているため、1時間以上の配信を行うと端末が熱を持ちやすくなります。発熱が続くとアプリが強制終了することもあるため、必要に応じて冷却ファンやスタンドを使うと安心です。
また、配信中は画面をつけっぱなしにするため、バッテリーの消耗が激しくなります。モバイルバッテリーや電源接続を準備しておくと、途中で配信が止まるリスクを減らせます。
さらに、Wi-Fiの通信速度と安定性も重要です。通信が不安定だと映像や音声が途切れることがあるため、できるだけ安定したネット環境で配信しましょう。
パソコンや複雑な機材がなくても、スマホだけでVTuber配信は十分に可能です。最初の一歩として「まずは雰囲気を掴みたい」「視聴者と話してみたい」という人にとって、スマホ配信は最適なスタート方法といえるでしょう。
配信初心者がつまずきやすいポイントとその解決策

はじめての配信では、音が聞こえにくい、モデルが動かない、映像がカクつくといったトラブルがつきものです。ここでは特に質問が多い3つのテーマを取り上げ、原因と解決策をまとめました。配信前のチェックリストとして活用してください。
音が聞きづらい・バランスが悪いときの改善策
配信離脱の大きな要因が音声トラブルです。視聴者にクリアな音を届けるためのポイントを押さえましょう。
よくある症状 | 主な原因 | すぐ試せる対処法 |
---|---|---|
声が小さい/遠い | マイクゲイン不足、マイク位置が遠い | マイクを口元20cm以内に設置、OBSの音量メーターで-12〜-6dBを目安にゲイン調整 |
BGMが大きすぎて声が聞こえない | デスクトップ音とマイク音のバランス未調整 | OBSミキサーでBGMを-20dB付近、声を-10dB付近に設定して試聴 |
ノイズやこもり声 | 部屋の反響、ノイズゲート設定なし | 「フィルタ」→ノイズ抑制(RNNoise)を追加、ポップガードを装着 |
ゲーム音と声を別々に調整したい | 出力が1系統で混在している | Voicemeeter Bananaなど仮想ミキサーで音声を分離し、OBSで個別フェーダー管理 |
外付けオーディオインターフェースを導入すると、物理つまみで音量バランスを瞬時に調整できるため、歌枠やコラボ配信では特に効果的です。
モデルが動かない・カメラが映らないときの対処法
Live2Dや3Dモデルが反応しない場合は、次の3点を順番に確認します。
- カメラ・マイクのアクセス権限 OSやセキュリティソフトがブロックしていることがあるため、設定→プライバシーでカメラ・マイクを許可する。
- トラッキングソフトの入力デバイス設定 VTube Studioなら「Config」→「Camera」から使用カメラを再指定。VSeeFaceの場合は「General」タブのカメラドロップダウンを確認。
- モデルファイルの読み込みミス Live2Dなら .json と .moc3 が一致しているか、3Dなら .vrm のファイル名やパスに全角文字がないかを確認する。
表情ショートカットが反応しない場合は、ホットキー重複やCapsLock状態をチェックします。どうしても直らないときは、トラッキングソフトを再起動するのが早道です。
OBS・配信中の映像・音声トラブル対処集
症状 | 即時対応 | 根本対策 |
---|---|---|
映像がカクカクする | シーンを右クリック→変換→解像度を720pに落とす | 出力FPSを30、ビットレートを2500kbpsに設定 |
音が途切れる/遅延する | OBS再起動、USBマイクの抜き挿し | サンプリングレートを48kHzで統一、USBハブを介さず直挿し |
スマホ配信で音が入らない | アプリ設定でマイク選択を確認 | イヤホンジャック接続ならマイク付きケーブルを使用 |
緊急用に「シーン切替」や「ソース再読み込み」のホットキーを設定しておくと、配信中でも素早く復旧できます。
トラブルは事前対策とリハーサルで防げることがほとんどです。配信前に5分だけテスト配信を行い、音量メーターとモデル動作を確認する習慣をつけましょう。
Vtuber配信のファンを増やすには?伸ばすためのポイント

どれだけ配信環境を整えても、視聴者が来なければ意味がありません。VTuber活動の最初の壁は「見つけてもらえないこと」です。ここでは、ゼロからファンを増やしていくために効果的な行動と、実際に伸びているVTuberたちに共通するポイントを紹介します。
タイトル・タグ・サムネイルでクリック率UP
視聴者に見つけてもらうには、まず配信がクリックされなければ始まりません。タイトルやサムネイル、タグは「内容が伝わる」「目立つ」「検索にヒットする」の3つを意識しましょう。
- タイトルは30文字前後で「内容+魅力」を伝える 例:「【初配信】○○系新人VTuberが喋ります!」「【歌枠】懐かし90年代アニソンメドレー|リクエスト歓迎」
- 先頭にキーワードを配置する YouTube検索は左詰めで表示されるため、配信ジャンルやゲーム名を冒頭に入れると伝わりやすくなります。
- サムネイルは顔アップ+大きな文字 スマホ視聴が多いため、文字は7〜10文字程度、太く読みやすいフォントを選びましょう。顔のアップ+テーマカラーが印象に残りやすいです。
- タグは「ジャンル+詳細+VTuber」で構成 例:「#ゲーム実況 #ホラーゲーム #バイオハザード #VTuber #新人VTuber」 広いタグと狭いタグを混ぜると、関連動画に表示されるようにしましょう。
差がつくサムネイルの作り方とおすすめツールが気になる方は、次の記事も参考にしてください。
初心者VTuber向け!差がつくサムネイルの作り方とおすすめツールを紹介!
SNS・ショート動画で広げる導線の作り方
YouTubeなどの配信プラットフォームだけで勝負するのは難しくなっています。SNSや短尺動画をうまく使い、視聴者を導くことが重要です。
- ショート動画・切り抜き投稿は鉄板 配信の盛り上がった場面を30〜60秒にまとめ、YouTube Shorts・TikTok・Instagram Reelsなどに投稿します。テンポと字幕で視聴維持率を上げるのがポイントです。
- SNSでは「告知」より「人柄」が大事 X(旧Twitter)では「今日のごはん」「寝起きの一言」「推し紹介」など日常ネタを混ぜることで、タイムラインに自然に出やすくなります。
- 固定ツイートに自己紹介動画を設置 初見フォロワーが最初に見る投稿として、自己紹介やおすすめ動画をピン留めしておくとフォロー率が上がります。
- ハッシュタグを活用する 「#新人VTuber」「#VTuber準備中」「#切り抜き動画」など、見つけてもらいやすいタグを定期的に使いましょう。
コラボ企画で仲間と視聴者を増やす
他の配信者と協力することで、新しい視聴者層にリーチするチャンスが生まれます。コラボはファン層の共有にもつながります。
- 同じジャンル・配信ペースのVTuberに声をかける 雑談・歌・ゲームなどジャンルが似ている人と組むと、視聴者の興味がかぶりやすく、相互に流入しやすくなります。
- 事前準備をしっかり行う ディスコードでテスト通話をして音量チェック、トーク内容のすり合わせ、トラブル時の対応などを決めておくと安心です。
- コラボ後はお互いのチャンネルで切り抜きを投稿 1つの配信から複数のクリップを作成し、それぞれのフォロワー層にアプローチします。概要欄に相手のリンクを貼っておくことで、視聴者の往来が生まれます。
最初のファンは、運やタイミングだけでなく「見つけてもらうための行動」がカギになります。配信本番だけでなく、前後の発信や導線作りにひと工夫を加えることで、少しずつファンとのつながりを広げていくことができます。無理なく、楽しみながら継続することが、なによりも大切です。
コラボ配信のやり方などについて気になる方は、次の記事も参考にしてください。
【初心者向け】VTuberコラボ配信のやり方とOBS設定方法・誘い方も解説!
まとめ
VTuber配信は、機材やソフトが揃わないと始められないと思われがちですが、実際にはスマホ1台からでも十分にスタートできます。大切なのは、完璧な準備を目指すことではなく、「今できる方法」で一歩を踏み出すことです。
本記事では、以下の内容を解説してきました。
- 自分に合った配信スタイル(2D/3D/スマホ配信)の選び方
- 配信に必要な機材やソフト、初心者向けの設定方法
- 最初のファンを獲得するためのSNS活用・企画の工夫
すべてを一度に完璧にこなす必要はありません。まずは一歩踏み出し、自分にあった配信方法を選んでで少しずつ続けていくことが、何より大切です。
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